あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

2年ぶりの「水野律子 旅のスケッチ展」へ(埼玉・さいたま市西区)

2023-01-24 22:06:25 | 写真展・スケッチ展(個人・グループ)観覧
 2023年1月12日(水)

 昨年暮れに案内をいただいていた、標記旅のスケッチ展に出かけることにした。


 この催しは毎年正月に開催されていたが、昨年は新型コロナウィルス感染防止のため開
催されず、観覧に訪れるのは2年ぶりになる。

 西武新宿線の新所沢駅から下り電車で本川越まで行き、JR川越線川越駅から上り電車に
乗り、11時23分に大宮駅のひとつ手前の日進駅に着いた。



 2階改札を出たコンコースでは、地元伝統の餅つき踊りの紹介パネルとステンドグラス
が目につく。




          

     

 それらをチョットだけ眺めて11時30分に北口を出た。西北方にある会場までは適当
な交通手段はないので、歩いて行くことに。



 日進町3丁目の住宅地を西進して番場公園の東側に出て、公園に沿って北に向かう。



 交通量の多い国道16号線新大宮バイパスの日進(南)交差点を歩道橋で斜めに横断し、
JR高崎線宮原駅西口方面から延びる市道↓を西南西へ。


 聖学院大学入口バス停の先、ドラッグストア セキの横から右折して北に向かう。

 内野本郷の住宅地を進むと、ピラカンサの実がいっぱい。


 運動場のような金網に囲まれた広場を、東から北へと回り込む。その一角でミツマタの
芽がかなり膨らんでいる。

 

 児童公園として開設工事中↑の一角の北側に、スケッチ展会場の「クラフト&ギャラリ
ー風画(ふうが)」があり、東側から迂回して12時10分頃着いた。



 水野さんは横のカフェで昼食中だったが受付で記名して、ギャラリーに展示された30
点前後の旅先での水彩によるスケッチ作品を観覧する。



    鉄のうき?(網代港)

     
         永青文庫(文京区)

          
              路地を入ると(川越市)

     
         伝道師の町医者(本庄市)


    スケボー少年と海(由比ヶ浜通り)




    農業研修の日(浦和民家園) 


    木陰にたたずむは?(深谷駅)

     
         はなみずき染まる(上尾平塚公園)




    この木何の木 なんじゃもんじゃ(鴻巣市)

     
         子宝神社(鴻巣市)

          
              トイスラー記念館(国際聖ルカ病院内)


  

    コロナ開けた観光客(秩父・長瀞)

     
         夏休み(小川町)

          
              銀杏が映える(上尾平塚公園)
   

    キャンパスのシンボル ふうの木(清泉女子大学)

     
         屋上に何が(谷中 朝倉彫塑館)




    かつての松原(気仙沼)


    植木鉢人形たちに見守られ(さいたま市 花の丘農林公苑)


    老舗の材木屋さん(桶川市)



 こちらはカフェ側の壁面の展示

    刈入れ済んで(赤羽公園)

 作品の多くは、埼玉県内や首都圏近郊で私も訪れており、ほかの作品を含めて建物や風
景の中にさりげなく人物も配されているなど、軽やかなタッチでなじみ深い水野作品の新
作をゆっくりと観覧した。


 観覧を終えた後、カフェで休憩して周辺に飾られている数々の作品も観賞する。



 オーナーの井出政男さんが復元制作された縄文土器や、ほかの方々の陶磁器、ガラス器
の作品など、こちらも興味ある作品が多かった。




 12時50分頃、「クラフト&ギャラリー風画」を後にして、北側の「大宮花の丘農林
公苑」にも寄って行くことにする。


 最初に、最寄りの建物「緑のふるさとセンター」に入り、反対側に抜ける。館内には特
に目につく展示はなく、この芽の出たサツマイモくらい。


 反対側入口際の花鉢、このような大小の植木鉢を組み合わせて人形のような形にした飾
りものは、この先、公園内あちこちで見られる。
     

 まずは、すぐ先の芝生広場で。



 その先、緩斜面に枯れ枝の木々が並ぶエリアには、寒さをこらえるようにパンジーが咲
き競っていた。




 少し高みにはスミレも。


 北側を横断する車道の向こうには「花の食品館」と呼ぶ建物があり、1階には農産物直
売所があるが、直売日は水・土・日・祝日のみで、今日は休業中。


 だが、1階の一角にあるパンなどの売店と2階のレストランは営業中。
     
 13時を過ぎたのでらせん階段を2階に上がり、レストランでワンコイン(500円)
メニューのひとつ、トマトスパゲティを注文して、昼食とした。


 昼食後、花の丘農林公苑のメインエリアへ。南側のバラ園際にはこんなのが・・・




 
 春から秋にかけてはたくさんの花に彩られると思われる公園内も、いまは冬枯れで葉の
落ちた木々が目につく。


 中央部にある高台に上がり、東側の細長い池に架かる独特の吊り橋などを眺める。


 池には10数羽のカルガモが泳ぐ。


 子どもの遊具周辺にも人影は見えない。


 このように、見るべき花もないので早々に引き上げることにして、花の食品館前まで戻
ったら、先ほどの入口際に「今川焼」ののぼりが目についた。

 もう一度館内に入り、1階左手の店でおやつにと今川焼を購入した。

 あとは往路を日進駅まで戻るのみ。逆光ながら、途中の畑に花盛りのロウバイが。

 

 往路で気づいたのとは別の、ピラカンサの実がいっぱいの木も。


 ドラッグストア セキの横から市道を東進、近くのバス停でバスの時刻を確認したが、こ
の時間帯には両方向ともない。往路をさらに戻り、14時44分に日進駅に着いた。



 14時55分発下り電車は、埼京線でのトラブルの影響で10数分遅れて川越駅に向か
う。

 (天気 快晴、距離 7㎞、地図 さいたま市西区ガイドマップ、歩行地 さいたま市
  北区、西区、歩数 18,000)




