あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

芝桜の羊山公園からボタンの少林寺へ(埼玉・秩父市)〈前半〉

2022-04-30 22:08:15 | ウオーキング
 2022年4月25日(月)〈前半・芝桜の丘へ〉

 秩父、羊山公園の芝桜がかなり見ごろになったようなので、久しぶりに出かけることに
した。有料になってからは初めてのように思うので、何年ぶりになるだろうか・・・

 西武池袋線の下り電車に乗り、飯能駅からは特急Laview(ラビュー)秩父7号に乗り換
える。


 新緑の秩父路に入り、横瀬駅からは秩父のシンボルで日本二百名山の武甲山(ぶこうさ
ん・1304m)が間近に迫る。


 終点の西武秩父駅には9時51分に着いた。

 改札口の手前では「電車で芝桜に行こうキャンペーン!」を受付中なので、私もスマホ
で最初のQRコード読み込みをする。これを利用すると、芝桜の丘で500円分のクーポ
ン券がゲットできる。
     

 西武秩父駅を10時02分に出発した。


 いつものように西武秩父駅前の秩父観光情報館に入り、秩父地域の幾つかのパンフレッ
トを入手した。
 



 館前には芝桜の植え込みが、コインロッカーも羊山公園の芝桜の写真だ。


 芝桜の丘までは徒歩で約20分、牧水の滝経由と急坂だが距離の短い2コースがあり、
初めてだが後者の短距離コースを行くことにした。
     

 国道40号線をファミリーマートのあるところで横断し、案内看板に従い細道を羊山の
山すそに向かう。


 沿道の民家で、真っ白なハナミズキがまさに花盛り。



 山すその交差点際に古いお地蔵さんと石碑があり、その先から車の通れぬ松坂と呼ぶ針
葉樹林下の急坂の上り道へ。
     

           上り口付近には、シャガがたくさん咲いている。
          

     
 坂の中ほどで、トンネルに入るところの西武秩父線の上を越える。ちょうど、乗ってき
た特急Laviewが折り返す上り電車がやってきた。
     

 針葉樹林下の急坂には、何か所か休憩用の木のベンチがある。
     

      
 小さな社殿の大山祇(おおやまずみ)神社を過ぎると、すぐ上で牧水の滝からの車道に
合し、ナラやクヌギなどの新緑の樹林に代わった。

 
 その先は駐車場になり、周辺にルピナスの花が。


 西側のふれあい牧場で泳ぐこいのぼり。


 その横が、芝桜の丘のメインゲート、中央口である。



 入園料は一般300円だが65歳以上は団体並みの250円、10時35分頃入園した。
           


 芝桜の丘は南北に長く、中央口のある西側と対面する東側が高くて南北に走る中央部が
低くなっているので、まずは西側中央部の高みから一望する。


 中央口近くの一角では、地元関係者が芝桜の手入れをしていた。これらの方々のおかげ
でこの美しい風景がつくられ維持されていることに感謝する。


 全体的には少し早めの感じもあるが、パノラマ的に見ればもう見ごろといってよさそう。


 まずは西側の高みから南に向かって進む。





 好天に誘われてかなりの人が訪れ、広々とした展望と花の彩りを楽しんでいる。





 西側高みを中ほどまで進むと、芝桜エリアの外側にチューリップやネモフィラが咲いて
いた。













 その先、エリア外は「秩父こもれびの庭」と呼ばれる辺りで、ケヤキなどの新緑が広が
り、その下に、「ポテくまくんの家」と呼ぶ建物がある。


 気温が上がってきたので、緑陰から南側末端付近の芝桜を眺めながら進む。




     
     南端の入口である宇根口まで進み、南側から芝桜の丘全体を眺めた。



      対面の東側高みに上がった。
     

 東側に二子山の双耳峰が望まれる。



 この後は、東側高みの斜面から眺めながら北に向かって折り返して行く。


 
 木陰にたくさんの木製ベンチがあり、涼風に吹かれながらの眺望を楽しむ人が多い。



 東側、菖蒲田口方面のエリア一帯は、見ごろはまだ少し先になりそうなので、中央部を
貫く園路を中央口方面に戻ることに。


 
 こちらは、まだ花が早めの菖蒲田口側。



 
 園路沿いには、花の品種が分かる立札もある。



 中央口近くまで戻り、もう一度南側を一望する。


 グループ毎の植え込みのある「芝桜市民ガーデン」を少しだけ眺めた。


 
 さらに、出店のテントが並ぶ「秩父路の特産市」エリアに入り、興味ありそうな店だけ
のぞきながら一巡したが、欲しいものは売り切れていたので買物はしなかった。


 中央口を11時38分頃出て、芝桜の丘を後にした。  〈続く〉


 なお、4月30日閲覧の「秩父観光なび」によると、今年の見ごろは終わり、入場料徴
収も4月30日までとなり、5月1日(日)以降は無料で入園できるようだ。



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春色あふれる昭和記念公園を巡る(東京・立川、昭島)〈その3〉 

