「カタクリの会」と呼ぶ軽登山グループの山行で、6月17日、
大菩薩連峰に近いツツジの名所、三窪(みくぼ)高原を訪ね
ました。
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=富士山の展望とツツジの名所・三窪高原へ=
2007年6月17(日)
![](http://clip.alpslab.jp/bin/map?pos=35/46/47.662,138/48/2.266&scale=250000)
JR青梅線青梅駅に8時半に集合した一行は、3台の車に分乗
して国道411号・青梅街道を西に向かう。
奥多摩湖畔の駐車場で一度休憩し、10時20分に柳沢峠
(1472m)駐車場に着いた。
レンゲツツジが見ごろの時期で、梅雨入りしたが好天が見込ま
れる日曜日とあり、駐車場はほぼいっぱいだった。
Tリーダーから注意事項を聞き、10時37分に出発する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a7/3c91c99f0e6bdb89165515cf106c6a0b.jpg)
駐車場周辺の斜面は、見ごろなレンゲツツジがたくさん咲いて
いる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/47/ccc012cb40fb05da1322a18663d5df9f.jpg)
駐車場奥にある階段を上がって林道へ出て、ヘヤピン状の
林道をショートカットして登山路に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/86/6c273962c9f6a90d0418c76556ee5718.jpg)
駐車場周辺から、ハルゼミだろうか、ものすごい数のセミの
声が耳に入る。いったい何千羽いるのだろう。でも、木の幹や
枝を探しても姿はさっぱり見えない。
青空が広がり風がさわやか。傾斜の緩い道をゆっくりと上が
る。「熊出没注意」の看板もあるが、これだけの人数では、熊
も恐れて出てこないだろう。
やわらかな彩りのカラマツが増え、ところどころにレンゲツツ
ジやヤマツツジが咲いている。
緩やかな傾斜でも、気温が高いので上って行くと汗が出る。
木陰で休憩して水分を補給する。
木の階段もあり、左から回り込んで標高1671.2m2等三角
点のある柳沢ノ頭に上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d0/8894f9964f8b2c1844d74f018f83cfdd.jpg)
ヤマツツジがたくさん咲き、その間から残雪の富士山の上部
が見えた。この時期に富士山が見られるとは…、全員感激して
しばし眺める。
西の樹間からは、残雪の南アルプスの甲斐駒、北岳、鳳凰三
山などの山並みも望まれる。
稜線をさらに北に向かう。幾分ハルゼミの鳴き声が減り、ウグ
イスがさえずる。
リンゴに似たズミ(別名コナシ)の白い花が枝いっぱいに咲いて
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1c/db27b6848112b70e8d305ac584f9d404.jpg)
少し下って、通称「十字路」と呼ぶ登山道が交差する鞍部に出
た。テーブルと椅子の置かれた避難小屋とトイレ、案内板がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/8b/ee86f39ce2f38d60ec85c1eee8061f67.jpg)
周辺もツツジの名所らしいが、近年シカの被害が多いとかで、
金網で囲んだ木が幾つかあり、シカに食べられ枯れた木もある。
ここにも、「熊出没注意」の標識が立つていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a6/b81f6eccc0f02c736c6c7c95f90424ab.jpg)
その先の稜線に向かって上がって行くと、満開のヤマツツジが
増え、標高1681mのハンゼの頭に着いた。柳沢の頭より広く、
何パーティか昼食をしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/63/110b6367d4caafeda26424be8030ca78.jpg)
展望もいっそう開け、真っ赤なヤマツツジの上に、富士山から
南アルプス、奥秩父、近くは大菩薩嶺や鶏冠山など、360度の
大パノラマである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b3/dc671fa62afdfa1754fedd71b3c5123e.jpg)
山頂の一隅にシートを敷き昼食とする。日差しが強いが、乾い
た空気とさわやかな風で、暑さは感じない。富士山などの展望
