あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

インドネシア ジャワ島とバリ島に咲いていた花

2014-02-23 14:50:31 | 東南アジア旅行
 2月14~15日にかけて降った雪は、なかなか溶けません。梅は開花して春の兆しは
見えるのですが、わが家周辺の畑はまだ雪景色。そこで、少しでも暖かさを感じていただ
けるよう、花の写真をご覧いただくことにしましょう。

 1月21日(火)から26日(日)まで出かけた、常夏の国インドネシアの旅でみつけ
た熱帯の花です。

========================================

 1月22日(火)麻、宿泊したジャワ島のホテル、シェラトン ムスティカ ジョグジャ
カルタの8階レストランの展望台から見えた樹木に咲く花。
    
 かなりの高木なので、そばで眺めることは出来ませんでした。

 ジャワ島にある世界遺産の2大遺跡の一つ、ボドブドゥール遺跡の入り口付近で咲いて
いた花。
    

 ボロブドゥール遺跡に近くでは、以下の花が咲いていました。
    
    コンロンカのようです。

    こちらはアラマンダか…。
    

 同じ日の昼食地に咲いていたのは、熱帯性スイレン。


 午後訪ねた染色工場の中庭に咲いていたもの。


 1月23日(木)朝、宿泊したバリ島クタの、ホテル パトラ ジャサ バリ リゾート
ビラの庭に咲く花。
    

 午前中に寄った銀製品の工場の庭園には、いろいろ咲いていました。
        

    

    

        

 その後、キンタマーニ高原に上がり、昼食をしたレストランに咲くブーゲンビリア。
この花はその後、ほかでも見ました。
    

 下の2つも同じレストランで。
        

 ヘリコニアのよう。


 1月23日(木)午後の観光地、ネカ美術館に咲いていたもの。

 この花も、ほかでも見ています。

 1月24日(金)朝、連泊したバリ島クタのホテルで見つけたもの。
    

 これは、午前中立ち寄った卸問屋の中庭に咲いていた花。

 デザートローズかな。

 午前中ブサキ寺院の観光後、午後の観光地ウルワツ寺院に向かう途中、バス車中から見
つけた花。
    

 以下は、1月25日(土)、午前中過ごしたクタのホテル内を巡って行くうちに見られ
たものばかりです。
        

        

    

        

    

    スパイダーリリーという花らしい。
    

        日本でも見られるハイビスカス。 
        

        

    

        

    

 ほかでも見た、日本にもある水生植物ホテイアオイ。


 ハイビスカスも、あちこちで見ました。


    

        

 熱帯の花なので、名前の分からないものが多いです。





海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村




 

 

 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅⑤(続き)

2014-02-06 18:08:33 | 東南アジア旅行
 2014年1月25日(土) (続き)

 == ホテルで自由行動後タナロット寺院を観光して帰国へ ==

 ホテルのレストランでの昼食を終え、14時15分に3泊したホテル パトラ ジャサ
バリ リゾート ビラを後にする。

 ツアーバスはクタの町を抜けて北西に向かい、15時48分にバリ島の南部西海岸、
インド洋に浮かぶ小さな岩島に建てられている、タナ・ロット寺院近くの駐車場に着いた。


 駐車場周辺には土産物店が連なっていて、観光客も多い。




 それらの間を抜けた海沿いに出た。



 タナ・ロット寺院は16世紀の建立で、バリ島6大寺院の一つ。海の守護神を祭ってお
り、ジャワの高僧ニラルタがここを訪れ、この景観こそが神の降臨にふさわしい地として
村人に寺の創設を勧めたのが建立の由来という。


 寺は岩礁の上に立っていて、干潮時には陸続きになって歩いて渡れるが、異教徒は寺院
には入れない。

 訪ねた頃は潮が上がって来ていて渡ることは出来ず、観光客は近くの岩までいって望見
していた




 ここで1時間ほどフリータイムとなったので、寺院を展望できる場所を少しだけ移動し
て、公園のようなところを中心に寺や周辺の景観を展望する。

 少し先の方には、長い年月にわたり海水により浸食された空洞のできた小さい岬もあり、
その上にも寺が祭られていた。


        
 展望広場には古い石仏も置かれ、観光客目当ての物売りも何人か見られた。
        



 公園のそばにも、内寺のような造りの寺がある。


 フリータイムを終えてバスに戻り、16時55分に出発する。



 帰路は、西側のインド洋を望める緩やかなライステラス(棚田)の続く田園地帯を回り、
東側のサヌールの町並みに入る。



 18時28分にマシモ(Massimo)と呼ぶイタリア料理のレストランに入り、最後の晩
餐となる。

    
 夕食のメニューは、前菜、マルガレータ(ピッッア)、ミネストローネ、主菜は①ビー
フステーキ、②白身魚のトマトソース、③キノコソースのパスタの中から選び、最後にデ
ザートのアイスクリームが出た。
    

 今までの食事ではミネラルウォーターが出たが、ここでは飲み物同様に注文しないと無
く、パンもピンポン玉くらいの球形でフワフワしたもので、言われるまでそれがパンとは
分からなかった。

 20時5分にイタリア料理のレストランを出て、15分ほどで空港に近い大きな免税店
に着く。ここで21時45分まで買い物タイムとなり、近くにショッピングモールのある
ことも教えてくれた。

