あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

フランスの都市 ④パリ、ヴェルサイユ宮殿

2013-08-21 16:09:01 | フランス旅行
 フランスの首府、パリ市内を観光したのは6月2日(日)でした。この日は、ルーブル
美術館を短時間で見た後、コンコルド広場、凱旋門、エッフェル塔といったパリの中心地
をバスで駆け巡ったので、歩いて観光する時間はなく、市内の写真もすでに紹介したもの
が主になります。

 そこで、午後オプショナルツアーで巡った、ヴェルサイユ宮殿の内部の模様を、未紹介
の写真でご覧いただくこととします。ヴェルサイユ宮殿は、パリから西へおよそ20㎞の
ところにあります。


 このあたりから、宮殿内にある20近い部屋をガイドさんに従い一巡しましたが、日曜
日で参観者が多く、時間も少ないのでゆっくりと部屋の名前など確かめる暇もなく巡りま
したので、その順序に従い紹介します。

 それぞれの部屋には天井画が描かれており、それも見どころのひとつです。 
 

 彫刻もあちこちで見られました。


 天井の隅の彫刻。
 

 幾つかの部屋からは、西側に広がる宮殿の庭園が望まれます。









 天井画の幾つか。


 各部屋の、壁面から天井に描けての装飾も見ごとなものばかり。


 たくさんのシャンデリアが下がる銀の回廊。


 銀の回廊に飾られた彫刻など。










 王妃の寝室。マリー・アントワネットの時代のもので1980年に復元されたよう。


 大膳式の間にある食器。


 同じ部屋の壁面から天井。


 



 壁面一杯の大きな絵画。




 幾何学模様の庭園が望まれました。


 大きな絵画の一部。


 ひととおり宮殿内の観覧を終え、中庭から眺める建物の外観です。




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フランスの都市 ③フランス中西部トゥールのトゥール駅

2013-08-18 17:08:45 | フランス旅行
 5月28日から6月4日までのフランスの旅はバスで巡ったので、幾つかの都市を訪ね
ましたが、市内散策の時間はほとんどありませんでした。

 したがって、すでに日別に紹介した日々の状況のほかは、都市の紹介も限られたものに
なってしまいます。

 今日は、5月31日(金)に宿泊したフランス中西部、トゥーレーヌ地方の中心都市で
15世紀にはフランスの首都になり、文豪バルザックの生誕地でもあるトゥールですが、
街の散策の時間も夕食後のわずかな時間だったので、宿泊したホテルのそばにあるトゥー
ル駅の様子のみを紹介します。


 フランス国鉄のトゥール駅(Gare de Tours)の開業は1898年で、駅舎は後ににオ
ルセー駅(現在のオルセー美術館)の建設に携わることになる建築家ヴィクトール・ラル
ーの設計で建てられたとのことです。

 トゥール駅はロワール地方の交通の要衝になっており頭端式(行き止まり)ホームにな
っていて、パリなどからの高速列車TGV↓も多数発着するようです。




 TGV先頭車の側面


 構内の自動発券機。




 時刻表


 中ほどのホームに列車が到着しました。




 その隣ホームに着いていた、同じような塗装の列車。


 一番外側のホームに入線する列車。


 構内の売店


 私たちの宿泊したホテルは駅のすぐ横にあり、ホームが見下ろせました。


 

 ちなみに、パリ方面からの列車でトゥールより先に向かう一部のTGVは、頭端式のト
ゥール駅を経由せず、一つ手前のサン・ピエール・デ・コール駅経由で、ボルドーやトゥ
ールーズ方面へ向かうようです。




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フランスの都市 ②ローヌアルプ地方の首府リヨン

2013-08-14 17:46:52 | フランス旅行
 フランスの南東部、ローヌアルプ地方の首府であるリヨンには、5月30日(木)に
訪ねました。

 リヨン市の人口は約46万7千人、近郊を含めると約164万人が住み、都市圏とし
てはパリに次ぐフランス第二の規模になるようです。

 リヨンはフランスの金融センターのひとつでもあり、フランスの銀行の多くの本店が
置かれていて、古くは永井荷風が横浜正金銀行の社員として滞在したこともあるとか。

 私たちのツアーバスは、市街の南を流れるローヌ川を渡ってリヨンの市街地に入り、
さらに北を流れるソーヌ川を渡って右岸川沿いの道路を進みました。流れにかかる鉄道
の橋。