を楽しみながら弁当を食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/82/2966e8b3efe031ece2013e04206e34b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/20/d1c42b4f54847959e0e4fdf9efc7737e.jpg)
さらに北西へ下った鞍部付近には、東屋と新しいトイレがあり、
サラサドウダンの古木が何本か、まだ咲き残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/78/2f4f7a49c4e7cc83e677da2b529edaab.jpg)
ズミの大木もある(下の写真)。この辺りが三窪高原の中心部
のようで、ヤマツツジもたくさん咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/45/0a12ed3662e000d619bd474c770d6c71.jpg)
案内板には、「約30haに及ぶレンゲツツジやサラサドウダン、
ヤマツツジの大群生地」だということが記されていた。
太いダケカンバやブナなどの横を進み、パラボラアンテナ塔
のあるNTTドコモの柳沢無線中継所横に上がる。
ここから林道が下っているが、この先、板橋峠への途中にも、
ツツジの群生地があるようなので、さらに進むことにする。
相変わらず賑やかなハルゼミと、ウグイスの声を聞きながら、
緩やかに上り下りを3,4回繰り返し、ベンチのあるところまで
進んだ。
周辺はやはりヤマツツジが花盛りで、奥秩父の笠取山や鶏
冠山などの展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/84/077cfbb646a6824a7de7eb89186f794e.jpg)
無線中継所まで戻り帰路につく。NTTドコモの専用車道を下
り、入口のゲート横を抜け、舗装された斉木林道に入る。
等高線沿いに近いカーブの多い道を少しずつ下り、国道411
号に出た。少し上がると「柳沢峠 海抜1472米」の標石があ
り、14時50分、すぐ先の駐車場に戻った。
到着時いっぱいだった駐車場の車は、半分以下に減っていた。
15時2分に出発する。往路同様、奥多摩湖の駐車場で休憩し、
解散となり、青梅駅経由で帰途についた。
(天気 快晴後晴、参加 14人、距離 6km、標高差累積
730m、地図(1/2.5万) 柳沢峠、歩行地 山梨県甲州市
(旧塩山市))
大菩薩連峰に近いツツジの名所、三窪(みくぼ)高原を訪ね
ました。
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=富士山の展望とツツジの名所・三窪高原へ=
2007年6月17(日)
JR青梅線青梅駅に8時半に集合した一行は、3台の車に分乗
して国道411号・青梅街道を西に向かう。
奥多摩湖畔の駐車場で一度休憩し、10時20分に柳沢峠
(1472m)駐車場に着いた。
レンゲツツジが見ごろの時期で、梅雨入りしたが好天が見込ま
れる日曜日とあり、駐車場はほぼいっぱいだった。
Tリーダーから注意事項を聞き、10時37分に出発する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/a7/3c91c99f0e6bdb89165515cf106c6a0b.jpg)
駐車場周辺の斜面は、見ごろなレンゲツツジがたくさん咲いて
いる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/47/ccc012cb40fb05da1322a18663d5df9f.jpg)
駐車場奥にある階段を上がって林道へ出て、ヘヤピン状の
林道をショートカットして登山路に入る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/86/6c273962c9f6a90d0418c76556ee5718.jpg)
駐車場周辺から、ハルゼミだろうか、ものすごい数のセミの
声が耳に入る。いったい何千羽いるのだろう。でも、木の幹や
枝を探しても姿はさっぱり見えない。
青空が広がり風がさわやか。傾斜の緩い道をゆっくりと上が
る。「熊出没注意」の看板もあるが、これだけの人数では、熊
も恐れて出てこないだろう。
やわらかな彩りのカラマツが増え、ところどころにレンゲツツ
ジやヤマツツジが咲いている。
緩やかな傾斜でも、気温が高いので上って行くと汗が出る。
木陰で休憩して水分を補給する。
木の階段もあり、左から回り込んで標高1671.2m2等三角
点のある柳沢ノ頭に上がった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/d0/8894f9964f8b2c1844d74f018f83cfdd.jpg)
