第26日 2006年12月6日(水) 晴後快晴
<43番明石寺>
=鳥坂峠を越えて大洲へ=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=33/26/4.780,132/32/36.714&scale=500000)
5時50分起床、6時30分朝食。お握りと牛乳、バナナなど
のお接待をいただき、7時10分に民宿とうべやを出た。好天
だが風はやや冷たい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/02/fc8c6958116007eeb35e14d803251bb2.jpg)
県道31号を横切り、四国横断自動車道の工事現場近くから
遍路道へ。県道31号に出て少し進み、東屋のところから再び
山道に入る。
200mほどは、くさりがついた急登なので、ゆっくりと上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0a/8b6d53717c04fa0b9a1f00338a4bd6a1.jpg)
あとは傾斜が緩み、宿から約1時間で標高480mの歯長(は
なか)峠に着いた。
下から見えた送電線の鉄塔のところだ。小さいお堂にお地蔵
さんが数体並んでいた。
下りは、展望のない杉の樹林を進み、工事中の四国横断自動
車道のトンネル横に出た。県道31号を少し下ると、歯長地蔵堂
がある。東屋もあったので休む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/54/75e81c7741d101429bfedc5129c46b74.jpg)
橋を渡らず、肱川左岸沿いに500mほど進み、右岸の県道
29号に回る。そばに番外霊場導引(みちびき)大師堂があった
のでお参りする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/30/b7cbd1912d9654249c1794247b7d86cd.jpg)
1㎞ほどは右を並行する旧道を進む。
いったん県道に戻り、再び右手の旧道へ。松山自動車道の終
点、西宇和IC下を通過し、自動車道を2度くぐる。小さい森の中
の小さなほこらに、明石寺の奥の院、白王権現が祭られていた。
山すその真っ直ぐな参道、途中に中務茂兵衛256度石が立ち、
43番明石寺(めいせきじ)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/dc/c8a6c71548018a444d0b5ade5a4f4cf6.jpg)
杉木立などの緑が豊富で、閑静な山すそにある。山門、鐘楼、
本堂、大師堂など、みな歴史を感じさせる。数本の太いモミジが
見ごろだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/1d9e6e9df4bf56de426426aeb66b3923.jpg)
前半の区切りの寺でもあり、無事ここまで歩けたことに感謝し
参拝、読経する。
山門下から杉木立の中を上り下りして、宇和の町並みに入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/15/5af28892f1a46b0441688a26824c0106.jpg)
中町の通りは、旅館や酒蔵など、江戸末期から明治初期の家
がたくさん残り、その一つ、松屋旅館には、宿泊者や来館した
明治以降の著名人の名が掲げられていた。
JR予讃線上宇和駅近くで県道29号に出て、すぐに東側の旧
道へ。「500m先遍路小屋」の標識があったので、昼食をしよう
と進んだが気づかず、宇和加茂局のそばで、県道に合流した。
合流点に小さい芝生広場がある。県道の車の音が多生気に
なるが、シートを敷き、民宿とうべやさんお接待の弁当をいた
だく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/5a/88c226f1dc2232e6a3007735006d72fd.jpg)
広場には、交通安全を祈願する「安全の祈り」と記された、新
しいミニ地蔵が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ed/b5f87532f2b36993f542cb61fcd53b58.jpg)
雲ひとつ無い好天となり、気温が上がり眠気とだるさを感じる。
その先も2か所、旧道を抜け、正信バス停先で左へ、鳥坂峠へ
の遍路道に下る。日陰の小斜面に、古い東屋があったので休
憩した。
すぐ先、宇和島街道の要衝だったという鳥坂番所跡のそばか
ら、山道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/ca012e0b5889c7ea1278117f0a2ad9be.jpg)
上りが続くが、傾斜は緩めで幅も広く、かなりの人々の交流
があったことがうかがえる。
しかし上り道はさすがに暑く、4日ぶりに大汗をかく。途中から
振り返ると、今通ってきた道筋が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/28/b537754307a9144c1b59e809b1f3f87a.jpg)
