2007年5月27日(日)
カントリーウオーカーのやまさんと、パートナーの敬子さんが
企画して神奈川県・三浦半島を歩く「アートウオークセラピー」、
今回は、3月21日に歩いた葉山町と横須賀市境より北から東
側、下山川沿いを上がり、葉山町星山から横須賀市の「子安
の里」と呼ばれる辺りを歩いた。
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/15/13.003,139/35/42.346&scale=70000)
京浜急行 新逗子駅に10時に集合、バスに乗り葉山終点で
下車する。何時もいろいろなものに気づくやまさんが、ここ葉山
バス停が、下山川の橋の上にあることを発見した。たしかに、
橋の上のバス停は珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/c1/d9f64b8e886ecf72a219c2b0473a85e5.jpg)
橋の下流(写真の背後)、右岸から北側は葉山御用邸である。
左岸沿いの住宅地に入り、台地に向かって少し上がると、万福
寺がある。檀家の人たち数人が生垣をせん定していた。
新しい山門をくぐって境内へ。のれんの下がった六地蔵があり、
そばに、いまも使える手押しポンプがある。墓参りに来た人は、
このポンプでくんだ水を使うようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a4/512651fcfd40cea4e7f4a96caf5e0c6d.jpg)
寺は、葉山町のボーイスカウト・ガールスカウト発祥の地でもある
という。
住宅地を700mほど東に進むと、巾着形にカーブして流れる北山
川が見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/04/1b0a5b0875c64f4cc98524a130b02414.jpg)
川に向かって下り、橋を渡って星山の集落へ。背後の林のあちこち
でウグイスが鳴く。
斜面を少し上がって観音堂に行く。ちょうど出会ったご近所の須藤
さんに教えてもらい、お堂の奥を更に上がると、平兼盛の墓と伝わる
五輪塔が小さいお堂に祭られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/be/19dcc8450b017cca8ccd20560091bd1a.jpg)
お堂には、「忍ふれど 色に出にける 我が恋は 物や思ふと
人の問ふまで」の歌が掲示され、この歌が兼盛の作であったこ
とを改めて認識した。
須藤さんがカギを開けて観音堂に上がらせて下さり、普段は
閉めてある2体の観音像も見せていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e3/0a6ee5c2933d373909122a3ec11b9712.jpg)
子育て観音として、近在の人の信仰を集めているという。
周辺は、海の町がイメージされる葉山とは思えぬ、木々や山
などに囲まれている。それらの新緑を眺めながら昼食にした。
「すぐ下の棚田には、間もなくホタルが飛び交う」と須藤さんは
言われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/41/307930f5282db0ee58662c4ae7b556bd.jpg)
星山橋に向かって下ったところに茅山荘があった。かやぶき
の山門をくぐると、下山川の流れを取り入れた、緑豊富で広い
別荘地。毎週日曜日には、座禅会も開かれているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ab/f83e1d98c9029903f8532a31504af509.jpg)
星山橋を渡り、小さな赤鳥居の穴守稲荷神社のそばから、林間
の斜面を南東に上がる。ウグイスがいっそう間近で美声を競う。
小さい三差路際に、町文化財「星山の庚申塔」が5基並んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/3f/53411716700cac058118fa38d2930da3.jpg)
すぐ先からは、北側の展望が開け、梅林の向こうに新緑の
山並みが見晴らせる。ここでスケッチタイムとし、その山並み
などを、15分ほどスケッチした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bb/2ceecbcf52b3657f44c4291435b5bda8.jpg)
星山集落を抜け、葉山町と横須賀市の境になる稜線に沿って
林間を南西に進み、標高150m近いピークを越えて少し下る。
T字路を南へ、横須賀市に入ってさらに林間を進み、途中の
休耕した畑に腰を下ろし、合唱タイム。まず、韓国ご出身のK
