2007年6月13日(水)(続き)
平沢山をあとに、ゲートを通って牧場内に入り、土のうを積ん
だ段々の急坂を下る。たこを揚げていた東京港区の中学生と
行き交い、鞍部からひと上りで、標高1643m㍍の飯盛山(めし
もりやま)山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/84/f74e616fe919d078c354afb89421da86.jpg)
茶碗にご飯を山盛りに盛ったように見えるところから名付け
られた山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/58/5e3cd1cc57a13689b6f89c2c00efa9a5.jpg)
こちらも360度の大展望で、なかでも八ヶ岳連峰の眺めが
絶景。東に奥秩父、南側の雲間には、残雪の富士山が頭だけ
姿を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/bc/cc98e0419c25c5c3ac6fe2e9414e5613.jpg)
八ヶ岳連峰の大展望を見ながら昼食とする。さわやかな風が
心地よい。(上の写真は、われわれとは別のご夫妻)
ゆっくりと大展望を楽しみ、西側の平沢に向かう下り道へ。
幅広い土道だが、丸太の段が500m余り続き、単調で歩きに
くい。林道との交差点で段は終わり、広葉樹林下を緩やかに
下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4b/8519341662ab280012b58679a52ec8da.jpg)
林を抜け、右からの林道に合するところにゲートがあり、西
側に「ロッジ牧詞(ぼっか)」という宿があった。立ち寄ると、
50人以上宿泊可能というこぎれいな施設。
そばに有機無農薬の農産物を販売する「風の里」という店の
あることも教えてもらった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/82/8f58ca1e65bac0019f5c2c716f094309.jpg)
玄関横の真っ赤なサラサドウダンが花盛り。
T字路に出て右折、ビニールで覆われた若葉のレタスが並ぶ
畑の横を通過、次の角の左側には、喫茶の標識があったので
訪ねる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/15/fbed2b3a73f818c485fcf58a150c387c.jpg)
赤いトタン屋根、山小屋風の建築の「ロッヂ飯盛山」で、1泊
2食付き6500円とか。こういった喫茶や宿の情報を把握する
のも、この実踏の目的のひとつである。
円形建物の南牧村平沢公民館横から建物だけ残る小学校
跡の先まで上がり、柏前(かしわざき)牧場付近から大門川へ
向かって下る。
大門川が長野県と山梨県の県境。平沢橋を渡って山梨県
北杜市(ほくとし)に入った。
橋のすぐ先を左折、ヴィラ千ヶ滝という宿の横から川沿いに
入る。少し先で急階段を下ると、弘法大師により開発されたと
いう千ヶ滝が、ごうごうと流れ落ちている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f7/b425560e096d0d7355e9932cb2b9d719.jpg)
第2次世界大戦前後から、大峰山行者などにより心身修行
所となったことが記されている。河原へ下る途中の斜面岩穴
に、戦後建立されたという龍王塚があり、そばに、何本もの
錫杖(しやくじよう)が並んでいた。
時計回りに半円形に車道を上がって、国道141号を横断、
商店街を通って清里駅に入り、小休止する。
駅のそばに、山小屋風の北斗市営観光案内所があり、観光
パンフレットが並び、宿泊施設などの案内をしてくれる。
若者向けのきらびやかな飾り付けが並ぶ商店街を西に抜け
る。駅東側の2つ目の踏切を越え、北に少し進んで案内板に
従い、清里聖アンデレ教会への道に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/8d/fe019eb859e9fb7514cb3a7974d382ed.jpg)
教会の北側から「十字架の道行」の道標に従い、林間の遊歩
道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ce/3900956343977b2def337adda0bada2e.jpg)
広葉樹林下の気持ちよい土の道。林が切れて北側が開けた
牧草地からは、赤岳などが逆光にブルーのシルエットを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3f/42dc0e4880c05789336612ab38577c09.jpg)