鳥坂峠は標高470mだが、展望は得られず、すぐに下りに
かかる。
杉林をトラバースすると、日天月天社という小さいほこらと、無
料宿泊小屋がある。林道に入り、途中の標識に従い下って国道
56号鳥坂トンネル北側に出た。
少しだけ歩道が無いが、間もなく広い歩道が付いていた。国道
をどんどん下る。上りでは大汗をかいたが、下りの日陰は涼しい。
北方の展望が開け、雄大な山波が広がりが気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/83/a5b5ff9d14b30eae22e718039d1661dd.jpg)
2㎞近く下って右手に入り、番外霊場札掛大師堂に寄り参拝
する。前回は昼食をして、工事中の松山自動車道を見下ろした
のだが、すでに開通して料金所が見える。大師堂は無人だった。
国道に戻り、さらにどんどん下る。川沿いの旧道に入り北只局
前を通過する。暗くならないうちに宿に入ろうと、ひたすら進む。
松山自動車道下をくぐり、大洲の町並みに入った。おはなはん
通りなどの古い家並みも急いで通過、肱川から暮れゆく大洲城を
少しだけ眺め、17時ちょうど、ときわ旅館に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/79/18daee52b62923e22fb8e7f8fb9ae7fd.jpg)
古き良き旅館のたたずまい。部屋は暖かくなっていて、布団も
敷いてある。洗濯機に入れて入浴、宿の若ご主人が、乾燥後、
きちんとたたんで持ってきて下さった。
夕食は、広い部屋に1人だけで。旅館らしいきめ細かな味と飾り
付けで、おいしくいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f9/37348c22321b023bc937b5cf79e49559.jpg)
最後の宿は、民宿とうべやさんのお勧めで来たのだが、若主人
の温かいもてなしと合わせ、大変気に入った。
(コースタイム〉民宿とうべや7:10ー山道入口(東屋)7:45ー歯長峠
8:05~15ー歯長地蔵8:55~9:04ー導引大師9:17ー稲生の旧道へ
9:54ー43番明石寺10:30~58ー宇和加茂局手前の広場(昼食)12:13
~40ー正信バス停13:37ー鳥坂番所跡手前の東屋13:54~14:00ー
鳥坂峠14:32ー鳥坂トンネル北14:58ー札掛大師堂15:33~38ー北只
局への旧道三差路16:11ーときわ旅館17:00
(距離 31㎞、地図 宇和島、卯之町、大洲、歩行地 宇和島市
(旧三間町)、西予市(旧宇和町)、大洲市、歩数 53,700)
<43番明石寺>
=鳥坂峠を越えて大洲へ=
5時50分起床、6時30分朝食。お握りと牛乳、バナナなど
のお接待をいただき、7時10分に民宿とうべやを出た。好天
だが風はやや冷たい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/02/fc8c6958116007eeb35e14d803251bb2.jpg)
県道31号を横切り、四国横断自動車道の工事現場近くから
遍路道へ。県道31号に出て少し進み、東屋のところから再び
山道に入る。
200mほどは、くさりがついた急登なので、ゆっくりと上がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/0a/8b6d53717c04fa0b9a1f00338a4bd6a1.jpg)
あとは傾斜が緩み、宿から約1時間で標高480mの歯長(は
なか)峠に着いた。
下から見えた送電線の鉄塔のところだ。小さいお堂にお地蔵
さんが数体並んでいた。
下りは、展望のない杉の樹林を進み、工事中の四国横断自動
車道のトンネル横に出た。県道31号を少し下ると、歯長地蔵堂
がある。東屋もあったので休む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/54/75e81c7741d101429bfedc5129c46b74.jpg)
橋を渡らず、肱川左岸沿いに500mほど進み、右岸の県道
29号に回る。そばに番外霊場導引(みちびき)大師堂があった
のでお参りする。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/30/b7cbd1912d9654249c1794247b7d86cd.jpg)
1㎞ほどは右を並行する旧道を進む。
いったん県道に戻り、再び右手の旧道へ。松山自動車道の終
点、西宇和IC下を通過し、自動車道を2度くぐる。小さい森の中
の小さなほこらに、明石寺の奥の院、白王権現が祭られていた。
山すその真っ直ぐな参道、途中に中務茂兵衛256度石が立ち、
43番明石寺(めいせきじ)に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/dc/c8a6c71548018a444d0b5ade5a4f4cf6.jpg)
杉木立などの緑が豊富で、閑静な山すそにある。山門、鐘楼、
本堂、大師堂など、みな歴史を感じさせる。数本の太いモミジが
見ごろだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/3a/1d9e6e9df4bf56de426426aeb66b3923.jpg)
前半の区切りの寺でもあり、無事ここまで歩けたことに感謝し
参拝、読経する。
山門下から杉木立の中を上り下りして、宇和の町並みに入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/15/5af28892f1a46b0441688a26824c0106.jpg)
中町の通りは、旅館や酒蔵など、江戸末期から明治初期の家
がたくさん残り、その一つ、松屋旅館には、宿泊者や来館した
明治以降の著名人の名が掲げられていた。
JR予讃線上宇和駅近くで県道29号に出て、すぐに東側の旧
道へ。「500m先遍路小屋」の標識があったので、昼食をしよう
と進んだが気づかず、宇和加茂局のそばで、県道に合流した。
合流点に小さい芝生広場がある。県道の車の音が多生気に
なるが、シートを敷き、民宿とうべやさんお接待の弁当をいた
だく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/5a/88c226f1dc2232e6a3007735006d72fd.jpg)
広場には、交通安全を祈願する「安全の祈り」と記された、新
しいミニ地蔵が並んでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ed/b5f87532f2b36993f542cb61fcd53b58.jpg)
雲ひとつ無い好天となり、気温が上がり眠気とだるさを感じる。
その先も2か所、旧道を抜け、正信バス停先で左へ、鳥坂峠へ
の遍路道に下る。日陰の小斜面に、古い東屋があったので休
憩した。
すぐ先、宇和島街道の要衝だったという鳥坂番所跡のそばか
ら、山道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0f/ca012e0b5889c7ea1278117f0a2ad9be.jpg)
上りが続くが、傾斜は緩めで幅も広く、かなりの人々の交流
があったことがうかがえる。
しかし上り道はさすがに暑く、4日ぶりに大汗をかく。途中から
振り返ると、今通ってきた道筋が望まれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/28/b537754307a9144c1b59e809b1f3f87a.jpg)
鳥坂峠は標高470mだが、展望は得られず、すぐに下りに
かかる。
杉林をトラバースすると、日天月天社という小さいほこらと、無
料宿泊小屋がある。林道に入り、途中の標識に従い下って国道
56号鳥坂トンネル北側に出た。
少しだけ歩道が無いが、間もなく広い歩道が付いていた。国道
をどんどん下る。上りでは大汗をかいたが、下りの日陰は涼しい。
北方の展望が開け、雄大な山波が広がりが気持ちよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/83/a5b5ff9d14b30eae22e718039d1661dd.jpg)
2㎞近く下って右手に入り、番外霊場札掛大師堂に寄り参拝
する。前回は昼食をして、工事中の松山自動車道を見下ろした
のだが、すでに開通して料金所が見える。大師堂は無人だった。
国道に戻り、さらにどんどん下る。川沿いの旧道に入り北只局
前を通過する。暗くならないうちに宿に入ろうと、ひたすら進む。
松山自動車道下をくぐり、大洲の町並みに入った。おはなはん
通りなどの古い家並みも急いで通過、肱川から暮れゆく大洲城を
少しだけ眺め、17時ちょうど、ときわ旅館に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/79/18daee52b62923e22fb8e7f8fb9ae7fd.jpg)
古き良き旅館のたたずまい。部屋は暖かくなっていて、布団も
敷いてある。洗濯機に入れて入浴、宿の若ご主人が、乾燥後、
きちんとたたんで持ってきて下さった。
夕食は、広い部屋に1人だけで。旅館らしいきめ細かな味と飾り
付けで、おいしくいただく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/f9/37348c22321b023bc937b5cf79e49559.jpg)
最後の宿は、民宿とうべやさんのお勧めで来たのだが、若主人
の温かいもてなしと合わせ、大変気に入った。
(コースタイム〉民宿とうべや7:10ー山道入口(東屋)7:45ー歯長峠
8:05~15ー歯長地蔵8:55~9:04ー導引大師9:17ー稲生の旧道へ
9:54ー43番明石寺10:30~58ー宇和加茂局手前の広場(昼食)12:13
~40ー正信バス停13:37ー鳥坂番所跡手前の東屋13:54~14:00ー
鳥坂峠14:32ー鳥坂トンネル北14:58ー札掛大師堂15:33~38ー北只
局への旧道三差路16:11ーときわ旅館17:00
(距離 31㎞、地図 宇和島、卯之町、大洲、歩行地 宇和島市
(旧三間町)、西予市(旧宇和町)、大洲市、歩数 53,700)