2022-04-27 16:18:36 | ウオーキング
 2022年4月19日(火) 〈その3・みんなの原っぱから立川口へ〉



 13時近くに日本庭園を出て、南側の「みんなの原っぱ」に向かい、原っぱの北端から
東に向かう。


 ソメイヨシノ木の向こうにナノハナがたくさん咲いているのが見えたので、その方向へ。





 「みんなの原っぱ」の北東側一帯は「原っぱ東花畑」と呼ぶエリアで、この一帯のナノ
ハナが花盛りになっていた。






 
 周辺の木々の新緑なども眺めながらナノハナ畑沿いを南に進む。


 花畑が終わると、みんなの原っぱの中央部に立つ大ケヤキが近づく。


 周辺のケヤキの芽吹きも気持ち良い。


 さらに南下した「はらっぱ南花畑」では、たくさんの草花が混じって咲き競う。




 「春のプーケガーデン2022」と呼ぶ花畑で、20種を超える草花が植え込まれてい
るようだ。 


 
 ガーデン内の通路を巡ったりして、南側まで見て回った。










 昼食場所を探しながらみんなの原っぱの南端まで進むと南売店があったが、ここでは
飲料が主で食事はできないので、さらに進むことに。


 南端まで回って原っぱを去り、南側のうのはな橋を渡る。


 東側に回り込むとハーブ園があるが、ざっと眺めるだけで通過した。





 ハーブ園沿いに大きなシャクナゲが咲き出していたが、青空が隠れて曇り空になり色合
いは冴えない。



 花木園管理棟前を通過し、 新緑の木々の下を進む。1本だけのムラサキモクレンに数輪
の花が咲いていた。
     

    

     
 「風になって」と呼ぶ石像前を過ぎると、何種類ものクリスマスローズの植え込みが続
いている。






 公園の立川口に向かって東南方向に向かい、ふれあい橋を渡る。


 周辺のクスノキは、やわらかな新芽に代わろうとしていた。


   橋を過ぎたところに、「彼方に」と呼ぶ黒花崗岩製の彫刻が立っている。
     

 
 芝生の広がる「ふれあい広場」に入り、ケヤキの近くにあったレストランに入ることに
した。


 もう14時近いので、食事中の人はほとんどいない。


 ビーフカレー(880円)を注文して、広場を眺めながら遅い昼食を済ます。





 広場の南東側には大きな噴水があり、立川口に向かってカナールと呼ぶ水路と緑地が延
び、その両側を囲むようにイチョウ並木が続いている。







 北側のイチョウ並木の下を進む。途中のフジ棚ではフジが咲き出す。






 
 立川口のゲートを出ると、左手に大きなツツジが花盛り。






 さらに伸びる緑地を東進してみどり橋を越える。


     
           沿道には何本かのハナミズキが咲き出していた。
          

 緩やかな階段を下り最後の緑地、「ゆめひろば」を南東方向へ。


 昨年12月22日の「西武ウオーキング&ハイキング」のゴール地点、立川グリーンス
プリングスの南端、多摩信用金庫本店の入るビルが目につく。



 そのビル前を南進して、多摩モノレールの立川北駅に14時58分にゴールした。

 
 急ぎホームに上がり、1分後の上北台行き多摩モノレールに乗る。

 (天気 晴後曇、距離 6㎞、地図 昭和記念公園配布「ようこそ国営昭和記念公園へ」、
  歩数 11,400)

 



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春色あふれる昭和記念公園を巡る(東京・立川、昭島)〈その2〉

2022-04-24 21:30:54 | ウオーキング
 2022年4月19日(火) 〈その2・日本庭園と盆栽苑〉

      

