あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

四国遍路道からの海(1)

2007-06-27 23:00:00 | 四国遍路あれこれ
 「四国遍路あれこれ」の次のシリーズは、遍路道から見える
海の風景を紹介することにしました。

 海のない埼玉県から遍路に行き、広々とした海があちこちで
眺められることは、大きな楽しみでした。

 1番霊山寺からの順路に従い、順次紹介して行きます。

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 2度目の遍路は、昨2006年11月11日(土)からはじめ
ました。



 しばらくは、吉野川、鮎喰川、勝浦川などの川沿い。山間部
を抜け、7日目の11月17日(水)、22番平等寺そばの民宿
を出発して、23番薬王寺に向かいました。

 国道55号に出て、初回は国道沿い薬王寺まで行ったので
すが、今回は県道25号で海沿いの由岐(ゆき)に出て、木岐
(きき)の湾や日和佐(ひわさ)湾沿いに進みます。

 この地には、由岐、木岐、そして少し離れて、この日の宿の
ある牟岐(むぎ)と「岐」の着く地名がいくつかあります。

 「岐」とは何のことだろうかと広辞苑を引いてみたら、「わか
れみち」と記されていました。

 JR牟岐線の由岐駅近くを通過し、隣の田井ノ浜駅に近い
あたりで、太平洋に面した田井ノ浜に出ました。

 きれいなカーブの砂浜で、夏は海水浴場として賑わうようです。

 10時過ぎなので、東を振り返ると逆光の田井ノ浜が輝いていま
した。


 田井ノ浜の西南端まで進みました。


 湾の西南から振り返る田井ノ浜です。

 最初の写真の、湾の終わる上り坂のあたりから見下ろした眺めです。

 木岐トンネルを抜け、木岐漁港の横を通過して、次の湾、木岐湾
を回ります。

 こちらは石ころの多い、やや複雑な湾です。

 木岐湾の先は、山座峠を越え、田井港に向かって下ります。
 
 峠付近の高みから見下ろす太平洋の展望。

 田井港沿いに回り、恵比寿洞と呼ぶ岬に向かいます。

 この辺りからも、逆光のきらめきがきれいでした。

 県道25号が右へ急カーブする地点に「恵比寿洞」の説明板が
ありました。

 そばの遊歩道を下って行くと、岩山の下部が幅、高さとも30m
ほどえぐられて空洞になっています。

 これが恵比寿洞、太平洋の荒波に侵食されてできたもので、
徳島県内最大とのことでした。

 恵比寿洞の遊歩道から上がり、日和佐に向かって進みます。
 

 振り返ると、恵比寿洞が何かの動物の目のように見えていま
した。

 
 日和佐湾の東側から、湾に沿って日和佐の町並みに向かいます。 


 少し進むと景色も違ってくるので、その変化が楽しみでした。


 ここは海ではありませんが、日和佐湾に近い日和佐川の橋から
見る、徳島県最後の札所、23番薬王寺。

 1番上、右手の朱塗りの変わった塔は、瑜木塔(ゆぎとう)です。

 23番薬王寺の最上部、瑜木塔付近から見下ろす日和佐川と日和
佐湾。

 瑜木塔を撮った橋が見えています。        (続く)
コメント (7)
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