あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道から見える海⑤

2011-08-29 17:53:08 | 四国遍路あれこれ
 3月6日(日)、四国中央市のJR伊予三島駅をスタートして、標高500mにある65番三角寺
を目指して松山自動車道の南に回ります。

 次第に高度を上げて住宅地の最後から遍路道に入ると、三島の町並みの向こうに瀬戸内海
の展望が開けてきました。


 65番三角寺から、別格14番椿堂への道の途中で分かれて13番仙龍寺へ向かいました。
堀切峠に向かう車道からも、三島の町並みと瀬戸内海が眺められます。


 次の日は別格15番箸蔵寺へ往復し、その翌日、四国霊場の最高所、標高910mにある
66番雲辺寺(うんぺんじ)に参拝しました。雲辺寺から徳島・香川県境の稜線に出て、北側
の観音寺市街に向かって下る途中からの、観音寺の家並みと瀬戸内海。


 観音寺市街に入って、同じ境内にある68番神恵院(じんねいん)と69番観音寺に参拝して、
背後の琴弾(ことひき)公園に上がると、海岸に砂で造られた大きな寛永通宝の銭形(ぜにがた)
が見下ろせます。

 大きさは、東西122m、南北90mあり、寛永10年(1633)に地元の古老達が、巡視に来ら
れる殿様のために1夜で造ったと伝えられる砂の一大芸術が、今に継承されているものです。
歩き遍路の多くの方が、ご覧になっておられることでしょう。

 寛永通宝の向こうには、このような島が望まれます。 


 次の日、標高220mの71番弥谷寺(いやだにじ)から別格18番海岸寺に向かい、天霧峠
から北に下って番外霊場虚空蔵寺付近まで下ると、海岸寺の東方の港が眺められました。


 2日後、高松市西郊の標高365mにある82番根香寺(ねごろじ)に参拝し、市街地の南方に
ある83番一宮寺に向かいます。標高300m台の車道からの北側の眺め。

 
 同じ車道を1㎞近く進んだところからは、もう少し東方が見下ろせます。この日は少し霞んで
いましたが、瀬戸内海の対岸、本州の山並みもかすかに望まれます。


 車道をさらに下って、途中ヘヤピンカーブを2つ、短縮する遍路道を下りました。2つめの
遍路道の終わる辺りからは、高松市中心部の高層ビルの向こうに、明日上がる屋島が展望
できました。


 次の日午前、屋島山上にある84番屋島寺に参拝し、東側の屋島ドライブウェイにある展
望台に出ると、東側眼下に源平合戦の場、壇ノ浦が見下ろせます。直線的で平面の部分は、
もとは海だったところが埋め立てられた土地です。

 対岸のピークは、五剣山あるいは八栗山と呼ばれ、その山腹に85番八栗寺(やぐりじ)が
あります。

 同じ場所から、右側奥の方の志度湾方面。


 85番八栗寺に詣で、県道145号を下って行くと、二つ池親水公園があります。その少し
先からは志度湾が近づいてきました。


 この日は86番志度寺と87番長尾寺に参拝し、翌3月13日(日)正午頃、88番大窪寺に
結願することが出来ました。

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『西武鉄道 南入曽車両基地 夏まつり』へ(埼玉・狭山)

2011-08-27 20:48:29 | 鉄道
 2011年8月27日(土)

 子どもさんにとって夏休み最後の土曜日、毎年同じ時期に行われている、西武鉄道新宿線
の南入曽(みなみいりそ)車両基地の電車夏まつりが、今日10時から15時にかけて開催され
たので、出かけてみました。