  昭和記念公園の渓流広場を一巡して、たっぷりチューリップを楽しんだ後、東北側に緩
やかな斜面を上がり、広大な芝生広場である「みんなの原っぱ」の西北側を北に向かう。


 原っぱ中央部に立つ大ケヤキの周辺では、遠足に来たたくさんの小学生が昼食中だった
が、間もなくナノハナの咲く原っぱの東北に向かっていた。


 原っぱの西北側は「桜の園」と呼ばれるソメイヨシノの古木が並んでいるが、すっかり
葉桜に代わっている。


 ソメイヨシノが尽きた辺りから北進して、日本庭園の西南側にある入口から庭園へ。


 門を入ってすぐ、数輪だがヒトリシズカが咲いていた。

 
 その先にはボタンの植え込みがあるが、まだ花は少ない。



 園内は、やわらかな新緑に覆われていて、どちらを向いても気持ち良い眺望である。

     
 休憩舎の近くでは、レンゲツツジがかなり咲き出している。


 アセビも多く、頂部は新芽が伸びていた。



 シャクナゲも咲き始めている。



 休憩舎に入り、眼前に広がる池とそれを囲む新緑やツツジなどを一望する。










 休憩舎を出て、西側から北へと池の周囲の園路を巡ることに。




 池の北西側まで回ると、北側の盆栽苑の一角にシャクナゲとツツジが咲くのが見える。
     


 移り変わる池を眺めながらさらに進む。


 池畔にもシャクナゲが咲き出していた。




 盆栽苑の入口が東側にあったので、入ってみることにする。


 コロナの影響で園内は左から右へと折り返すように、一方通行になっていた。

 
 まずは左側(南側)を順次、みごとな盆栽を見ながら進む。






     


 中央部の盆栽



 最奥部は、土塀沿いに盆栽が並んでいる。


     

 ニホンサクラソウの鉢植えも 


   


 一巡したので盆栽園を出た。


 日本庭園の池の北側をさらに進む。


 こちらにも別のシャクナゲやミツバツツジが咲く。


 この辺りでも、アセビの群落が一斉に新芽を伸ばしていた。


 池を隔てて、休憩舎の反対側辺りまで進んだ。



 周辺のモミジやクヌギなどの新緑がみずみずしい。



 池の東側に架かる橋の近くまで進むと、キリシマツツジの群落がかなり開花している。


      橋際のカキツバタも咲き出した。
     


 周辺を眺めながら橋を渡って南岸に向かって進む。


 モミジなどの気持ち良い新緑


 対岸にもカキツバタが咲いていた。



 わずかに斜面を上がるとフジ棚があり、フジが咲き出し、周辺にもツツジが多い。
     



 
 橋際にも休憩舎があるので、吹き抜けの内部に入って池や周辺の緑などを眺める。






 庭園の入口に向かって戻る園路にも、キリシマツツジなどが咲く。



 13時近くに日本庭園を出て、「みんなの原っぱ」の東北側に向かう。〈続く〉 




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春色あふれる昭和記念公園を巡る(東京・立川、昭島)〈その1〉

2022-04-22 17:12:46 | ウオーキング
 2022年4月19日(火) 〈その1・西立川口からチューリップ園まで〉

 昭和記念公園のチューリップが、そろそろ見ごろを過ぎそうなので、久しぶりに訪れる
ことにした。

 東京・立川市と昭島市にまたがる昭和記念公園は、昭和天皇の在位50周年記念事業の
一環として国が旧米軍立川基地跡に設置した国営公園。総面積は180㏊あり、現在はそ
の約95%にあたる169.4㏊が一般に開園されているという。

 ちなみに、米軍立川基地は終戦までは陸軍の立川飛行場であり、打撃の神様と呼ばれ、
のち巨人の監督として9連覇を成し遂げた川上哲治さんが、昭和17(1942)年に入
隊し、2年後には立川陸軍整備学校教官(陸軍少尉)となり、終戦まで従軍したところ。