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板東北野天神社へ2023年の初もうで(埼玉・所沢)

2023-01-22 22:03:49 | 所沢だより
 先週は3日間外出して不在だったりして、新年前半のレポートがさらに遅れてしまいま
したが、少しずつ追いかけてアップしますので、日にちのずれはご容赦ください。

========================================

 2023年1月9日(月・祝)

 所沢市内で初もうでする人の多い神社といえば、市内中心部の所沢神明社と南西部の北
野にある北野天神社。3が日以後も参拝者の列が長く延びて寒い境内で待ち時間もかかる
が、もう9日ならばと北野天神社の参拝に行くことにする。


 自宅から歩いて、国道463号バイパスの大六天交差点から県道179号・所沢青梅線
に入る。


 少し先から北側を平行する市道沿いに進んで、小手指(こてさし)小の北側近くまで進
むと、民家の前にある畑の紅梅がかなり花を見せている。





 小手指小の北側、「みどりの学校ファーム」と呼ぶ畑の道路沿いに、綿の実がたくさん
残っていた。


 さらに西進して小手指中の北側を通過し、南北に走る市道を南へ少し上がり、西側参道
入口に10時30分近くに着いた。

   
 北野天神は、景行天皇の頃に日本武尊が東征の折、この地に2神を祭ったのが始まりで、
武蔵国の延喜式内社5座のひとつに数えられているという由緒ある神社。

 長徳元(995)年に菅原道真5世の孫 修成が武蔵守となり、この地に京都の北野天神
を祭り、以後は北野天神と称せられるようになったとか。

 武家の信仰も厚く、源頼家、頼朝、足利尊氏、前田利家などにより社殿が造営されたよ
うで、現在の本殿は安永年間(1770年代)の建築、拝殿と幣殿は平成6(1994)
年に改築したという。

     

 境内南東側、神楽殿の前では、10人の剣士による剣舞の奉納が始まろうとしていた。


 正月に北野天神には何度か参拝に来ているが、剣舞の奉納を見るのは初めて。そもそも
ほかでも剣舞の演技は見た記憶が無い。

     
 その剣舞を観覧するように、拝殿方向を向いて南側には氏子の澤田家秘蔵品という「三
十二間筋兜」と「黒漆革包胸二枚具足」と呼ぶ、元禄15(1702)年頃造られた加賀
甲冑が飾られていた。
 


 10人の剣士は、段数の少ない人から順次、剣舞の演技を奉納した。


     

 途中で、いったん剣舞を見るのを中断して拝殿に参拝し、今年の願いを何点か祈願する。



 拝殿前の絵馬掛けには、新年に新たに奉納した絵馬がたくさん架かる。




 
 再び剣舞の演技場のそばに回ると、後半の剣士の演舞が続いている。


 さらに途中で、そばの社務所に回り、新しい御札を分けていただく。


 いただいた御札入れに「板東北野天神社」と記されていたので、標記も同様にした。

      
 剣舞の演技は高段者になり、素人目で見ても技が違い、動きが鋭いことが分かる。








 10人の演舞が終わり、剣士一同は整列して拝殿に拝礼し終了した。


     
 拝殿前の手水舎横に奉納された生花の中、ロウバイが少しだけ咲き出す。

 
 西参道側には、氏子会有志が令和の幕開けを祝して令和元(2019)年5月1日に奉
納したという、稲わらで造った神馬(しんめ)が立っていた。


         
 神馬の横には「北野地名由来之碑」が立ち、横に並んで前田利家公が天正18(1588)
年に献栽したという大納言松の古木が立っている。
          
 
 南側正面参道へ向かう左手に、かなり傾いた桜の古木がある。

 日本武尊が東征の折にお手植えした尊桜(みことざくら)と呼ぶ桜の、4度目のひこば
えの木のようだ。

 参拝を終えたので、南側参道から退社することにする。参道の両側には竹で組んだ「竹
回廊」と呼ぶ塀のようなものの間を進む。

 新年を迎えるにあたり、氏子有志の方々により新調したようで、竹は新しい。

 その左手横には力石が5個置かれている。徳川末期から明治初期まで、江戸を中心に関
東各地で力を試したり、あるいは記念として奉納されたもののよう。


     
 竹回廊の先を右左折して2つの鳥居と2度の石段を下り、正面参道から11時25分頃
神社を出た。
          

     

 南側を走る県道所沢青梅線にはバス停があるが、この時間帯のバスは無い。

 北野天神前交差点を右折して北へと坂を上がり、往路を戻ることにした。


 北側の小手指中横の民家のロウバイも、花が咲き出していた。
     

 (天気 快晴、距離 7㎞、地図 なし、歩行地 所沢市)
 



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2023新春 所沢七福神巡り(後半)(埼玉・所沢)

2023-01-20 21:47:05 | 七福神めぐり
 2023年1月8日(日) 〈後半・5番 光蔵寺~7番 海蔵寺〉

 所沢七福神巡りの前半から1日おいて今日、後半を巡ることにした。

 自宅を9時28分に出た。西武池袋線・狭山線の西所沢駅西側で狭山線の踏切を渡り、
南南東へ住宅地を進む。

 池袋線の東側踏切から南西へと延びる県道55号・所沢武蔵村山立川線を越えて、台地
下へと県道横の細道を下る。


 第4番永源寺の西側、釣り堀を埋め立てた造成地横を進み、永源寺バス停際から南西に
少しで県道4号・東京所沢線バイパスを山王橋(西)を横断した。


      あとは一昨日のルートを逆に進んで、鳩宮八幡の東側鳥居を入る。
     

          
 所沢市保存樹林に指定されているヒノキ科樹林などの間を上がり、鳩峯八幡宮の拝殿に
参拝する。


 鳩峰八幡神社は、延喜21(921)年に山城国(京都)の石清水八幡宮を分祀して鎮
座したと伝わる古社。元弘3(1333)年5月に新田義貞が鎌倉討伐の折、一昨日通過
した八国山の将軍塚に陣を置き、当社に参拝して戦勝を祈願したと伝わるとか。