 流れには、観光船らしいスマートな船が幾つか見られました。


 世界遺産になっている旧市街の、丘陵上にあるフルヴィエールの丘に上がり、まずは
フルヴィエール大聖堂内を観覧しました。


 そのあと、大聖堂のそばの展望広場に回ると、北側を中心に市街地が一望できます。




 同じ彩りの屋根や、落ち着いた彩りの壁面を見せる建物がつづいています。日本では
見られぬ景観です。






 ドームはオペラ座、左手前の塔のある建物はホテルのようです。


 はるか北方に煙の見えるのは、発電所でしょうか…。


 素晴らしい展望を楽しんだ後、バスは丘を下ってソーヌ川沿いに戻りました。


 対岸の新市街のビル群。


 川をさかのぼる観光船。




 橋際にあったこの建物は何か分かりませんでした。


 旧市街の町並み。フランスの都市ではいずこも同様に、建物の前に自動車がたくさん
駐車していました。


 ほとんどバスで巡ったので、それらしいものは見られませんでしたが、リヨンは工業
化の始まった19世紀前半にヨーロッパ最大の絹織物・繊維工業都市となり、第二次世
界大戦中は、ドイツ軍に対するレジスタンス運動の拠点のひとつだったか。

 日本との関わりとしては、明治になった日本で生糸の需要拡大のために、1872年
に富岡製糸場(世界遺産への登録を申請中)が作られましたが、その時招いたフランス
技師ポール・ブリュナ-はリヨン近郊の出身のようです。




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フランスの都市 ①南仏ニース

2013-08-12 21:33:43 | フランス旅行
 2013年8月12日(月)

 一昨日、昨日、今日と全国的に猛暑になり、40℃を超える地域も出現し、わが所沢
市も一昨日は37℃を超えました。今日午後は何度か雷鳴が聞こえたのですが、雨は降
らず、夜に入っても暑さが続きます。東京では、午後の雷雨で被害が出たようですが…。

 ほかの日も暑さが続いていおり、7月中旬以降は、電車に乗って出かけるウオーキン
グもなく、市内のウオーキングも距離を縮めており、この後もしばらくは猛暑が続くと
の予報なので、ウオーキング関連の投稿もしばらくおあずけになりそうです。

 そこで、過去に巡った旅の写真などの中から、いくつか紹介することとし、まずは、
5月下旬から6月上旬に出かけたフランスの旅の中から、幾つかの都市の様子をご覧い
ただくことにしましょう。

=======================================

 南フランスの、紺碧海岸を意味する「コート・ダジュール」と呼ばれる地中海沿岸に
は、幾つものリゾート都市が続いていますが、そのなかでも最大のリゾート地として多
くの観光客が訪れるのがニースです。

 ニース市の人口は約34万7千人、周辺の都市圏を合わせると約97万3千人になる
ようです(2005年のデータ)。

 ニース市内には、旅行2日目の5月29日(水)に巡りました。朝一番で巡ったモナ
コ公国からニース市内へ戻る途中の、東側高台からの市街地の眺め。


 ニースの市街地に入ると、四角い顔のような奇怪な建物が目につきました。図書館だ
そうです。


 市街には、トラム(路面電車)が走っています。8月11日(日)夜のBSジャパン
の番組「ヨーロッパ水紀行」で、松坂慶子さんがニースを巡ったときに乗っていました
が、運賃は全線均一で1ユーロ(130円前後)のようでした。