 川上さんはその頃、「日本刀をバット代わりに振っていた」という逸話があったようだ
が、そのようなことを知る人はもう数少ないかもしれない・・・

 私は、昭和記念公園には開園した昭和58(1983)年から間もない頃に訪れた記憶
があり、そのときはまだエリアもわずかで、工事中のところも多かったように思う。

 その後、ウオーキング大会か何かでもう一度行ったように思われるが、いつだったか思
い出せず、21世紀になっては初めてかもしれず、久しぶりの入園になる。

 往路は、西武池袋線から西武新宿線と西武国分寺線、JR中央線と青梅線を乗り継ぎ、
自宅からは約1時間10分余りの10時42分頃、JR青梅線の西立川駅に下車した。



 駅から北に真っ直ぐ延びる跨道橋を進むとクスノキなどの新緑がまばゆい。


 突き当たりが昭和記念公園の西立川口。ゲート前に「累計来園者数1億人達成!}の標
示がある。


 シルバー割引の入園料210円は交通系ICカードSuicaで支払い、10時45分頃に
入園した。



 入園するとこんな表示があるが、花はたくさん残っているものと期待して進むことに。
     


 すぐ先は公園内最大の池「水鳥の池」で、周辺のケヤキやモミジなどの新緑がみずみず
しい。





 池の南側を西進すると、斜面下に咲くヤマツツジの群落にたくさんの花が。


     
 池の西側から池を見ながらイチョウ並木の下を進む。その先でも、たくさんのケヤキや
クヌギなどの新緑に目を奪われる。
     

          

     


 水鳥の池の西北に回ってもみじ橋を越えた先、右手のハーブの丘のネモフィラがかなり
開花していたが、見ごろはもう少し先になりそう。






 ハーブの丘の北側で公園のほぼ中央部、ケヤキなどの木々に囲まれた池の周辺、渓流広
場の周辺が、今日お目当てのチューリップガーデンである。






     


 確かに見ごろを過ぎた花もあるが、まだまだたくさんのチューリップが数え切れないエ
リアに様々な色で咲き競っている。


     






 どちらを先に回ろうかと迷いながら、鮮やかな彩りに曳かれて次々に巡って行く。














 
 この先、好天の日が少なそうな予報でもあり、今日はたくさんの人出である。


     

          

     

          





     

          












 渓流広場の一帯を、花を眺めながら池の西から東へ、南から北へと移り変わるチューリ
ップの彩りを十分に楽しみながら、40分余りかけて一巡した。


     



     
     アリウム トリケトラムという花で、ヒガンバナ科の多年草だという。



     







     








 正午近くなったが、この後は北側の日本庭園方面に向かうことにする。〈続く〉
 
 



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少しずつ変わる春の彩り(埼玉・入間&所沢)

2022-04-21 18:48:09 | 所沢だより
 2022年4月14日(木)~17日(日)

 本格的な春となり、市内外のウオーキングで目にする春の花も少しずつ変わってきてい
るように感じます。この4日間のうちの3日に見つけた春の花を幾つか。

 4月14日(木)は、怪我して手術した左腕の経過を見てもらうために豊岡第一病院に
通院し、その帰路は病院から最寄りの西武池袋線 武蔵藤沢駅に向かいました。

     
      途中の民家に、先日初めて名前を知ったリキュウバイらしい花が。



 さらに進んで武蔵藤沢駅が近くなった辺りの民家では、ハナミズキが花いっぱい。


     
           近くのハナズオウの若木
          

 小手指駅で下車して買物後、見宅に向かう途中で見つけた3色のツツジ。




     
      モッコウバラも咲き出しました。


 咲き残るミツマタ


 クヌギの花も


           
      黄色いトキワマンサク


 毎年ここでしか見られない、東川〈あずまがわ〉沿いに咲き出した黄色いモクレン。




     

 近くのヤマブキ



 色濃いハナミズキはたくさんの花。


 4月15日(金)は雨のため外出せず。

 翌日、4月16日(土)

 畑では白と黄色いナノハナ、それに花大根とも呼ぶショカッサイ、何れも大根の仲間。



 別の畑では麦が穂を伸ばし始めました。各々別の畑で、上はビール麦で下は小麦のよう。



 近くの民家横、畑の隅に立つハナミズキも開花が進んでしました。


 こちらのナノハナはまだ咲き始め


     


 これも東川沿い、枝垂れ気味のヤエザクラも花の数が増えています。




 隣の別の木、こちらは枝垂れていません。


     



 下流側、近くの民家の庭の中央ではボタンが咲き出し、そばのツツジも。



 隣接の民家の庭のツツジ。


 さらにその先の家では3色の花、ヤエザクラとツツジとフジ。 








      
      ヤエザクラの隣にはハナミズキも。



 近くのトキワマンサク


 4月17日(日)は、小手指駅周辺までのウオーキングへの帰路。


 あちこちでツツジが見頃になりました。



 ハナミズキの彩りも鮮やかに。



 小手指駅に近い、線路近くの畑の隅のシバザクラ







 線路際の小公園では、ハナミズキの花が増えていました。


      別の小公園の中央に立つケヤキの新緑
     


     比較的畑の多いエリアまで戻ると、サヤエンドウの花
    


 民家の塀の向こうから少しだけ見えた黄色いツツジ、あまり見たことがないので高いブ
ロック塀越しに。


 私の背では、これ以上撮るのは無理でした。
 


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羽村取水堰からチューリップまつりへ(東京・羽村)〈後半〉