 拝殿背後の本殿は埼玉県指定文化財で、県内に数少ない室町時代以前の古社建造物のよ
うだが、覆屋の中なので見られない。

                     
 拝殿の左手前に「新田義貞兜掛松史跡」碑があり、その横には枯れて何代目かに植え替
えられた細い松が立っていた。
     

 豊富な樹林に覆われた境内の南側には、摂社の久米水天宮が祭られている。

 
 毎年1月5日には早朝から日没まで初水天宮が開催され、当日は大小さまざまなだるま
が並ぶ「はだるま市」が開かれ、祈願成就を願う多くの参拝客がだるまを求めるという。


 拝殿の濡れ縁には色とりどりのだるまが並び、奉納されたたくさんの折り鶴が下がる。
     

 
 拝殿前の休憩舎には、古い絵馬が幾つか掲額されていた。


     
 鳩峯八幡宮と久米水天宮の間の樹林帯の遊歩道を、西南西へ延びる所沢市の保存樹林に
なっている稜線を進む。一帯の樹林は、所沢市の鳩峯公園となっている。


 近くには、いくつかの保存活動団体の立札が。


     

 さらに進むと「トトロの森2号地」がある。



  前方に所沢市の浄水場のタンクが現れ、その横を下って行くと、次の光蔵寺の大屋根が
見えてきた。


 北に見える高層ビルは、西武池袋線小手指駅北口のもの。


 下りきり南北に走る市道を渡れば、第5番寿老人の光蔵寺の山門前に。


 光蔵寺は、上組と下組に分かれていた荒幡地区の下組の寺とされ、創建年代は不詳だが、
石碑の年代を見ると鎌倉時代から続く寺らしい。


      本堂の右手前には弘法大師像が。
     

      手前の、山門を入ってすぐ右手に寿老人が祭られている。
     

 寿老人の右手には「聞くそう地蔵尊」があり、うれしいことや愚痴など何でも聞いてく
れるようで、日頃のストレス発散に話してみるのがよさそう。


 境内右手、北側から南西へと回り込んで少し行き過ぎ、北に向かって荒幡小の東側方面
へと上がると、斜面の花畑にたくさんの花キャベツやパンジーが並ぶ。


 荒幡小の東北端から北へと斜面を下り、西から南西へと寺の周囲を回り込み、西側、山
門のない開放的な境内に入って、第6番布袋尊の本覚院へ。


 創建は室町時代で、一時荒れ果てたが平成12(2000)年に本堂が新築再建された
とか。先ほどの光蔵寺と対をなすというか、荒幡上組の寺とされているよう。

      布袋尊は、本堂右手前でに微笑んで立っている。
     

     
      境内には、観音像や露座の六地蔵などがある。


 西側入口際には弁天池があり、小さなお堂に弁天様は祭られているようだ。


 その横から南に延びる間道を進み、荒幡公民館の先から上り坂となる。

 左手に広々とした芝生地が現れ、階段もあるので上がって行く。



 稜線沿いの遊歩道からは来たことのある「ドレミの丘公園」で、北側の北野や小手指方
面の住宅地の展望が開けている。


 西方には、少し霞んではいるが秩父の武甲山も望まれた。



 稜線上の遊歩道を北西へ。南側眼下は荒幡小で、東方には先ほど北側を通過した水道タ
ンクが。


     
   この辺りも、ブナ科樹木が主体の市の保存樹林になっている。西側斜面には茶畑も。





 少し先、突き当たりが荒幡富士で、山麓には浅間神社が祭られているので参拝する。


 荒幡富士は、浅間神社の南側に明治17(1884)年から15年かけて、当時の荒幡
村の住民たちが作った人工の小富士で、各地にある富士塚の中では最大級のもの。

 

 北側から、つづら折りの登山道を標高差約10mほど上がると、山頂には小さな祠が祭
られている。



 山頂からは狭山丘陵をはじめ、丹沢から奥多摩、秩父連山などが一望できるが、今日は
かなり霞んでいて、遠望は利きにくい。

 
 北側には、小手指方面の高層ビルやマンションなどが望まれた。


 北側山麓、登山口横には、この絶景を称えた文人、大町桂月の撰文による荒幡富士築山
碑が立っている。
     

 この辺り一帯、コナラやアカマツを主体とする林は所沢市の荒幡富士特別緑地保全地区
で、「荒幡富士市民の森」とも呼ばれている。北西側からもう一度、荒幡富士を眺める。



 市民の森の一角、すぐ北側を少し下がると「埼玉県狭山丘陵いきものふれあいの里セン
ター」があり、平坦な建物の屋上は自生した草に覆われている。



 ここも何度か来ているが今回も入館して、狭山丘陵に生息するいきものなどの展示を一
巡して観覧した。


     

     
 荒幡富士から西に延びる稜線沿いの遊歩道をさらに少し進み、西広場から北に向かって
下る。
          

 荒幡の住宅地を北に進んで神明橋際から西進して次の橋を渡り、すぐのT字路から西南
西に進んで第7番、毘沙門天の海蔵寺へ。

 海蔵寺は、鎌倉時代の小手指ヶ原の戦いや、南北朝時代の動乱で戦死した武士を弔らう
ため、室町時代にそばの山口城主の一族が建立した寺で、江戸時代には出世寺として人気
があったよう。
 
