あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

東村山 北山公園の花菖蒲を見て近くの寺院へ(東京・東村山)

2024-06-12 21:24:45 | 江戸・東京を歩く

 今月前半は出かける日が多くて 投稿できるまでに1週間前後かかり、季節感が少しずれ
てしまいますが、順次投稿しますのでご了承下さい。

========================================

 2024年6月6日(水)

 毎年この時期に訪れている、わが所沢市の南側、都県境を越えてすぐの東村山市にある
北山公園の花菖蒲がかなり見ごろになったようなので、観覧に行くことに。

 西武鉄道 西所沢駅から、西武狭山線10時07分発西武球場前行下り電車に乗る。


 西武球場前駅に10時13分に着き、西武山口線(レオライナー)10時16分発上り
電車に乗り換える。

 2駅目の終点、多摩湖駅には10時23分に着いた。


 反対ホームからは、西武多摩湖線の国分寺行き電車が接続している。

 

 駅を出て多摩湖線の線路沿いを少し進み、住宅地を東進して多摩湖を水源とする北川の
左岸沿いへ。
  

     民家の前のタチアオイがかなり花を開いていた。
     

  北川は両岸をコンクリート護岸で固められていて、見栄えはいまひとつ。
  

 川沿いを500mほどで、住宅地の間に緑陰の残る「下宅部(しもやけべ)遺跡はっけ
んの森」がある。


 日本有数の低質地の遺跡公園で、2006年には「日本の歴史公園100選」にも選定
されたという。

 遺跡の説明パネル



 川の左岸に近い、南側の園路を進む。


 南東端近くには、ガクアジサイが咲いていた。


 さらに北側左岸沿いに300mほどには、「八国山(はちこくやま)たいけんの里」が。


 この辺りから北山公園の北側一帯の斜面は東村山市の八国山緑地で、敷地の南西側にあ
る建物では、八国山緑地周辺の動植物、環境、遺跡や暮らしなどを題材とした展示があり、
さまざまな体験学習が出来る。



 ここも何度か観覧しているが、ザッと一巡して観覧する(入館無料)。



 奥の部屋には、下宅部遺跡の出土品が保存、展示されていた。


 東側からの入口を入った左手には、棟門(むなもん)が保存されている。


 その説明パネル 


     建物前に咲き出したトラノオ
     

 敷地の北西側には、市内にあったらしい土蔵が移築されている。


      
 建物の前には2本のケヤキが立ち、中央部の木の前にはこのようなパネルが。


 八国山たいけんの里の観覧を終え、隣接する北山小沿いを南へ、道路際にはたくさんの
アナベルが咲き競う。




 北山小の南西端で北川を渡り、右岸に沿って細い市道を東へ。

     
   川沿いには、周辺の住民の方々が育てているらしい花などが見られる。


 市道が右カーブする辺りまで進むと、北山公園の西側一帯が見えてきた。


 さらに少し、関場橋を渡り11時30分過ぎに北山公園の西側エリアに入った。
 
 

 西側の池周辺の花菖蒲は、まだ少ししか咲いていない。




 そばの田んぼは、早苗がかなり分けつして育っていた。


 北山公園の北側沿いを走る西武 西武園線の、北側斜面一帯が八国山緑地である。








 少しずつ東に回ると、南東側の入口に近い大きな東屋が近づき、観覧者も多い。

 
 菖蒲田の中央部にある東屋


 

 菖蒲田の北側、アジサイの咲くエリアの近くには、国内の三代巨桜のひとつ「三春桜」
で知られるベニシダレザクラが大きく枝を広げている。



 そばのアナベルもまだ咲き出して間もないようで、見ごろはもう少し先になりそう。



 さらに東屋周辺から東側一帯の菖蒲田を巡る。


     











 
 南側には山形県長井市の交流田もあるが、ここも見ごろはもう少し先になりそう。 

 長井小町

     



     









     



 

 三春桜の右手(東側)には、今年初めての番傘を並べたパネルが設けられていた。









 公園の東端近くには3本のハナキササゲの木があり、珍しい花が咲いていた。

 北米産でノウゼンカズラ科の植物のようで、明治・大正年間に黄金樹の名で大量に輸入
されたが現存する木は極めて少なく、小石川植物園に数本確認されているという。


 東側の池周辺も巡る。池ではハスが咲き出していた。






 南側の大きい東屋には、観覧者がかなり増えている。


     近くの菖蒲田には、花の名も立札も。
     

               
       北山乙女は、ここ北山公園だけしか見られない品種のよう。
     

 東屋に寄り、そろそろ退出することに。


 東屋の南側から出口にかけては、この期間中の出店が並んでいる。



 本部テントの左側で花の管理費協力金100円を納めて、菖蒲の絵はがき2枚入りをも
らい、北川の善光橋を渡って12時25分頃に公園を出た。


     北川を渡った先には、タチアオイがたくさん咲いている。
     

 その先、三差路の左手にある焼団子の出店で草餅のあんこ団子を求めた(1本120円)。


 三差路の右手から南へ進み、いつものように正福寺(しょうふくじ)へ。金剛山正福寺
は、臨済宗の寺院で鎌倉の建長寺の末寺のよう。

 山門は元禄14(1701)年の建立で、東村山市の有形文化財に指定されている。

 山門を入りった突き当たりには、仏殿にあたる千体地蔵堂

 建立は応永14(1407)年、典型的な禅宗様建築で東京都で唯一の国宝建造物とか。
堂内には本尊の地蔵菩薩立像のほか、20㎝ほどの千体小地蔵尊が安置されているという。


