2015年6月21日(日) 午後
続カタツムリ歩行の例会が、ゴールの和楽備(わらび)神社で13時過ぎに散会になり、
ポチポチ雨も落ちてきましたが、近くの北町三丁目にある三学院(さんがくいん)を回っ
てから帰ることにしました。
神社の南西端から、北西に延びる住宅街の道路を300m足らずで、三学院の仁王門前
に出ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/86/95dafbdf2c1c085f3c4b640ff2e52bb2.jpg)
仁王門を入ると、広い芝生地の正面に立つ大本堂に圧倒されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/33/c96504a5bb696e03b5dbb48c43478856.jpg)
三学院は、真言宗智山派総本山智積院(ちしゃくいん)の末寺とか。創立年代は不明の
ようですが、本尊の木像十一面観音菩薩立像は平安時代後期のということや、ほかの資料
などから、中世以前の創建と考えられているようです。
天正19年(1591)には、徳川家康から寺領20石の朱印状を賜り、以後歴代の将
軍からも同様の朱印状が与えられているとのこと。また、足立坂東三十三観音霊場20番、
北足立八十八霊場30番霊場、関東百八地蔵霊場5番札所のようです。
仁王門を入って右手には、これも大きな新しい阿弥陀堂が目に付きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/89/8519bc6ad4b9bfb40e8f569834e6f857.jpg)
門内左手の、回廊に沿って幾つものアジサイが花を見せていました。そのひとつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c7/79d15523e6f12b723b24f8e28770e007.jpg)
その先には、鐘楼と三重塔が立っています。いずれも近年の建立のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/99/27080a44910aac991ba95019c321159d.jpg)
本堂前に立つ弘法大師の修行大師像。これも、ほかのお寺さんで見たものよりかなり大
きな像でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/b4/77726f1ae9d0a9bdd9799c61e3763824.jpg)
本堂左手の庭園には、あちこちの水がめにハスが咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a7/d8f24dab357956ebbad941737080caf7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/73/8ae6b1c7b28b1f96440e8a74ee72e7a6.jpg)
本堂と阿弥陀堂の間を裏手に回ると、正面に弁天堂が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6d/acd7c78dd852ac4e03045aff25db6942.jpg)
堂内の極楽弁天は江戸時代の作といわれ、結縁、商売繁盛、学業などに霊験あらたかと
のこと。
近くに咲くアガパンサス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7d/0a50c5653bbfe633b9ad1e5db5cf4faa.jpg)
阿弥陀堂横の仏舎利殿金亀舎利塔は修理中でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ba/8243c7ef2bb5c485f8ec169377f6847b.jpg)
この仏舎利殿には、西遊記で親しまれている玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほし)
の霊骨が納められているようです。
阿弥陀堂の前に戻ると、ユリが何株か咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/7f/3858b039fb2a121eb8e22110269637da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/04/c6d58e860f916d758580646006125466.jpg)
仁王門を入って右手の手水舎には、黄金のカメが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e9/5b2fd5adf5e245a6a0bc6dbea5a22a26.jpg)
三学院の山号、金亀山(きんきさん)にちなむもののよう。
境内を一巡して仁王門を出て、長い参道を南進しました。中ほどに大きな地蔵堂があり、
中には子育地蔵、六地蔵石仏、それに目疾地蔵が祭られています。
正面の子育地蔵は、元禄7年(1694)に造立されたもの。高さ約2.4mあり、蕨
市内最大の地蔵尊で、火伏(火災防止)・開運・子育地蔵として、信仰を集めているよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/10/36362b8c77bca187de89515ddadeadab.jpg)
左手前は目疾(めやみ)地蔵、その横に六地蔵石仏が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/db/c54fd84dee9e8945622a0604c62a7094.jpg)
六地蔵は、江戸初期の寛文~元禄年間(1661~1704)にかけて造立され、蕨市
内の六地蔵中、最古で最大のものとのこと。
目疾地蔵は、万治元年(1658)の造立、高さ約1.9mあり、目に味噌を塗ると目
の病気がなおる、あるいは目の病気にならないといわれているとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/4b/e3d39b6d02e088fce94dbd0ba5dbc306.jpg)
地蔵堂のそばに立つ常夜灯は、元禄14年(1701)の造立。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/37/1fbea03236b88c8f9045e3fd649b7360.jpg)
傍らには、お釈迦様のお足跡を石面に表した、健脚祈願のための新しい仏足石が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b4/0cb06a417239cad2af6ab9766da21598.jpg)
参道の出入口、惣門の近くには、梵字馬頭観音塔が立っていました。
江戸後期の寛政12年(1800)に造立されたようで、梵字で表現した馬頭観音塔は
初めて見たような気がします。
ふり返り見る惣門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/74/0b37b872978a5d22be7b3e76c31f06a9.jpg)
三学院を出て、国道17号・中山道を市役所入口交差点の方に進むと、古い薬局が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/85/7ac11f0cce38e5fb46b601818be2f1bb.jpg)
看板は右書きなので、少なくとも70年以上の歴史はありそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/61/39d4c3bdb49259161750cb9a9617c3eb.jpg)
近くに立つ中山道の標識と広報板。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e9/d0249656b2d55706acf540d38acae766.jpg)
次の信号を右折して富士見公園通りに入ると、これも古い甘納豆の店が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/84/7219efc76ab1287f10c6e5284724a41d.jpg)
富士見公園通りを西南に向かい、隣の戸田市に入ると北大通りに変わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/63/0ccbaf42ee0504bb35e37ca8b08ef7de.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/e9/b70ed68ea724aa92e843bbaf397995d4.jpg)
JR埼京線の戸田駅に14時20分に着き、下り電車で帰途につきました。
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続カタツムリ歩行の例会が、ゴールの和楽備(わらび)神社で13時過ぎに散会になり、