 本堂や庫裡などは、近年に再建したようで新しい。


          
      毘沙門天は、本堂左手前に立ち、左手近くには弘法大師像も。
     

 庫裡の前の、流れに囲まれた庭木などもよく整えられている。


 ここで七福神巡りを終えた。最寄り駅、西武狭山線の下山口駅に向かって来た道を戻り、
されに少し進む。柳瀬川の橋際に桜淵延命地蔵堂があったので参拝する。


     
 
 お堂の傍らのスイセンが、見ごろになっていた。



 13時12分に下山口駅に着き、13時21分発上り西所沢駅行電車に乗る。


     

 (天気 快晴、距離 9㎞、地図 「所沢七福神めぐり 八国山・荒幡富士コース」地図、
  歩数 16,000) 



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2023年新春 所沢七福神巡り(前半)(埼玉・所沢)

2023-01-13 21:46:23 | 七福神めぐり
 2023年1月6日(金) 〈前半・1番 持明院~4番 永源寺〉

 消防出初め式とモリタクのB宝館の観覧レポートが先になったが、その前後に訪れた所
沢七福神巡り、今日はその前半の1番~4番のみを巡ることにした。

 所沢七福神は、令和初(2019年)の正月元旦から所沢に初めて開場した新しい七福
神。私は翌2020年1月4日(土)に初めて回っており、今回は2度目になる。

 今回は、所沢市まちづくり観光協会が作成した「所沢七福神めぐり 八国山・荒幡富士
コース」(令和4年3月発行)という四つ折りリーフレットのコースに準拠して回ること
にした。

 スタートは西武池袋線・新宿線の所沢駅東口から。11時09分にスタートした。



 東村山方面に向かう市道を南東へ、西武バス車庫前を進んで、北秋津交差点から南下す
る細道に入ると狭山茶の茶畑が現れる。近くには、この茶畑の持ち主かと思われる製茶園
があった。


     
 その先のT字路際の民家前に小さい地蔵堂があり、横にはこの家の方が回ったらしい西
国、板東、秩父あわせての百番拝禮塔が4基並んでいた。 


 その先を左右折して県道4号・所沢街道を越えて、所沢七福神第1番、恵比寿神の持明
院(じみょういん)へ。

 創建は平安時代と伝えられ、寺には、その昔、悪さを重ねていた南側眼下の柳瀬川に住
むかっぱが、和尚様に説教されて「詫び証文」を書いたという伝説が残っているとか。


 山門はないが、東側から入ったところに六地蔵を祭る地蔵堂と、最近のものらしい二宮
尊徳像がある。
     

 
      恵比寿神は、本堂手前に東向で祭られている。
     
 
 ちなみに所沢七福神では、御朱印は寺の方に依頼するのではなく、無人の本堂前か七福
神前の箱などに用意されていて、必要な巡拝者は300円を納めてそこからいただくよう
になっている。

 デザインは当初から同じで、所沢のマスコットキャラクタートコろんが描かれたもの。
今回はいただくのは省くことにして参拝のみとする。


 持明院は真言宗豊山派の寺で、創建は平安時代と伝えられるよう。本堂はコンクリート
製のどっしりとした構え。


 左手には宝形屋根の曼荼羅堂や、新しい三界萬霊塔、大きな五輪塔などがある。


 その背後、西武新宿線の線路の向こうには、格納庫に飛行機も見える国際航空専門学校
の校舎が見下ろせる。
 
 
 境内の南側、眼下に柳瀬川が流れる上部は竹林に覆われていた。



 参拝を終えて所沢街道まで戻り、左折して所沢中心街方面に向かい、西武新宿線を陸橋
で越える。
     
 
 渡り終えてすぐに細道を下り、久米橋交差点を横断して西へ、歩道のない狭い車道を車
を気にしながら進んで、勢揃橋北(せいぞろいばしきた)交差点を通過した。

 その先にある日本料理店名は、所沢の名の起こりとされる「野老(ところ)」。野老と
はヤマノイモ科の多年草で、かつての所沢には野老が多く自生していたらしい。


 次の三差路の北側が、第2番、大黒天の長久寺である。

 長久寺は、鎌倉時代の開山で所沢で唯一の時宗の寺。春には境内のサクラが、そして秋
には本堂横のドウダンツツジがきれいだという。


 境内には幾つもの建物があり、その配置図もある。掲示板の張り紙によれば、今日は大
黒天の初縁日のよう。

      山門前に立つ子育地蔵
     

 山門の両側には、青銅の仁王像が構え立つ。


      山門を入ると、大黒天が右手に祭られていた。
     

     
      相対して、薬師如来堂↓や六地蔵堂がある。


 大黒天に詣でた後、正面の本堂にも参拝した。


 秋の彩りが良いという大きなドウダンツツジは、時宗の開祖、一遍上人像の背後に。


     
 境内には、所沢市保存樹木に指定されているカシ↑やイチョウ、ソメイヨシノ↓がある。
 
 
 境内南東側には神仏混交の名残か、豊川稲荷も祭られていた。

 最後に豊川稲荷にも参拝して長久寺を後にした。


 日本料理店野老の前を勢揃い橋北交差点まで戻り、その勢揃橋に向かう。交差点際の畑
の柿の木には、たくさんの実が残る。



 勢揃橋はすぐ先で、いまは何の変哲も無い橋だが、ここは鎌倉時代末期に、幕府を倒そ
うとして新田義貞が、合戦の前に勢揃いしたところだという。下を流れるのは柳瀬川。
     
 
 その先T字路、松が丘東交差点際には、南西側の狭山丘陵東端麓に広がる松が丘の住宅
地の集中豪雨時の排水をためる調整池があり、そのかなりの部分は「フロートソーラー所
沢」と呼ぶソーラーパネルに覆われている。