さんのリードで「アリラン」を原語で習う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/f4/90999bd5e0ecd2c97673e9df1241dd5e.jpg)
そのあと、敬子さんのオカリナに合わせ、「わかば」「緑のそよ
風」「牧場の朝」「おお牧場はみどり」など、この季節にふさわし
い唱歌を合唱した。
子安川右岸に下って中地梨橋を渡り、県道21号の山側を走る
里道を関渡集落へ。この辺りから東側一帯が「子安の里」と呼ば
れ、古い庚申塔や、名木、長屋門などが残っている。
もう咲き出したアジサイを背に、今日のメンバーの記念撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/68/dfa7633728b3dfed9e93b8cbc09a8ba4.jpg)
集落の東端へS字状に回り込んだところにある軽部家には、
横須賀市内でただ一つ、神奈川県名木百選に指定されいる大
きなモチノキがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/80/dabe73316d8440b017fda219b8c3babd.jpg)
樹齢は約300年とか。もとは雌雄2本あったようだが雄木は
枯れて2000年に伐採されたという。
県道を横切り、四ツ谷橋を渡って無人の西光院で休憩する。
大イチョウの下に、小さい六地蔵が並んでいた。
民家の散在する四ツ谷から吉原集落へ上がる。傍らの民家で、
収穫した青梅を無人販売していた。1袋300円だったので購入
する。
吉原集落の南端辺りから、新緑あふれる大楠山周辺の眺望が
よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/2b/7738bdfb72c2ec3aea978616f47dfdca.jpg)
うっそうとした暖帯林を、ホトトギスの声を聞きながら下り、海岸
間近の秋谷に下る。
海沿いを走る国道134号の手前に、なまこ壁のりっぱな長屋門
があった。秋谷の名主だった若命(わかめい)家の長屋門で、横須
賀市の文化遺産である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0c/7af78634a7a90b4dac56f03696954437.jpg)
敷地内には、秋谷の氏神、神明社もある。
国道に出て、近くの秋谷バス停に16時15分に着いた。
(天気 晴、距離 8km、標高差累積 860m、地図(1/2.5万)
鎌倉、秋谷、歩行地 葉山町、横須賀市)
カントリーウオーカーのやまさんと、パートナーの敬子さんが
企画して神奈川県・三浦半島を歩く「アートウオークセラピー」、
今回は、3月21日に歩いた葉山町と横須賀市境より北から東
側、下山川沿いを上がり、葉山町星山から横須賀市の「子安
の里」と呼ばれる辺りを歩いた。
京浜急行 新逗子駅に10時に集合、バスに乗り葉山終点で
下車する。何時もいろいろなものに気づくやまさんが、ここ葉山
バス停が、下山川の橋の上にあることを発見した。たしかに、
橋の上のバス停は珍しい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/c1/d9f64b8e886ecf72a219c2b0473a85e5.jpg)
橋の下流(写真の背後)、右岸から北側は葉山御用邸である。
左岸沿いの住宅地に入り、台地に向かって少し上がると、万福
寺がある。檀家の人たち数人が生垣をせん定していた。
新しい山門をくぐって境内へ。のれんの下がった六地蔵があり、
そばに、いまも使える手押しポンプがある。墓参りに来た人は、
このポンプでくんだ水を使うようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/a4/512651fcfd40cea4e7f4a96caf5e0c6d.jpg)
寺は、葉山町のボーイスカウト・ガールスカウト発祥の地でもある
という。
住宅地を700mほど東に進むと、巾着形にカーブして流れる北山
川が見下ろせる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/04/1b0a5b0875c64f4cc98524a130b02414.jpg)
川に向かって下り、橋を渡って星山の集落へ。背後の林のあちこち
でウグイスが鳴く。
斜面を少し上がって観音堂に行く。ちょうど出会ったご近所の須藤
さんに教えてもらい、お堂の奥を更に上がると、平兼盛の墓と伝わる
五輪塔が小さいお堂に祭られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/be/19dcc8450b017cca8ccd20560091bd1a.jpg)
お堂には、「忍ふれど 色に出にける 我が恋は 物や思ふと
人の問ふまで」の歌が掲示され、この歌が兼盛の作であったこ
とを改めて認識した。