 どのくらい路線があるのか分かりませんが、フランス第5の都市ですので、営業距離
はかなりありそうで、割安な感じがします。

 この交差点には、トラムの線路を示すのでしょうか、標識が下がっています(左上)。


 ツアーバスを下りて、昼食をするレストランに向かいました。こちらの通りにもトラ
ムがやってきました。いずれもスマートな車両です。

 ちなみに、ニースの市内電車は1953年に廃止されたのですが、2007年に復活
したようです。

 この通りの街路樹は、マロニエのよう。


 通りのあちこちで見かけた飾り花。




 通りに面したテーブルで、ゆったりとくつろぐ人達。






 別の通りの飾り花。






 昼食を終え、近くの「プロムナード・デ・ザングレ」と呼ぶ地中海に面した海岸沿いの
通りに出ました。通りに設けられていた小さい緑地付近の案内板のひとつ。
  

 その小緑地に咲く花。




 松の植栽もあります。


 海に面した通りには、南仏らしい瀟洒なビルが続いていました。




 海に面した側の歩道には、観光客がたくさん見られます。


 この顔は、何の看板なんでしょうか…


 海岸で憩う人たちも、この辺りまで進むとやや少な目に。


 この建物はカジノのよう。


 南フランスらしい彩りの建物。




 海岸沿いを1㎞くらい歩いて引き返すことにしました。この辺りの浜辺の人出は少な
いようですが、まだまだ先まで建物は続いています。


 歩道には、雑誌を売るスタンドもありました。





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フランス8日間の旅 第7日(パリからドイツ・フランクフルト空港経由で成田へ)

2013-07-07 13:31:19 | フランス旅行
 第7日 2013年6月3日(月)

 あわただしくフランスを南から北へと巡った6日間の旅を終え、帰国の日となった。
2日目から6日目までの5日間、バスで回った距離はおよそ1,800㎞を超えている。
日本では、青森~東京~岡山~福岡くらいになりそう。

 連泊したパリ市街南東部にあるホテル、ベスト ウェスタン ル サンモーリスで5時
30分に起床、6時30分からホテルのレストランで朝食を済ませ、7時30分にバス
で空港に向かう。

 空港到着前、6日間お世話になったベテラン添乗員のSさんから挨拶があり、東日本
大震災の際には、小さな国でも以前に日本から受けた支援に感謝して、国民から見舞金
を集めて復興を祈ってくれたこと、世界中のどの国でも訪れてみれば相互の理解が深ま
るといったような話をされた。

 市街地の東北部にあるパリの玄関口、シャルル・ド・ゴール空港には8時15分頃に
到着した。

 2人分で17.8㎏あったトランクを預け、空港内の売店をのぞいたりして時間を待
つ。往路同様に帰路も、ドイツのルフトハンザ航空利用のため、成田空港への直行便で
はなく、まずは乗り継ぎのドイツ・フランクフルト空港に向かう。


 10時50分発ルフトハンザ航空LH-1029便は、11時25分に離陸した。機
体はエアバスA321-100/200で200人乗り、最後列の38-C席だった。


 機内ではサンドイッチの軽食が出て、ほぼ予定通りの12時11分にフランクフルト
空港に到着する。


 乗り継ぎ時間があまりないので、広い空港内を急ぎ移動する。東京・成田空港に向か
うLH710便は13時50分発。さすがに機体は大きなエアバスA380-800、
3クラス合わせて506人乗りである。




 予定より少し遅れて、14時10分にフランクフルト空港を離れた。往路では座席の
ディスプレイで飛行経路を見ながら来たのだが、就航後間もないかと思われる新しい機
体のためか、この飛行機では経路の画面が出ない。最初の機内食は15時30分頃に。


 機内が暗くなったので目を閉じたが、長い眠りにはつけない。後半は、ファンタステ
ィックなミュージカル映画「チキ・チキ・バンバン」をディスプレイで楽しみながら時
を過ごす。

 日本時間の翌6月4日(火)6時過ぎ(パリ時間3日23時過ぎ)に朝食が出た。


 間もなく日本海から東北上空に入り、残雪をまとった朝日連峰か飯豊連峰かと思われ
る上空を通過し、ほぼ予定通りの7時53分に成田国際空港に着いた。帰路は11時間
足らずのフライトである。でも、長い時間だった。