 場所は、西武新宿線の新所沢駅と入曽駅との間、わが家からは、歩いて4㎞ほどのところ
です。

 何日か前に、所沢駅構内でもらった案内のチラシ。
      

 夏まつり会場には、車両基地の北側から入ります。


 最初に回ったのは、電車と子どもたちが綱引きをするところですが、空き時間には車両の
前で、運転手さんの帽子を借りて記念撮影が出来ます。


 近くの車両では運転台の見学が出来るのですが、人気コーナーなので、90分くらい待た
ないと、見られないようです。


 屋根の下に4本の引き込み線のある、ピットと呼ぶところに入りました。ここでは、普段見
られない車両の床下見学が、間近で出来ます。


 電車の運転速度を制御する、カムモーターとカム制御部。


 その先頭部でも、記念撮影をする子どもたちが。


 こちらの2000系車両の運転席には、人形が飾ってありました。


 会場の中心部に、4両の休憩車両があり、休んだり食事をしたりすることが出来ます。


 先頭部に付けられた、ライオンズの旗。


 構内に咲くヒマワリ。


 線路の保守に欠かせない、レール探傷車(たんしょうしゃ)。電車以外でただ1つの展示車両
でした。


 探傷車の心臓部、探触子(たんしょくし)と呼ばれるところ。


 その向こうに、たくさんの人が集まっています。


 いろいろな車両が並ぶ、車両展示・撮影会コーナーです。






 1番奥にも、さらに2両の展示が。


 グッズ販売コーナーは、たくさんの人だかり。


 食べ物、飲物の出店も大混雑でした。


 2つの駅から基地までは、普通の人が歩くにはちょっと距離があるので、新所沢駅との間で、
数本の臨時電車が運転されました。


 なお、西武鉄道秩父線の横瀬(よこぜ)車両基地でも、『トレインフェスティバル2011in 横瀬』
という催しが、10月2日(日)10時~14時30分に開催されます(入場無料)。


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四国遍路道から見える海④

2011-08-25 12:32:27 | 四国遍路あれこれ
 カテゴリー「四国遍路あれこれ」の次のテーマは、昨年7月末~8月1日にアップした「四国
遍路道から見える海」の続きです。

 後半の遍路道は、おおむねは瀬戸内の海岸線に近いところを進むのですが、海のそばは
松山市(旧北条市)東端の浅海(あさなみ)から隣の今治市(旧菊間町、大西町)くらいしか
通らないので、2回に分けて遠望が中心になります。

======================================

 松山市内の53番円明寺(えんじょうじ)を過ぎ、旧北条市街を抜けて番外霊場の鎌大師
(かまだいし)に詣で、標高80mの小さい峠を越えると、行く手の浅海(あさなみ)の町並み
と瀬戸内海が見下ろせます。


 浅海の町外れから今治市に入り、鬼瓦の工場の並ぶ菊間から大西へと進みます。大西
町の町並みの手前にある星の浦海浜公園からの、大西の造船所の船。


 造船所に林立するのクレーン。


 次の日、今治市内の霊場を巡り、57番栄福寺から犬塚池の横を上がり、標高255mの58
番仙遊寺(せんゆうじ)に向かう高台からは、しまなみ大橋が望まれます。


 58番仙遊寺から59番国分寺に向かって下る林間の遍路道からは、今治市街の向こうに
瀬戸内海が、この日はちょっと霞んでいました。


 これも同じ下り道の樹間から。


 同じ場所からは、上り道で見た、しまなみ大橋周辺の展望も得られます。


 どんどん下って、見えている辺りより東側の田園地帯に出ます。


 この日宿泊した、今治湯ノ浦ハイツの部屋からの西方の眺め。


 同じ部屋からの、広々とした北方の展望。、


 2日後、標高745mの山上にある60番横峰寺へ、JR伊予小松駅近くから往復したので
すが、帰路、松山自動車道のそばまで戻ったら、思いがけず向こうに海が見えていました。

 
 次の日は、JR伊予西条駅前をスタートして、新居浜市から四国中央市に入ります。別格
12番延命寺に参拝後、6㎞ほど先まで進むと、伊予三島の港の周辺にある大王製紙の
工場の煙突などが見えて来ました。


 この日のゴール、無人の伊予寒川(いよさんがわ)駅の北側には人家もなく、海が一望
できました。


 (続く)

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三ツ井戸の弘法まつり(埼玉・所沢)

2011-08-21 22:06:40 | 所沢だより
 今日、8月21日(日)は、3日前の猛暑がうそのような涼しさとなりました。

 昼間、NHK BSで『空海・至宝と人生』の再放送があったので、見残していた①部「仏教
革命」と②部「名筆の誕生」を見ました(③部「マンダラの宇宙」は2日前?に見た)。

 雨は持ちそうなので、夕方になって市内のウオーキングに出かけ、18時過ぎに西所沢の
東川(あずまがわ)沿いにある「三ツ井戸」のところに回ったら、弘法祭りをしていました。