 千体地蔵堂の右手から背後の本堂に向かう参道には、創建730年記念に建立の十三仏
石像が並び、反対側にはアジサイが。
     


 本堂↑に参拝し、千体地蔵堂の南東側に祭られた八坂神社↓にも拝礼して正福寺を出た。


 東側の十字路を南下して東村山駅方面に延びる都道128号へ。そばの細い市道を少し
東進すると大善院の前に出る。

 
 大善院は「野口の不動尊」と呼ばれ、地元の方々に親しまれているようで、山門のない
入口横のガクアジサイが花いっぱい。
     
 
 野口不動尊 大善院の創立時期は不明のようだが、八王子市高月町にある圓通寺の塔頭
(たっちゅう)で、明治32(1899)年に当地に移され開山としたという。

 本堂に向かう正面両側には、積み上げられた溶岩の上に石像やツツジなどが。

 
 境内左手にも大量の溶岩が積み重ねられ、山頂の不動明王を中心に三十六童子像が立ち
並んでいる。




 本堂前の水がめにハスも咲き出した。



 ガクアジサイは何種か見られた。


 道路側のモミジにも花がたくさん咲く。


       
     ぼんぼりの下がる参道を進んで都道128号に出る。


 東進して東村山駅の西口広場へ。西武新宿線の東村山駅周辺は高架化工事が進行中。

 
 広場の一角に、東村山市指定有形民俗文化財の「東村山停車場の碑」があるが、文字は
判読しがたい。
     

  
 13時30分頃、広場の東側に立つ高層ビル・サンパルネの2階にある中華食堂日高屋
に入り、冷麺(630円)を注文して昼食を済ます。


 
 
 2階デッキからの、工事中の東村山駅西口周辺


 同じビル1階のスーパー西友で買物をして、東村山駅発14時16分の本川越行き下り
電車に乗る。 

 (天気 曇後晴、距離 5㎞、地図 「水とみどりの東村山 わくわくMAP」、歩行地
 東村山市)
 
 



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「石神井公園ふるさと文化館」から「牧野記念庭園」へ〈後半〉(東京・練馬)

2024-05-31 20:39:36 | 江戸・東京を歩く
 2024年5月16日(木) 〈後半:三宝寺池から牧野記念庭園へ〉

 石神井公園ふるさと文化館での観覧と昼食を終えて、すぐ西側の井草通りを横断して三
宝寺池の東側へ。



 池の近くにはスイカズラが咲き、池の東岸のカキツバタも咲き残る。
     

 池の東岸近くでは、スイレンがたくさん咲き出していた。


 池と北側の水辺観察園の間の、新緑豊富な緑陰の遊歩道を西進する。



 中の島の北岸の眺め




 カワウとカルガモだろうか。


 中の島の北西岸の木の上には、サギの巣があるよう。 




 西北端近くまで進むと、対岸に厳島神社が望まれる。



 三宝寺池の西北端付近から階段を上がり、「石神井松の風文化公園」の南西門へ。


 
 門を入り左手の園路を少し進むと気象庁のアメダス練馬観測所があり、気温など5種類
の観測をしているという。


 最近の都内の夏の気温は、ここ練馬の観測値がいつも高温であることが知られている。


 公園の東側には、午前中観覧した「石神井公園ふるさと文化館」の分館があり、西北側
の広い芝生のエリアは野球などに使われる多目的広場。





 ふるさと文化館の分館の入口前を通過し、テニスコートの西側を北進して北側出口から
公園を出た。



 北側の石神井郵便局横に回り、局前を走る都道8号・富士街道を西へ。
   

 次のT字路を北に入って石神井台三丁目の住宅地を北北西へと進む。



 途中に残る畑には、ジャガイモの花が咲いていた。


   さらに進むと緑に囲まれた「東大泉つばき緑地」が。
   

 3回ほど左右折をして西へ、東京学芸大の大泉寮や附属大泉小などの前を過ぎる。



 西武池袋線 大泉学園駅前から南へ伸びるバス通りを横断し、すぐ先の練馬区立「牧野記
念庭園」前へ。
  

 昨年の今頃は、ここに住んでおられた牧野富太郎博士がモデルのNHK総合TVの朝の
ドラマ「らんまん」を放映中で、来園者も多かっはず。


 その後も来館者は増えているようで、今日も10数人は来ている感じ。14時10分過
ぎに入園した(入場無料)。

 私の来園は3~4回目だろうか、以前は有料だったような気もするが・・

 門を入り、右手の管理棟でリーフレットなどをもらう。


 リーフレットによる、牧野記念庭園の説明と牧野富太郎博士の略歴




   


 最初は左手の園内南側へ回ると、「御案内」パネルや記念撮影用らしい牧野博士の等身大
パネルが。


     


   その先に、スエコザサに囲まれた博士の妻、壽衛(すえ)夫人の胸像がある。
     

 園路を西側から中央部へ、突き当りの記念館に向かい両側の豊富な草木を見ながら進む。

 ヒメナべワリ


   

       

     ニシキマンサク
     


 ベニガク(アジサイ科)


 「ねりまの銘木」に選定されている、ヘラノキ(高さ13m、幹の太さ1.9m)
   

     ヤブレガサ
     

   これも「ねりまの名木」のセンダイヤザクラ(高さ8m、幹の太さ1.4m)
   


 北側の記念館際まで進み、中を観覧することに。最初は手前の常設展示室へ。


以前は記念館内は撮影禁止だったような気がするが、今日は企画展示の一部を除き撮影可
能なので、適宜紹介する。


   







     

      ホテイラン
     

          チャルメルソウ
          

     


 文化勲章(左)と勲二等旭日重光章(右) 、牧野富太郎博士が1957(昭和32)年
1月18日に亡くなられてから授与されたという。
     

          

 私は、当時の石神井公園駅近くでの勤務先で、牧野博士死亡のことを知った記憶がある。







     

          





     

 常設展示室の観覧後、左手の企画展示室へ。両室の間の壁面に飾られた植物の飾り





   
   ヤマブキ(バラ科)

    
    キキョウ(キキョウ科)

     
    バイカイカリソウ(メギ科)

     
     スエコザサ(イネ科)

 企画展示の観覧を終えて記念館を出て、東北側の「鞘堂」と呼ぶ覆い屋の中に保存され
ている「書屋展示室」に回り、牧野博士の書斎と書庫の一部の様子を見る。

 博士は晩年、庭で植物の観察を行い、この書斎で著書の執筆や植物の描画などに勤しん
だという。

 書屋展示室の入口近く、壁面に掲示の「壽衛の想い描いた植物園」の絵
   

     







     
     書屋展示室前を回って右手(北側)の出口から出た。西側の小さな庭に咲く花など。
     
     
   これで園内の観覧を終え、東側園路沿いの植物も見ながら南へと出口に向かう。

     