 預けた荷物がなかなか出てこずに待ち、9時19分発京成特急に乗る。時差ボケで居
眠りをしながらJR山手線を経て、正午近くに帰宅した。 (完)




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フランス8日間の旅 第6日(パリ市内を巡る)④ヴェルサイユ宮殿の庭園ほか

2013-07-05 17:40:56 | フランス旅行
 2013年6月2日(日)(続き・その3)

 ヴェルサイユ宮殿を出て、きらびやかな外観も眺め、その後、建物の西に広がる庭園と
庭園に並ぶ彫刻などを時間まで眺めることにする。







 外観もこのように、種々な彫刻や装飾が施されていた。

 ヴェルサイユ宮殿の庭園は、フランスの天才造園家ル・ノートルの設計により1700
年に完成したとか。


 100万㎡以上ある広大な敷地に、2つの泉水や幾何学模様の植栽、古代神話をモチー
フにした大理石や青銅の彫刻が並んでいる。





 このビーナス像は1688~1701年頃の作品らしい。






 ライオン像、1658~87年頃の作品。


 こちらは1680~84年制作と推定されるようだ。

 一段下がったところに作られた大運河が見えてきた。


 ここも庭園の一部で、グラン・カナルと呼ぶこの縦に延びる運河と、プティ・カナルと
呼ぶ中ほどで十字型に交差する運河とがある。

 もともとここに水があったのではなく、約10㎞離れたセーヌ川から引水して造営され
たという。

 運河を見下ろす辺りに立つ新しい彫刻。真ん中の木は生きている。


 その近くから宮殿の方に延びる「王の散歩道」には、古い青銅の彫刻が幾つもあった。






 近代的なこのような彫刻も。







 宮殿に近いところだけを一巡して集合地に集まり、15時20分頃ヴェルサイユ宮殿を
離れた。


 そばの通りを少し下って近くの店で買い物タイムとなる。しかし特に求めたい品物はな
く、店の外で幾らかの時間を費やす。

 16時20分に近くの駐車場からバスは出発して、パリ市街に向かって戻る。中心街に
入り、エッフェル塔とセーヌ川を隔てて相対するシャイヨ(Chaillot)宮の前を通過する。

 1937年のパリ万博の際に建設された宮殿で、西側の建物には人類博物館と海洋博物
館があるという。




 コンコルド広場を経て、北側のマドレーヌ教会↑の横を過ぎる。コリント様式の円柱52
本に囲まれた古代ギリシャ風の建物は1764年に着工し、1842年に教会として落成
したとか。その後、議会場、図書館、裁判所、聖堂、駅舎といった変遷を重ねたという。

 北東に600mほどで、ヴェルサイユ宮殿に行かなかった人との待ち合わせの場である
オペラ座↓のそばでバスを下り、集合時間まで待つ。




 オペラ座の前では、グループの演奏が始まった。







 周辺の建物などを眺めているうちに全員集まり、歩いて近くにあるChez Edouardという
レストランに17時35分に入った。


 最後の夕食は選べるディナーで、サーモン、ビーフ、ダックの3種のメニューがある。エ
スカルゴも出て、和やかに最後の晩餐を楽しんだ。




 このレストランには次々にグループ客が入ってきたが、何れもアジア系の顔立ちの人達ば
かりだった。

 18時50分にレストランを出て、連泊のホテル、ベストウェスタン ル サン モーリ
スには19時40分頃に入った。

(歩数 11,500)




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フランス8日間の旅 第6日(パリ市内を巡る)③ヴェルサイユ宮殿の内部

2013-07-04 18:48:14 | フランス旅行
 2013年6月2日(続き・その2)

 ヴェルサイユ宮殿は、1661年にルイ14世がパリから宮廷を移すため、木も水もな
い荒涼とした村で工事に着手したが、セーヌ川から水を引く工事が難航して、21年後に
未完成のまま宮廷が移転したという。

