カントリーウオーカー「やまさん」こと、山浦正昭さんが、ヨー
ロッパにあるような魅力的な歩く旅人によるロングトレイルづく
りをはじめて5年目になる。
本州中部を縦断するコースづくり9回目の実踏が、6月12日
から14日にかけて行われたので参加した。
第1日 2007年6月12日(火)
=JR小海線海尻~海ノ口牧場~野辺山=
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/58/5.622,138/28/29.375&scale=500000)
朝7時過ぎに自宅を出て、JR中央線高尾駅8時46分発下り
電車に乗る。小淵沢で小海線に乗り換え、海尻(うみじり)駅に
12時37分に着いた。
今回の参加者は、やまさんのほか、大阪のHさん、茅ヶ崎の
Iさんと私の4人。いずれも昨年も参加のメンバーである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a1/88470a87976b8b0329ad8860c78a5d27.jpg)
無人の海尻駅ホームで記念撮影して、13時3分に出発した。
そばの民家のオオデマリが満開。この辺の標高は1050m
ほど。首都圏よりは1ヶ月以上遅い開花である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/62/62f82d4593e3332332d0f35c6560c618.jpg)
かやぶき屋根にトタン板を被せた古い民家の残る海尻集落を
通過し、小海線の線路を越えて国道141号へ。
まだ早苗の田んぼでカエルが賑やかに鳴く。500mほどで
国道に分かれ、千曲川の支流、湯川の右岸沿いの林道に入る。
東側に並行する高石川との間に、やわらかな彩りのキャベツ畑
が広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/21/1bef697aeb06e1d05cff8db1df099ab8.jpg)
川から少しずつ離れて、緩やかな上りとなる。谷間に、八ヶ岳
連峰の一角、残雪の赤岳と横岳かと思われる山並みが見えて
きた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d4/4284a7d89cfee46a5aab0bc3d96a6a8d.jpg)
背の高いカラマツ林や広葉樹林が続き、高石川左岸の高みを
進む。うるさいほどのハルゼミと、カッコウが鳴く。向かい風が
さわやかだが、上りが続くので汗が出る。
林道かと思って上がってきたが、道路際に「農業用道路」の
標識がある。時たま通過する車も、どうやら農業関係者のもの
らしい。
高石川の右岸に渡り、国道から3km余りでヘヤピン状に2度
折返すと、広々とした高原農場地帯となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ed/686c14ff97178297ec2ada80309b37bd.jpg)
一面ビニールで覆った畑や、大きくなったレタス畑の向こうに、
八ヶ岳連峰の赤岳や横岳などの雄大な展望が広がる。
東に見えるのは、奥秩父の甲武信岳(2475m)だろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/3e/fbe9fa18ed3f705ab2daedd904d04395.jpg)
海尻パイロット集荷場から500mほどで、再びカラマツ林に入
り、展望が途絶えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8f/7f71782fbde97f1b509d1b10fc04a018.jpg)
ところどころに、シラカバも見受けられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/4a/7881cc81c51406510e3ad025aa2b1cb6.jpg)
緑いっぱいの林に、鮮やかな彩りのレンゲツツジの花が現れ、
相変わらず賑やかなハルゼミの鳴き声が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/83/ba5a870480653fa3bf6aa814518058b3.jpg)
流れの枯れた高見沢上流の橋を渡り、海ノ口牧場に入る。2
車線の直線道路となった。子牛の遊ぶ牧草地の先に、一昨年
夏に訪問されたという、天皇・皇后両陛下のお成り記念碑が
出来ていた。
シラカバやカラマツなどの間にレンゲツツジも混じる混交林の
間を進む。海ノ口から上がってくるハイキングコースとの合流点
に、「八ヶ岳 犬の牧場」への標識があった。
間もなくT字路に突き当たる。右手に、「八ヶ岳高原海ノ口自然
郷」の看板が立っていた。左に進んで杣添川の千ヶ滝橋を渡り、
林を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e9/5a585e1ae7c84b5a46234e99d860f728.jpg)
橋の手前に、「千ヶ滝入口」の小さい標識があった。
山野草試験圃場そばの三差路を右折し、すぐ先の野辺山電話
交換局そばの三差路を左折する。南へ向かい、ほぼ標高1400
mの等高線沿いに野辺山原に向かう。
東側の展望が開け、牧草地の向こうに鋭いピークの山が二つ
見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/67/62e688d6c65348b8f1851f1cebc9a634.jpg)
左が男山(1851m)、右奥が天狗山(1882m)かと思われる。
西側の八ヶ岳連峰は、逆光でシルエットのようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1d/8f30b1060077f2e86bd108ee2652a7f7.jpg)
6~7mはあろうか、大きな開拓記念碑の立つ牧場横を過ぎ、
別荘地を抜ける。筑波大演習林の看板のあるT字路を左折して
東へ、野辺山駅に向かう。
右からの国道141号に入り、JA長野八ヶ岳の乳製品直売場
横で国道を左に分ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/7b/34740c4430aae6de5ff2f46a56849c99.jpg)
17時15分、JRで最高所の駅、標高1345.67mの野辺山
駅に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4e/44b2f0b1c96f41a8e0dfc866bd7a98f5.jpg)
近くの「Aコープのべやま」で、夕食時のアルコールなどを調達
する。さらに南東に1km余り進み、18時ちょうど、「旅人の宿
こっつあんち」に着いた。