広葉樹林を少しで、今度は南側が開けた牧草地。やや雲が
多いが、茅ヶ岳や富士山が展望出来る。再び木もれ日の射す
広葉樹林となり、小さい流れを3、4回横切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f8/1cc360f37451865e970a777df7e82971.jpg)
下草にササが増えてジグザグの下りとなり、小海線の線路際
で、川俣川東沢に出た。橋を渡って右岸に回る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/75/e56ce1570afbfe21bf164ad56b1753ed.jpg)
対岸の斜面から、吐竜(どりゆう)の滝と呼ぶ3筋の滝が流れ
落ちている。この先から、上流に向かって片道2.8㎞の川俣
東沢渓谷自然観察園の遊歩道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3b/e4d209a029b86059e4bbc6a75463afd3.jpg)
こけむす岩の間を流れる清流を見下ろし、岩や根の多い遊歩
道を、岩に記されたペンキの○印を頼りに進む。途中、鉄製の
急階段を上がって高みになる。
対岸に覚円峰を望み、岩の間で流れが左右にくねる蘭庭曲水
を過ぎ、階段とハシゴを下って獅子岩橋を渡り、左岸に回る。
ここで流れから離れ、木製の急階段を上がってジグザグに進
む。広葉樹林の遊歩道を抜けると、南側が開けた牧草地に出た。
左手が今日のゴール、清泉寮である。17時10分に着いた。
牧草地を見下ろすジャージーハットと呼ぶ建物で、何組もの観
光客が名物のソフトクリームを手に、雲間に見える富士山や茅ヶ
岳などの展望を楽しんでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/66/6c5dd3243bad874a8abbdc60454df8c8.jpg)
受付を済ませて鍵をもらい、南北に走る車道の東側にあるコテ
ージのひとつ、「横浜」に入った。
(天気 快晴後晴、距離 16㎞、標高差累積 1500m、地図
(1/2.5万)八ヶ岳東部、谷戸、歩行地 長野県南牧村、山梨県
北杜市(旧高根町))
平沢山をあとに、ゲートを通って牧場内に入り、土のうを積ん
だ段々の急坂を下る。たこを揚げていた東京港区の中学生と
行き交い、鞍部からひと上りで、標高1643m㍍の飯盛山(めし
もりやま)山頂に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/84/f74e616fe919d078c354afb89421da86.jpg)
茶碗にご飯を山盛りに盛ったように見えるところから名付け
られた山である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/58/5e3cd1cc57a13689b6f89c2c00efa9a5.jpg)
こちらも360度の大展望で、なかでも八ヶ岳連峰の眺めが
絶景。東に奥秩父、南側の雲間には、残雪の富士山が頭だけ
姿を見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/bc/cc98e0419c25c5c3ac6fe2e9414e5613.jpg)
八ヶ岳連峰の大展望を見ながら昼食とする。さわやかな風が
心地よい。(上の写真は、われわれとは別のご夫妻)
ゆっくりと大展望を楽しみ、西側の平沢に向かう下り道へ。
幅広い土道だが、丸太の段が500m余り続き、単調で歩きに
くい。林道との交差点で段は終わり、広葉樹林下を緩やかに
下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/4b/8519341662ab280012b58679a52ec8da.jpg)
林を抜け、右からの林道に合するところにゲートがあり、西
側に「ロッジ牧詞(ぼっか)」という宿があった。立ち寄ると、
50人以上宿泊可能というこぎれいな施設。
そばに有機無農薬の農産物を販売する「風の里」という店の
あることも教えてもらった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/82/8f58ca1e65bac0019f5c2c716f094309.jpg)
玄関横の真っ赤なサラサドウダンが花盛り。
T字路に出て右折、ビニールで覆われた若葉のレタスが並ぶ
畑の横を通過、次の角の左側には、喫茶の標識があったので