 出口際の大きなセンダンは、細かな花がたくさん咲いていた。


 15時05分に牧野記念庭園を後にする。

   バス通りに出て左折して北へ、駅前のマンションらしい高層ビル方面に向かって進む。
   


 南口のロータリー際を進み、西武池袋線の大泉学園駅に15時30分に着いた。




 15時33分発 所沢行下り電車に乗り、帰路でスーパーに寄ったりして16時25分に
帰宅した。

(天気 曇後晴、距離 6㎞、地図 「練馬区ガイドマップ」(ねりま観光センター発行)、
 歩行地 練馬区、歩数 12,400)



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「石神井公園ふるさと文化館」から「牧野記念庭園」へ〈前半〉(東京・練馬)

2024-05-27 13:07:29 | 江戸・東京を歩く

  2024年5月16日(木) 〈前半:石神井公園ふるさと文化館へ〉

 

 連休初日の5月3日に行ったが混んでいたので止めた、「石神井公園(しゃくじいこう

えん)ふるさと文化館」で開催中の特別展「魔法の部屋」の観覧に出かけた。

 

 西武池袋線上り電車に乗り、石神井公園駅にて10時53分に下車する。

   前回とは違う西口改札を出て、前回の帰路になった商店街を逆行することに。

     

 

     

     マンションの前だったろうか、ウツギが花盛り。 

 

 石神井公園の東側を占める石神井池への下り道は、前回よりひとつ西側から行き、石神

井池の北岸へ。

 

 平日なので今日はボートに乗る人も見えず、池の水面は静まりかえっている。

 

   

 

     池の畔の空き地に咲くゼニアオイ

     

 

     少し西進して、池の中の島を2つのアーチ橋で渡り南岸へ。

     

     

 

 野外ステージ前のツツジは、まだ花を残していた。

 

 メタセコイアの新緑

   

     

 

 その先の広場から南へ斜面を上がり、「石神井公園ふるさと文化館」には11時25分

に入館する。

 

     

 2階への階段を上がった左手が特別展会場の企画展示室。観覧料は一般300円、65

~74歳は150円だが、それ以上の高齢者は無料だった。

 

   特別展のリーフレットと、裏面の説明部分

    

 

 

 最初のトリックアートは「揺れる町並」で、左右に動いてみると

 

     

 

 次は「2匹のリス」

 

 

 下は、館のスタッフが撮ってくれたもの

     

 

 「巨大ぼちゃ猫」、大きな猫のそばでスタッフに撮ってもらうと↓

     

 

 その先のトリックアートも、皆同様なトリックになっていた。

     

 

          

 上の説明をよく見なかったので、もっと右側や左側からの別の熊2匹は見落とした。

 

         

 

 「カッパドキアの夢景色」、カッパドキアには行ったことがあるが風船には乗らなかっ

たので、乗った気持ちになってに撮ってもらう。

     

          

  

 以下も同様で、それぞれの中に入ったような写真が撮れるが、眺めるだけにした。

         

 

     

               

 

     

          

 

     

          

 最初の1枚と「熊の檻」を除き、ほかはすべて自分が中に入って一体化したような写真

の撮れるトリックアートばかり。違うトリックアートをもっと期待していた私としては少

し残念だった。

 

 特別展を観覧後、同じ2階の常設展示室も再訪して、ザッと一巡する。何度か来ている

ので、目についた展示を幾つか。

 

 昭和年代の人なら、練馬といえば練馬大根を思い浮かべるだろうが、その練馬大根に関

わる展示が入ってすぐ右手に。

 

 

 

 私の最初の職場は石神井公園駅から近いところにあったが、関わりがあった当時の東映

東京撮影所の懐かしい写真。

 

 

 その頃、西武池袋線の中村橋駅から桜台駅付近までだったと思うが、線路の南側近くを

平行した道路沿いには千川上水が流れていた(現在は暗渠に)。

     

          

 

     

  夜勤作業の深夜の職場に、時々寄ってくれた屋台の中華ソバは30円だった。

 

 練馬の伯母の家に下宿し、石神井公園駅↑まで通勤した最初の頃、練馬~石神井公園駅間

の閑散時の石神井公園駅発の上り電車は、毎時0分、15分、30分、45分という15

刻み、4両編成だったように記憶している。

 

 

 ちなみに、現在の石神井公園駅発の閑散時の上り電車は、12時台、14時台ともに18本

で、8両あるいは10両編成である。

 

     

     50年ほど前のくらしの道具

 

 常設展示室の観覧後、1階に下りて情報コーナーなども一巡したら12時30分になっ

たので、休憩コーナーにある武蔵野うどんの店「えん座」に入り、昼食とする。

     

 

  注文したのは、この店で人気の「霙糧(みぞれかて)うどん」(900円)、盛りはも

う少し欲しかったが美味しかった。

 

 店中に飾られていた物など

     

          

 

    昼食を済ませて13時10分頃、石神井公園ふるさと文化館を退館した。

     

 

     館の北西側にある「やさしさについて」という石彫

     

 

 午後は、三宝寺池の北岸沿いを西進して北側の石神井松の風文化公園を抜け、隣の大泉

学園駅に近い「牧野記念庭園」を訪ねることにする。  〈続く〉

 

 

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連休初日 新緑の石神井公園と周辺の社寺へ〈後半〉(東京・練馬)

2024-05-19 16:59:47 | 江戸・東京を歩く

 2024年5月3日(金・祝) 〈後半:三つの社寺と三宝寺池周辺〉

 

 少し周辺を回ってから再訪することにして「石神井公園ふるさと文化館」を出て、西側を

南北に走る都道444号・井草通を横断して住宅地の間の細道へ。

  

     民家のツツジが紅葉のような彩り。

     

 

 そのお宅の庭も花盛り。

 

 近くの民家では、サクランボが色づく。

 

 立派な長屋門の前で左折して南へ回り、少し戻って道場寺へ。

 

 

 門前のクロマツは高さ25m、幹の周囲2.5mあり、「ねりまの名木」に指定されて

されていた。

  

 

  

 境内南西側には総檜造りという三重塔が立つが、モミジなど樹木が多く全容は望めない。

  

 

 道場寺は、石神井城主の菩提を弔うために応安5(1372)年に創建されたとか。武

蔵野三十三観音霊場の第2番霊場となっている。

 