(天気 晴、距離 16km、標高差累積 720m、地図(1/2.5万)
松原湖、八ヶ岳東部、歩行地 長野県南牧村)
ロッパにあるような魅力的な歩く旅人によるロングトレイルづく
りをはじめて5年目になる。
本州中部を縦断するコースづくり9回目の実踏が、6月12日
から14日にかけて行われたので参加した。
第1日 2007年6月12日(火)
=JR小海線海尻~海ノ口牧場~野辺山=
朝7時過ぎに自宅を出て、JR中央線高尾駅8時46分発下り
電車に乗る。小淵沢で小海線に乗り換え、海尻(うみじり)駅に
12時37分に着いた。
今回の参加者は、やまさんのほか、大阪のHさん、茅ヶ崎の
Iさんと私の4人。いずれも昨年も参加のメンバーである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/a1/88470a87976b8b0329ad8860c78a5d27.jpg)
無人の海尻駅ホームで記念撮影して、13時3分に出発した。
そばの民家のオオデマリが満開。この辺の標高は1050m
ほど。首都圏よりは1ヶ月以上遅い開花である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/62/62f82d4593e3332332d0f35c6560c618.jpg)
かやぶき屋根にトタン板を被せた古い民家の残る海尻集落を
通過し、小海線の線路を越えて国道141号へ。
まだ早苗の田んぼでカエルが賑やかに鳴く。500mほどで
国道に分かれ、千曲川の支流、湯川の右岸沿いの林道に入る。
東側に並行する高石川との間に、やわらかな彩りのキャベツ畑
が広がっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/21/1bef697aeb06e1d05cff8db1df099ab8.jpg)
川から少しずつ離れて、緩やかな上りとなる。谷間に、八ヶ岳
連峰の一角、残雪の赤岳と横岳かと思われる山並みが見えて
きた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d4/4284a7d89cfee46a5aab0bc3d96a6a8d.jpg)
背の高いカラマツ林や広葉樹林が続き、高石川左岸の高みを
進む。うるさいほどのハルゼミと、カッコウが鳴く。向かい風が
さわやかだが、上りが続くので汗が出る。
林道かと思って上がってきたが、道路際に「農業用道路」の
標識がある。時たま通過する車も、どうやら農業関係者のもの
らしい。
高石川の右岸に渡り、国道から3km余りでヘヤピン状に2度
折返すと、広々とした高原農場地帯となる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/ed/686c14ff97178297ec2ada80309b37bd.jpg)
一面ビニールで覆った畑や、大きくなったレタス畑の向こうに、
八ヶ岳連峰の赤岳や横岳などの雄大な展望が広がる。
東に見えるのは、奥秩父の甲武信岳(2475m)だろうか。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/3e/fbe9fa18ed3f705ab2daedd904d04395.jpg)
海尻パイロット集荷場から500mほどで、再びカラマツ林に入
り、展望が途絶えた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/8f/7f71782fbde97f1b509d1b10fc04a018.jpg)
ところどころに、シラカバも見受けられる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/4a/7881cc81c51406510e3ad025aa2b1cb6.jpg)
緑いっぱいの林に、鮮やかな彩りのレンゲツツジの花が現れ、
相変わらず賑やかなハルゼミの鳴き声が続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/83/ba5a870480653fa3bf6aa814518058b3.jpg)
流れの枯れた高見沢上流の橋を渡り、海ノ口牧場に入る。2
車線の直線道路となった。子牛の遊ぶ牧草地の先に、一昨年
夏に訪問されたという、天皇・皇后両陛下のお成り記念碑が
出来ていた。
シラカバやカラマツなどの間にレンゲツツジも混じる混交林の
間を進む。海ノ口から上がってくるハイキングコースとの合流点
に、「八ヶ岳 犬の牧場」への標識があった。
間もなくT字路に突き当たる。右手に、「八ヶ岳高原海ノ口自然
郷」の看板が立っていた。左に進んで杣添川の千ヶ滝橋を渡り、
林を抜ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/e9/5a585e1ae7c84b5a46234e99d860f728.jpg)
橋の手前に、「千ヶ滝入口」の小さい標識があった。
山野草試験圃場そばの三差路を右折し、すぐ先の野辺山電話
交換局そばの三差路を左折する。南へ向かい、ほぼ標高1400
mの等高線沿いに野辺山原に向かう。
東側の展望が開け、牧草地の向こうに鋭いピークの山が二つ
見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/67/62e688d6c65348b8f1851f1cebc9a634.jpg)
左が男山(1851m)、右奥が天狗山(1882m)かと思われる。
西側の八ヶ岳連峰は、逆光でシルエットのようになってきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1d/8f30b1060077f2e86bd108ee2652a7f7.jpg)
6~7mはあろうか、大きな開拓記念碑の立つ牧場横を過ぎ、
別荘地を抜ける。筑波大演習林の看板のあるT字路を左折して
東へ、野辺山駅に向かう。
右からの国道141号に入り、JA長野八ヶ岳の乳製品直売場
横で国道を左に分ける。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/7b/34740c4430aae6de5ff2f46a56849c99.jpg)
17時15分、JRで最高所の駅、標高1345.67mの野辺山
駅に着いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4e/44b2f0b1c96f41a8e0dfc866bd7a98f5.jpg)
近くの「Aコープのべやま」で、夕食時のアルコールなどを調達
する。さらに南東に1km余り進み、18時ちょうど、「旅人の宿
こっつあんち」に着いた。
(天気 晴、距離 16km、標高差累積 720m、地図(1/2.5万)
松原湖、八ヶ岳東部、歩行地 長野県南牧村)