 両替した現地通貨ルピアもほぼ尽き、免税店で買い物をする気は無いので、ショッピン
グモールを訪ねてみる。


 予想外に広大なモールで、幅100m前後、奥行き300m以上はあるだろうか…。2
階建てのモールにはきらびやかな照明の様々な店舗が並び、真ん中は中庭になっていて、
どこもたくさんの人であふれている。ここが、3日間巡ったバリ島とは信じられないよう
な賑わいだった。







 2階最奥のスーパーまで行って引き返し、免税店に戻ったがまだ時間があるので、免税
店内も少しのぞいてみる。




 21時45分にバスに乗り、帰国の出口、バリ・デンパサール国際空港に22時に入り、
3日間案内してもらった現地ガイドのスワさんと分かれた。


    
 通関や出国審査を終え、8分くらいかかる長い通路を進んで、新しい空港ビルの末端に
あった9番搭乗口まで行き、待合室でしばらく待つ。


    
 帰国便は、日にちが代わった1月26日(日)0時50分発ガルーダインドネシア航空
GA880便である。
    
 0時25分頃から搭乗を開始し、エアバスA330-300に乗る。飛行機は1時3分
にデンパサール国際空港を離陸した。成田国際空港まではおよそ5,800㎞の飛行距離
である。

 1時40分頃にパンと飲み物の軽食が出た後、機内は暗くなり就寝タイムに。

 気がつくと窓の外が朝焼けで明るくなり、6時5分に朝食が出た。順調に飛行してほぼ
予定通りの日本時間8時53分、成田国際空港に帰国した。日本時間はバリ時間より1時
間早いので、飛行時間は6時間50分だった。

 預けた荷物を受け取り、成田空港駅発10時12分の京成電鉄の特急電車に乗る。日暮
里駅、池袋駅を経て12時45分頃帰宅した。

 常夏のバリから真冬の成田に戻ったが、この日は寒さが緩んでいたようで、帰途の電車
も思ったほどの寒さは感じることなく帰宅できたのは幸いだった。(歩数 11,200)【完】

========================================

 これで6日間の日程にしたがったレポートは終了ですが、まだ撮りためた写真がたくさ
んあるので、日程とは別の切り口で何回かに分けて、旅の模様を紹介します。





海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅⑤

2014-02-05 17:48:31 | 東南アジア旅行
 2014年1月25日(土) 曇一時晴

 == ホテルで自由行動後タナロット寺院を観光して帰国へ ==

 3連泊した、バリ島クタのホテル バトラ ジャサ バリ リゾート ビラで7時に起床し、
7時50分から朝食をする。

 今日午前中は、観光がなくフリータイム。5人が、車をチャーターして日本語ガイド付
きのオプショナルツアーで海底探訪に出かけたが、ほかの人はどう過ごすのかは不明。

 わが方は、のんびりとホテルの広い敷地内を巡ってから、プールで泳ぐことにした。

 食事を済ませてレストランから外に出た。外のテーブルで朝食をしている人もいる。


 そばに、何の実か分からないが堅そうな実が実っている。


 その向こうがプールで、ヤシの木の先は海浜である。



 プールのそばの小屋では木彫りをしていて、自作の作品を販売している。




 日本語も上手で、並んでいる木彫りを幾つか薦められたので、木の素材が分かるフクロ
ウを買い求めた。
    

 顔立ちは若くてそうとは見えなかったが、18歳、16歳と8歳のお子さんがいるとの
こと。奥様を含めた家族全員の写真を見せてくれた。



 砂浜のそばに回ると、眼前にインド洋が広がる。遠浅の海で泳ぐことも出来るようだが、
砂浜には流れ着いたゴミがかなり目につき、海も紺碧というほどの青さではない。


 北方には、霞んではいるがバリ島中央部のバトゥカル山(2,276m)と思われる山と
それに連なる山並みが望まれる。




    
 ホテル構内に戻って東側に回ってみたら、別の方形のプールもあった。レストラン際の
プールより狭いが、水深があり泳ぐにはこちらがよさそう。



 プールの南側には、わらぶき屋根などの建物が70棟以上もあり、宿泊客はそれぞれの
棟に泊まっている。私たちが3泊したのは中ほどの329号室である。

 大きいプールの西側にある宿泊棟を含めると、全体では110棟を超える宿泊棟がある。




 建物と、その周辺に咲く花や植栽の間を南に回る。ここには温泉もあるようだ。



 宿泊した建物の東側には池があり、見たことのない鳥が水辺に立っている。
        
 ゴイサギに似ているようだが日本のゴイサギより小さく、同類かもしれない。



 同じような宿泊棟が並んでいるので迷わぬよう、ところどころに案内板が立っていた。
        
 南国特有の植物ばかりだが、日本庭園とはまた違う心安まるたたたずまい。
        



    
 池にはニシキゴイや小さな魚がたくさん泳ぎ、水辺に別の鳥も来ていた。
    

        


 さらに幾つかの棟の間を進んで南側に回ってみる。


 2日目にも見た、ホテイアオイが咲く。




        