ポチポチ雨も落ちてきましたが、近くの北町三丁目にある三学院(さんがくいん)を回っ
てから帰ることにしました。
神社の南西端から、北西に延びる住宅街の道路を300m足らずで、三学院の仁王門前
に出ます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/86/95dafbdf2c1c085f3c4b640ff2e52bb2.jpg)
仁王門を入ると、広い芝生地の正面に立つ大本堂に圧倒されます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/33/c96504a5bb696e03b5dbb48c43478856.jpg)
三学院は、真言宗智山派総本山智積院(ちしゃくいん)の末寺とか。創立年代は不明の
ようですが、本尊の木像十一面観音菩薩立像は平安時代後期のということや、ほかの資料
などから、中世以前の創建と考えられているようです。
天正19年(1591)には、徳川家康から寺領20石の朱印状を賜り、以後歴代の将
軍からも同様の朱印状が与えられているとのこと。また、足立坂東三十三観音霊場20番、
北足立八十八霊場30番霊場、関東百八地蔵霊場5番札所のようです。
仁王門を入って右手には、これも大きな新しい阿弥陀堂が目に付きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/89/8519bc6ad4b9bfb40e8f569834e6f857.jpg)
門内左手の、回廊に沿って幾つものアジサイが花を見せていました。そのひとつ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/c7/79d15523e6f12b723b24f8e28770e007.jpg)
その先には、鐘楼と三重塔が立っています。いずれも近年の建立のよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/99/27080a44910aac991ba95019c321159d.jpg)
本堂前に立つ弘法大師の修行大師像。これも、ほかのお寺さんで見たものよりかなり大
きな像でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/b4/77726f1ae9d0a9bdd9799c61e3763824.jpg)
本堂左手の庭園には、あちこちの水がめにハスが咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/a7/d8f24dab357956ebbad941737080caf7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/73/8ae6b1c7b28b1f96440e8a74ee72e7a6.jpg)
本堂と阿弥陀堂の間を裏手に回ると、正面に弁天堂が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/6d/acd7c78dd852ac4e03045aff25db6942.jpg)
堂内の極楽弁天は江戸時代の作といわれ、結縁、商売繁盛、学業などに霊験あらたかと
のこと。
近くに咲くアガパンサス
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/7d/0a50c5653bbfe633b9ad1e5db5cf4faa.jpg)
阿弥陀堂横の仏舎利殿金亀舎利塔は修理中でした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ba/8243c7ef2bb5c485f8ec169377f6847b.jpg)
この仏舎利殿には、西遊記で親しまれている玄奘三蔵法師(げんじょうさんぞうほし)
の霊骨が納められているようです。
阿弥陀堂の前に戻ると、ユリが何株か咲いていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/7f/3858b039fb2a121eb8e22110269637da.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/04/c6d58e860f916d758580646006125466.jpg)
仁王門を入って右手の手水舎には、黄金のカメが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/25/e9/5b2fd5adf5e245a6a0bc6dbea5a22a26.jpg)
三学院の山号、金亀山(きんきさん)にちなむもののよう。
境内を一巡して仁王門を出て、長い参道を南進しました。中ほどに大きな地蔵堂があり、
中には子育地蔵、六地蔵石仏、それに目疾地蔵が祭られています。
正面の子育地蔵は、元禄7年(1694)に造立されたもの。高さ約2.4mあり、蕨
市内最大の地蔵尊で、火伏(火災防止)・開運・子育地蔵として、信仰を集めているよう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/10/36362b8c77bca187de89515ddadeadab.jpg)
左手前は目疾(めやみ)地蔵、その横に六地蔵石仏が並んでいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/db/c54fd84dee9e8945622a0604c62a7094.jpg)
六地蔵は、江戸初期の寛文~元禄年間(1661~1704)にかけて造立され、蕨市
内の六地蔵中、最古で最大のものとのこと。
目疾地蔵は、万治元年(1658)の造立、高さ約1.9mあり、目に味噌を塗ると目
の病気がなおる、あるいは目の病気にならないといわれているとか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/4b/e3d39b6d02e088fce94dbd0ba5dbc306.jpg)
地蔵堂のそばに立つ常夜灯は、元禄14年(1701)の造立。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/37/1fbea03236b88c8f9045e3fd649b7360.jpg)
傍らには、お釈迦様のお足跡を石面に表した、健脚祈願のための新しい仏足石が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b4/0cb06a417239cad2af6ab9766da21598.jpg)
参道の出入口、惣門の近くには、梵字馬頭観音塔が立っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/d5/36c2bce3f7d54649f1f030e677e721e6.jpg)
江戸後期の寛政12年(1800)に造立されたようで、梵字で表現した馬頭観音塔は
初めて見たような気がします。
ふり返り見る惣門。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/74/0b37b872978a5d22be7b3e76c31f06a9.jpg)
三学院を出て、国道17号・中山道を市役所入口交差点の方に進むと、古い薬局が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/85/7ac11f0cce38e5fb46b601818be2f1bb.jpg)
看板は右書きなので、少なくとも70年以上の歴史はありそう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/61/39d4c3bdb49259161750cb9a9617c3eb.jpg)
近くに立つ中山道の標識と広報板。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/e9/d0249656b2d55706acf540d38acae766.jpg)
次の信号を右折して富士見公園通りに入ると、これも古い甘納豆の店が。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/84/7219efc76ab1287f10c6e5284724a41d.jpg)
富士見公園通りを西南に向かい、隣の戸田市に入ると北大通りに変わりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1c/63/0ccbaf42ee0504bb35e37ca8b08ef7de.jpg)
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JR埼京線の戸田駅に14時20分に着き、下り電車で帰途につきました。
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