2022-04-18 17:26:36 | 江戸・東京を歩く
 2022年4月13日(水)〈後半・チューリップまつり会場〉

 多摩川左岸、桜づつみ公園の堤を下り、チューリップまつりの会場である「根がらみ前
水田」の南東端から会場に入る。








 現在はチューリップが一面に花開いているが、ここは初夏から秋は米を作り、秋から春
にチューリップを栽培して観光スポットになるようだ。










 チューリップづくりには、地域の子どもや農家、チューリップオーナー、ボランティア
といったたくさんの市民などが関わっており、地域の「学び」、活力生まれる「にぎわい」、
そして世代を超えた「交流」の場所になっているという。










 砂地の田んぼに植えられた数え切れないほどのチューリップを眺めながら、細いあぜ道
や遊歩道を進み、約35万本というチューリップの多彩な彩りを楽しむ。










 根がらみ水田の面積は約59,000㎡あり、東京ドームの1.26倍あるという。


     









 北側中央部には展望台があり、その周囲にはたくさんのこいのぼりが泳いている。


 少しずつ回って展望台の方に近づいて行く。


 それぞれの水田には、チューリップを植えたグループの名札が立っていた。


     展望台の下まで進んだので、展望台に上がって眺めることにする。
     

 展望台には10名までしか上がれないので少し待ち、係員の指示に従い上がった。


 左手(東)↑から中央部(南)、さらに右手(西方)へとチューリップまつり会場を一
望する。












 展望台を降りた後は、ミニ水車のところから西側に向かって中央部を進む。






 西北の豊富の木々に囲まれた一角に見える寺院が、ゴールに予定している一峰院らしい。


 その方向に向かって進み、南側正面の鐘楼門から入る。


 一峰院(いっぽういん)は、最初に訪ねた禅林寺と同じ臨済宗建長寺派の寺院。応永31
(1424)年の開基とされ、現在の建物は明和3(1766)年の再建という。
 

 鐘楼門は江戸末期の文政2(1819)年頃の建築のよう。一般的な楼門と比べて高さ
が目立ち、壁がないこと、また3か所に扉が付いていること、すべての柱に角柱を用いて
いることなどが珍しい形式のようで、羽村市指定有形文化財になっている。
     


 境内は参道の松をはじめよく整えられていて、本堂西側の大ケヤキの芽吹きが始まって
いた。
     

          

 鐘楼門の内側から参道の松を。


 門前の一峰院バス停に14時04分に着き、14時12分発の羽村市コミュニティバス
「はむらん」の小作(おざく)コースのバスに乗る。


 JR青梅線の隣駅、小作駅西口には14時20分頃着く。



 小作駅14時32分発〈4分遅れ〉の青梅線上り電車立川行で帰途についた。

 (天気 晴、地図 「ぶらりはむら」の地図 & 1/2.5万 青梅、歩行地 羽村市)



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羽村取水堰からチューリップまつりへ(東京・羽村)〈前半〉

2022-04-17 21:02:34 | 江戸・東京を歩く
 2022年4月13日(水)〈前半・羽村駅から羽村取水堰へ〉

 いつも拝見しているakioさんのブログで今日辺りは見ごろと知り、連れ合いと「羽村チ
ューリップまつり」を見に行くことにした。

 西武池袋線から西武新宿線、西武拝島線、JR青梅線を乗り継ぎ、羽村(はむら)駅に
11時13分に着いた。



 西口を出て南へ、まずは以前も来たことのある羽村市観光案内所に寄り、市内の観光パ
ンフレット「ぶらりはむら」などを入手する。

 所長の話では、今日はパンフレットの写真のようにチューリップが見ごろだろうという。

 今日の歩行ルートは「ぶらりはむら」の地図の一部、黒線矢印のとおり


 すぐ先で新奥多摩街道との交差点を横断して、そばの稲荷神社へ。

 創建年月は不詳だが、江戸後期の地誌「新編武蔵風土記稿(しんぺんむさしふどきこう)」
には記述されていて、本殿には全面に彫刻が施され、江戸時代後期の嘉永元(1848)
年竣工と推定され、社寺建築洋式の典型的建築のよう。でも、拝観はできない。