    
 宿泊棟群の南端付近にはマンゴーの木があり、花と実がたくさん付いていて、花には蜂
がたくさん群がっている。
    



        
 敷地の南東端には内寺が祭られていて、あちこちで見たような供物も供えられていた。
    

 カエルの置物も、構内あちこちにあった。
    

 一巡後部屋に戻って水着に着替えて、小さい方のプールに行く。深い部分の水深は首付
近まであり、一辺25m前後と思われるプールを気持ちよく10往復した。


 毎年、夏になると、会社の保養施設のあった東京・東大和市のプールに30年くらい通
っていたのだが、2001年で閉鎖されて依頼、久しぶりに泳いだのが南国のプール。

 プールにゆったりと浮いて、ヤシと青空を仰ぎ見る機会が得られるとは、思ってもみな
いことだった。

 部屋に戻って帰国に備えての荷造り後、13時にホテルのレストランに集合して昼食を
する。最後の昼食のメニューは日本食だった。(続く)




海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅④(続き)

2014-02-04 18:11:38 | 東南アジア旅行
 2014年1月24日(金) (続き)

  == バリ島 2つの寺院巡りとケチャックダンス鑑賞 ==

 昼食をしたレストランを14時に出て、バスは午後の観光地、バリ島南部バドゥン半島
の南西端にあるウルワトゥ寺院に向かう。

 バリ島の首都デンパサールを経てホテルや空港のあるクタの町並みを抜け、南側のバド
ゥン半島に入る。


 15時45分にスーパーに着き、30分の買い物とトイレ休憩に。ここも食料品が中心
で品揃えは豊富だ。




 果物の女王マンゴスチンや、パパイヤ、マンゴーなど新鮮な果物もあり、何人かが買い
求めた。
    

    こちらが↓、果物の女王と呼ばれるマンゴスチン 
    

 半島の西側に回って、スーパーから15分ほどの16時30分にウルワトゥ寺院近くの
駐車場に着いた。

 寺の周辺には野生の猿が多く、眼鏡、カメラ、手荷物などを後ろから奪われるとのこと
で、眼鏡やカメラはは外して歩くよう言われる。

 ウルワトゥ寺院は、インド洋に面した岬の先端、高さ75mの断崖の上にある。バリ6
大寺院の一つで11世紀に創設されたとされ、15世紀に寺院を拡張し水の神ラム・ベジ
を祭るという。


 切り立つ断崖に沿った道を進んで寺院の前に着いたが、中には入れない。門のそばのほ
んのわずかな一角しか見られなかった。


 岬の沿った細い遊歩道をさらに進んで、ケチャックダンスを観覧する野外劇場に回る。



 海に向かって半円形のスタンドがあり、海を背にして舞台が設けられている。


 ケチャックダンスは18時から19時までというが、帰りの道路が混雑するので終了後
すぐに出られる入口近くに座るようにと言われ、周辺で待つ大勢の観光客のトップで入っ
て入口に近い最前部周辺に席を取り、40分くらい待つ。


 午前中はスコールに遭遇したが、天気が回復したので雨の心配は無くなった。


 ケチャック(ケチャとも言う)ダンスは、バリ古来の土着宗教である太陽崇拝と、海か
ら廃物が上がってこないように祈る儀式が発展したもので、現在は「ラーマヤナ物語」を
取り入れた舞踊劇になっているという。


 ダンスの前に、ダンサーに聖水をかけるお清めの儀式が始まった。




 舞台には、善のラマ軍の王子や妻、猿の将軍と猿の王、道化役や鳥の王者などと、悪の
ラワナ軍の魔王や姪、息子、道化役などが登場し、第一幕から第五幕まで演じられ、それ
を囲む男性の独特のかけ声による演奏で知られている。







 力強くリズミカルな演奏を聴きながら、舞踊劇は18時40分頃まで続いた。












 後半には、道化役の役者が観客席を回って客との掛け合いもあり、連れられて舞台で一
緒に踊る日本人らしい女性も出て、観客を沸かせた。





 舞台背後のインド洋が夕日に彩られ、次第に暮れゆく中での舞踊劇の最後は、炎に包ま
れて一層幻想的なフィナーレとなる。




    

 終了と同時に退出したので、混雑に紛れることなくバスに戻ることができた。

 19時4分にバスは出発して40分足らずでクタ付近の町中に戻り、「Baliku Cafe」と
呼ぶ海浜のレストランに入る。

 建物を抜けて砂浜に並ぶテーブルに座り、まずヤシの果汁↓を味合う。最後の夜の夕食
はシーフード料理。
    

 演奏やラーマーヤナ舞踊を見たり、間近の波音などを聞きながらながら、スープ、空心
菜炒め、ナシゴレン、シーフード、フルーツなどを味わった。


 20時58分にレストランを離れ、バスは21時15分に3泊目のホテル パトラ ジャ
サ バリ リゾート ビラに戻る。  (歩数 10,400)




海外旅行 ブログランキングへ 



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅④

2014-02-03 22:19:34 | 東南アジア旅行
 2014年1月24日(金) 曇一時雨後晴

 == バリ島 2つの寺院巡りとケチャックダンス鑑賞 ==

 連泊のホテルで6時30分に起床、7時10分頃からレストランでバイキング朝食をす
る。ツアー用の観光バスに乗り、8時30分にホテル パトラ ジャサ バリ リゾート ビラ
を出発する。

 ホテルのあるクタの町並みから近い市街地に、こんな彫刻があった。


 バスは、午前中の観光地、島の東部のアグン(Agung)山の南西にあるブサキ(Besakih)
寺院に向かう。


 海の向こうに豊富なマングローブの森を眺めながら東北に進んで、9時8分に問屋街に
ある民芸品店に着いた。ここはすべて卸値で買えるので、値段の交渉は不要という。


    