 弘法祭りとは、いわずと知れた弘法大師・空海ゆかりの祭りです。


 これが、弘法大師のお告げで掘ったといわれる三ツ井戸。

 明るいときに上からのぞくと、いまも湧水が見られます。

 その由来が、そばに記されています。


 井戸の西側に、弘法大師を祭る小さいお堂があり、きょうは明かりが灯されていました。

 井戸の背後に立つのは大イチョウ。

 井戸とお堂の間の狭いスペースにやぐらが組まれ、所沢のお囃子である重松流(じゅうま
りゅう)に合わせて、ひょっとこが踊っています。






 東川に沿って立てられた、あんどんの一つ。


 そばの西友で買い物をして出てきたら、おかめの踊りに変わっていました。






 18時半近くにはうす暗くなってきましたが、お祭りはまだまだ続くようです。


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湯の丸高原 池ノ平湿原の花と展望(長野)

2011-08-18 20:50:49 | ハイキング
 首都圏は相変わらず猛暑が続いています。明日からは前線が南下して、幾分涼しくはなる
との予報ですが、この暑さでは日中の外出はままなりません。

 今日15時近く、わが家の前の私道付近の、高さ1m位のところに温度計を置いてみたら、
このようになりました。2つとも41℃を越えています。アメダスの所沢の最高気温は36.7℃
とのこと。今年の最高気温になったようです。


 少しは涼しい気分になっていただければと思い、すでにアップした7月31日(日)の池ノ平
湿原の花と展望を、別の写真でもう1度ご覧いただくことにしましょう。

======================================

 湯の丸高原駐車場からシャトルバスで池の平駐車場まで行き、池ノ平湿原の西側に伸びる
「見晴歩道」と呼ぶ稜線を上がって行くと、ヤナギランがあちこちで咲き出していました。  


 広い草地で咲くワレモコウ。


 この日の最高点、標高2110mの「雲上の丘」に上がると、眼下に池の平湿原が見下ろせ
ます。  




 針葉樹に覆われた少し暗い「ピグミーの森」を抜けて、標高2095mのピーク、見晴岳に
上がると、東側の東御市(とうみし)の展望が開けてきました。






 南東に向かって稜線を下って行くと、シャジクソウが咲いています。


 水気の多いところに咲き出したのは、ミヤマバイケイソウでしょうか。


 池の平湿原の、鏡池が近づいてきました。


 湿原の中には木道が設けられ、回遊できるようになっています。


 湿原に咲くノハナショウブ。


 木道を東に回って行くとガスが広がり、視界が狭められます。 


 湿原の周囲は、針葉樹に囲まれています。




 「グリーン広場」と呼ぶ休憩場所付近の木道。


 グリーン広場で湿原に分かれ、池の平駐車場に向かって緩やかに上がる木道際に咲く、
マルバダケブキ。


 池ノ平駐車場近くには、コオニユリがあちこちに咲いていました。


 この日あちこちで見られた、ハクサンフウロ。


 湿原には、まだたくさんの花が咲いていました。標高2,000m前後の湿原の気温は、15℃
前後だったのではないかと思います。


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四国遍路道にある道しるべ⑫

2011-08-16 21:49:54 | 四国遍路あれこれ
 3月12日(土)、東横イン高松中新町を出発して、市街地を東に抜けて屋島山上の84番
屋島寺に参拝しました。境内を東に出て、眼下の壇ノ浦を見下ろし、その方向に向かって
急坂の遍路道を下り、車道を横断します。さらに下の遍路道を下って行くと、次の85番八
栗寺(やくりじ)への標識が立っていました。


 さらに下り、民家が現れる辺りに立つ、84番屋島寺への逆打ち遍路用の標識。珍しく、英
語とハングル文字でも記されています。このタイプの標識も、初めてでした。


 壇ノ浦に注ぐ川を渡り、番外霊場州崎寺を経て、牟礼北小の背後を通過しました。その
付近に立つ古い石標と、柱に貼られたへんろ道標識。


 85番八栗寺に参拝し、急勾配の県道145号を南に下りました。二ツ池親水公園横を過
ぎ、新しいルート標識に従い、琴電志度線の塩屋駅横を通過します。近くに立つ86番志度
寺(しどじ)への石標。


 86番志度寺へのお参りを済ませ、87番長尾寺を目指して南下します。途中にある番外
霊場玉泉寺(ぎょくせんじ)を過ぎ、鴨部川の広瀬橋の袂(たもと)に、中務茂兵衛(なかつ
かさもへい)が181度目の遍路の際に建立した標石が立っています。