     
 境内西側から階段を下る途中、多摩川右岸背後に延びる草花(くさばな)丘陵などの展
望がよい。


 階段を降りて道路を挟んだ東側は、臨済宗建長寺派の禅林寺(ぜんりんじ)。道路際か
ら境内に入る。

 創建は文禄2(1593)年で、小説「大菩薩峠」の作者、中里介山の菩提寺。中里家
は寺の近くにあったようで、墓所は背後の高台にあり以前来たときに訪れたが今日は省く。


 境内の2本ヤエザクラが咲き出し、本堂左手の道路際に「天明義挙の碑」がある。




      
 江戸後期の天明4(1784)年2月、羽村の名主や組頭層を中心に近郷40か所を巻
き込み、狭山地方の豪農商層の倉などを打ち壊した世にいう天明一揆のひとつの農民一揆
で、明治27(1894)年に一揆の犠牲者9名を「義民」として称えた記念碑という。

 
 本堂前の一角にイチリンソウ↑やヒトリシズカ↓、白花のヤマブキが咲く。







 山門は文久9(1862)年の建立、天井には「雨乞龍」と呼ばれる龍が描かれている
ようだが見逃した。

     
 山門前の民家に紅白のしだれ桜が咲き残り、その横には色鮮やかなトキワマンサクが。




 少し下った奥多摩街道と交わる羽村堰入口交差点際に、「羽村橋のケヤキ」と呼ばれる
ケヤキの古木が新芽を伸ばし始めている。
     
    樹齢は400~600年以上と推定され、東京都指定天然記念物という。

     
 羽村橋からは、玉川上水の両岸に葉桜に代わりつつあるソメイヨシノの並木が望まれる。


 橋を渡り、大きなタンク塔の方に進む。この塔は都水道局の羽村小作間調圧水槽で、地
上高は24.75mあるようだ。
     


 反対側は多摩川の流れ、すぐ先、上流が玉川上水の取水点となる羽村取水堰(しゅすい
せき)である。

 玉川上水は、承応2(1653)年、江戸市中への給水を目的としてつくられたもので、
ここから新宿区四谷大木戸まで開削された全長約43㎞の素掘りの水路。


 堰は洪水などのときには投渡木と呼ばれる材木を横に渡したものを取り払い、堰が流さ
れないように工夫されていて、土木学会の選奨土木遺産に認定されている。


 堰のそばの広場には、この玉川上水を開削した玉川兄弟の像がある。玉川兄弟はこの工
事の請負人に任命され、わずか8か月で開削したとのこと。
     
 手前が弟の清右衛門、後が兄の庄右衛門で、兄弟はその功労により「玉川」姓を与えら
れたようだ。

 広場の上水側には、昔の川の治水技術のひとつ、牛枠(川倉水制)(うしわく(かわく
らすいせい))がある。
     
 洪水時などに水の勢いを弱め、堤防が崩れるのを防ぐもので、堤防に植えた河畔林を切
り出して組み立てたという。

     
 歩行者だけ通行できる細い橋で玉川上水を渡り、奥多摩街道に上がった。


     
 羽村南郵便局のすぐ先、都水道局羽村取水管理事務所の道路側に植え込まれた、若木で
白花のトキワマンサクが10数本花開く。
    

 近くには、東京水道の守護神である玉川水神社が祭られていた。

 玉川上水が完成した翌年の承応3(1654)年に玉川兄弟の創建で、以後江戸町民や
上水路沿いの住民から厚く信仰されてきたもので、水神社としては最も古いものの一つの
ようだ。

 狭い境内には、羽村市指定史跡である玉川上水羽村陣屋の陣屋門が移築されていた。



 その横で奥多摩街道に分かれて多摩川左岸沿いの道路へ。上流から堰を見下ろしたり、
多摩川の流れや対岸の草花丘陵を眺めたりしながら進む。



 沿道の民家には、たくさんの草花が咲き競い、多摩川の「海から54k」標柱横から車
道を離れて左岸沿いの遊歩道を進むと、花が終わり新緑に変わりつつある三春の滝桜が1
本立っていた。