ヤマツツジがたくさん咲き、その間から残雪の富士山の上部
が見えた。この時期に富士山が見られるとは…、全員感激して
しばし眺める。
西の樹間からは、残雪の南アルプスの甲斐駒、北岳、鳳凰三
山などの山並みも望まれる。
稜線をさらに北に向かう。幾分ハルゼミの鳴き声が減り、ウグ
イスがさえずる。
リンゴに似たズミ(別名コナシ)の白い花が枝いっぱいに咲いて
いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/1c/db27b6848112b70e8d305ac584f9d404.jpg)
少し下って、通称「十字路」と呼ぶ登山道が交差する鞍部に出
た。テーブルと椅子の置かれた避難小屋とトイレ、案内板がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/8b/ee86f39ce2f38d60ec85c1eee8061f67.jpg)
周辺もツツジの名所らしいが、近年シカの被害が多いとかで、
金網で囲んだ木が幾つかあり、シカに食べられ枯れた木もある。
ここにも、「熊出没注意」の標識が立つていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/a6/b81f6eccc0f02c736c6c7c95f90424ab.jpg)
その先の稜線に向かって上がって行くと、満開のヤマツツジが
増え、標高1681mのハンゼの頭に着いた。柳沢の頭より広く、
何パーティか昼食をしている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/62/63/110b6367d4caafeda26424be8030ca78.jpg)
展望もいっそう開け、真っ赤なヤマツツジの上に、富士山から
南アルプス、奥秩父、近くは大菩薩嶺や鶏冠山など、360度の
大パノラマである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/b3/dc671fa62afdfa1754fedd71b3c5123e.jpg)
山頂の一隅にシートを敷き昼食とする。日差しが強いが、乾い
た空気とさわやかな風で、暑さは感じない。富士山などの展望
を楽しみながら弁当を食べた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/82/2966e8b3efe031ece2013e04206e34b6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/20/d1c42b4f54847959e0e4fdf9efc7737e.jpg)
さらに北西へ下った鞍部付近には、東屋と新しいトイレがあり、
サラサドウダンの古木が何本か、まだ咲き残っている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/78/2f4f7a49c4e7cc83e677da2b529edaab.jpg)
ズミの大木もある(下の写真)。この辺りが三窪高原の中心部
のようで、ヤマツツジもたくさん咲く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/45/0a12ed3662e000d619bd474c770d6c71.jpg)
案内板には、「約30haに及ぶレンゲツツジやサラサドウダン、
ヤマツツジの大群生地」だということが記されていた。
太いダケカンバやブナなどの横を進み、パラボラアンテナ塔
のあるNTTドコモの柳沢無線中継所横に上がる。
ここから林道が下っているが、この先、板橋峠への途中にも、
ツツジの群生地があるようなので、さらに進むことにする。
相変わらず賑やかなハルゼミと、ウグイスの声を聞きながら、
緩やかに上り下りを3,4回繰り返し、ベンチのあるところまで
進んだ。
周辺はやはりヤマツツジが花盛りで、奥秩父の笠取山や鶏
冠山などの展望がよい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/84/077cfbb646a6824a7de7eb89186f794e.jpg)
無線中継所まで戻り帰路につく。NTTドコモの専用車道を下
り、入口のゲート横を抜け、舗装された斉木林道に入る。
等高線沿いに近いカーブの多い道を少しずつ下り、国道411
号に出た。少し上がると「柳沢峠 海抜1472米」の標石があ
り、14時50分、すぐ先の駐車場に戻った。
到着時いっぱいだった駐車場の車は、半分以下に減っていた。
15時2分に出発する。往路同様、奥多摩湖の駐車場で休憩し、
解散となり、青梅駅経由で帰途についた。
(天気 快晴後晴、参加 14人、距離 6km、標高差累積
730m、地図(1/2.5万) 柳沢峠、歩行地 山梨県甲州市
(旧塩山市))