日本でカントリーウオークを最初に提唱し、自ら実践を続け、さらに青少年に
歩く旅の指導を続けてきた、「やまさん」こと、カントリーウオーカーの山浦正昭
さんと、パートナー(やまさんは「奥さん」とは言わない)の山浦敬子さんが、19
93年から2002年までの毎年夏、デンマークの最北端からフランスのニース
までの、ヨーロッパ縦断400kmを歩いた旅をまとめた本が、出版されました。
タイトルは「夫婦で歩き描いたヨーロッパ縦断4000km」、46判246頁、
新評論発行、税込み価格1890円です。
その行程をざっと紹介すると、
93年7/26~8/17<デンマーク>スカーエン~フレンスブルグ 600km
94年7/31~8/18<ドイツ>フレンスブルグ~リューネブルグ 400km
95年7/24~8/15<ドイツ>リューネブルグ~デトモルト 500km
96年7/25~8/14<ドイツ>デトモルト~コブレンツ 400km
97年7/23~8/ 7<ドイツ>コブレンツ~カールスルーエ 400km
98年7/24~8/21<ドイツ>カールスルーエ~コンスタンツ 410km
99年7/21~8/ 6<スイス>コンスタンツ~インターラーケン 315km
00年7/24~8/ 6<スイス>インターラーケン~ジュネーブ 300km
01年7/21~8/ 7<フランス>ジュネーブ~グルノーブル 330km
02年7/21~8/15<フランス>グルノーブル~ニース 470km
となっています。
発行元の「新評論」のPR誌最新号に、やまさんは以下のように(前部略)
記しています。
『私たち夫婦は10年かけて、デンマーク~フランスのヨーロッパ徒歩縦断歩行
を敢行した。私は49歳、パートナーの敬子さんは42歳のときで、まだまだ
「ウオーキング」という言葉が今ほど市民権を得ていないころで、海外旅行と
いえばイコール非日常的な日々を送ることであった(つまりリッチに)。
そんな当時に、大きなリュックを背負って、キャンプやユースホステルを利用
してヨーロッパを歩きの旅をする私たちはきっと「変わり者」という単語でくく
られていたのだろう。
しかし、ひとたびヨーロッパへ出向いて歩き出せば、私たちはごく普通の
カップルだった。重いザックを背負って、悪天候の日も、険しい山道も、自分の
足で歩き通した体験によって、どんな険しい道のりでも「恐れず、逃げず、退か
ない」という精神が体内にしみ込んだようにも思う。
働き盛りの年代を高度経済成長期に通過した人たちが、これからどんどんと
高齢者になっていく。年金の問題、介護の問題など、今後予想される社会環境
は決してバラ色とはいえない。
そんなかかでより有意義な人生を送りつづけるための一つの方法として
「歩く旅」を取り入れてみてはいかがだろうか。
高齢者に限ったことではない。これから人生を歩んでゆくのに、今までのよう
にコストとエネルギーの浪費をするような方法ではすぐにエンストを起こして
しまう。
これからは、もっと地に足つけて、自分のことは自分で行う「セルフライフ」を
心がけなければならない。
夫婦である以上、目標は同じだが、互いを束縛しないで、それぞれが自立して
自分の道を確実に進んでいく。そんな生活感を「歩く旅」から感じ取っていただけ
れば幸いである。』
ウオーカーの皆さん、第2の人生をどう歩むべきか考えている方、さらに若い
方にも読んでもらったらと、お勧めします。
ちなみに、発行所の「新評論」をご存じない方もおられるかと思いますが、同じ
山浦正昭さんの『歩く道はぼくたちの学校だあ』(1890円)や、細谷昌子さんの
『熊野古道』(3360円)と『四国へんろ記』(3150円)、さらに、皇太子殿下が
45歳の誕生日に朗読された詩「子ども」を収録した『あなた自身の社会』
(スウェーデンの中学教科書)なども出版しています。
歩く旅の指導を続けてきた、「やまさん」こと、カントリーウオーカーの山浦正昭
さんと、パートナー(やまさんは「奥さん」とは言わない)の山浦敬子さんが、19
93年から2002年までの毎年夏、デンマークの最北端からフランスのニース
までの、ヨーロッパ縦断400kmを歩いた旅をまとめた本が、出版されました。
タイトルは「夫婦で歩き描いたヨーロッパ縦断4000km」、46判246頁、
新評論発行、税込み価格1890円です。
その行程をざっと紹介すると、
93年7/26~8/17<デンマーク>スカーエン~フレンスブルグ 600km
94年7/31~8/18<ドイツ>フレンスブルグ~リューネブルグ 400km
95年7/24~8/15<ドイツ>リューネブルグ~デトモルト 500km
96年7/25~8/14<ドイツ>デトモルト~コブレンツ 400km
97年7/23~8/ 7<ドイツ>コブレンツ~カールスルーエ 400km
98年7/24~8/21<ドイツ>カールスルーエ~コンスタンツ 410km
99年7/21~8/ 6<スイス>コンスタンツ~インターラーケン 315km
00年7/24~8/ 6<スイス>インターラーケン~ジュネーブ 300km
01年7/21~8/ 7<フランス>ジュネーブ~グルノーブル 330km
02年7/21~8/15<フランス>グルノーブル~ニース 470km
となっています。
発行元の「新評論」のPR誌最新号に、やまさんは以下のように(前部略)
記しています。
『私たち夫婦は10年かけて、デンマーク~フランスのヨーロッパ徒歩縦断歩行
を敢行した。私は49歳、パートナーの敬子さんは42歳のときで、まだまだ
「ウオーキング」という言葉が今ほど市民権を得ていないころで、海外旅行と
いえばイコール非日常的な日々を送ることであった(つまりリッチに)。
そんな当時に、大きなリュックを背負って、キャンプやユースホステルを利用
してヨーロッパを歩きの旅をする私たちはきっと「変わり者」という単語でくく
られていたのだろう。
しかし、ひとたびヨーロッパへ出向いて歩き出せば、私たちはごく普通の
カップルだった。重いザックを背負って、悪天候の日も、険しい山道も、自分の
足で歩き通した体験によって、どんな険しい道のりでも「恐れず、逃げず、退か
ない」という精神が体内にしみ込んだようにも思う。
働き盛りの年代を高度経済成長期に通過した人たちが、これからどんどんと
高齢者になっていく。年金の問題、介護の問題など、今後予想される社会環境
は決してバラ色とはいえない。
そんなかかでより有意義な人生を送りつづけるための一つの方法として
「歩く旅」を取り入れてみてはいかがだろうか。
高齢者に限ったことではない。これから人生を歩んでゆくのに、今までのよう
にコストとエネルギーの浪費をするような方法ではすぐにエンストを起こして
しまう。
これからは、もっと地に足つけて、自分のことは自分で行う「セルフライフ」を
心がけなければならない。
夫婦である以上、目標は同じだが、互いを束縛しないで、それぞれが自立して
自分の道を確実に進んでいく。そんな生活感を「歩く旅」から感じ取っていただけ
れば幸いである。』
ウオーカーの皆さん、第2の人生をどう歩むべきか考えている方、さらに若い
方にも読んでもらったらと、お勧めします。
ちなみに、発行所の「新評論」をご存じない方もおられるかと思いますが、同じ
山浦正昭さんの『歩く道はぼくたちの学校だあ』(1890円)や、細谷昌子さんの
『熊野古道』(3360円)と『四国へんろ記』(3150円)、さらに、皇太子殿下が
45歳の誕生日に朗読された詩「子ども」を収録した『あなた自身の社会』
(スウェーデンの中学教科書)なども出版しています。