 羽村市制10周年を記念して、平成13(2001)年に羽村市福島県人会から寄贈さ
れたようだ。

 その先、多摩川左岸堤防沿いはソメイヨシノの桜並木が続く桜づつみ公園になっていて、
堤の北側は幼児用プールのある羽村市親水公園だが、今はプールに水は無い。


 12時30分を過ぎたので親水公園のトイレを借りた後、ベンチで昼食とし、拝島駅構
内で買ってきた握り飯をほうばる。隣には円形プールがあり、市の水上公園である。


 昼食を終えてさらに先へ、平成7(1995)年に造られた「桜づつみ植樹記念碑」の
周辺には、数本のしだれ桜が咲き残る。


     

 桜の向こうに羽村市浄水場の建物が見下ろせ、その尽きた辺りまで進むと、右手前方に
チューリップまつり会場が見えてきた。

                      
                                    〈続く〉
 



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新所沢とその周辺の新緑や春の花(埼玉・所沢)

2022-04-14 18:40:28 | 所沢だより
 2022年4月8日(金)

 今日の市内ウオーキングで新所沢駅西口方面に回ると、新緑など新しい彩りが見られ、
春は足早に変わりつつあることが感じられました。

 投稿までに1週間近く経過したので、どこで撮ったのか忘れましたが、珍しい花を見つ
けました。

 枝に下がっていた花の名はジューンベリー。春に白い花が咲く落葉高木で、熟した実は
食べられるようです。 



 新所沢駅西口から伸びるけやき並木通りのケヤキは、新緑の芽吹きが始まりました。


     


 緑町中央公園の多くを覆う樹林も、ケヤキやナラ、クヌギなどの若芽が。
     


   
 その一隅に1本だけのサクラの花、

 ウコン(鬱金)桜だろうか・・


 これも1本だけのハナミズキ



 近くの秋葉神社も、背の高いクヌギにやわらかな若葉がいっぱい。
     




 境内南西側のモミジは、秋のような彩り。







 けやき並木通りが終わる緑町三丁目交差点の南西側、牛たん焼き店に咲き残るしだれ桜。




     


 南側、近くの民家の庭に、今年も咲き競うたくさんのサクラソウなど。



   

 上新井新道を南下して西武池袋線をアンダーパスし、上流に調整池のある東川(あずま
がわ)橋際のヤナギと咲き残るサクラ。







 大六天交差点から北西側の住宅地に回ると、上新井会館の南側の民家にミツバツツジと
真っ白なシダレモモが見ごろでした。











 近くの民家では2色のミツマタが咲き競っていました。


     
           別のお宅のカイドウ
          


 上新井会館の北側から東川沿いに回ると、山桜が。 





 少し下流沿い、広い庭のS邸の南側入口際のヤエザクラとシダレモモが満開。




 広い庭には10本前後のシダレモモがあり、何れも満開です。








 奥の方の木


 こちらは南北に走る道路際




 場所を変えて奥をもう一度。



      東川のすぐ下流、2本のヤエザクラも咲きだしていました。
     

 



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昨日の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の「紀行」の舞台 倶利伽羅峠

2022-04-11 20:30:22 | Weblog
 2022年4月11日(月)

 昨夜のNHK総合TVの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は、ご覧になったでしょうか。

 ご覧になられた方は、ドラマ後の最後、糸井アナウンサーのナレーションによる「紀行」
で取り上げられた倶利伽羅峠(くりかがとうげ)のこともご存じかと思います。

 ドラマにも登場した木曽義仲が、平家の大群を「火牛の計〈かぎゅうのけい〉」という
奇策で打ち破り、源氏勝利のもとになった場所ですが、この倶利伽羅峠を中心にした歴史
街道というウオーキングコースがあり、私は4年前の2018年5月10日に歩きました。

 コースの様子のブログのことは最後に紹介しますが、当日撮った写真のうち、そのブロ
グで紹介しなかったものを何枚か、まずはご覧下さい。


 スタートとなるのが石川県側、津幡町にある道の駅「倶利伽羅源平の郷 竹橋口」の建
物の一つ。


 入口にある木曽義仲の奇策「火牛の計」の牛とその模様のパネル




      車道から分かれて峠へ向かう入口の辺り。
     

           しばらく歩いた民家に咲いていたクリンソウ
          

      峠の近くにある倶利伽羅不動寺への入口  
     

 義仲も戦勝祈願した倶利伽羅不動寺本堂


 倶利伽羅不動寺境内からの展望




      道標はないが、倶利伽羅峠と思われる辺り 
     

          

   峠の周辺にある説明パネル
  

 倶利伽羅不動寺とは反対側の展望(西側)


 峠の周辺にあるパネルや記念碑など


     