須藤さんがカギを開けて観音堂に上がらせて下さり、普段は
閉めてある2体の観音像も見せていただいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/e3/0a6ee5c2933d373909122a3ec11b9712.jpg)
子育て観音として、近在の人の信仰を集めているという。
周辺は、海の町がイメージされる葉山とは思えぬ、木々や山
などに囲まれている。それらの新緑を眺めながら昼食にした。
「すぐ下の棚田には、間もなくホタルが飛び交う」と須藤さんは
言われた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/41/307930f5282db0ee58662c4ae7b556bd.jpg)
星山橋に向かって下ったところに茅山荘があった。かやぶき
の山門をくぐると、下山川の流れを取り入れた、緑豊富で広い
別荘地。毎週日曜日には、座禅会も開かれているようだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/ab/f83e1d98c9029903f8532a31504af509.jpg)
星山橋を渡り、小さな赤鳥居の穴守稲荷神社のそばから、林間
の斜面を南東に上がる。ウグイスがいっそう間近で美声を競う。
小さい三差路際に、町文化財「星山の庚申塔」が5基並んで
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/3f/53411716700cac058118fa38d2930da3.jpg)
すぐ先からは、北側の展望が開け、梅林の向こうに新緑の
山並みが見晴らせる。ここでスケッチタイムとし、その山並み
などを、15分ほどスケッチした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/bb/2ceecbcf52b3657f44c4291435b5bda8.jpg)
星山集落を抜け、葉山町と横須賀市の境になる稜線に沿って
林間を南西に進み、標高150m近いピークを越えて少し下る。
T字路を南へ、横須賀市に入ってさらに林間を進み、途中の
休耕した畑に腰を下ろし、合唱タイム。まず、韓国ご出身のK
さんのリードで「アリラン」を原語で習う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/f4/90999bd5e0ecd2c97673e9df1241dd5e.jpg)
そのあと、敬子さんのオカリナに合わせ、「わかば」「緑のそよ
風」「牧場の朝」「おお牧場はみどり」など、この季節にふさわし
い唱歌を合唱した。
子安川右岸に下って中地梨橋を渡り、県道21号の山側を走る
里道を関渡集落へ。この辺りから東側一帯が「子安の里」と呼ば
れ、古い庚申塔や、名木、長屋門などが残っている。
もう咲き出したアジサイを背に、今日のメンバーの記念撮影。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/68/dfa7633728b3dfed9e93b8cbc09a8ba4.jpg)
集落の東端へS字状に回り込んだところにある軽部家には、
横須賀市内でただ一つ、神奈川県名木百選に指定されいる大
きなモチノキがあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/80/dabe73316d8440b017fda219b8c3babd.jpg)
樹齢は約300年とか。もとは雌雄2本あったようだが雄木は
枯れて2000年に伐採されたという。
県道を横切り、四ツ谷橋を渡って無人の西光院で休憩する。
大イチョウの下に、小さい六地蔵が並んでいた。
民家の散在する四ツ谷から吉原集落へ上がる。傍らの民家で、
収穫した青梅を無人販売していた。1袋300円だったので購入
する。
吉原集落の南端辺りから、新緑あふれる大楠山周辺の眺望が
よい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/2b/7738bdfb72c2ec3aea978616f47dfdca.jpg)
うっそうとした暖帯林を、ホトトギスの声を聞きながら下り、海岸
間近の秋谷に下る。
海沿いを走る国道134号の手前に、なまこ壁のりっぱな長屋門
があった。秋谷の名主だった若命(わかめい)家の長屋門で、横須
賀市の文化遺産である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/0c/7af78634a7a90b4dac56f03696954437.jpg)
敷地内には、秋谷の氏神、神明社もある。
国道に出て、近くの秋谷バス停に16時15分に着いた。
(天気 晴、距離 8km、標高差累積 860m、地図(1/2.5万)
鎌倉、秋谷、歩行地 葉山町、横須賀市)