 
 池の西側には、西方の大六天交差点から延びる県道4号・東京所沢線バイパスの延長工
事の工事中の道路が延びていた。



 ゆったりとして敷地に植栽も豊富な住宅地の南側が狭山丘陵の東端で、その稜線上の遊
歩道が東京都と埼玉県との都県境である。

 都県境の南側は都立八国山(はちこくやま)緑地で、西武西武園線の西武園駅近くまで、
2㎞近く延びている。
 

     
 その都県境の遊歩道を木の階段で少し上がると、北方に所沢中心市街地のマンション群
などが望まれる。


 八国山緑地の多くを占めるナラやクヌギなどの樹林は、いまは枯れ枝で下は落ち葉がい
っぱい。
     

 ちなみに八国山とは、かつてここからは、駿河、甲斐、伊豆、相模、常陸、上野、下野、
信濃の八カ国が望めたことから名付けられたとか。
     

 少し進むと、稜線の北側の盛り上がった小山に 「将軍塚」碑が立っている。


 新田義貞が鎌倉討伐の際に陣を構えたと伝わるところで、手前の歩道際には「元弘青石
塔婆行在所跡」碑もある。
     

 将軍塚のの説明パネイルも立っているが、字がかすれていて読みにくい。

 歩きやすい狭山丘陵の稜線上の土の道を進む。右手、北側一帯の樹林は、所沢市が管理
する八国山緑地。


 さらに進んて三差路に道標や都立八国山緑地の地図パネルが立つ場所へ。南側の伐採さ
れた広場にはトイレがあり、西武新宿線東村山駅前の高層ビルなどが望まれる。


 そこから南南西に下る遊歩道沿いは、立木が少なく開放的な空間が広がる。

 だが少し進んでこの道ではないとき気づいて引き返し、さらに稜線上を進む。


 次のT字路で、道標に従い木の段などのある歩道を北に向かって下り、松が丘の戸建て
住宅地に入る。


 広い道路に出て東へ少し進んで松が丘中央公園↑の横を北へ。次の広い道路の信号で横
断して少し東に回り込むと、第3番、福禄寿の佛眼寺の簡素な門前へ。



 この門前にも六地蔵堂がある。正面を上がった本堂の両横には、左手に慈母観音と弘法
大師像が、右手には金色の一願観音が立ち、福禄寿尊はそばに祭られている。


          

 佛眼寺は平安時代初期の開山と伝えられ、明治維新までは寺の北側台地上の鳩峰八幡神
社の別当(神社を管理するために置かれた寺)を務めていたとか。

      本堂の東南側には、十三仏像を囲むように十三重塔も立っている。
     


 参拝を終えて東門から出て、北側の丘陵に向かって上がる。


 携帯電話のアンテナ塔の並ぶ交差点の西北側一帯が鳩峰八幡の森だが、今日は参拝を省
いてさらに北へ。

 右手の富士幼稚園の広い園庭は、豊富な樹木に囲まれている。


 その横から下って久米の住宅地を北西に進み、県道4号・東京所沢線バイパスの山王橋
(西)交差点を横断し、その先で山王橋で柳瀬川を渡って北東に進む。


 その先、T字路の突き当たりが第4番・弁財天の永源寺である。


 永源寺は、室町時代の応永年間の創建で天文年間に復興され、その後、徳川家康からは
30石の領地を授けられたという。

     
 右横からも入れるが、山門を入ると右手に小土建て地蔵堂があり、その横には、庚申様
で知られる青面金剛明王堂も。
          


 正面に構える本堂の左手前に、枯れ枝に実のたくさん付いたムクロジが目につく。


 ムクロジの実は、かつてお正月に遊んだ羽子板で突く羽の黒い球に用いられた。

 所沢七福神の弁財天は、山門を出て南西側の弁天池に祭られている。


 今日の七福神巡りはここまで。リーフレットの地図に従い、北西の台地上にある西武
池袋線の西所沢駅に向かう。

 弁天池のすぐ先にあった釣り堀池は埋め立てられて造成中。



 その先から台地に上がり、西武池袋線の線路に平行する茶畑など沿いに西へ、駅東側
の踏切を渡り、ゴールの西所沢駅には14時10分に着いた。


 (天気 晴、距離 ㎞、地図 「所沢七福神めぐり 八国山・荒幡富士コース」地図、
  歩行地 所沢市、歩数 13,600)


 この後、昼食前だったので近くの中華料理店「蟹谷」でワンタン麵を注文して昼食と
し、スーパー西友で買い物後、自宅に向かう。




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モリタクの「B宝館」で膨大なコレクションを観覧(埼玉・所沢)

2023-01-10 22:25:51 | 美術館・博物館等の観覧
 2023年1月7日(土) 〈その2〉

 正午まで、航空記念公園で新春消防出初め式を見た後、西武新宿線航空公園駅の連絡通
路を越えて西口に回り、所沢市上下水道庁舎横を経て、県道6号・川越所沢線の泉町交差
点の南東側、すぐ近くにある「B宝館(ビーほうかん)」に12時35分頃着いた。

 ここは、「モリタク」こと経済アナリストの森永卓郎さんの膨大なコレクションを展示
公開しているところ。
    
 森永さんは、市内に在住されていて日本のサブカルチャーに造詣が深く、さまざまなグ
ッズの収集家としても知られており、12万点といわれる膨大なコレクションが、月1度、
第1土曜12時~18時までの時間限定で公開されている。