 正面の本堂は、奈良の唐招提寺を思わせる屋根。

 

 本堂前の豊後梅(ぶんごうめ)

 

  本堂南西側の供養塔

  

 

 境内にはモミジが多く、新緑がみずみずしい。

 

    本堂の東側に廊下で結ばれた庫裡があり、庫裡の南側には立派な鐘楼が。

      

 

 周辺のモミジの彩りもよい。 

 

     鐘楼前に咲くアヤメ

     

 

 モミジの花も

 

    門前のバス通りを西へ、境内西南端の路傍にはお地蔵さんが祭られている。

     

 

               

          少し先、通りの南側にある葬祭場際に咲く花

 

 

 その北側に、広い境内を豊富な樹林に覆われた三宝寺(さんぽうじ)がある。

 三宝寺は、応永元(1394)年に創建され、石神井城主豊島氏からの帰依を受け、豊

島氏滅亡後は徳川家康などの受けて発展したよう。

 

 境内にある長屋門は、勝海舟の邸宅にあったものだとか。武蔵野三十三観音霊場第3番

霊場である。

 

 山門は、寛永2(1625)年と正保元(1644)年に徳川家光が狩猟の際、当山が

休憩所されたので「御成門」と称するようになったようで、練馬区の登録有形文化財。

 

 山門を入ると左手には大黒堂・子育千体地蔵堂があり、そばに立つ高さ17m、幹の周

囲2.5mのアカマツは「ねりまの名木」。

  

 

 参道を挟んで東側に立つサルスベリ(高さ10m、幹の周囲1.5m)も「ねりまの名

木」という。

     

 

 大黒堂・子育千体地蔵堂の内部を拝観すると

 

 お堂の前には「開運出世小槌」が置かれていた。

 

 

 正面の本堂に参拝、右手前には境内案内図が

 

 鐘楼の北側に咲くシャクナゲの大株

 

 その横、南側の長屋門が、勝海舟邸から移築したもの。

 

 近くに立つイチョウ(高さ26m、幹の太さ3.6m)も「ねりまの名木」である。

   

 

  本堂前から西側へ階段を上がると新しい多宝塔が。

  

 

  さらに西側には、境内で最高の観音像が東向きに立つ。

  

 

 多宝塔と観音像の間、北側のコンクリート製のお堂に、武蔵野三十三観音霊場の御本尊、

如意輪観世音が祭られていた。

 

     

 多宝塔の北側の樹林の中は、時計回りに一周する「四国八十八か所お砂踏み霊場」にな

っている。

          

 今まで何度か来ても一部しか回らなかったが今日はほぼ一巡し、実際に3度回った四国

八十八か所の各霊場のことを思い返した。

 

 後半の辺り、最奥に祭られている大師堂

 

 境内を一巡したので山門を出て三宝寺を後にした。

 

     

     少し西進すると民家の大きなツツジが花盛り。

 

 その先で、氷川神社参道の途中からケヤキなどの立ち並ぶ参道に入って神社境内へ。

 氷川神社は、応永年間(1394~1428)にこの地を領していた豊島氏が、武蔵一

の宮の分霊を奉斎して石神井城内に創建したといわれているよう。

 

 文明9(1477)年の石神井城落城後は石神井領の総鎮守として、周辺5か村の人々

から崇敬されたとか。 

 

 正面に拝殿が祭られ、手前右手(東側)には神楽殿が。

 

 左手の2つの末社には、江戸時代からの北野、須賀、稲荷、御嶽、八幡、三嶋、榛名、

浅間、三峰、阿夫利の各社が祭られていた。

 

  参拝を終えて境内右手から北側の石神井城址の樹林へ。

  

 

 東側のフェンスに囲まれたエリアは、石神井城跡の中でも土塁や空堀の保存状態がよく、

立ち入り出来ない。

 

 その横を緩やかに下り、三宝寺池の東端付近に出た。

 

     北斜面下には「石神井城址」碑とパネルがある。

     

 

     三宝寺池の南面を西へ、池を眺めながら周遊路を進む。 

     

 古くからの自然のままの姿を残す中の島周辺は、西端近いとはいえ23区内とは思えぬ

貴重な景観を残している。

 

     小さな社殿は水神社

     

 

     三宝寺池の西南近くには厳島神社が祭られている。

     

 

 柵に囲まれた社殿前から右手に回ると東屋があり、緑豊富な池が一望できる。

 

     さらに西岸の園路を進と、カキツバタが咲いていた。

     

 

 三宝寺池の西北端まで進み、今度は北岸の遊歩道を戻るように東へ向かう。

  

 自然のままの中の島の北岸の様子

 

 何を調査しているのだろうか、ボートをひいて中の島の西側を歩いて来た人が。

 

 三宝寺池の東北側にある、水辺観察園沿いの園路へ。

 

 東に抜けて三宝寺池の東北側に回ると、橋の近くにツツジと群生するカキツバタが。

 

 ハスの多い辺りに、サギがジッと立っていた。

 

 14時過ぎに石神井公園ふるさと文化館に戻り、特別展会場に行って見たが相変わらず

入場制限していたので今日の観覧は諦め、改めて来館することにした。

 館内の食事処、うどん房の「エン座」も、もう品切れのようで閉店していた。

 

 館を出て、石神井池の北岸沿いを駅に向かうことに。

 

 沿道に並ぶ住宅は、見栄えのする家が多い。

 

 池では、相変わらず多くのボートやスワンボートが行き来する。

 

 東端まで進まず、少し手前から住宅地の緩い上り道から石神井公園駅前に戻り、駅前の

讃岐うどんのチェーン店で遅い昼食を済ます。

 

 15時10分に石神井公園駅に着き、15時14分発 西武球場前駅行 下り電車に乗る。

 

 今日のアメダス練馬の最高気温は25.5℃。なお、アメダス練馬の観測地点は、三宝

寺池の西北端から台地を上がった北側の「石神井松の風文化公園」内にある。

 

 (天気 快晴、距離 6㎞、地図 「練馬区観光ガイドブック」(部分)ねりま観光セ

  ンター発行、歩数 17,200) 

 

 

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連休初日 新緑の石神井公園と周辺の社寺へ〈前半〉(東京・練馬)