 店には木彫り製品、皿、シルバー製品、キンタマーニコーヒー、チョコレート、菓子、
酒、シャツなど豊富な品揃えだったが、店内は撮影禁止なので中庭の一隅を…。
        

 10時ちょうどに店を後にする。


 町を抜けると水田地帯となり、植えて間もない田、収穫後の田、刈り入れの近い田んぼ
などが次々に目に入る。





 沿道の民家には内寺が目につき、町の交差点にはヒンドゥー信仰のシンボル的な石像な
どが立っている。
        

 バスの中では現地ガイドさんが、インドネシアの概要などを話してくれたので、重複も
あるがそれらの幾つかを紹介する。

 インドネシア全土では80%がイスラム教だが、バリ島では95%がヒンドゥー教徒。
1番大きな島はスマトラ島で象も住み、次がジャワ島、3番目はカリマンタン(ボルネオ)
島、4番はセレベス島、5番目はパプアニューギニア島(西部のみ)。

 主な人種としては、チリチリ毛のミクロネシア人、背が高く天然パーマのポリネシア人、
バリ島やジャワ島に多いメラネシア人。

 バリ島の首都はデンパサール市で、島には8つの県、57の郡に1,676の村がある。
国の共通語はインドネシア語で、バリではバリ語とインドネシア語が使われている。

 それらの話を聞きながらバスは少しずつ高度を上げ、アグン山の南西斜面、標高900
mにあるバリ・ヒンドゥー教の総本山、ブサキ寺院の駐車場に11時20分に着いた。


 駐車場の周辺には土産物店が並び、各々にトイレ表示があるが有料で、トイレチップは
2,000ルピア(約20円)。2つの店のトイレに分かれて入り用を済ます。


 駐車場から寺までは、緩やかな坂道を15分ほど歩いて上るという。左側に土産物店の
並ぶ道を進んで、寺院下の広場まで上がると、幾つもの塔の並び立つ寺院が一望できる。



 ここから先は聖地なので、半ズボンでは入れないという。


 ブサキ寺院は、大小30余りの寺院の総称で、破壊神シヴァを祭るプナタラン・アグン
寺院を中心に、創造神ブラフマを祭るキドゥラン・クレテッ寺院、繁栄神ヴィシュヌを祭
るバトゥ・マデ寺院など、ヒンドゥーの三大神を中心に様々な神々を祭る寺が並び立って
いる。



 雲が厚く低くなり、ポチポチと雨が落ちてきた。寺院下の広場で説明を聞いてから、斜
面に並び立つ寺に向かって階段を上がって行く。


 ここではガイドさんも、ヒンドゥーの衣装で説明しなくてはならないのだとか。
    


 中ほどの寺院では祭礼の最中で中には入れず、柵の外からその様子を眺める。




 最上部付近まで上がった頃には、雨が本降りになってきた。バリ島では10月~3月が
雨季で、1月の月間平均降水量は345mmと1年で1番多いとか。でも1日中降ること
はなく、20分ほどのスコールで止むという。
    



 寺院の観覧をひととおり終えたので、急いでバスに向かって下って行く。雨水が道路上
を流れ下り、上がってきた車に水をはねられたりして、靴も靴下も濡れてしまった。


 バスに戻った頃には雨は弱まり、間もなく止んだ。12時40分にブサキ寺院の駐車場
を出発する。

 空港やホテルのあるクタ方面に向かって戻り、13時5分に途中の「Puri Boga」という
レストランで昼食となる。
    
 また雨が降ってきたので、急いで建物に入った。


 食事はバイキング形式、料理の傍らには可愛い人形が並んでいた。



 レストランの周辺は、深い森と緩やかな斜面のライステラスに囲まれた好展望地だが、
雲が低く立ちこめていて遠望は得られない。




 でも、ライステラスは昨日の場所より自然が豊富で、しっとりした雨の景観もまたなか
なか見応えがある。


 食後、思いがけないサービスがあった。果物の王様、ドリアンを味合わせてくれるとい
う。殻を割った中身を皆に少しずつ分けてくれたが、種の回りについた白い実は甘くねっ
とりしていて、気になるという匂いもさほどには感じず、さすが果物の王様と言われる美
味しい味わいだった。

 雨模様の中、14時にレストランを出発する。(続く)




海外旅行 ブログランキングへ




にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅③(続き)

2014-02-02 17:49:47 | 東南アジア旅行
 2014年1月23日(木)(続き)

 == バリ島 デンパサールからキンタマーニ高原へ ==

 キンタマーニ高原の素晴らしい展望を楽しんだ後、ビュッフェ(レストラン)で、バイ
キングタイプの昼食をする。




 食事を終えてバスに乗り込むと、ここでも民芸品などの物売りが寄ってきた。
        


 そばの道路際には果物のかごが並ぶ。13時30分にキンタマーニ高原のビュッフェを
出発した。

 バスは南に向かって高度を下げ、14時10分にライステラス(棚田)で知られるテガ
ララン(Tegallalang)村に着いた。


    
 車の交差が難しそうな狭い通りに土産物店が立ち並び、谷を隔ててライステラスが望ま
れる。





 以前は土産物店など無かったようだが、2010年に公開されたジュリアン ロバーツ
主演の米国映画「食べて 踊って 恋をして」に、このライステラスが登場して、一躍人気
になったのだという。




     
 もっと広範囲に広がるライステラスを期待していたが、あまり広くはない。でも、急斜
面に微妙なカーブを描く棚田とヤシの木の並び立つ景観は、バリ島ならではのものである。