訪ねる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/15/fbed2b3a73f818c485fcf58a150c387c.jpg)
赤いトタン屋根、山小屋風の建築の「ロッヂ飯盛山」で、1泊
2食付き6500円とか。こういった喫茶や宿の情報を把握する
のも、この実踏の目的のひとつである。
円形建物の南牧村平沢公民館横から建物だけ残る小学校
跡の先まで上がり、柏前(かしわざき)牧場付近から大門川へ
向かって下る。
大門川が長野県と山梨県の県境。平沢橋を渡って山梨県
北杜市(ほくとし)に入った。
橋のすぐ先を左折、ヴィラ千ヶ滝という宿の横から川沿いに
入る。少し先で急階段を下ると、弘法大師により開発されたと
いう千ヶ滝が、ごうごうと流れ落ちている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f7/b425560e096d0d7355e9932cb2b9d719.jpg)
第2次世界大戦前後から、大峰山行者などにより心身修行
所となったことが記されている。河原へ下る途中の斜面岩穴
に、戦後建立されたという龍王塚があり、そばに、何本もの
錫杖(しやくじよう)が並んでいた。
時計回りに半円形に車道を上がって、国道141号を横断、
商店街を通って清里駅に入り、小休止する。
駅のそばに、山小屋風の北斗市営観光案内所があり、観光
パンフレットが並び、宿泊施設などの案内をしてくれる。
若者向けのきらびやかな飾り付けが並ぶ商店街を西に抜け
る。駅東側の2つ目の踏切を越え、北に少し進んで案内板に
従い、清里聖アンデレ教会への道に入った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/59/8d/fe019eb859e9fb7514cb3a7974d382ed.jpg)
教会の北側から「十字架の道行」の道標に従い、林間の遊歩
道へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/ce/3900956343977b2def337adda0bada2e.jpg)
広葉樹林下の気持ちよい土の道。林が切れて北側が開けた
牧草地からは、赤岳などが逆光にブルーのシルエットを見せる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/3f/42dc0e4880c05789336612ab38577c09.jpg)
広葉樹林を少しで、今度は南側が開けた牧草地。やや雲が
多いが、茅ヶ岳や富士山が展望出来る。再び木もれ日の射す
広葉樹林となり、小さい流れを3、4回横切る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/f8/1cc360f37451865e970a777df7e82971.jpg)
下草にササが増えてジグザグの下りとなり、小海線の線路際
で、川俣川東沢に出た。橋を渡って右岸に回る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/75/e56ce1570afbfe21bf164ad56b1753ed.jpg)
対岸の斜面から、吐竜(どりゆう)の滝と呼ぶ3筋の滝が流れ
落ちている。この先から、上流に向かって片道2.8㎞の川俣
東沢渓谷自然観察園の遊歩道となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/3b/e4d209a029b86059e4bbc6a75463afd3.jpg)
こけむす岩の間を流れる清流を見下ろし、岩や根の多い遊歩
道を、岩に記されたペンキの○印を頼りに進む。途中、鉄製の
急階段を上がって高みになる。
対岸に覚円峰を望み、岩の間で流れが左右にくねる蘭庭曲水
を過ぎ、階段とハシゴを下って獅子岩橋を渡り、左岸に回る。
ここで流れから離れ、木製の急階段を上がってジグザグに進
む。広葉樹林の遊歩道を抜けると、南側が開けた牧草地に出た。
左手が今日のゴール、清泉寮である。17時10分に着いた。
牧草地を見下ろすジャージーハットと呼ぶ建物で、何組もの観
光客が名物のソフトクリームを手に、雲間に見える富士山や茅ヶ
岳などの展望を楽しんでいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/66/6c5dd3243bad874a8abbdc60454df8c8.jpg)
受付を済ませて鍵をもらい、南北に走る車道の東側にあるコテ
ージのひとつ、「横浜」に入った。
(天気 快晴後晴、距離 16㎞、標高差累積 1500m、地図
(1/2.5万)八ヶ岳東部、谷戸、歩行地 長野県南牧村、山梨県
北杜市(旧高根町))