 3月13日(日)は、いよいよ結願の日。87番長尾寺そばの民宿ながお路(じ)を出発して、
前山ダム南岸にある前山お遍路交流サロンに寄り、最後の険路、標高740mの女体山越
えを目指します。譲波の休憩所を過ぎて、山道にかかる遍路道の入口に立つ標識。


 標高500mにある太郎兵館近くの、へんろ道に下がっていたもの。


 太郎兵衛館付近から少し車道を進み、女体山へのへんろ道にかかるところ。右手前の新
しい標石は、遍路地図では「平成遍路石72」と記されています。


 もう1度、迂回してきた車道を横断する地点に並ぶ標識。


 最後の急坂を上がって着いた、女体山頂(776m)にある「四国のみち」などの標識。


 88番大窪寺ももうすぐ、とうとう結願(けちがん)です。結願を祝う標札。


 四国霊場の結願寺、88番大窪寺の本堂です。


 翌3月14日(月)は、別格霊場の結願寺である20番大滝寺に向かいました。樺川荘本館
を出て、県道106号を少しずつ上がって行きます。さぬき温泉を過ぎると、ヘヤピンカーブの
続くところまでしばらく民家が途絶えます。ヘヤピンカーブが近づいた辺りのカーブ点の標識。


 ヘヤピンカーブを通過して、六角堂と呼ぶ若者集いの家の先で、稜線上の林道と合し、さ
らに県道153号と合する三差路に出ました。その三差路にあった、大瀧寺への標識。


 その先、この日の最高点、標高920mの稜線は香川県高松市と徳島県美馬市との県境
になっています。 

 こここら右に少し下ると、別格20番大瀧寺です。前回と今回とで、別格霊場20か寺も
全部巡ることが出来ました。


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四国遍路道にある道しるべ⑪

2011-08-13 22:36:39 | 四国遍路あれこれ
 3月8日(火)正午過ぎ、県道240号を下って岩鍋池を過ぎ、67番大興寺(だいこうじ)が
近くなった、三差路にある古い遍路道標石。


 そばの電柱にも、現在の遍路標識が幾つも貼られていました。


 67番大興寺門前の標識。お地蔵さんの下にも、「へんろ道」の表示と手の形の矢印が刻
まれています。


 大興寺でのお参りと昼食を済ませ、観音寺市街の近くにある68番神恵院(じんねいん)と、
同じ境内にある69番観音寺に向かいます。大興寺の先の、ため池付近に立つ新しい標石。


 次の日、3月9日(水)は、観音寺市街の若松屋別館をスタートしました。70番本山寺(もと
やまじ)を経て、71番弥谷寺(いやだにじ)に向かいます。国道11号から平行する旧道に入り、
音田川を過ぎて、再び国道11号に近づいた辺りに立っていた、弥谷寺への標石。


 標高220mにある弥谷寺本道に参拝後、境内で昼食を済ませ、別格霊場18番海岸寺を
目指します。東に延びる稜線を進んで上がった天霧峠(280m)から、北に下る分岐にある
標柱。「白方へ」の方向が、海岸寺へ向かう下り道です。


 林間の遍路道を下って番外霊場虚空蔵寺(こくぞうじ)を経て、白方の集落へ。白方小の近
くにあった古い標石。 


 3月10日(木)、72番曼荼羅寺そばの門先屋旅館を出発して、75番善通寺に参拝しました。
善通寺市街を抜けて、JR土讃線の東に回って北に向かいます。高松自動車道の近くに立つ、
新しい「四国のみち」の石標。向こうに見えるのは、讃岐富士です。


 そばにある石標には、「右善通寺」と刻まれていました。


 善通寺内の76番金倉寺(こんぞうじ)と77番道隆寺(道隆寺)を巡り、道隆寺の背後で右折
して東に向かい、丸亀市を東に抜けて宇多津町(うたづちょう)に入りました。民家の角に残る、
78番郷照寺への標石。


 郷照寺へのお参りを済ませて、古い家並みを東へ。家並みの少なくなり大東川に近づいた
ところにある古い標石。左側は「すぐ金比羅道」、右側は「西丸亀道 東高松道」と刻まれて
います。