 ライステラスの草を刈ってきたのだろうか…。


 店の前に置かれたライステラスの絵、ここの風景では無さそう。

 バリ島にはほかに、世界遺産に登録されている棚田があるという。

 15分ほど観覧してバスに乗り、さらに南へと下り、テガラランから約6㎞ほどのウブ
ド(Ubud)の町並みに入った。

 ウブドは、バリ島の芸能、芸術の村として知られるところ。オランダ統治下の1930
年代に欧米の芸術家達が次々に居を構え、西洋の息吹を受け入れて新しい芸術を生み出し、
バリ文化の中心になったという。

 通りにはたくさんの店やレストランなどが並び、散策している人も西欧系らしい顔立ち
がほとんど。

 狭い通りの片側は車やバイクの駐車場になってしまい、車の交差が難しい状態で大渋滞
となっていた。

 バスは渋滞に巻き込まれ、なかなか進まない。後から戻ってくるモンキーフォレスト前
を通過して、ようやく商店街を抜ける。


 この辺にも、ヒンドゥー教徒の内寺(うちでら)があちこちで見られる。


 15時31分に、ウブド中心部の北西郊外にあるネカ美術館に着いた。


 ネカ美術館は、バリ島一の美術収集家、ワヤン・ステジ・ネカ氏が収集したコレクショ
ンを展示しているもの。


 展示棟は7棟からなり、バリ絵画やオランダ人画家の作品、1930~40年代のバリ
のモノクロ写真、インドの叙事詩やバリ島の民話などを描いた絵画、現代インドネシア絵
画などが部屋ごとに分けて展示されていた。

 展示棟内は撮影禁止なので、もらったリーフレットの絵をご覧いただき、あとは広い館
内の庭園や建物を紹介する。

        
        「アルジュナの結婚」 ルドルフ・ボネ画(1953)

        
        「ひかれ合う心」 アブドウル・アジズ画(1974~75) 





 16時10分にネカ美術館を出て、ウブドの町に戻る。渋滞は多少改善されていて16
時40分にモンキーフォレストに着いた。


 モンキーフォレストは、野生の猿が暮らす自然保護区。豊かな熱帯の森に200匹以上
の猿が生息しているという。


 遊歩道を進むとあちこちに猿が見られ、親子づれもいる。





 遊歩道の分岐点に大きなガジュマルが高く枝を広げていた。



 その分岐を左に進むと、ダルム・アグン・パダントゥガル寺院があるが、祭礼の日とか
で中には入れない。




 その辺りにも多くの猿の群れがたむろし、周辺の石像も猿を刻んだものが多い。


 17時過ぎにモンキーフォレストを出て、そばの駐車場付近からウブドの町並みを30
分ほど散策の時間となった。



 だが、町並みに向かおうとしたら雨が落ちてきたので、私を含め多くの人がバスに戻り、
バスの中でしばらく休憩する。でも、雨はすぐに止んだ。


 今日の観光はここで終わり、17時40分にモンキーフォレスト近くの駐車場を出て、
ホテルに向かう。

 バスは1時間近く走ってデンパサールの町並みに入り、通りにあったコンビニ、ミニマ
ートに寄って買い物タイムに。


 日本のコンビニと同じくらいの広さだが、棚積みの商品はかなり多く、食料品がほとん
どである。


 このミニマートとサークルKの二つのコンビニ店は、翌日も、通過した沿道の何か所か
で見られた。

 19時25分に連泊のホテル パトラ ジャサ バリ リゾート ビラに着く。部屋に戻らず
レストランに直行し、夕食となる。レストランの一角ではバリ音楽の演奏をしていた。


 20時15分に食事を終え、別棟になっている各々の部屋に戻る。雨季だが、今日も雨
はわずかで、傘を差さずに1日観光することが出来た。(歩数 7,300)
 



海外旅行 ブログランキングへ


にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅③

2014-02-01 16:11:57 | 東南アジア旅行
 2014年1月23日(木) 曇一時雨

 == バリ島 デンパサールからキンタマーニ高原へ ==

 昨夜は就床が遅かったが7時に起床し、7時30分過ぎにホテルのレストランへ。ここ
も前日のホテルと同様にバイキング朝食だが、料理、飲み物、果物などみな豊富だった。


 8時30分にツアー専用のバスでホテルを出発する。バリの現地ガイドは男性。昨年竹
中工務店などにより完成したという高速道路で空港の周辺を抜けると、右手には海の展望
が広がり、日本の援助で植林されたというガジュマルの林も続く。

 9時15分頃、今日最初の観光地であるバロンダンスを鑑賞をする野外劇場に着いた。


 間もなく、舞台右手のわら屋根下の席から、ガメランというバリ独特の楽器を初めとす
る現地音楽の演奏が始まる。



 しばらく演奏が続いた後、バロンダンスが始まった。


 バロンダンスは、善の象徴である聖獣バロンと、悪の象徴である魔女ランダとの終わり
なき戦いを描いたバリの民族舞踊。





 踊りは7段階に分かれていて、王子や死に神、召使い、首相と王子、王子の母親、ジヴァ
の神、死に神の弟子など種々な人物が登場して踊りながら物語を演じるという。





 踊りの中に語りの掛け合いもあるが、サンスクリット語で語るので、現地ガイドにも語
る内容は分からないようだ。



 様々な登場人物が次々に登場し、変化の多い踊りや衣装に目をひかれる。踊りはほぼ1
時間に及んだ。


 10時30分にバロンダンス会場を出て、15分ほどで空港やホテルの南側にあたる、
バドゥン半島東部のチュルク(Celuk)村にある、銀細工の工房に着いた。


 バリ島では銀は産出されないが、チュルク村には「パンデ」と呼ぶ銀の鍛治師が多いの
だという。そう大きくはない工房では、手作業で銀の指輪など小さい製品を作っていた。
    

    