 場所はこちら


 今日午後は、新年最初の公開日であり、たまたま昨夜22時からのNHKBSプレミア
ムの番組「これが弊社の「お宝」映像!」第2回に森永さんが出演され、コレクションの
一部を観たのが入館のきっかけ。

 B宝館のBは、「ビンボー」「おバカ」「ビューティフル」の意味が込められていると
か。

 入館料は、大人(一般)800円、シニア・学生600円、小学生以下400円だが、
初めて入館した際にもらえるチケットを持参すると、25%OFFの大人600円、シニア
・学生450円、小学生以下300円で入れる。

 長男から2,3年前にもらったチケットがあったので持参し、シニア料金450円で入
館した。

 なお、この割引チケットには「開館日/毎週土曜日のみ」と記されているが、現在は最
初に記したとおり第1土曜日のみになっている。

      入口際には森永さんのパネルが。
     


 以前は1階だけ写真撮影可能だったようだが、受付の方に聞いたら、2階のガンダム関
係以外は撮影可能とのこと。さっそく1階の展示から観覧を。



 1階は、入口や受付のある手前の部屋と、その奥にもう一つの部屋の2か所に分かれて
いるが、ランダムに回ったので続けてその一部を。


     













     

          

     













     


 奥の部屋の柱には、訪れた著名人のサインなどが。
     

          











     

          











     









     




 1階から2階への階段の途中にある、はとバスのヘッドボードは、昨夜のNHKBSプ
レミアムの番組でも紹介されたもの。


 これらワッペンや双六も階段の壁面に

       
 この後が、確か2階の展示のものだったろうか。2階も2つの部屋に分かれていて、も
う一つ部屋には、中央部にある重いドアを開けて入った。 


 2階への踊り場のこの展示は、森永さんの子どもの頃の写真のよう。
 






     
      いまは「ガラケー」と呼ばれる携帯電話の数々

          
           ウオークマン


 圧倒的に多いのがミニカー、よくもこれだけ集めたものだと感心する。


     

 展示物を並べてある棚の数だけでも数え切れないほどあり、間は行き違いがやっとのと
ころが大半。

 



 この辺りは飲料缶やびんなど










     







          

     


 階段際に並ぶ森永さんの著書

 これでも、撮った写真の半分にもならないが、それもほんの一部に過ぎない。
 
 展示しているものは、指先でつまめたり片手で持てるような小さなものばかり。でも、
このようにたくさん集めると、それぞれの歴史や文化、彩りやデザイン、技術や多様性な
ど、さまざまなことが分かり、貴重な研究資料などにもなりそうで、見応えがあった。


 1時間近く観覧して、13時30分頃退館した。

 B宝館のオフィシャルサイトはこちらを

 なお、B宝館については、所沢市の「広報ところざわ」令和5(2023)年1月号の
トップ記事、『特集 探訪「アートなところざわ」』でも紹介されている。

 当館を観覧されたい方は、冒頭にも紹介したとおり開館は月1回第1土曜日の午後のみ
なので、お間違いないよう。
 



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航空記念公園で3年ぶりの新春消防出初式(埼玉・所沢)

2023-01-08 22:47:38 | 所沢だより
 2023年1月7日(土)

 新型コロナウィルスの感染拡大防止のため2年間中止されていた、埼玉西部消防局と所
沢市の消防出初め式が10時から12時まで、航空記念公園の航空発祥記念館前広場で開
催された。

 ちなみに埼玉西部消防局は、所沢市、狭山市、入間市の各消防本部及び埼玉西部広域消
防本部(飯能市と日高市)が広域化して、平成25(2013)年4月に誕生したもの。

 埼玉県中南部の管内人口約77万2千人、面積約406.3㎢の安全安心を守るために
活動していて、消防署数は5署14分署、職員数871名、消防車96台、救急車26台
(2021年4月1日時点)という。

 なお、当エリアは、埼玉県全体の中で人口で約10.5%、面積で約10.7%になる。


 10時04分に会場に着いたら、第1部 式典の部は始まっていて、管理者である藤本所
沢市長の挨拶が行われていた。





 
 挨拶が終わり来賓挨拶は地元選出の柴山昌彦議員ほか。続いて来賓の紹介で閉式に。


 第2部は訓練の部で、その最初は徒列分列行進、埼玉西部消防局消防音楽隊の演奏に合
わせて消防職員と消防団員の行進。最初は埼玉西部消防局の職員が。









 続いて、所沢市消防団の団員が第1分団から第10分団まで続く。





 最後は、市内北岩岡にある双実(ふたみ)こども園の園児たちの演奏が。








 主会場に相対する、南側の蝋梅(ろうばい)園近くで見る市民など。



 続いて、埼玉西部消防局の救助隊員による、救助基本訓練の一糸乱れぬ訓練成果が披露
された。






     

          
 



 3番目は車両分列行進で、再び消防局消防音楽隊の演奏の中、ポンプ車、はしご車、救
急車など、消防局と消防団が誇る消防車両のパレードが続いた。




























      
 一方、背後の広場では、住宅火災報知器の展示、所沢市のイメージマスコットトコろん
とパンダマスコットとの記念撮影、AEDによる人工呼吸の実演などが行われていた。





 車両分列行進に次いで正面では、所沢市内を中心に活動している創作和太鼓チーム「龍
鼓」による力強い演奏が始まった。

 なお、埼玉西部消防局関連の埼玉西部消防組合職員も、メンバーとして活躍していると
いう。


 続いては、双実こども園による特別演技が。


 そして、当地の消防出初め式のハイライトともいえる消防活動訓練に。

 蝋梅園前に仮設されたビルが、緊急地震速報直後にビル火災になったとの想定で、消火
活動や多数の逃げ遅れた被災者を救出する技術が次々に披露された。


 火災発生


 消防車、救急車出動


 消火開始


 上階へはしごで上がり、被災者の救出活動へ

 
 建物の両側からは、はしご車で上空からの救護活動が



 上階から避難者を誘導してはしごで待避


 近くには救護用テントが設けられた。


 ロープにより上階に上がっての救出活動も

 
 はしご車で屋上に下りた隊員が、動けない被災者を担架で救出する


 歩ける被災者ははしごで下りる



     