 JR予讃線の踏切を越えて県道33号を少し通過し、坂出市の市街地に入る手前で、瀬戸
中央自動車道の下を抜けて行きます。自動車道の手前の、新しい遍路道標識。高速道の向
こうは、公園の中を抜けました。


 3月11日(金)は、東日本大地震の発生した日。まだ発生前の朝、80番国分寺に参拝し、
背後の稜線に上がって県道を西に回って81番白峰寺に向かいます。県道から林間の遍路
道への下り口に立つ遍路石。左が県道を行く車遍路道、歩き遍路は右の小道を下り、自衛
隊の兵舎の後ろを回って白峰寺に往復します。


 81番白峰寺に参拝後、自衛隊の兵舎のところまで戻って、さらに稜線上の遍路道を東に
進みます。戻ったところの三差路に立つ標識。


 その中の一つ、1番左の古い標石。81番白峯寺、82番根香寺(ねごろじ)、80番国分寺
の方向を示しています。


 82番根香寺を経て、この日の最後は83番一宮寺(いちみやじ)に向かいました。高松
方面の展望の開けた車道から、ショートカットするへんろ道に下るところに立つ、へんろみち
保存協力会のへんろ札。  


 JR予讃線の鬼無(きなし)駅近くで、県道33号と予讃線の踏切を越えて、本津川の橋を
渡りました。その付近に立つていたもの。 


 その先で、香東川左岸河川敷に設けられた自転車道を進むのですが、その手前1㎞ほどの
ところにあった、地元ライオンズクラブで建てた新しい標識。


 83番一宮寺に参拝して、高松市の市街地にあるビジネスホテルに入り、テレビで東日本
大地震の発生を知り、大変驚いたのでした。  (続く)


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四国遍路道にある道しるべ⑩

2011-08-10 21:57:22 | 四国遍路あれこれ
 立秋を過ぎて、この夏の暑さのピークが来たようです。全国的に猛暑が襲来していますの
で、皆さん、くれぐれも熱中症にならないようご注意下さい。私も、快晴の今日(8月10日)
は、市内ウオーキングを止めました。

=====================================

 2011年3月3日(木)、今治湯ノ浦ハイツを出発して、別格10番興隆寺に向かいました。
西条市安用(やすもち)で、59番国分寺から60番横峰寺への遍路道に分かれて、興隆寺
へのルートに入ります。県道151号の西山入口バス停付近の三差路に立つ、興隆寺への
へんろ道標識。


 3月4日(金)午前は、JR予讃線伊予小松駅に近い同行民宿鈴から、標高745mの山上に
ある60番横峰寺(よこみねじ)まで往復することにしました。林道本谷線の終点まで進み、61
番香園寺(こうおんじ)奥の院から延びる尾根道にとりつきます。横峰寺まで3.6㎞点に立つ、
「四国のみち」の道標。

 昨夜降った雪が残っています。

 尾根道を進んで、東側の黒瀬湖方面から上がってくる平野林道に出たところに立つ、四
国のみちの標柱。手すりのところが尾根道の最後の階段、右が平野林道の黒瀬湖方面
への下り道。


 60番横峰寺に参拝後、同じ道を戻ります。上の写真のところから尾根道を下って行く
途中にあった古い標石。上りでは気づきませんでした。


 尾根道を、横峰寺まで3.6㎞点まで戻り、林道本谷線の終点に入らずに下れる遍路道
を下りて、林道が90度カーブする点まで出ると、この標識が立っていました。これも、往路
では気づかずに、林道を終点まで進んだのでした。


 次の3月5日(土)、JR予讃線西条駅前の西条ステーションホテルを出発し、翌日の65番
三角寺への道のりに入ります。13時近く、国道11号から分かれて入った旧道の道の下集落
付近の電柱に貼られていた標識。


 近くには、別格霊場12番延命寺まで5.5㎞を示す、四国のみちの道標などもありました。


 四国中央市(旧土居町)の国道11号やJR予讃線と交差する辺り、延命寺まで1.5㎞を
示す、へんろみち保存協力会のへんろ道標識。


 3月6日(日)は、JR予讃線伊予三島駅をスタートして、標高500mにある65番三角寺(さ
んかくじ)に向かいました。松山自動車道の南に出て、近くの戸川公園で最初の休憩を。その
戸川公園のそばに立つ、古い道しるべ。