 工房を見た後、隣接する売店に回って買い物タイム。店内には、大小様々な銀製品が並
んでいた。




    

        
 全く買う気のない私は、もっぱら見て歩くだけ。庭の方が見どころがありそうなので、
庭に回って花や草木などを眺めた。




 11時20分にチュルク村の店を出て、北へ約50㎞余り、標高約1,200mのキン
タマーニ(Kintomani)高原に向かう。

 バリ島は住民の95%がヒンドゥー教徒で、自分で家を持つ人は邸内に内寺(うちでら)
を造らなければならないとのこと。


 沿道の家々には、どこもりっぱな内寺が設けられていて、人々の信仰の深いことが感じ
られる。


 あまり斜度は感じなかったが、田園地帯や緑豊富の木々などの間を少しずつ上がって、
12時30分にキンタマーニ高原の好展望地にある「Lake Side」と呼ぶビュッフェに着き、
昼食前に展望を楽しむ。


 レストランからは、山頂を雲に隠された活火山バトゥール山(1,717)↑や、緑に
囲まれたバトゥール湖↓が望まれる。







 眼下には、湖畔に立ち並ぶ住宅や、近年の噴火の名残という大量の溶岩なども見られた。




 (続く)




海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅②【続き】

2014-01-30 22:54:53 | 東南アジア旅行
 2014年1月22日(水) 晴 (続き)

 == ジャワ島の2大遺跡、ボロブドゥール遺跡とブランバナン遺跡 ==

 レストランでの昼食を終えて13時頃にバスは出発し、ジョグジャカルタ市内に向かう。


 市内に入り、14時12分にバティック工場に着いた。


 インドネシアを代表する伝統的な染色工芸の工場で、ロウで生地を防染して布地に染色
をする行程を順次見て回る。

    
 染色の工程には、主に若い女性が携わっていた。
    

 この技術は2009年10月、ユネスコの世界文化遺産に認定されたという。

        
 作業工程をひととおり見てから、隣接するその品物を販売する店内に入り、買い物の時
間となる。

    
 店内は撮影禁止だが、工房と店との間の回廊には、ろうけつ染めの作品が展示されてい
た。15時ちょうどにバティック工場を後にする。
    

    
 ジョグジャカルタの中心部を抜けて、東北東に15㎞ほどにある午後の観光地、プラン
バナン(Prambanan)寺院遺跡の駐車場に15時45分に着いた。

 周辺約5㎞四方には大小幾つもの遺跡が点在し、総称してプランバナン寺院遺跡群と呼
び、プランバナン寺院遺跡はその中心となる遺跡である。

 プランバナン寺院は、ジャワ史上最大の王国である古マタラム王国により9~10世紀
にかけて建てられたもので、1733年にオランダ人ロンスが探検中に遺跡を発見したと
のこと。

 午前中訪れたボロブドゥール遺跡とともに、ジャワ建築の最高傑作とされ、1953年
に中心のシヴァ主堂の修復が完成し、1991年に世界遺産に登録されている。

 約80haある寺院周辺は公園として整備され、トリムルティ遺跡と呼ぶ高さ47mのシ
ヴァ堂を中心に、それを挟んで南北に高さ23mのプラフマ堂とヴィシュヌ堂が、東側に
もそれらに平行する小さめの3つの堂が立っている。


 駐車場近くから全体像を眺め、6つのお堂に向かう。


    
 その途中にもランブータン↑がたくさん実っていた。これは↓何の実なのだろうか…。
        

 6つのお堂の周辺にも、まだ修復されないままの遺跡の石がたくさん放置されていた。


 6つの塔を囲む石垣の南側から遺跡群内に入る。一番大きいシヴァ堂↓は鉄柵に囲まれ
ていて、お堂に入るにはヘルメット着用のために柵の入口で少し並んで待つことになるの
で、先にほかの堂を巡ってみる。
     

     
 南側のプラフマ堂にはヒンドゥー教の創造神プラフマの石像を、北側のヴィシュヌ堂に
はヒンドゥ教の維持神ヴィシュヌの石像が祭られ、それら塔の回廊にはたくさんの浮き彫
りが施されている。
    

        

 シヴァ堂の人出も少なくなったので、ヘルメットを借りて入り、堂内に入って回廊を一
巡し、堂内の石像や壁面のレリーフ、釣り鐘のようなストゥーパなどを眺める。
    

    

    
 この遺跡では観覧時間がたっぷりあったので、回廊でしばらく休憩したり、公園の風景
を眺めたりしてゆっくり出来た。
    

    