2024-05-18 09:46:47 | 江戸・東京を歩く

 2024年5月3日(金・祝) 〈前半:石神井池南岸〉

 

 連休後半初日は快晴に恵まれたので、練馬区の西部、石神井(しゃくじい)公園にある

「ふるさと文化館」で開催中の特別展の観覧に行くとともに、公園周辺を巡ることにした。

 

 西武池袋線上り電車に乗り、石神井公園駅に9時58分に下車した。

 

 中央口に近い石神井観光案内所で、練馬区内のパンフレットなどを幾つか入手する。

 

    駅前広場の一角には、「石神井火車站(かしゃたん)之碑」がある。

     

 大正4(1915)年の武蔵野鉄道石神井駅(現在の当駅)開業を記念して、大正9年

5月に地元有志により建立されたよう。練馬区登録有形文化財になっているが、年代を経

過し文字は読みにくい。

 

  石神井公園へのバス道路を少し南へ、東側に稲荷神社の森があるので立ち寄る。

     

 

 拝殿のそばに、「ねりまの名木」に指定された樹高18m、幹の周囲3.8mのシラカ

シが立っている。

   

 

 すぐ先の小さな植え込みに「檀一雄文学顕彰碑」があり、「何のその 百年後は 塵芥

(ちりあくた)」と刻まれていた。

     

 作家・檀一雄は、結婚後の昭和17(1942)年から当地に住み、途中の従軍期間な

どを挟み30年間を過ごし、戦後は「リツ子・その愛」「リツ子・その死」「真説石川五

右衛門」「火宅の人」などを執筆し、坂口安吾も一時、檀一雄邸に逗留したという。

 

 緩やかに坂を下ると、都立石神井公園の東端、石神井池のボート乗り場のそばへ

 

 東西に長い石神井池の南東側に回ると、大輪のシャリンバイがたくさんの花を。

 

 近くではツツジも花盛り

 

 池の南側の園路を西進することにして、まずはボート乗り場を眺める。

 

 池の東南側では、豊富な木々の新緑が気持ち良い。

  

 

 好天の連休初日なので、ボートやスワンボートに乗る家族連れなどが多い。

 

 新緑の木々の下、さらに園路を西進する。

 

 

 対岸には、瀟洒な洋館も望まれた。

 

 ちなみに、交通新聞社発行の月刊誌「散歩の達人」6月号(5月21日発売)は大特集「み

んなの練馬」で、その表紙にはこの辺りの写真が使われている。

 

 

 石神井公園駅周辺にある2つの高層ビル

 

 アジサイはまだつぼみ

 

 石神井池の中央部より西側には中の島があり、両岸から歩道橋が架かっている。

 

 中の島の西南側には野外ステージが。

 

 

 対岸のツツジ

 

 

   

          池の西南端近くには、このような石塔が

          

          近くの見晴台から眺めたら、台座に「聖衣」と刻まれていた。 

 

 

 

 その南西側は少し開けたエリアで、南側斜面には大株のツツジが何株か咲く。

 

 ケヤキなどの気持ち良い新緑

 

  

 

 ツツジの横を上がり、上の細い道路際にある「稲荷 諏訪 合神社」に参拝。

 

 少し先で南への遊歩道を入ると「練馬区立 池淵史跡公園」で、西側には今日の目的地の

「石神井公園ふるさと文化館」がある。

 

 

 公園内、最初は左(東)側に保存されている練馬区指定文化財「旧内田家住宅」へ。

 

 室内に上がって一巡できるが、玄関から入り土間から内部を観覧する。

 

      

 

 内田家住宅の東側から南側一帯の樹林下には、区内にあった庚申塔が移設保存されてい

る。それらの一部を。

 

     

     享保12(1727)年造立

 

          

          明和2(1765)年造立

 

 

 史跡公園の東側は、都立石神井公園「野草観察園」になっているので入り、園路を一順

することに。

 

     

     キエビネ

 

 

 アマドコロ

 

      

     ヒメサユリ

 

 ウマノアシガタ

 

 

 

     

     オドリコソウ

 

 チョウジソウ

 

 野草観察園の南西側には、キャベツの畑が広がっていた。

  

 池淵史跡公園に戻り、縄文時代の竪穴住居跡から園路を西へ。

 

 桐の木の上部で花が咲き出した。

 

 

 豊富な樹林下、ところどころに立つ庚申塔も見ながら進んで、内田家住宅の南西側ま

で戻った。

     

 

 西側の石神井公園ふるさと文化館へ、東側入口から入る。

 

 だが、2階の特別展「魔法の部屋 トリックアートの世界」は、観覧者が多くて入賞制限

していて、並んで待っている人が10数人いる。

  

 連休初日なので予想以上に来館者が多いようた。今日の観覧は諦めて別の日に再訪する

ことにして、北側正面の入口から退館した。                〈続く〉

 

 

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二つの親水公園を結んで西葛西駅へ(東京・江戸川)

2023-12-25 22:48:29 | 江戸・東京を歩く
 2023年12月8日(金) 〈後半:新左近川親水公園から新長島川親水公園へ〉

 午前中、東京メトロ東西線の葛西駅際にある地下鉄博物館の観覧を終え、正午過ぎに退
館した。今日は穏やかな快晴なので、この後は二つの親水公園を歩き継いで西隣の葛西駅
に向かうことにする。


 すぐ西側の都道318号・環七通から東京メトロ葛西駅をふり返り、南に向かう。


     街路樹のプラタナスは、まだ落葉していない。
     


 400m近く進んで都道450号・清砂大橋通を横断する。こちらは西側↑、こちら↓
が東側。



 さらに進むと、近くの住宅のモミジが鮮やか。


   駅前から900mほどの仲町会館入口交差点を右折して、左近川親水緑道へ。
     

     
          右岸沿いに「健康の道」と名付けた緑道が続いている。
          

     

 流れは静かだが、水は澄んでいた。



 少し歩いて木の橋を渡って左岸沿いの緑道へ。


     「うたう」という野嶋久美子氏作品
     





 アシの増えているところも。







 堀江並木通と呼ぶ車道を横断する。↓は北へ向かう道。


   その先は小公園になっていて、「わたしは未来」と題する森野政順氏作品が。
     

 流れはその公園下を暗渠になっていた。


 再び右岸(南側)に回り、さらに上流へ。



 対岸に江戸川区のコミュニティ会館が見える辺りは、アシがかなり伸びていた。


     