 公園の先から少しずつ高度を上げて、上柏町の住宅地を抜けて行きます。その途中にも
古い標石が。右に、「この方へんろみち」と刻まれています。


 住宅地が終わり、舗装された車道から細い用水沿いのへんろ道に入るところにも、同じ
ような表示の標石が立っていました。


 ミカン畑の間を抜けて林間を上がって行くと、大阪のお遍路さんが吊してくれた標識が。


 三角寺の参拝を終えて、別格霊場13番の仙龍寺に回ることにしました。標高780mの
山越えのへんろ道があるのですが、三角寺の納経所で、「分かりにくいから車道を行くよう」
勧められたので、それに従うことにしました。

 別格に回らない場合の、通常の椿堂方面へのルートを1㎞ほど進んで、三差路を右に入
る堀切峠への古い車道に進みます。車道の分岐点にあった表示。

 左へ直進で椿堂方面、右折して行くと堀切峠経由、仙龍寺方面です。

 標高480mの堀切峠を越えた辺りに立つ、へんろ道の標柱。  


 三差路になっている、中山口バス停付近に立つ標識。左の標柱の左側にある「奥之院」の
表示が、四国霊場総奥の院の仙龍寺を示します。


 新宮ダムのダム湖沿いの車道に下り、標高230mにある別格12番の仙龍寺に上がって
行く入口にある標識。


 1日おいて3月8日(火)は、民宿岡田から標高910mで四国霊場中の最高所にある66番
雲辺寺(うんぺんじ)を目指しました。林間のへんろみちを上がって稜線上の車道に出て、今
朝降った雪を踏みしめて進みます。雲辺寺まで1㎞足らずのところの古い四国のみちの標柱。


 雲辺寺に参拝し、五百羅漢の並ぶ遍路道を徳島・香川県境の稜線上に進みました。二つの
アンテナ塔の間から、北側に下る遍路道の分岐にある、四国のみちなどの標識。


 下るにつれて雪は少なくなり、ところどころに木のベンチが設けられています。ベンチが
二つ並ぶところには、へんろみち保存協力会の「へんろ道」の札が下がっていました。


 雲辺寺から3.2㎞、次の67番大興寺(だいこうじ)まで6.4㎞の下山路に立っていたもの。


 県道240号に入り、少しずつ下って岩鍋池の横を通過します。その先の三差路に立って
いた古い標石。「右小松尾寺」「左観音寺」「すぐ金比羅道」と記されているよう。小松尾寺
とは大興寺のことで、現在は小松尾山大興寺と呼ばれています。 
 

 この日は、観音寺市街に近い68番神恵院(じんねいん)と、同じ境内の69番観音寺まで
参拝し、観音寺市街の若松屋別館に泊まりました。  (続く) 


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四国遍路道にある道しるべ⑨

2011-08-08 22:57:26 | 四国遍路あれこれ
 2月26日(土)午後、45番岩屋寺に向かい、最後の上りで標高730mの八丁坂の上に
着きました。峠には、道しるべが幾つも立っています。




 1番古そうな石造りの遍路標識。


 峠の近くからは、残雪の山並みが眺められました。


 岩屋寺に向かう稜線上の遍路道に立つ、「四国のみち」の標識。


 2月27日(日)は、45番岩屋寺や44番大宝寺のある久万高原町(くまこうげんちょう)から、
松山市との境になっている三坂峠(標高710m)を越えて、松山市に向かって下ります。

 国道33号を緩やかに上がって、峠の近くで国道に分かれるところに立つ標識。

 「右へんろ道 左松山道」と刻まれています。
 
 峠から200mほど下り始めたところに立つ、「四国のみち」の標柱。


 さらに続く、下り坂に下がっていたもの。


 峠を下って榎集落の近く、番外霊場網掛石(あみかけいし)が近づいた辺りで、田んぼの
間の車道から、少しの距離の遍路道に上がる分岐に立つ標柱。


 松山市内最初の霊場、46番浄瑠璃寺と、次の47番八坂寺の間は1㎞足らず、その途中
にあるへんろ道の道しるべ。


 47番八坂寺から南へ、近くにある、ため池の横を通過するへんろ道の、ガードレールに
貼られたいろいろな遍路標識。向こうがため池です。


 八坂寺の先1㎞にある別格霊場9番文殊院に参拝の後、46番浄瑠璃寺のそばの長珍屋
(ちょうちんや)に戻るときに、少しだけ近道の県道194号を利用しましたが、県道には、「逆
へんろ道」の古い標石が立っていました。