 航路に近いのか、ジョグジャカルタ空港から飛び立った飛行機が時折、上空を通過する。
    


 かなり太陽が西に傾いた頃、遺跡群の北に出て、園路を東に回って鹿を飼育している横
を通過し、遺跡公園の南東端にある駐車場に戻る。


    
 17時32分にプランバナン寺院遺跡公園を出た。

 バスは3分ほどで、夕食をする「Poeri Devata」というレストランに入る。


 レストランのテーブルからも、プランバナン寺院が間近に望まれる。


 夕食のメニューは、サラダ、スープ、野菜・肉炒め、焼きそば、フルーツ等。


 食事をしているうちに暗くなったが、照明に照らされて幻想的な、プランバナン寺院の
夜景も見ることが出来た。


 18時50分にレストランを出て、ジョグジャカルタ空港に向かい、20分ほどで空港
に着いた。

    

 ジャワ島での観光は今日1日で終え、明日からはバリ島観光なので、20時30分発バ
リ島デンパサール空港行き国内便、ガルーダインドネシア航空GA-254便に乗るのだ
が、昨日と同様今日も1時間ほど遅れるという。

    
 かなりの乗客で賑わう待合室でしばらく待ち、デンパサール行きボーイングB737-
800に乗り込む。


    
 遅れた飛行機は21時45分に離陸した。飛行時間は1時間ほどだが、機内では軽食が
出て、ほぼ1時間でデンパサール空港に着いた。

 バリ島はジャワ島の東にあり、時差はジャワ島より1時間早い(日本よりは1時間遅い)。
したがって到着時刻は23時44分である。

 空港では、バリ島来訪を歓迎して明日からのガイドさんが、よい香りのするレイを首に
掛けてくれた。
    

 荷物を受け取ってバスに乗り、空港のすぐ北にある今日から3連泊のホテル、パトラ
ジャサ バリ リゾート ビラには、日付が変わった23日0時40分頃入る。


 入浴してベッドに入ったのは2時になっていた。 (天気 晴、歩数 13,200)




海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシ アジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅②

2014-01-29 18:51:18 | 東南アジア旅行
 2014年1月22日(水) 晴

 == ジャワ島の2大遺跡、ボロブドゥール遺跡とブランバナン遺跡 ==

 6時30分に起床、ホテルのレストランでバイキング朝食をする。



 8階のレストランから眺めるホテル構内も周辺も、ヤシなどの豊富な木々に覆われ、現
在は雨季なので一層みずみずしい。でも今日は青空が広がり暑くなりそう。


 8時35分にツアー専用の観光バスでホテルを出発する。最初の行き先、ジョグジャカ
ルタの北西にあるボロブドゥール遺跡までは約45㎞ほどのよう。

    
 バスはまず、日本の援助も受けて昨年完成したという、片側2車線とバイク専用路線の
ある高速道路を走行する。

 ジョグジャカルタ市内も、昨年同時期に訪ねたベトナムほどではないがバイクの車列が
目につき、市民の重要な足になっていることが分かる。
    

 郊外に出ると一層緑が広がり、水田が増えてきた。インドネシアでは四季が無く雨季と
乾期だけで気温の変化も少なく、米はほとんどの地域で年2~3回収穫出来るとのこと。
したがって田植えの時期は不定という。


 このようなのどかな馬車も、沿道で何度か見かけた。


 今日の女性ガイドはスロヤさんから、移動中の車内でインドネシアの概要などの説明が
あったので、その幾つかを紹介しよう。

 インドネシアの人口は約2億2千万人で世界5位、面積は日本の約5.5倍。民俗は
500以上に及び、言語は700以上ある。年間の気温は28度~32度で、日本のよう
に40度近くまで上がることはないとか。ジョグジャカルタの人口は350万人という。

 石油の産出量は多く、ガソリンの価格は1リットル60円くらい。ボルネオでは石炭も
産出し、天然ガス(LPG)は、東京ガスや東邦ガス(愛知)などに輸出しているようだ。

 バイクの人気機種であるホンダ、ヤマハなどは13万から15万円くらい。一般の人の
月給は2~2.5万円くらい。学校の始業は6時45分から7時、会社は8時からという。

 日本同様に地震や活火山が多く、活火山は全部で129(日本は108)ある。日本か
ら来るこれらの研究者も多いとか。2004年6月26日には、震度6、マグニチュード
9.3という大地震が発生したとのこと。

 進むにつれて右手前方に、円錐形の活火山が雲間から見え隠れしてきた。ムラビ山
(2,911m)で、近年の大噴火では、走行中の道路も火砕流に埋もれて通行不能にな
り、河川に大量の土砂が流入するなどの被害があったという。沿道のところどころに、そ
の痕跡も見られた。

 沿道の街路樹は、ガジュマル、マホガニー、白檀、黒檀など堅い木が多い。あちこちに
見えるヤシの葉でほうきを作り、掃除機がわりに多くの家で使用しているという。

 これらの説明と聞いているうちに、バスは9時50分にボロブドゥールに到着した。

    
 世界遺産ボロブドゥール寺院遺跡観光には、全員腰布(サラサ)着用が義務づけられ、
寺院周辺にはしつこい物売りがいるので、購入する意思のない場合は、はっきり断るよう
言われる。遺跡内は、この地の専用ガイドRONYさんが案内してくれることになった。

 ボロブドゥール寺院遺跡は、8~9世紀に中部ジャワで栄えたシャイレンドラ王朝によ
り、日本では奈良時代から平安時代の780~830年頃に建造された世界最大級の大乗
仏教の石造建築。

 完成後すぐに王朝が崩壊し、1814年にイギリスのラッフルズにより発見されるまで
約1,000年もの間、密林の中で眠り続けていたという。

 1960年代後半から大規模修復工事が開始され、ユネスコや日本のJAICA(独立
行政法人 国際協力機構)の協力により1983年2月に修理が完了している。

    