 など、さまざまな手段での救出と消火活動が実施された。



 上空には、県の防災ヘリコプターが飛来して何度か旋回する。


 訓練の部の最後は一斉放水訓練で、消防署と消防団車両による一斉放水
     

          




 予定通り正午頃、訓練は無事終了し、管理者の藤本所沢市長への終了報告が行われた。



 この消防出初め式では、以前は毎回、はしご乗りが披露されていたのだが、今回は無か
ったかったのが残念なところ。はしご乗りを続けていた市内のとび職の方々が、コロナと
高齢化などで練習など出来なかったのかもしれない。

 数日前の天気予報では雨か雪も予想されていたが、快晴となり多くの市民などが出初め
式をじっくりと観覧することが出来た。


 この後は、次に予定した場所に回るため、西武新宿線航空公園駅の連絡通路を越えて西
口に回り、泉町方面に向かった。次の予定場所のことについては別途紹介します。

 



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所沢神明社へ2023年の初参り(埼玉・所沢)

2023-01-05 22:08:17 | 所沢だより
 2023年1月5日(木)

 新年早々は大変参拝者が多くて連日長い列の出来る所沢神明社だが、そろそろ少なくな
ったと思われる今日、午前中の市内ウオーキングで初参りに行くことにする。

 所沢駅周辺にあるスーパーを4店ほど回った後、所沢神明社の正面鳥居前に着いた。

 予想通り、もう参拝者は減っているようだ。


 でも、正面鳥居の右手、人形殿前の広場には幾つかの露店のテントが並んでいる。

 

 最初の階段を上がった中段の広場には、おみくじ用のテントがあり、何種類かのおみく
じが選べるようになっていた。


     
      近くに並ぶおみくじを結ぶ三角柱(本当はなんというのだろうか?)など。
          



 テントには、来年6月竣工を目途にしている公衆トイレと授乳室の建設計画のパネルが
掲示され、奉賛を呼びかけていた。




      その背後に立つ、ご当地VTuber沢ところのパネル。
     
 化石人間の私は、VTuberという言葉を知らなかったが、「Virtual(バーチャル)
YouTuber」の略称で、架空のキャラクター姿でYouTubeに動画を投稿したり、動画配信
などを行っている人のようだ。


 そばの手水鉢は花手水になっている。


     
      郷土の歌人、三ヶ島葭子(みかじまよしこ)の歌碑も

 「しみじみと 障子うすぐらき まどのそと 音たてて雨の ふりいでにけり」


 次の階段を上がった拝殿前の広場の左手、手水舎には生花が盛りだくさん。


     

          



 拝殿に参拝して、今年の健康や新型コロナウィルスに感染しないよう、さらに国内外の
安穏化など祈願した。

 ちなみに、所澤神明社は所沢市の産土(うぶすな)の神で「所澤総鎮守」でもあり、主
祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)である。


 参拝後、社務所に接する御札所で、例年通り交通安全のお守りを分けて頂いた。
    

      中段まで下りて、西参道に向かう石段を下る。
     

 下った辺りで、参拝前には付けていた手袋のひとつを落としたことに気づき、境内の回
った辺りを戻って探したが、残念ながら見つからなかった。

 夕方までに神社に問い合わせることを忘れたので、明日朝にでも習得保管されてないか
問いあわせてみることにしたい。

     
 西参道には、根元近くから枝分かれしたケヤキの大木と、幹のねじれたもう1本のケヤ
キの大木があり、市の「ふるさとの樹(巨樹)」第1号と第2号に指定されている。
     

          

     
      西参道を12時30分過ぎに出て、さらに西進して帰宅した。 



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東川沿いの4つの寺社に初参り(埼玉・所沢)

2023-01-02 17:32:03 | 所沢だより
 2023年1月2日(月・祝)

 市内で初もうでする人の多いのは、所沢総鎮守の所沢神明社と北野天神の2社。だが、
この2社とも三が日は長い行列になるので、参拝までの待ち時間も長くなる。

 そこで、手軽に初もうでしようと今日は、市内中心部を東西に流れる1級河川東川(あ
ずまがわ)沿いにある、4つの寺社に参拝することにした。

 10時45分頃自宅を出た。東川沿いを東進すると、西所沢地区の民家の庭先で紅梅が
咲き出していた。


 最初の寺社は、所沢神明社の西南側近くにある新光寺。いつもは閉まっている唐風の山
門は、正月なので空いていた。

 新光寺は、馬の町の寺・所沢観音として知られ、本尊の聖観世音菩薩像は行基菩薩の作
と伝えられているとか。

 旧鎌倉街道沿いにあり、建久4(1193)年に源頼朝が那須野へ鷹狩りに行く途中、
ここで昼食をとった際に、そのときの幕舎の地を寄進したともいわれているとか。

 その後この地が戦場になり、元弘3(1333)年に新田義貞が鎌倉攻めの途上、必勝
を祈願し、北条氏を平らげての帰途再び立ち寄り、かすめ取られた土地を寄進したと伝え
られているという。
     