 2月28日(月)は長珍屋を出て、48番西林寺(さいりんじ)から53番円明寺まで、松山市
内の霊場を巡ります。48番西林寺を参拝後、久米小の横を通過して間もなくの辺りに立つ、
古い遍路標石。右は、「すぐ こんぴらみち(金比羅道」と記されているようです。


 51番石手寺(いしてじ)を過ぎて、道後温泉の商店街のアーケードを抜けました。その先
の住宅街に立つ電柱に貼られたへんろ標識。 


 2日後の3月2日(水)、今治市内の54番延命寺への参拝を済ませ、東へ向かう遍路道を
進みます。寺から4分ほどの角にあった、へんろ道の標識。


 さらに5分ほど先、三差路の右折点のへんろ道標識。 


 今治市の中心街を抜けて、56番泰山寺(たいさんじ)に参拝しました。その先は、田んぼの
あぜ道が遍路道になっていますが、その入口付近に立つ古い遍路道の標石。


 57番栄福寺の近くにも、田んぼのあぜ道を進む気持ちよい遍路道がありますが、車道
からその遍路道への入口に、幾つもの遍路標識が並んでいました。


 標高255mの山上にある58番仙遊寺から、林間の遍路道を北東に下って行きました。そ
の途中の斜面にあったもの。 


 林間から下ってしばらくは、田園地帯から松木(まつぎ)の新興住宅街を進みます。国道
196号近くの電柱に貼られたへんろ標識。下の2つは、初めて見るものでした。  


 この日は59番国分寺に参拝し、今治市の東端付近にある公共の宿・今治湯ノ浦ハイツに
宿泊しました。  (続く)


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国立歴博 くらしの植物苑の『伝統の朝顔』展示(千葉・佐倉)

2011-08-06 11:31:45 | ウオーキング
 2011年8月3日(水)

 午後に訪ねた佐倉城址公園にある、国立歴史民俗博物館のくらしの植物苑では、夏の特別
企画、『伝統の朝顔』の展示中だった。


 国立歴史民俗博物館では、生活文化を支えてきた植物を系統的に植栽し、その理解を深め
ることを目的として、「くらしの植物苑」を開設しており、苑内には、『食べる』、『治す』、『織る・
漉く』、『染める』、『道具を造る』、『塗る・燃やす』という6つのテーマに沿って、さまざまな植物
を植栽しており、観覧することが出来るが、それら常設の植栽エリアの手前に、特別企画用の
スペースがあり、毎年夏季に開催されているのが、『伝統の朝顔』である。


 入苑したのは、薄日が漏れてきた午後のため、朝顔の花はしぼんでいるものも多かったが、
咲いていたものもあり、普段あまり見たことのない珍しい花や葉の朝顔を見ることが出来た。

 それらの幾つかを紹介する。






 朝顔の葉とは思えぬ細い葉。





 これも、包まれたような葉が特徴。


 葉っぱだけでなく花も細い。


 牡丹桜(ぼたんざくら)というのだろうか、八重の花。


 下の3つとも、花の形が変わっている。









 普通の朝顔は、ツルが上に伸びるのだが、これはツルが垂れ下がる種類とか。


 斑(ふ)入りの葉っぱ。


 この葉も少し斑がはいっている。


 皆、違う種類の鉢植えだが、花は咲き終わっていた。


 もらったパンフレットに掲載されていた、変化朝顔の名前。


 鉢のそばで、猫ちゃんが昼寝中。どんな夢を見ているのだろうか…。


 朝顔のそばに、何種類かのヒョウタンも実をつけていた。


 「岡部マリ」という品種。


 「北海甘あじうり」


 こちらは「マンゴーメロン」という。


 「伝統の朝顔」の展示を見た後、苑内に広がる『食べる』、『治す』、『織る・漉く』など、6つ
のコーナーの植物もひととおり見て回り、「くらしの植物園」を後にした。

 ちなみに、「くらしの植物苑」は、国立歴史民俗博物館の本館の建物のある場所からは、
東南方向に徒歩で約8分ほど、佐倉中学校の西側にある。

 この企画展示については、国立歴史民俗博物館のサイト中のこちらをご覧下さい。


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