 その先は流域が広がり大きな池になり、周辺一帯は新佐近川親水公園である。


 沿道のソメイヨシノの中には、紅葉の残る木も。


 左手の少し高いところは「葛西ラグビースポーツパーク」になっていたので、西端の階
段を上がってのぞくと、人工芝のグランドになっていた。



 そこから見下ろす、左近川親水公園の東側↑と西側↓




     



 池が狭くなり右手へとカーブし、南北に走る中左近橋下へ。


    池際に咲くツワブキ
    

 中左近橋下から上流側を



 橋の先が左近川親水公園の中心部のよう。 左側の築山に上ってみた。


 新佐近川の北側に並ぶ中層マンション群。


 その右手〈東〉は江戸川区立新田小


 さらにふり返ると中左近橋周辺が。


 新左近川右岸の遊歩道をさらに進んでふり返る。


 再び新左近川の流れは広がるが、流れはほとんど感じられず静かな水面。


     
     時計塔のある辺りまで進むと、モミジが数本彩りを残していた。
     

     




 すぐ先、車道の新左近橋と、その上の歩道橋、葛西かもめ橋の手前の水面はカヌー場に
なっていて、練習中のカヌーも望まれる。


 ここで新佐近川親水公園に分かれ、葛西かもめ橋を渡って西葛西駅方面に向かうことに
した。 

 
 橋からの上流側 


 右手が歩いてきた右岸沿い。


 下流のカヌー場など。




 橋の上に並ぶカモメ



 橋の欄干には、昔の左近川沿いの風景や生活などが浮き彫りに。




 橋を渡り終え、北に延びる新長島川親水川公園沿いの遊歩道へ。


     


 大きなセンダンの木に実がいっぱい。


 緑道の足もとには、たくさんのツワブキが咲く。



 豊富な樹林帯が続き、モミジも残る。




     

     
     かなり落葉した大ケヤキ
     

 右手に江戸川区球場が近づく。



 球場のバックネットの背後で、東西に走る清砂大橋通に合する。歩道橋でその上を越え
て右手に回り、眼下の総合レクリエーション公園に下る。


 大きな「区画整理完成記念之碑」下から「子供の広場」の北東端で公園を北東に抜けて
左折し、西葛西駅方面に向かう。


 昼食場所を探しながら 駅近くまで進み、駅のすぐ近くにあった「ガスト」に14時10
分過ぎに入り、ネギトロ丼 味噌汁・漬物付き(税込950円)を注文する。

     
   まもなく、ロボットが運んできたので受け取り、遅い昼食を済ませた。


 葛西駅同様に高架になっている西葛西駅前へ。



 駅前広場の一角で山形県鶴岡市の直売テントが数張りあったので一巡し、そのひとつで
とちもちを求めた。


     

 ちなみに、今歩いてきた新長島川親水川公園の中ほど、東側にある「新田の森公園」に
は「鶴岡江戸屋敷」というのがあり、江戸川区と鶴岡市は学童疎開が縁で友好都市になっ
ているという。
 
 
 14時43分に東京メトロ東西線の西葛西駅に着き、14時51分発上り電車に乗る。


(天気 快晴、距離 5㎞、地図 江戸川区散策ガイド「えどぶら」の「葛西エリア」図)

 


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旧芝離宮恩賜公園を巡る(東京・港区)

2023-10-08 21:03:23 | 江戸・東京を歩く
 2023年10月3日(火)

 4か月ごとの定期検診の案内が来たので、近くに職場があった頃からお世話になってい
るJR品川駅東口の歯科医院に検診に出かけた。

 受付の前に「祝開業30年」の花束が2つ並んでいたので、診療時に院長先生に「私は
開業間もなくからお世話になっているはずですが、何年になりますか?」と聞いたら、開
業の1993年の翌年、1994年からなので29年になるとのこと。

 私の診療券のID番号は730番台だが、現在は20,000番台になっているという。

 いつも丁寧なチェックと治療をしてもらっているので信頼して、30年近くなっても2
時間半余りかけて4か月ごとに通院している。

 さて、正午過ぎに検診を終えたが、今日は気温も30度までは上がらない予報なので、
久しぶりに寄り道して帰ることにして、JR浜松町駅で下車した。


 予定してきたのは、北口を出て右手(東側)に1分の、国指定史跡になっている「旧芝
離宮恩賜公園」である。12時30分頃着いた。


     

          
 
   入口近くに掲示されていたこの庭園の由来
   

 庭園案内図もある。



 門を入り右手のサービスセンターの受付で入園券を求める(65歳以上70円)。
       

 置いてある庭園のリーフレットをもらい、中心部に池の周囲を巡る遊歩道を西北(右下)
から西南(右上)、さらに東(左側)へと反時計回りで一周することにした。
   


 まずは、入口に近い庭園の北西側からの池周辺の眺め。

 池は「大泉水(だいせんすい)」と呼ばれ、庭園の要になっていて広さ約9,000㎡。
昔は海水を引き入れた潮入りの池だったが、現在は淡水の池になっているという。

 
 右手の遊歩道を少しずつ進む。池の周辺は松の植え込みが多い。


     芝生の一角に咲き残るヒガンバナ
      
 