 宮殿全体は1710年に完成し、当時宮殿に住む貴族は約1,000人、仕えた従業員
は1万人ともいわれ、貴族のぜいたくな暮らしがフランス革命の引き金になったが、
1789年の革命時まではフランスの政治の中心地だったとのこと。ヴェルサイユの宮殿
と庭園は、世界文化遺産である。


 13時25分頃到着し、宮殿専用のガイド、Yさんの案内で内部を一巡することになる。



 日曜日とあり観覧者が多く、はぐれぬよう付いて行きながら次々に回る部屋の説明を受
けるが、メモをとる暇はない。撮った写真の幾つかを資料と比べ、順序に従い紹介する。



 豪華絢爛な各部屋の飾り付けや彫刻、天井に描かれた絵画など、ただただ目を見張って
眺めながら回って行く。

 王室礼拝堂から入って、ヘラクレスの間、豊饒の間、ビーナスの間などへと回る。

 これは「ヘラクレスの間」の天井画。


 「ヴィーナスの間」は1670年代に作られ、天井画は太陽王と呼ばれたルイ14世を
讃えて太陽の装飾や神話を描いているという。




 ヴィーナスの間に続き、ディアーヌの間、マルスの間、メルクリウスの間などがある。 









 こちらは「アポロンの間」。




 「アポロンの間」にはルイ14世の玉座が置かれ、天井の飾りには金が施され、宮殿内
で最も豪華な装飾とか。


 部屋の窓からは宮殿の庭園が望まれる。





 どの部屋も素晴らしい天井画に彩られているので、つい目が上に行く。





 壁面の装飾も技巧を凝らしたものばかり。


 宮殿の中で最も知られている「銀の回廊」。正殿と王妃の居室をつなぐ場所で、全長は
73mあり、1684年の完成という。








 第1次世界大戦の終了となるベルサイユ条約は、この回廊で締結された。


 さらに次々に幾つかの部屋を回って行く。








 「王妃の寝室」。3人の王妃が利用し、ここで19人の皇子が誕生したところ。出産は
一般公開されたとのこと。

 現在公開されている家具や装飾はマリー・アントワネットの時代のもので、1980年
に復元されたという。



 次の「貴族の間」の天井。王妃の謁見の間として使用されたところのようだ。


 貴族の間に続く「大膳式の間」で、王と王妃が公式の食事をした部屋。

 公式の食事には人々の参列が許されたが、テーブルに着けるのは王族のみだったとか。



 続いては「衛兵の間」で、日夜王妃の警護にあたった12人の衛兵が控えていたようだ。


 「戴冠の間」には「ナポレオン1世の戴冠式」が飾られていた。

 
 ルーヴル博物館で見たオリジナル作品と同様、ダビット本人によるレプリカだという。


 




 20近い部屋を巡り、中庭に出て外観も眺めた。


 ミュージアムショップを経て宮殿内部の観覧を終える。このあと少し時間があったので、
庭園を巡ってみることにした。(さらに続く)






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フランス8日間の旅 第6日(パリ市内を巡る)②凱旋門やエッフェル塔周辺

2013-07-03 18:37:32 | フランス旅行
 遅ればせながら、今年も半分を過ぎてしまいました。この半年間、いつもご覧下さりあ
りがとうございます。後半もよろしくお願い致します

 7月1日(月)と2日(火)、従兄弟の通夜と葬儀に出かけていたため、パリ市内の
レポートがまた遅くなりました。

========================================

 2013年6月2日(日)(続き)

 ルーブル博物館の観覧の後は、パリ市街の中心部をバス車内からの観光となり、博物館
を出て西に1㎞ほどのコンコルド広場に向かう。



 コンコルド広場は、ルイ15世の騎馬像を飾る目的で1775年に完成し、大革命後は
ギロチン台が置かれてルイ16世やマリー・アントワネットなど1,300人余りの命が
消えたという。