 山門を入って正面、東向に立つ六角堂の前には観音像が立つている。
     
 新型コロナウィルスの感染防止のため、3年前から観音様もマスクを付けていたが、新
年になったからかマスクは外されていた。

      観音像前の新年飾り
     


      お堂の前にも
          

 右手奥の観音堂に、この1年の安全を祈願をした。


 境内東南側、山門近くのシダレザクラ、あと3か月前後で花に覆われることだろう。
     

 さらに東川沿いを東へ、南側の高層マンションで日差しのない琴平公園を抜ける。


 その先は川沿いの道がないので南側の県道を少し迂回して、有楽町の薬王寺へ。


      
 境内に2本立つ太いイチョウは、近年枝が切られて枝張りが少ないが、幾つも垂れ下が
る乳房が年輪を感じさせ、市の保護樹木になっている。
                    


 本堂正面の扉はいつも閉じたままだが新年の今日は開扉され、ご本尊を拝顔できるよう
になっていた。


           本堂東南側の鐘楼、除夜の鐘は鳴らされたのだろうか。
          

      本堂の南西側には、2体の地蔵菩薩石像が立つている。
     
 

      駐車場際のサザンカは花盛り
     

 さらに東進して西武新宿線のガード下を抜けて、3月下旬には花見客で賑わう桜並木の
続く左岸沿いの通りへ。
     
 
      左岸に咲いていたスイセン
         
 
 近くにある熊野神社へ。
 


 大蛇のあるお宮として知られており、二の鳥居には、毎年大晦日に架け替えられつワラ
製の大蛇が巻き付いている。


 むかし境内のご神木に白蛇が住み、参詣の人や境内に遊ぶ子どもがこれを見ると、原因
不明の高熱や病にかかるため、毎年新しくお姿をつくり替えてお祭りするので災いのない
ようお願いしたところ、現れなくなったとの言い伝えにより、大晦日の夜、近隣の人々
20余名が奉仕して、ワラで大蛇やしめ縄を作り、午前零時に太鼓とともに鳥居や社殿に
掛け替えをしているという。

 拝殿に参拝して、今年も新型コロナウィルスに感染しないよう、あわせて健康と安穏を
祈願した。


 境内のテントで、氏子の方が疫病除けのお守りを頒布していたので、分けていただいた
(200円)。
     


 境内南西隅に祭られた西新井不動尊堂も新年で開扉されていたので、参拝してご本尊の
不動明王像を拝顔した。
     

 今日はここで折り返し、ほぼ東川沿いの往路か近くの市道をを戻ることにする。

      
 元町の旧市役所庁舎裏手を進むと、所沢神明社に参拝する市民の長い列が予想以上に伸
びていた。
    
 これでは参拝までに1時間以上はかかりそうなので、数日後に再訪することにして正面
鳥居前を通過する。
      


 最初に参拝した新光寺前を戻り、西武池袋線の西所沢駅に近い高架のガード下を抜けて、  
上新井地区の鎮守、六所神社に参拝することにする。

     
 神社前の児童公園や東川沿いのソメイヨシノの高木、ここも毎年、3月末にはソメイヨ
シノの花に覆われる。


 三が日に飾るちょうちんは残っているが、元日には開扉される拝殿正面の扉は、今日は
閉じたまま。
     



 参拝を終えればわが家は近い。4寺社の初参りを終えて13時前に帰宅した。




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2023年元旦の航空記念公園へ(埼玉・所沢)

2023-01-01 18:32:54 | 所沢だより
 2023年1月1日(日)

 新しい年の初めにあたり、皆様の今年のご多幸とご健康をお祈り申し上げます。あわせ
て当ブログも、昨年に引き続きよろしくお願いいたします。


 首都圏の新春は快晴に恵まれ、風もなく穏やかな日差しがたっぷりと降り注ぎました。

 好天に誘われ、今年の初歩きは所沢航空記念公園に行くことにして、10時45分頃出
発します。わが家の玄関先に昨年12月半ばから咲き出したスイセン。


 西武池袋線の西所沢駅~小手指駅間の踏切際から望む新春の富士山。手前のフェンスや
送電線が目障りですが・・



 国道463号線の峰の坂交差点を経て、西武新宿線の航空公園駅西口に向かいます。近
くの民家にミカンがいっぱい。今年は実り多き年となりますように。


 航空公園駅の連絡通路を西口から東に越えて、駅前広場に展示されているYS-11型
旅客機前を通過します。航空記念公園内にある航空発祥記念館では、現在YS-11型機
初飛行60周年記念展を開催中のよう。


 所沢市役所構内を抜けて、市立図書館裏から航空記念公園に入りました。航空発祥記念
館の西側にある休憩用テント前では、公園内を回る新春マラソンを終えた市内の走友会の
メンバーが記念撮影中。


 南側の芝生広場には市民が訪れて凧あげなどしていましたが、例年より少な目のように
感じました。


      逆光に輝くクスノキの葉 
     

 日本庭園の西側、正面入口付近に回ってみましたが、今日は休園中で入れません。



 南側からの航空発祥記念館と近くのC-46輸送機周辺



 蝋梅園(ろうばいえん)に入りましたが、まだ咲いているロウバイは数本のみ。例年よ
り遅めのよう。


     













     


 蝋梅園の東側に立つケヤキの高木に、ハトのつがいらしいのが。



 公園中央部に立つ放送塔の西北側、フジ棚の柱に出来たゼブラ模様は、上を覆う木板の影。
     

      花の丘周辺のケヤキなども枯れ枝のまま。


 梅園に回りましたが、咲いている梅は見当たらず、やはりこの冬は寒いよう。



 中央部南側に延びる園路を国道463号線沿いに出て振り帰り、航空記念公園を後にし
ました。




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