あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ツツジ咲く三窪高原へ

2007-06-20 23:40:47 | ハイキング
 「カタクリの会」と呼ぶ軽登山グループの山行で、6月17日、
大菩薩連峰に近いツツジの名所、三窪(みくぼ)高原を訪ね
ました。

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 =富士山の展望とツツジの名所・三窪高原へ=
 2007年6月17(日)


 
 JR青梅線青梅駅に8時半に集合した一行は、3台の車に分乗
して国道411号・青梅街道を西に向かう。

 奥多摩湖畔の駐車場で一度休憩し、10時20分に柳沢峠
(1472m)駐車場に着いた。

 レンゲツツジが見ごろの時期で、梅雨入りしたが好天が見込ま
れる日曜日とあり、駐車場はほぼいっぱいだった。

 Tリーダーから注意事項を聞き、10時37分に出発する。


 駐車場周辺の斜面は、見ごろなレンゲツツジがたくさん咲いて
いる。

 駐車場奥にある階段を上がって林道へ出て、ヘヤピン状の
林道をショートカットして登山路に入る。

 駐車場周辺から、ハルゼミだろうか、ものすごい数のセミの
声が耳に入る。いったい何千羽いるのだろう。でも、木の幹や
枝を探しても姿はさっぱり見えない。

 青空が広がり風がさわやか。傾斜の緩い道をゆっくりと上が
る。「熊出没注意」の看板もあるが、これだけの人数では、熊
も恐れて出てこないだろう。

 やわらかな彩りのカラマツが増え、ところどころにレンゲツツ
ジやヤマツツジが咲いている。

 緩やかな傾斜でも、気温が高いので上って行くと汗が出る。
木陰で休憩して水分を補給する。

 木の階段もあり、左から回り込んで標高1671.2m2等三角
点のある柳沢ノ頭に上がった。

 ヤマツツジがたくさん咲き、その間から残雪の富士山の上部
が見えた。この時期に富士山が見られるとは…、全員感激して
しばし眺める。

 西の樹間からは、残雪の南アルプスの甲斐駒、北岳、鳳凰三
山などの山並みも望まれる。

 稜線をさらに北に向かう。幾分ハルゼミの鳴き声が減り、ウグ
イスがさえずる。

 リンゴに似たズミ(別名コナシ)の白い花が枝いっぱいに咲いて
いた。


 少し下って、通称「十字路」と呼ぶ登山道が交差する鞍部に出
た。テーブルと椅子の置かれた避難小屋とトイレ、案内板がある。


 周辺もツツジの名所らしいが、近年シカの被害が多いとかで、
金網で囲んだ木が幾つかあり、シカに食べられ枯れた木もある。
ここにも、「熊出没注意」の標識が立つていた。


 その先の稜線に向かって上がって行くと、満開のヤマツツジが
増え、標高1681mのハンゼの頭に着いた。柳沢の頭より広く、
何パーティか昼食をしている。

 展望もいっそう開け、真っ赤なヤマツツジの上に、富士山から
南アルプス、奥秩父、近くは大菩薩嶺や鶏冠山など、360度の
大パノラマである。

 山頂の一隅にシートを敷き昼食とする。日差しが強いが、乾い
た空気とさわやかな風で、暑さは感じない。富士山などの展望
を楽しみながら弁当を食べた。



 さらに北西へ下った鞍部付近には、東屋と新しいトイレがあり、
サラサドウダンの古木が何本か、まだ咲き残っている。


 ズミの大木もある(下の写真)。この辺りが三窪高原の中心部
のようで、ヤマツツジもたくさん咲く。


 案内板には、「約30haに及ぶレンゲツツジやサラサドウダン、
ヤマツツジの大群生地」だということが記されていた。

 太いダケカンバやブナなどの横を進み、パラボラアンテナ塔
のあるNTTドコモの柳沢無線中継所横に上がる。

 ここから林道が下っているが、この先、板橋峠への途中にも、
ツツジの群生地があるようなので、さらに進むことにする。

 相変わらず賑やかなハルゼミと、ウグイスの声を聞きながら、
緩やかに上り下りを3,4回繰り返し、ベンチのあるところまで
進んだ。

 周辺はやはりヤマツツジが花盛りで、奥秩父の笠取山や鶏
冠山などの展望がよい。


 無線中継所まで戻り帰路につく。NTTドコモの専用車道を下
り、入口のゲート横を抜け、舗装された斉木林道に入る。

 等高線沿いに近いカーブの多い道を少しずつ下り、国道411
号に出た。少し上がると「柳沢峠 海抜1472米」の標石があ
り、14時50分、すぐ先の駐車場に戻った。

 到着時いっぱいだった駐車場の車は、半分以下に減っていた。
15時2分に出発する。往路同様、奥多摩湖の駐車場で休憩し、
解散となり、青梅駅経由で帰途についた。

(天気 快晴後晴、参加 14人、距離 6km、標高差累積 
 730m、地図(1/2.5万) 柳沢峠、歩行地 山梨県甲州市
 (旧塩山市))
コメント
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