 バスは広場を一周して、中央に立つ1883年にエジプトから贈られたルクソール神殿
のオベリスクや、周辺にある噴水などを眺めた。


         オベリスク



 ガイドのTさんは、次々と変わる見どころをてきぱきと説明を続けるので、右へ左へと
忙しく首を回しながら観覧する。


 コンコルド広場から西北西に延びるシャンゼリゼ通りを進むと、西端のシャルル・ド・
ゴール広場の中央に凱旋門が立っていた。


 凱旋門は1806年にナポレオン1世の命で着工されたが、死後の1836年に完成し、
第二次世界大戦末には、ナチスドイツの占領からパリを解放したシャルル・ド・ゴール将
軍が、この門を通って行進したという。

 バスは凱旋門をぐるりと一周してくれたので、各方向から眺めることができた。






 凱旋門を離れて南西に向かい、1㎞余りでエッフェル塔のそばに行く。一番見栄えのす
るという塔の東側でバスを止めてもらい、下車して正面からシャッターを切る。


 後から分かったが、反対の西側はセーヌ川に接していた。


 エッフェル塔は、フランス革命100周年記念に1889年にパリで開催された第4回
万国博覧会のために建造されたもの。

 設計は高架橋技師のギュスターヴ・エッフェル、建設当初の高さは312mだったが、
現在は放送用アンテナが設置され324mになっているという。


 エッフェル塔を含むセーヌ川周辺は、世界遺産として登録されている。

 エッフェル塔から西にはシャン・ド・マルス公園が延びていて、その向こうに旧陸軍士
官学校が望まれる。

 公園はもと練兵場だったが、20世紀にイギリス式庭園として整備されたという。いま
は市民のよき憩いの広場になっているようだ。



 セーヌ川沿いに東に向かい、幾つかの橋を通過する。ナポレオン1世の遺体を安置して
いる軍事博物館などのある、「アンヴァリッド」と呼ぶ建物が望まれる。

 バス移動の途中、向こうに集まっているのはスリの集団だと、ガイドのTさんがめざと
く見つけた。

 そういえば今日は、人混みでスリにあわぬよう、出発前から念入りに注意されていた。

 ちなみにTさんは、パリに40年近く在住のようで、次々に細かい情報や裏話なども教
えてくれる。




 市街の中心部でバスを下り、11時半頃↑中華料理店に入って12時25分まで昼食を
する。



 食事を終え、ビルの間を歩いてバス乗り場に向かう。

 フランスの市街地は、このように路上駐車の車がいたるところで見られる。 







 午後は自由行動の時間となり、オプショナルツアーに参加する多くのメンバーは、パリ
の中心部から西に約20㎞のところにあるヴェルサイユ宮殿の観光にバスで向かった。


 (続く)





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フランス8日間の旅 第6日(パリ市内を巡る)①ルーブル博物館へ

2013-07-01 11:34:53 | フランス旅行
 2013年6月2日(日)



 フランスの旅最終日は、6時15分に起床して7時15分から朝食、8時15分にパリ
市街の南東部にある、ベスト ウェスタンホテル ル サンモーリスを出発した。

 今日はバスもドライバーも代わり、現地ガイドのTさんがパリ市内観光の案内をしてく
れるという。

 フランスの政治、経済の中心都市で華やかな芸術に彩られた「花の都」パリは、508
年にフランク王国の首都、987年にフランス王国の首都となり、面積は東京23区とほ
ぼ同じ105㎢。市域の人口は217万人で、近郊を含む地域人口は1,100万人を超
えるという。

 最初に、第1日曜日の今日は入館が無料なので混雑が予想されるという、ループル博物
館に向かう。

 ホテルに近いヴァンセンヌ(Vincennes)の森の横を通過してセーヌ川沿いを進む。





 パリ植物園横を通過してオルセー美術館のそばの橋を渡り、8時50分頃、ルーブル美
術館の地下駐車場でバスを下りた。

 ルーブル美術館は世界三大ミュージアムのひとつ。東西約1㎞、南北約300mのルー
ブル宮内に約30万点の作品を所蔵していて、随時2万6000点を展示しており、すべ
て見るには最低3~5日はかかるという。


 団体用入口に並び、9時30分に入場して10時30分まで観覧することになった。並
んでいる間にガイドのTさんから、1時間で回る見どころの説明を受けたので、その作品
を中心に巡ることにした。