      峠から富山県側への下り道
     

 峠を下った埴生(はにゅう)集落にある埴生八幡宮への入口付近にある木曽義仲像。



 埴生八幡宮秘伝と説明パネル 



 歴史街道のコース全般の模様(2018年5月10日)は、以下の「こちら」のところ
をクリックしてご覧下さい。

  前半はこちら

  後半はこちら


 昨夜は、ロッテの佐々木朗希投手がオリックス戦で28年ぶりの完全試合達成のニュー
スが、大きな話題になりました。

 最年少の20歳5か月、13連続三振、1試合最多19三振など記録づくめで、こちら
の方が興味深かったという方が多かったかもしれません。

 それにしても、ウクライナの戦火はいつ収まるのでしょうか。木曽義仲の「火牛の計」
のような奇策で、ロシア軍の攻撃を止めることができるとよいのですが・・・

 



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西所沢から所沢の住宅地に咲く春の花(埼玉・所沢)

2022-04-10 22:32:16 | 所沢だより
 2022年4月6日(水)

 3月21日(月・祝)で、全国のまん延防止等重点措置は解除されましたが、その後も
新型コロナウィルスの感染者数は横ばいや微増の状況にあります。

 わが埼玉県は、最近の10万人当り感染者数は300人を越えていて、沖縄県、東京都
に次ぐ全国3位の状況にあり、あちこちから花便りが伝えられてはいるものの遠出する気
にならず、もっぱら市内ウオーキングに終始の日々となっています。


 好天となった今日の市内ウオーキングは、西武池袋西所沢駅から所沢駅方面へ、まずは
下り線の線路沿いを進みます。


 線路際の民家の、色鮮やかなモミジの若葉。


      近くにはムラサキモクレンが。
     


 線路の向こうに県立所沢高が近づき、校庭のソメイヨシノがまだ花を残していました。







 所沢高の東側は所沢自動車学校で、その構内のソメイヨシノもまだ見ごろだったのでそ
ばの踏切を越えて眺めに回りました。


     
      踏切を戻って下り線路側を少し東進すると、畑の隅にハナモモが。
          

     
      同じ畑にはボケも咲いていました。



      近くには別のハナモモも。
     

 下り電車がやってきました。車両は特急電車ラビュー号以外では最新鋭の40000系,
10両編成の先頭車は40156号車です。

 この道路では、上下何本もの電車を眺めながら歩けます。

      北側にある南小の校庭のものらしい、芽吹き始めたヤナギ。
     

      近くの畑の隅にはスイセンが。
     

 その先から西武線の線路は左に大きくカーブして所沢駅に向かい、道路も少し線路から
離れて住宅地を抜けて行きます。


 東住吉の住宅地に咲く2本のカイドウ。




 所沢駅西口の西武ショッピングセンター(旧西武百貨店)と駅ビルのショッピング街エ
ミオなどに立ち寄った後、中心街を貫く銀座通りの北側に回り西進します。


 有楽町の薬王院境内のソメイヨシノも、まだ花いっぱい。



 さらに西進すると、所沢神明社の近くの住宅地には見慣れぬ白い花が。

 リキュウバイ(利休梅)のようで、中国原産のバラ科の花だとか。今回もjunjunさんに
教えてもらいました。


 庭の広い住宅に、以前も紹介した大きなトサミズキがまだ花盛り。


     
      近くの民家のカイドウ   


     
          こちらは別のお宅
               


 近くの家のムラサキモクレン 
 


 みずみずしいモミジの若芽と花


 国道463号線を横断して東川(あずまがわ)左岸沿いの市道を西進し、西所沢駅から
北に伸びてくる市道近くまで戻ると、黄色いモクレンが咲き出していました。
     

          

          


 そばにはボケと咲き残るツバキが。


 少し先、川の左岸沿いの民家のムラサキモクレンを川越しに。



 西武池袋線のガードを抜けた、西側の六所神社前の東川や児童公園のソメイヨシノも、
まだかなり花が残っています。


         
      そばの大師堂際のしだれ桜


     


 近くのボケ



 北側からの児童公園のソメイヨシノ



      近くの民家の庭先に咲き出したのはトキワマンサクでしょうか
         

     
      そばのフキノトウもたくさん咲いていました。
          


 こちらはシダレモモ
 

 橋際のユキヤナギ



 もう少し進むと河岸ヤエザクラが開花し出しています。 


 この辺で川を離れ、自宅に向かいました。



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