 松と静かな池の佇まいを眺めながらされに進むと、雪見灯籠が。


     東側にそびえ立つ高層ビル
     

 南西側は緩やかな斜面になっている。



 池の中央部、中島に延びる「西湖の堤(せいこのつつみ)」と呼ぶ石堤と橋。

 中国、杭州(現在の浙江省)にある西湖の堤を模した石造りの堤のよう。

 池の南西側にまわると盛り上がった芝生地も。



 近くには「萩の小道」があり、やや盛りを過ぎてはいるがハギの花がたくさん咲く。




 その池寄りには梅林もある。


 池の南西側、梅林の先の「大山」。庭園内の最も高い築山である。


 頂上に上がって園内を一望する。こちらはいま歩いてきた園の西側


 北側に広がる池と背後のビル群

 
 こちらは東北側





 大山を下りてさらに南側へ回ると、ヒガンバナがかなり咲き残っていた。


 
 池の南側にはソメイヨシノが何本かあり、その一角に4本の石柱が。

 この石柱は、小田原北条家に仕えた戦国武将の宮邸から運ばれたようで、ここが小田原
藩の上屋敷(かみやしき)だった当初は、茶室に使われていたといわれているよう。


     太い常緑広葉樹の根元には、色鮮やかな若葉が。
     

 西湖の堤の南東側へ



     咲き残る紅白のサルスベリの花
     

 園の南東側を囲むカシなどの古木


     西側のビルの間に見える東京タワー
     

 東側をさらに進んで大島にかかる橋際へ。橋の向こうが大島。


 大島の北側辺りからの池の眺め


     大島の東側に立つ小さいサギ
     

 大島の東側にある唐津山。ここにもヒガンバナが。


 こちらの石橋は池の中央にある大島への橋


 大島の東側の盛り上がりは「九尺台(きゅうしゃくだい)」あるいは「九盈台(きゅう
えいだい)」と呼ぶところ。

 「九尺」は高さ、「盈」とは水や月が満ちるという意味、明治天皇が明治8(1875)
年にこの庭園に行啓された際、この台上から海で漁民たちが漁をする様子や、海の眺望を
楽しまれたところとか。

 現在は樹木が生い茂り、東側の海も埋め立てられてビル街となっている。

 九尺台と池の間にあるあずまや


 東側から中島への八つ橋 





 八つ橋の東側、芝生広場には何か所かガンバナが咲き残る。


 池の東側を東北端付近まで進む。



 池の畔にはススキ科の草やガマなどが。


 池の東北端近くからもう一度池を眺める。


 池の北東端に残る「海水取入口跡」

 この「潮入りの池」に海水を取り入れるために設けられた水路で、水路の石垣や鋼鉄
製の水門の遺構が見られるが、現在は海とのつながりを絶たれた淡水の池になっている
という。


 海水取入口跡近くから、最後に池を一望する。

 
 近くにはフジ棚があり、下のベンチの日差しを遮ってくれる。


 そばに、リンドウがわずかに咲き残っていた。


 1時間近くかけてゆっくりと園内を巡り、13時25分頃に旧芝離宮恩賜公園を出た。


 JR浜松町駅北口改札から駅に入り、山手線内回り電車にて東京駅で再度途中下車する。



 八重洲地下街にあるおなじみの店「おらが蕎麦」に入り、いつものように「旨辛牛肉そ
ば」で遅い昼食を済ませる。(1月26日は790円だったが今日は870円)


 さらに山手線内回り電車で池袋駅に戻り、15時発西武池袋線の飯能行き下り急行電車
に乗る。
  



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東村山・北山公園の菖蒲まつりへ(東京・東村山)

2023-06-19 13:33:38 | 江戸・東京を歩く
 2023年6月15日(木)

 少しピークは過ぎたようだが、まだ見頃の花もたくさん咲いていそうなので、都県境を
越えたすぐ南側にある、東村山市の北山公園へ花菖蒲を見に行くことにした。
  

 西武狭山線の始点・西所沢駅から9時36分発西武球場前駅電車に乗る。


 終点の西武球場前駅には9時42分に着いた。南側に乗り換える西武山口線(レオライ
ナー)のホームがあり、線路の末端際に何本かのユリが咲いていた。



 9時56分発のミニトレイン・レオライナー上り電車で、始点の多摩湖駅に10時03
分に到着した。

 到着ホームの先、反対側ホームは西武国分寺線の国分寺行き電車に接続している。



 南側の改札口を出て、東方の北山公園に向かって流れる北川の左岸沿いに住宅地を進む
ことに。
     

 半分近くまで進むと、北側に「下宅部(しもやけべ)遺跡はっけんのもり」が。


 ここは、日本有数の低質地の遺跡公園で、縄文中期から古墳時代、奈良・平安時代、中
世などの河遺跡や水場に関連する遺跡が出土し、特に縄文時代は遺構・遺物ともに豊富で、
当時の生活や環境を知ることの出来る貴重な遺跡とか。
 

 遺跡は調査終了後埋め戻されて、その上を下宅部遺跡公園「下宅部遺跡はっけんのもり」
として整備されたという。


 公園の南側園路を東に抜ける。東南側出口近くにはアジサイやハギなどが咲く。




 少し先の住宅地では、珍しい色合いのアジサイが。



 北山小の西側まで進むと、「八国山(はちこくやま)たいけんんの里」があり、下宅部
遺跡など東村山市内の遺跡から出土した出土品などを展示しているが、雨が気になるので
建物には入らず、そばに咲いていたトラノオやシモツケなどを眺めたのみにした。





 南東側の大関橋を渡り、北山小の南側、北川の右岸沿いにさらに東進する。流れに沿っ
てアジサイやハンゲショウなどが咲き、北山公園の西側一帯が見えてきた。





 公園の南西側の橋を渡って11時近くに北山公園へ。
 
 北山公園は、狭山丘陵の八国山を背にした自然豊かな公園で、新東京百景に選ばれてい
て、園内の花菖蒲は約600種類、約10万本あるという。

 西側の花菖蒲はわずかしか咲いていなかったので、東側へと移動しながら見頃の花を順
次眺める。




 中央部の東屋(あずまや)周辺へ


     





 南側には公園の主屋ともいえる大きな東屋が。





 

 北側の西武西武園線近くには、平成16(2004)年に寄贈されたという三春桜が大
きく枝を広げ、その北西側線路際ではアジサイやたくさんのアナベルが花を競う。







 少しずつ東側へと回りながら、さらに花菖蒲を眺める。


     







     

          

     
     

 黄色の花菖蒲は東側のわずかなエリアのみ。





 円形のハス池もあるが、まだ咲く花は少ない。


 