 ガラスのピラミッドのある半地階の広場から、最初に1階にあるという「ミロのビーナ
ス」に向かう。


 ファラオ時代のエジプト美術の並ぶコーナーから古代ギリシャ美術の部屋へ。





 「ミロのビーナス」は、上野の国立博物館の人気展示のように、たくさんの観客でそば
には近づけないのかと思ったら、意外に近くから観覧することが出来た。



 次は2階のレオナルド・ダ・ビンチの「モナリザ」やダヴィッドの「ナポレオン一世の
戴冠式」などの部屋に向かう。








 廊下や各展示室の天井やアーチ、壁面などもそれぞれ見栄えがある。





 2階に上がり、13~15世紀のイタリア絵画や16~17世紀のイタリア絵画の部屋
に入って、種々の絵画を見て回る。





 「モナリザ」も間近から鑑賞することが出来たが、やはり人気コーナーなので観客は多
く、正面から撮るのは難しかった。




 「ナポレオンの戴冠式」は近くの部屋にあり、この辺りはやはりかなりの人出である。




 周辺の絵画もひととおり観覧した。




 廊下の窓からは、ガラスのピラミッド周辺の中庭が望まれる。







 最後に中庭を挟んで別棟3階のフェルメールの絵を見ようと回ってみたが、残り時間が
少なくなり行くのはあきらめ、集合場所であるガラスのピラミッド付近に戻った。


 あまりにも広いのと部屋の構造が複雑で、1時間では本当に限られたものしか見ること
が出来ないと、回ってみて改めて認識した。 (続く)





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フランス8日間の旅 第5日(モン・サン・ミッシェルからパリへ)②

2013-06-27 21:37:19 | フランス旅行
 2013年6月1日(土)(続き)

 モン・サン・ミッシェルの岩壁上に建てられた修道院の外観を眺め、その下を回って
サン・ピエール教会の入口を出た。






 教会の下に続く島内の家並み。






 参道の土産店でビスケットなど名物の買い物をしたり、土産店をのぞいたりして門を
出て、シャトルバス乗り場に向かう。






 モン・サン・ミッシェルの名物、大型オムレツの店の看板。


 もう一度度振り返り見るモン・サン・ミッシェル。




 展望テラスから眺める観光客の姿も望まれる。


 シャトルバス乗り場の手前に、近隣の都市行きのバス乗り場がある。


 海の景観を復元するための工事現場。


 鉄道線路の路盤造りが進められている。



 シャトルバス↑に乗り、昼食をしたレストランのそばの駐車場に戻る。レストランの近く
には、幾つかの土産店やスーパーがある。




 駐車場を14時55分に出発して、バスは一路パリに向かう。パリまでは約370㎞で
ある。

 広大な草地の向こうに、いま上がってきたモン・サン・ミッシェルが望まれ、次第に遠
く離れて行く。草地ではたくさんの羊や牛が草を食んでいる。


 国道N175号から高速自動車国道A84号(欧州道路E401号)に入ると、それら
もいつしか視界から消える。


 緩やかな丘陵を東北に向かい、さらにパリへのA13号(欧州道路E44号)に回る。

 沿道にほとんど見えなかった民家の姿も、次第に増えてくる。2時間近く走行して、
17時55分にパーキングエリアのような場所でトイレ休憩した。




 19時近く、パリ市街が近づき高速自動車国道は滞してきた。



 ヴェルサイユ地区に入って19時10分頃バスを下りて、A13号線の沿道にあるレス
トランで夕食をする。

 20時半にレストランを出た。

 A13号線は市街地に入ると、何か所かで地下道になっている。パリの中心部となり、
正面に凱旋門が見えてきた。21時近いがまだ明るい。


 パリ市街の南東部、ヴァンセンヌの森に近い連泊する最後のホテル、ベスト ウェスタ
ン ル サン モーリス(Best Western Hotel Saint Maurice)に、21時27分頃到
着した。

(歩数 8,800)




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