あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

明日から国際ウオーキングトレイル実踏へ

2007-06-11 23:31:02 | Weblog
 明日、6月12日(火)から14日(木)まで、やまさんほかの
皆さんと、毎年春と秋に継続している、国際ウオーキングトレ
イル実踏に出かけます。

〈実踏予定コース〉
12日:JR小海線海尻駅(13時)~野辺山(約15km)
13日:野辺山~飯盛山~東原~清里(約20km)
14日:清里~美しの森山~天女山~JR甲斐大泉駅(約15km)

 時間の余裕と電波状態が可能なら、モブログにて簡単に報告
しますが、不可能な場合は、15日以降にレポートを投稿します。
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関東百駅巡礼歩行(茨城交通阿字ヶ浦)

2007-06-11 16:53:48 | 関東百駅巡礼歩行
 やまさんの関東百駅巡礼歩行、第35回は6月9日(土)、
茨城交通湊線の終点、阿字ヶ浦駅周辺を歩いた。





 参加者は15人。10時40分に阿字ヶ浦駅をスタートした。

 カメラマン2人を除く参加メンバー。

 ホームの先に100m余り線路が延びている。その途中まで
行き、線路の西側へ。ホームの端に廃車した古い2両の列車が
止めてあり、その一つに、「羽幌炭砿鉄道」と記されていた。

 蛇足ながら、羽幌炭砿鉄鉄道は1970年12月25日で廃止
された。その後転用され、この線を走っていたようだ。

 畑の間に住宅が点在する細道を進む。面積は狭いがうっそう
とした広葉樹に囲まれた小さい社があった。社殿の中は見えず、
「笠間神社」と記された金銀の鈴が下がっていた。

 北西に向かい、もう一つの小さい社の北側にある浄妙寺に入
る。

 大屋根の本堂、精巧な木彫を施した鐘楼、ツツジ咲き枯山水
を廃した庭など、いずれも見栄えがする。

 付近の民家に、この地方独特の造りがある。切妻屋根の下に
片側だけもう1つの屋根があり、柱や側板は朱系の色に塗って
ある。鬼瓦には姓が彫り込まれていた。

 寺の手前にある川前(かわさき)家のりっぱな納屋もその一つ。

 作業していたご主人の話では、川前家は代々庄屋を務め、
建物は市から文化財級として認められているという。

 地形図上は、さらに北に寺マークがあるので進んだが、無い。
どうやら、浄妙寺の位置を間違えて記入したらしいと推察された。

 西側の一角は区画整理され、広い敷地の新しい住宅が立ち始
めている。水子地蔵尊のお堂と墓地の横を南へ進み、阿字ヶ浦
小の北側から南西へ向かう。

 一体はサツマイモ畑で、まだ植えている畑、植えて間もない畑
が広がっている。

 集落の西端に進み、西久保稲荷へ。やはり小さい社で、境内
も狭い。木陰に座って昼食とする。道路際にケヤキの太い切り
株が残り、ヤドリギが何本か出ていた。

 昼食後、やまさんから、この歩きの狙いなどのお話しがあり、
各々自己紹介を行った後、解散とし、午後は自由行動となった。

 私は一人で、やまさんからもらった地図の次のポイント、南側
の神社に向かうことにした。植えたばかりのサツマイモ畑の間を
進むと、西側の森でキジが鳴き、上空でヒバリが数羽さえずる。

 畑の尽きたところに、南南東に2㎞あまり伸びる斜面林が連な
り、林に挟まれた田んぼがあるという珍しい地勢になっている。

 山間地の谷間にある谷地田(やちだ)ならともかく、周囲は
広大な畑作地帯なので豊富な緑が目につく。

 その斜面林の向こう、鳥ヶ谷の北端に目ざした神社があった。
クス、カシ、桜などに囲まれた原稲荷神社で、社殿は新しい。
周辺でホトトギスが鳴いた。

 斜面林の西側を1㎞近く進み、車道に出て少し戻る。斜面林
の東側台地に上がり、真っ直ぐに伸びる農道を東に向かう。

 一体はやはり広大なサツマイモ畑。冬から春先、茨城産の干し
いもが首都圏で販売されるが、この辺りはどうやらその原産地
らしい。


 その一角に、すっかり色づいたビール麦が、たわわな首を傾け
ていた。

大きなパラボラアンテナなどが並ぶ通信総合研究所横から北に
向かい、磯崎町の住宅地へ。


 やはりちょっとした森に囲まれた2つの小さい神社があったが、
いずれも朱塗りの稲荷神社。今日回った神社は皆、稲荷神社だ。

 ちょっとした盛り土上にある2つ目の神社の先でヘヤピン状に
折返し、四国の遍路道を思わす林の間の土道を下ると、海を見下
ろす車道に出た。

 周辺の磯浜は、中世代白亜紀層と呼ぶ、褶曲(しゆうきよく)に
より傾斜し、侵食された鋸歯上の岩が沖に向かって伸びている。

 海沿いの車道は車が多いので、別の車道を台地に上がる。

 磯崎小の先に白亜の灯台が立ち、近くから、少し霞んだ日立港
が望まれる。

 すぐ北は、りっぱな森に囲まれた酒列磯前(さかつらいそさき)
神社。斉衡3年(856)12月、神が大洗と磯前の海岸に出現
したので、それぞれに社を営んだ伝えられているという。

 大きな社殿正面に、「大勲位公爵桂太郎謹書」の額が掲げられ、
境内には、水戸藩九代藩主「水戸斉昭公お腰かけの石」がある。

 広い境内は豊富な常緑広葉樹に囲まれ、とりわけ見事なのが、
300mの参道両側を覆い隠したツバキの巨木群。

 タブノキやスダジイも混じり、ほかでは見られぬ特異な景観を
見せている。

 参道を東へ、入口に立つ鳥居前に出て、そばのT字路を南に
上がったところが比観亭(ひかんてい)跡。水戸藩六代藩主、
徳川治保が、寛政3年(1791)に東屋(あずまや)「比観亭」
を建てたところ。

 眼下に磯前漁港が見下ろせ、前方に太平洋が、北には日立港が
一望できる。


 三差路から南へ500m余りで磯崎駅に着いた。次の上り列車
まで20分余りある。線路沿いを進んで出発した阿字ヶ浦駅に
着き、15時23分発勝田行きに乗る。

 すでに皆さんは帰ったのか、始発の乗客は私ひとりだった。

(参加15人、天気 晴後曇、距離 11㎞、地図 ひたちなか、
 歩行地 ひたちなか市)
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