 ほぼ一巡したので、メインの東屋周辺に並ぶ露店の間を東側の出口へ向かう。 

 
 本部テントで、例年通り管理費に協力の細やかな寄付(100円)をして花の写真2枚
の葉書セットをもらい、11時30分頃、東南側の出口から北山公園を後にした。


     
          すぐ先の沿道には、今年も例年同様の場所にタチアオイが咲いている。
          

 その先、T字路の左手に焼だんごの出店があり、美味しそうなだんごが並んでいたので
草だんご3本(360円)を注文したら、たっぷりをあんをつけてくれた。


 T字路まで戻り反対の右手から南へと進み、都道128号線・東村山東大和線に出て、
すぐに左手への細道へ入り、天台宗大善院へ。


     
     門の横のスミダノハナビがたくさんの花を開いていた。


   
 両側に溶岩を積み上げた上に左右に童女と童子の立つ間を進んで、本堂に参拝する。本
堂の前の大きな水がめには、ハスが1輪だけ咲いていた。


 境内左手(西側)には、さらに大きな溶岩を積み上げた上に三十六童子が立っている。


     
 その溶岩の背後には七福神も祭られているので、石段を上がり下りして参拝した。
     



 境内の南側、道路際には「家庭円満のこぶし」と呼ぶ、何本ものコブシが根元でくっつ
いたコブシの高木が。
     
 この木は、昭和のはじめに5㎝ほどの太さの木を10本くらいここに植えたら、各々の
幹が大きくなって根っこ同士が引き寄せ合い、1本の大木となったのだという。

 そのコブシの前のモミジには、たくさんの花が。


     
 境内を一巡したので、門前からユニークな参道を南へ進んで都道128号線に出て、東
進して東村山駅に向かう。


 沿道の商店には、7月8日に開催される近くの八坂神社の例大祭のポスターが。
     

     我が家の2階からもよく見える、駅前の高層マンションが近くに迫る。
     
 

 東村山駅周辺は、西武新宿線、国分寺線、それに西武沿線の連続立体交差事業が進行中
で、駅西口は仮駅舎である。
     

 仮駅舎を下って改札前に12時12分に着き、2分後の本川越行き西武新宿線下り電車
に乗る。

 (天気 晴後曇、距離 3.5㎞、地図 「水とみどりの東村山 わくわくMAP」、
  歩行地 東村山市)




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光が丘のローズガーデンと光が丘公園へ(東京・練馬)③

2023-05-15 17:42:02 | 江戸・東京を歩く
 2023年5月10日(水) 〈その2・光が丘公園西部〉

 光が丘駅に近い公園「パークタウン四季の香」で、「四季の香ローズガーデン」を一巡
したので、北東側にあるせせらぎ橋を渡って「光が丘公園」に向かう。


 橋から見下ろした眼下の通りは、クルミなどの豊富な街路樹の新緑が続く。

 
 都営光が丘第2アパートの中層の集合住宅群の間を北端付近まで進むと、右手(東)には
練馬区 光が丘清掃工場の高い煙突が目につく。
     

   北側一帯が広大な光が丘公園の南西部、園内に入り西北へ回り込む園路を進む。
     


 左手に草地の現れたところで北に延びる園路へ。突き当たりには野鳥の観察者、「バー
ドサンクチュアリ」があるが、利用は土日祝日に限られ今日は閉門されていた。



 付近にはセンダンの古木が枝を広げ、たくさんの花が。



 クスノキの高木にもたくさんの花が見られた。



 よく茂った樹木の間を北に少し進み、東側の広い芝生広場に上がる。



 中央部の大木の下に、暑さを感じる日差しを避けて休む、幼児などのグループが見える。


 あのグループのだろうか、こんたくさんの自転車は・・




 芝生広場の西側の園路を右にカーブして回り込む。


 近くには、別の子供連れの大グループも見えた。


     
 
 ギターを弾く人も。


      公園の北側中央部、ゆりのき広場に立つユリノキの高木。
     



 ゆりのき広場から中央部を南に延びる広い園路を、駅に向かって戻ることにした。



     周辺の木々の新緑が気持ち良い。
     


 モミジの若葉には花が。


     
     芝生広場の東南端からは、イチョウ並木となる。



 イチョウ並木の終わった辺り、右手(西側)には池があるが趣は乏しい。


 その先、東側ある練馬区立 光が丘体育館。



     近くには「平和への祈り」と呼ぶ平和祈念碑がある。
     

     南西側には先ほども見た清掃工場の大煙突が。
          


 その先は市立光が丘図書館で、入口には現在NHK総合TVで放映中の朝ドラ「らんま
ん」のモデル、地元 練馬区東大泉に住んでいた牧野富太郎博士のパネルが。
     
 蛇足ながら、私は、牧野富太郎博士が区内東大泉の自邸(現在の「練馬区立 牧野記念庭
園」の場所)で永眠された当時、隣駅の石神井公園駅近くが最初の職場で、その職場の仕
事の一端で、1957(昭和32)年1月に博士が逝去されたことを直後に知ったことを
覚えている。

     体育館や図書館の西側はけやき広場で、中央部のモニュメント
     

 駅に向かってふたご橋を渡る。


 
 橋の南側には古木のイチョウ並木が続いているが、このイチョウは丸の内二丁目の旧都
庁前にあったのを移植したもので、樹齢100年を超えているという。


     


 右手にあった、光が丘のシンボルともいえる大きなビル、IMAに入り、3階の食堂街
で昼食をして、13時05分に都営大江戸線の終点、光が丘岡駅に戻った。


 ちなみに、この日13時のアメダス練馬の気温は23.8℃を記録している。

 (天気 快晴、距離 4㎞、地図 「スーパーマップル関東道路地図」中「光が丘」の
  一部、歩数 7,300)


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光が丘のローズガーデンと光が丘公園へ(東京・練馬)②

2023-05-12 21:03:50 | 江戸・東京を歩く
 2023年5月10日(水) 〈その2〉

 都営大江戸線の終点・光が丘駅に近い公園「パークタウン四季の香」で最初のローズガ
ーデンを見た後、北側にあるもう一つのローズガーデンに回った。


 こちらは、入口のゲートに「四季の香ローズガーデン」と表示されている。


 中に入り、左手(西)から右(東側)へと花を眺めながら一巡することに。


     





 こちらも見頃のバラが、たくさん花を競って咲いていた。
















     



     





     
 
          

     スモークツリーも
     





















     

          















     

          

     

 
 やわらかな若葉


     




 「四季の香ローズガーデン」を一巡し終えたので退出し、この後は北側の「光が丘公園」
の西側の一部を巡ることにした。〈続く〉

  


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