 芝生とヤシなど、木々の多い公園のような広いエリアの遊歩道を進み、まずはピラミッ
ド状に安山岩のブロックを積んで、全体が仏塔のように見える、巨大なボロブドゥール寺
院の全体が眺められる場所に案内してくれた。



 全体像を一望後、その寺院遺跡に向かって上がって行く。


    
 近くには、熟してきた果物、ランブータン↑が実り、ハンカチノキに似た花がたくさん
咲いていた。
        

 寺院は、アンデシットと呼ばれる四角い火山岩を約200万個、層構造に積み重ねられ
ていて、高さ約32m、横幅は約120mあり、頂上直下まで階段と回廊が続いている。


 基壇部分が人間の住む俗界で、第1回廊から第4回廊が煩悩まとわる「色界」、その上
の円壇部分が「無色界」で極楽浄土ともいえる仏の住むゾーン、最頂部のストゥーパを
「天上界」と呼び、参拝者は回廊を回りながら上へ上がるにつれて、心の安らぎが得られ
るのだという。



 壁面には、それらを示すおびただしい数のレリーフが並んでいた。



 東方には、車窓でも見えた活火山ムラビ山が姿を見せ、南方は緑豊富な稜線が近い。


 眼下にはヤシなどの木々の茂る広大な展望が広がる。



 ガイドさんの説明を聞きながら順次上階に進んで、円壇になっている無色界まで上がる。



 ここには蓮の花びらをかたどるという釣り鐘のようなストゥーパが72個並び、その各
々には釈迦牟尼像が安置されている。
    

 最上段の中心にあるストゥーパに参拝して、基壇まで下りた。


 北東側からもう一度全体像を見直し、駐車場に向かう。

    

        
 途中にはヤシの並ぶ一角や黄色いアラマンダの咲くところ、土産店の建物などがある。
 

 しつこい売り子の勧誘を振り切ってバスに戻った。


 11時50分に出発し、バスはボロブドゥールに向かって戻り、10分余りのところに
あった「Sekar Kedhaton」というレストランで昼食をする。


 昼食のメニューは、えびせん、スープ、ジャワカレー、野菜・肉炒め、フルーツ等だっ
た。


    

        
 レストランの構内にはパパイヤやヤシが実り、ホテイアオイが咲いていた。(続く)
    




海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

インドネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間の旅①

2014-01-27 20:38:46 | 東南アジア旅行
 1月21日(火)から26日(日)まで、阪急交通社・トラピックスの「優雅なインド
ネシア ジャワ島とバリ島を巡る6日間」というツアーに参加してきました。以下、日程
に従い順次紹介します。

========================================

 2014年1月21日(火)

 == ジャカルタ空港経由でジョグジャカルタへ ==



 自宅を5時57分に出て、西武池袋線、JR山手線、京成本線日暮里駅経由で成田空港
駅に8時26分に着いた。空港内で軽く朝食をしたりして、9時30分過ぎに第1旅客タ
ーミナル4階北ウィングの阪急交通社受付に行く。

 今回のツアーの女性添乗員はNさん。参加者は27名で、若いペア1組のほかは60~
70歳台と思われる方々がほとんどと見られる。

    
 12時00分発ジャカルタ行き、ガルーダ・インドネシア航空885便の機種はボーイ
ング777-300ER。

 予定より遅れて12時27分に成田国際空港を離陸した。

    
 飛行機の航路は、ほぼ南西に向かっておよそ6,000㎞で、台湾東方やフィリピン上
空を通過する。12時35分頃に昼食の機内食が出た。
    

    

    
 インドネシア領内に入り、カリマンタン島上空を通過して、ジャワ島西部にある首都ジ
ャカルタ空港に18時11分に着いた。

 現地時刻は日本より2時間遅く、飛行時間は7時間44分。飛行場の位置は赤道を越え
た南緯6度7分、東経106度38分である。
        

 空港外には出ず、ここから国内便を乗り継いでジャワ島東部のジョグジャカルタまで行
くので、国内線の搭乗口に向かう。



 ところが、19時35分発ジョグジャカルタ行きのGA218便は遅れるとのことで、
国線待合室↑で2時間以上待ち、20時40に離陸した。

    
 機種はボーイング737-800。飛行時間は1時間15分予定だが軽い機内食が出た。
    

    


21時21分にジャワ島中東部のジョグジャカルタ空港に着陸した。

    
 ジョグジャカルタADISUTJIPITO空港の位置は南緯7度47分、東経110度26分、
気温は26度という。

 もう発着便はほぼ終わったのか、空港内は閑散としていた。


 出迎えてくれた明日の女性ガイドさんの案内でバスに乗り、空港からほど近い今日の宿、
シェラトン ムスティカ ジョグジャカルタに22時頃着く。



 そのまま夕食会場のレストランに入り、遅い夕食をする。



 バスが着いたホテルの玄関やロビーは7階、レストランは8階で部屋は2階。部屋に入
ったのは23時過ぎ(日本時間27日(水)1時過ぎ)、眠気が来ているのでシャワーも
せず、ベッドに入ったのは24時頃だった。

(天気 成田 晴、ジョグジャカルタ 曇、歩数 10,600)




海外旅行 ブログランキングへ



にほんブログ村 旅行ブログへ
にほんブログ村
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする