あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 多摩モノレール 甲州街道駅

2012-07-31 22:04:33 | 関東百駅巡礼歩行
 2012年7月28日(土)

 きょうも猛暑の予報だが、「関東百駅巡礼歩行」の第86番に参加した。集合は多摩
都市モノレールの甲州街道駅。参加メンバーは改札口の近くで記念撮影をして、11時
2分に出発した。


 都道503号線上の高架を走る駅を下りて、住宅地を北東に向かう。多摩川右岸近く
の道路際に、赤松などの緑に覆われたりっぱな住宅があった。


 そばのY字路から多摩川の右岸堤防に上がる。上流すぐに都道256号線の日野橋↓
が、下流には中央自動車道の多摩川橋が望まれる。


 堤防下に桜並木の続く右岸を下流へ。中央自動車道近くまで進むと「万願寺渡船場跡」
の説明板があった。


 慶安年間(1648~51)に甲州街道の道筋変更で、ここに満願寺の渡しが設けら
れ、日野橋が開通する大正15年(1926)まで利用されたという。

 近くには「海から39㎞」の標識もあり、中央自動車道の下を過ぎ、満願寺一丁目で
川を離れた。


 コンクリートブロック護岸だが水のきれいな根川を渡り、日野下田郵便局横を通過し
て、モノレールの次の駅、万願寺(まんがんじ)駅下を西に抜ける。


 国道20号バイパスに入り、すぐ先で南の石田二丁目にある土方歳三(ひじかたとし
ぞう)資料館に行く。

 日野市は新選組のふるさとで知られ、ここは副長土方歳三の生家。文久3年(1863
京都に上洛するまで青春時代を過ごしたという。


 門を入ると土方歳三の胸像があり、母屋は改装工事中だった。

 現在も土方家の方がお住まいで、公開は第1、3日曜の12時から16時までである。


 近くには土方姓のりっぱな屋敷が多いが、その一角の猫の糞害に憤慨している家に、
飼い主へ注意をうながす大きな看板が二つ出ている。糞害に困ることは理解できるが、
もう少し表現に工夫があってもよいように思われた。


 その先、浅川左岸沿いにあった石明(せきめい)公園に接した石明神社に12時10
分に入り、緑陰で昼食をする。


 20分ほどで出発し、浅川左岸堤防を上流へ。



 500mほどで歩行者のみ通れる吊り橋、ふれあい橋のところまで進み、北側の浅川
スポーツ公園を横切る。


 公園内では、暑さをものともせず少年達がサッカーの練習中。隣接する大木島(おお
きじま)自然公園は広葉樹が伸び伸びと枝を広げ、よい緑陰を残していた。




 満願寺六丁目の住宅地の一角に、小さい風車や陶器製の飾り物、ミニカーなどをたく
さん庭に並べたお宅がある。


 その角を北に折れ、国道20号日野バイパスを横断する。交差点際には、新しい和菓
子店が出来ていた。


 北に少しで、背の高いクロマツやヒノキに囲まれた別府神社に入り、水分補給を兼ね
て小休止する。


 神社の背後の細道を抜けて、宮集落の真ん中を貫く旧道を西に向かうと、りっぱな長
屋門と土蔵の並ぶS家があった。


 西側にはケヤキの高木が並び、何台も続く旧家であることが知れる。


 日野郵便局の北で、南北に走る川崎街道を横断し、川辺堀之内と神明一丁目との境界
になる緩やかなカーブの旧道を進む。南側の住宅に囲まれところに、わずかだが田んぼ
が残っていた。


 旧道が突き当たった斜面は「神明第7緑地」と呼ぶ広葉樹林。


 遊歩道を上がると高台に出て東側の展望が広がり、先ほどそばを通過したふれあい橋
や、モノレールの高架などが一望できる。


 北側斜面にも、「神明第1緑地」と呼ぶ広葉樹の斜面林が残っていた。


 実践女子短大の東を進んで神明四丁目に入り、新選組のふるさと歴史館が今日のゴー
ル。13時35分に着き解散となる。


 全員歴史館に入館し、各々のペースで新選組についての常設展示や、新選組から分か
れて結成された庄内ゆかりの新徴組に関する特別展示などを観覧する。


 私は14時にふるさと歴史館を出て、最寄りのJR日野駅に向かう。西側の市役所通
りから中央自動車道南側の側道に入り、中央道を陸橋で横断する。

 日野本町三丁目のカーブ点にあった矢の山公園には、明治の重鎮、山県有朋(やまが
たありとも)や乃木希典(まれすけ)などが揮ごうした記念碑が並んでいた。


 坂を下りJR中央線沿いに出て、駅に近い宝泉寺に寄る。本堂は平成13年落慶とい
う堂々たる建物。


 その左手に、新選組副長助勤(じょきん)・六番隊長で、鳥羽伏見の戦いで戦死した
井上源三郎の墓がある。


 そばのJR中央線日野駅には、14時24分に着いた。

(天気 晴、距離 7㎞(日野駅まで)、地図(1/2.5万) 立川、歩行地 日野市、
 歩数 13,200)



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スイスの町並み、家並み⑤ スイスの代表的リゾート地 サンモリッツ

2012-07-30 17:08:15 | スイス旅行
 5月30日(水)夕方、スイスを代表する高級リゾート地、サンモリッツ(St. Moritz)
に着きました。宿泊したのは、町並みの中心からは少し離れた、サンモリッツ湖の西岸に
近いバート地区のホテルです。



 サンモリッツはスイスの東南部にあり、イタリア国境までは直線で15㎞ほど。標高
は1,800m前後、人口は5,000人余りです。

 町はイン川沿い、サンモリッツ湖の湖畔に位置し、夏にはハイキング、冬にはウィン
タースポーツが盛んで、近くに鉱泉も噴出しているため、年間を通じて多くのレジャー
客、保養客を集めているようです。

 また、第2回の冬季オリンピックを1928年に開催し、第二次世界大戦後の1948
年にも2度目の冬季オリンピックを開催しています。

 5月31日(木)出発前のわずかな時間、朝の散歩に。ホテルの近くにグランドがあ
り、その向こうがサンモリッツの中心部になります。


 グランドの向こうに見える塔のある建物は教会のようですが、出発時刻が迫っていた
ので、そばまで行って確認する時間はありませんでした。




 山すそに立ち並ぶ住宅群


 グランドのそばには、集合住宅らしい建物も見られます。




 午前中、近くのベルニナ・ディアボレッァまで往復してディアボレッァ展望台から白銀
の山並みを展望して、ベルニナ線の電車でサンモリッツ駅に戻りました。

 昼食をするために、駅に近いサンモリッツ湖畔のレストランに向かいました。湖畔から
は、サンモリッツの町並みや湖を取り巻く山々などの、気持ちよい展望が得られます。










 レストランからも、同じような展望が。


 サンモリッツ駅周辺








 レストランのそばの湖岸には広い芝生が広がり、タンポポなどの彩りもきれいです。








 午後は、氷河特急の電車とバスを乗り継ぎ、「アルプスの少女ハイジの故郷」に向かい
ました。


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スイスの町並み、家並み④ 4000m級の高峰に囲まれたサースフェー

2012-07-26 16:39:57 | スイス旅行
 好天に恵まれた2012年5月30日(水)の午前、ツェルマットに近く、スイス第
2の高峰ドム(4,545m)など4,000m級の高峰に囲まれ、「アルプスの真珠」とも呼ば
れるサースフェー(Saas Fee)を訪ねました。



 サースフェーの標高はおよそ1,800m、スイスでは有名なアルペン・リゾートのよ
うですが、日本ではツェルマットのインパクトが強すぎるせいか,ほとんど知られてい
ません。私も今回の旅で初めでサースフェーの名を知りました。

 ツェルマット同様、町中に一般の自動車は入れず,電気自動車が行き交っているので、
きれいな空気と静かな環境が保たれ、人通りもツェルマットよりずっと少なく、しっと
りと落ちついた村でした。

 ツェルマットからのバスを村はずれの駐車場で降り、以後、雪山に囲まれた谷あいに
並ぶ民家やホテル、店舗などの間を歩いてぐるっと一周しました。

 駐車場に近いインフォメーションセンターのそばには、ツェルマットでも見たネズミ
返しの小屋が幾つも残っています。






 村のすぐ背後に氷河が迫っていて、ミシャベル(Mischabel)山群の ドムをはじめとす
る山々がそびえています。


 小屋のそばに桜が咲いていました。


 近くの路傍にあった、木の形をうまく利用した飾り物。



 どちらを向いても、残雪の山並みが望まれます。




 落ち着いた彩りの民家やホテルなどが、緑の斜面や川に沿って並んでいます。








 ホテルやレストランもあちこちに見られましたが、6月半ばからが本格シーズンの
ようで、まだ休業中の表示のあるところがほとんどでした。






 古そうな木造家屋


 十字架の飾り物




 「ミグロス」の表示があるのでスーパーのよう。入ってはみませんでした。


 家並みの中心にある教会


 そばに小学校があり、その隣に小さいインフォメーションセンターが。ここは閉じて
いました。


 スタートしたメインのインフォメーションセンターの方に戻る途中にあった、ネズミ
返しの小屋。右下に置いてあるのはリヤカーです。


 建物の壁面の飾り、このような木を用いた飾りは、村のあちこちで見ました。


 民家のへいに沿って積まれたまき。冬期のストーブの燃料に用いるようです。


 中心付近の商店。


 小さい店の入口にあった木の飾り物


 ここにも、何棟ものネズミ返しの小屋が並んでいます。


 出発したインフォメーションセンター近くまで戻りました。

 
 サースフェーには3時間余り滞在したのですが、期待のスイス第2の高峰・ドムの山
頂は、雲に隠れて姿を見せてはくれませんでした。




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スイスの町並み、家並み③ マッターホルンを望む町 ツェルマット

2012-07-23 16:38:20 | スイス旅行
 スイス旅行2日目の5月28日(月)夕方、マッターホルンを望む山間の町、ツェル
マット(Zärmat)に入り、ここで連泊しました。



 ツェルマットは、スイスの南西、ヴァレー州のドイツ語圏にあり、標高は1,610m
前後、スイス屈指の山岳リゾート地で、アルプス観光の中心地のひとつになっています。

 氷河特急が走るマッターホルン・ゴッタルド鉄道の終点で、ツェルマットからはゴル
ナーグラート登山鉄道やケーブルカーなどが幾つも延びています。ここは駅前広場。
 

 環境保護のために、内燃機関(ガソリン、ディーゼルなど)搭載の自動車の乗り入れ
は禁止されていて、町の中では代わりに電気自動車↓や馬車が利用されていました。


 私達もテーシュ(Täsch)でバスを降り、シャトル列車に乗り換えて10分ほど乗り、
ツェルマットに入りました。

 商店の並ぶ駅前通り。南に向かう正面に雪山が望まれます。


 商店街の尽きたあたりから東側のマッターフィスパ川沿いに出ました。周辺の建物群。

 宿泊したホテルは、この川の左手奥の方です。

 3日目の5月29日(火)は快晴。ほぼ太陽が差し込んだ朝のマッターホルン(4,478m)
や、周辺の山並みが、ホテルのテラスから眺められました。




 日中、ゴルナーグラート展望台まで登山電車で往復して山岳展望を楽しみ、午後、再
びツェルマットに戻りました。駅前広場に並ぶ電気自動車。


 駅前通を散策しながらホテルに向かいます。


 商店が途切れたあたり、教会の先に木組みの古い建物が幾つも見られました。






 入口の飾り付け


 建物の向こうに、マッターホルンが。


 第2次世界大戦に従軍して戦死した人の慰霊碑のよう。


 これもりっぱな木組みの家。背後の大岩に十字架が立っています。


 町中の民家に立っていたのは標札なのでしょうか…。


 近くの民家の窓際の飾り付け


 
 急斜面下にも幾つもの民家が並んでいます。


 ホテルのテラスからはマッターホルンだけでなく、間近の緑の斜面の気持ちよい景観
も得られます。

 
 ツェルマットは、このように周辺を深い谷に囲まれた、静かな環境の観光地でした。   




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スイスの町並み、家並み② レマン湖畔「ラヴォー地区 シェイブル」

2012-07-21 19:02:01 | スイス旅行
 スイス旅行2日目、5月28日(月)午前に訪ねたのが、スイス南西部レマン湖の東
北端にあるラヴォー(Lavaux)地区のシェイブル(Chexbres)村でした。




 ラヴォー地区は、スイスとフランスの国境にあるスイス最大の湖、レマン湖の上に延
びる丘陵に、ブドウ畑がテラスのように広がっており、2007年に世界遺産(文化遺
産)に登録されました。





 ブドウ畑の下にレマン湖が、その向こうにフランスアルプスの山並みも望める景勝地
です。




 民家の窓際の飾り付け、このような飾りは村内のあちこちで見られました。


 屋根の煙突にも


 一面に広がる丈の短いいブドウ畑


 その中に、落ち着いた彩りの民家が。




 ゆったりした気分で、ブドウ畑やレマン湖が眺められます。




 花も、湖からのそよ風を受けて気持ちよさそう。


 村の中心にあるスーパー・ミグロス(MIGROS)は、ビルの1階部分。


 ミグロスから駅への下り道。駅はすぐ近くです。


 近くの建物の飾り。何の店なんでしょうか…


 ここがシェイブル駅。駅舎の向こう側に、低いプラットホームがあります。


 駅のそばにも小さいブドウ畑が。


 駅前広場の隅には、役目を終えたのでしょうか、ブドウ絞り器が無造作に置いてありました。


 周辺の建物。テラスからお茶を飲みながらの湖畔の展望は、気持ちよいことでしょう。



 広々としたレマン湖を見下ろしながら、バスで次の目的地に向かいました。


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スイスの町並み、家並み① 首都「 ベルン」

2012-07-20 21:16:14 | スイス旅行
 スイス旅行8日間の行程については、すでにアップしましたが、改めて個々の町並み
などについて、紹介することにします。その最初は、初日、5月27日(日)と翌28
日(月)早朝に回った首都ベルンの町並みです。

=======================================

 ベルンはスイス連邦の首都であり、ベルン州の州都でもあります。人口は約12万9
千人、チューリッヒ、バーゼル、ジュネーブに次ぎ、4番目の都市です。



 町の語源は熊(ドイツ語でBar)で、市の紋章にもなっています。

 スイスではドイツ語、フランス語、イタリア語、ロマンシュ語の4つの言語が使われ
ていますが、ベルンは全体の64%ほどを占めるドイツ語圏です。

 5月27日、チューリッヒ空港に着き、初日の宿泊地ベルンに向かいました。ベルン
市街に入る前、最初に訪ねたのが、バラ公園です。


 バラの花はまだほとんど咲いていませんでしたが、ツツジが見頃でした。


 公園からは、世界遺産(文化遺産)になっているベルン旧市街が見下ろせます。




 公園の下を流れるのはアーレ川。旧市街は、川が馬蹄形に回り込んで流れる向こう側
です。


 バラ公園から旧市街に入り、宿泊するホテルに着き、夕食後、近くを添乗員のIさん
の案内で巡りました。




 道路のあちこちに噴水があり、いずれも精巧な彫刻が施されていました。




 この日は祝日だったようで、多くのビルで国旗や州旗などの飾り付けが見られます。



 このような3,4階建てのビルが、町の中心に多く見られました。


 建物にあるベルンのシンボル、熊の飾り付け。


 日本の国会議事堂にあたる、スイス連邦議会議事堂です。


 ベルンには、万国郵便連合などの国際機関も置かれているようです。

 議事堂のすぐ近くの建物。


 議事堂の近くから、市街を流れるアーレ川の対岸の住宅地の眺め。






 旧市街の中心付近にあった、自転車の駐輪エリア。道路の真ん中に設けられています。




 近くのウィンドウをのぞくと、スイスの古くからの工業製品として知られる時計の店
があちこちで目につきました。




 2日目の早朝、ホテルの近くを散歩しました。商業ビルに組み込まれたアーケードも、
まだ人出はありません。


 その一角に「JAPANHAUS」の看板の出た店のウィンドウ。中国のような品物も並んで
いました。


 市街を走るトラム(市街電車)の中心駅らしいところ。


 手前の架線は、トラムやトロリーバス用です。
 

 ベルンには夕方に着き、翌朝は次の観光地に向けて出発したので、ゆっくり市街を巡る
ことはできませんでした。 



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カタツムリ歩行の例会後、吉川駅へ(埼玉)

2012-07-16 18:16:27 | カタツムリ歩行
 2012年7月15日(日)午後

 カタツムリ歩行のゴール後のミーティングを終え、12時45分頃散会となりました。
最寄り駅はJR武蔵野線吉川駅なので、中曽根一丁目の香取御嶽稲荷神社から、中川左
岸に近い住宅街の道を吉川駅に向かうことにしました。振り返り見る香取御嶽神社。

 まだ残っている、参加者の姿も見られます。

 中曽根一丁目から北側の高久一丁目に入り、広い墓地の向こうに大きな本堂や背の高い
イチョウ、鐘楼などの見える、密厳院(みつごんいん)へ。
 

 密厳院は、開創以来800年以上の歴史があり、室町時代には僧侶の学問所である檀林
所(だんりんしょ)として、末寺4か所、門徒寺12か寺を支配した寺だったようです。

 徳川家康から新田開発に協力を命ぜられ、成功の後、徳川家光から寺領10石の朱印を
賜ったとか。本尊は、恵心僧都(えしんそうず)(942~1017)作と伝えられる
地蔵菩薩を祭り、古くから安産、子育ての地蔵様として日本地蔵100か所に数えられ、
近隣の人の信仰を集めていたとのこと。


 境内中央にある大イチョウは雌株で、目通り幹周5.3m、樹高約30m、樹齢800
年と推定され、県の天然記念物に指定されています。

 境内には、所願成就、健勝祈願のお砂ふみ百九十か所霊場があり、四国、西国、坂東、
秩父の各札所と、京都東寺、高野山奥の院のお砂が埋め込まれていて、お参りしながら
一周できるようになっていました。


 本堂は、コンクリート造り2階建ての堂々たる造りです。


 広い密厳院の墓地の北側には観龍院があり、東側から入り参拝しました。


 境内は狭いながら、整えられた庭造りでした。

 北側の通りを少し東進してから北に向かうと、住宅の塀にキイチゴが実を付けていま
した。もう食べられそうです。

 
 高富一丁目の清浄寺には、はやり東側から入ります。


 本堂のそばに2つの石碑があり、こちらは「南無仏板碑」、正安3年(1301)の
造立で、高さ2.2mあり、吉川市で最も大きな板碑。県指定文化財です。


 もう一つは「西念法師之塔」で、やはり県指定文化財。由来などは記されていません。


 本堂前の植え込みには、何種類かの夏の花が色を競っています。


 手水鉢の建物横には、以前の本堂に上がっていたらしい、大きな鬼瓦が。


 清浄寺の門前には清浄寺史跡公園があり、小さい園内に「おむくの池」という円形に
囲まれたところがありましたが、その由来などは記されていません。


 さらに北へ、駅の方に向かうと、住宅地の間の細い一角に「親鸞聖人旧蹟 楠の井戸」
の看板がありますが、柵に囲まれたその中に入ることは出来ませんでした。


 近くには緑陰の公園がありますが、この暑さでは遊びに来ている人の姿は見えません。


 13時30分に、JR武蔵野線の吉川駅前に着きました。


 駅前広場には、吉川市のシンボル、金色の大ナマズが飾られています。


 川の河川交通で栄えた吉川は川魚料理が根付き、江戸時代初期には、河岸付近に川魚料理
の料亭が軒を連ね、集まった人々の舌を楽しませてきたようです。

 川魚料理は、「吉川に来て、なまず、うなぎを食わずなかれ」といわれ、新撰組の近藤勇、
元総理の福田赳夫、中曽根康弘氏なども来て食しているとか。

 写真を撮り、さて駅に入ろうとしたら、そばのマクドナルドで休んでいたIさんから声を
かけられたので、私も入って冷たいアイスティーでのどを潤し、しばらく6人の皆さんと歓
談し、体も涼しくなってから、JR武蔵野線の府中本町行き電車で帰途につきました。



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カタツムリ歩行で吉川美南駅周辺を歩く(埼玉)

2012-07-16 14:41:28 | カタツムリ歩行
 2012年7月15日(日)

 首都圏は32~33℃前後の暑さになるとの予報でしたが、今年前半最後のカタツム
リ歩行に出かけました。第216回目の例会です。

 集合はJR武蔵野線の新駅、吉川美南(よしかわみなみ)、旧武蔵野操車場跡地につ
くられ、今年3月17日の開業ですから、まだ開業後4か月足らずの駅です。

 駅2階コンコースから北側の眺め。駅前広場は出来ていますが、その向こうには一面
田んぼが広がっていました。


 10時9分にスタートし、東方に向かいます。振り返る吉川美南駅。なかなか斬新な
スタイルの駅舎です。


 線路に近い畑には、夏の花ヒマワリに混じって、もうコスモスも咲いていました。


 その先の農家の、高く枝を伸ばした屋敷林。


 気持ちよい風の吹く、田んぼのあぜ道を進みます。



 田んぼへの潅漑(かんがい)用水のそばにも、大きな木が立っていて、その近くでた
くさんのムクドリが集まっていました。


 ところどころに、満々と水をたたえたところが見られます。休耕田でしょうか…。




 こういうところを歩いていると、一面の緑と風か気持ちよく、暑さも和らぐ気がします。


 でも、あぜ道にこんな立て札が幾つも立っていました。このあたりは、あまり散策の人
も来そうにないのに、それをよいことにしてゴミを捨てる人が居るのでしょうか。


 集落の近くまで進んで方向転換して、また吉川美南駅近くまで戻ってきました。北東に
見えるのは隣の吉川駅周辺の建物群。

 吉川美南駅と吉川駅との距離は約1.6㎞、JR武蔵野線の駅間で最短かもしれません。

 吉川美南駅のすぐ近く、線路際の用水に沿って立つ大ケヤキ。


 線路沿いを吉川駅方向に進み、線路下をくぐって南側に出ました。こちらは、駅を中心
に区画整理が進み、新しい町名、吉川美南一丁目から五丁目が出来ていました。ここはそ
の北端、一丁目1番。吉川駅まで400m余り、吉川美南駅よりはるかに近い場所です。


 吉川美南一丁目と西側の木売(きうり)との境界を流れる二郷半(にごうはん)用水路。

 二郷半とは、現吉川市吉川郷と現三郷市彦成(ひこなり)郷の50戸以上の集落と、そ
れより南の50戸に満たない半郷をあわせて二郷半領と呼び、千数百年前の万葉集の時代
から歌にも読まれた早稲米の産地でした。

 今は無粋なコンクリート護岸ですが、二郷半用水は、その早稲米に欠かせぬ流れだった
のです。

 用水のすぐ西にあった木売公園の横を通過します。


 吉川駅から南に延びる広い通りに出ました。歩道と自転車用レーンも幅広く設けられて
いますが、なぜか目の不自由な人のための点字ブロックが自転車ゾーンにあり、これでよ
いのだろうかと気になりました。


 通りに出たところにあった「四季のパン市場」という店の看板。美味しそうな彩りにひ
かれ、事務局のDさんは店に入って、パンを何種類か購入されたようです。


 ひとつ西側の通りに入り、住宅街を進んで蕎高(そばたか)神社の横を通過しました。

 蕎高神社の祭神は高木大神で、商売繁盛の神とか。

 高久二丁目に入り、高久公園の横を進みます。


 住宅地の中に残る農家らしい建物。畑もあちこちに残っていました。


 ゴールの香取御嶽神社には、11時43分に着きました。


 暑い日差しを避けて社殿の影や木下で食事を済ませ、記念撮影後のミーティングに。

 
 昨日、2か月に及ぶフランス横断の歩き旅から帰国したばかりのやまさんから、現地で
撮ってもらったという写真を披露しながら、概要報告がありました。


 今回の歩き旅はフランス、ニースを出発してスペイン国境までの約1,200㎞を、1日
18㎞~35㎞、平均20~25㎞のペースで50日間かけて歩いたとのこと。全行程テ
ントを背負っていたので、かなりの重量だったようです。

 コースの前半は、やまさんの設定したオリジナルコースで、ほとんど歩く人にも会わなか
ったようですが、後半は、フランスからスペイン、サンチャゴへの巡礼の道だったので、毎
日何十人もの人たちと出会い、その中に、日本の四国遍路をしたいという人が何人も居たと
のこと。コースの途中でも2か所、四国遍路のステッカーが貼ってあったようです。

 1部テント泊したこともあり、予算は100万円を予定していたのが、ご夫婦2人が2か
月で50万円以内、月1人あたり12.5万円以内で済んだようです。

 やまさんの報告の後、ネパールに学校を作りたいと数年前から活動をされ、年2回ネパー
ルを訪れている I さんから、ネパールの高地で農業指導や学校、病院づくりなどに尽力さ
れている近藤 亨さんの著書を、皆さんも読んで欲しいと、紹介されました。


 Iさんは、この冬帰国された近藤さんの講演会を新潟に聞きに行かれ、5月には現地で
近藤さんに会われて、種々アドバイスを受けてこられたようです。

 ちなみに、それらのことは、Iさんのブログでご覧いただけます。   

 (天気 晴、距離 4.5㎞、地図(1/2.5万) 越谷、歩行地 吉川市、歩数 8,100)



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西武池袋線 小手指車両基地に東急車輌が(埼玉・所沢)

2012-07-13 18:13:59 | 鉄道
 今日、7月13日(金)の正午過ぎ、市内ウオーキングで西武鉄道小手指(こてさし)
車両基地の周辺を回ったら、基地に見慣れない車輌が見えました。


 東急東横線の車輌のようです。


 近くで同じ車輌の写真を撮っていた、中学生くらいの男の子に確かめたら、やはり東急
の車輌とのこと。


 現在、西武池袋線と東京メトロ副都心線との相互直通運転は実施されていますが、今年
度(2012年度)中には、東京メトロ副都心線が渋谷で東急東横線とも接続され、西武
池袋線の電車が副都心線経由で、東急東横線との相互乗り入れが計画されています。


 そのため、西武鉄道の運転手が、西武線内を走る東急電車の車輌の習熟運転のために、
東急電鉄から借用したのがこの車輌ようです。


 車両番号は、下り方向(飯能側)が4104号、上り方向(池袋側)が4004号の10
両編成でした。

 運転時間中はダイヤが混んでいるので、習熟運転は終電後の深夜に実施されるのでしょう
か。相互乗り入れが実施されれば、わが家の最寄り駅からも、横浜や元町・中華街行き電車
で、横浜市内まで乗り換え無しで行けるようになりそうです。

 さらに、やはり現在東京メトロ副都心線に乗り入れている、東武東上線も同様に東急東横
線との相互乗り入れが実施されることになります。 




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東京・銀座と築地の3つの展覧会へ

2012-07-12 22:19:42 | Weblog
 2012年7月12日(木)

 九州では豪雨で大きな被害が出ましたが、首都圏は雨が降ったり止んだりの予報、気温
は30℃まで上がりそうになかったので、都心に出かけて3つの展覧会を観覧しました。

 池袋駅から東京メトロ丸ノ内線に乗り、銀座駅で下車しました。最初に訪れたのは、銀
座ファイブ2階で開催中の『第7回フォト倶楽部G写真展『私旬季』』です。


 銀座ファイブは、高速道路の高架下の建物で、晴海通りと交差した南西側です。

 監修は花畑日尚氏、主宰は儀同正勝氏で、両氏を始め15人の同人の方の写真ですが、
いずれも最近のデジタルカメラの波に乗ることなく、大中判銀塩写真の作品ばかりでした。



 同人の1人、退職近い時期の職場で知り合いになった I さんから招待券が送られてき
たので出かけたのです。作品は、山岳、紅葉、新緑、岩壁、滝といった自然を対象にした
素晴らしい作品ばかりでした。なお、会期は今日が最終日です。

 銀座ファイブの隣の数寄屋橋公園。手前の碑には、菊田一夫の字で「数寄屋橋ここにあ
りき」と刻まれています。


 近くの並木通りに入りました。銀座6丁目にあったオメガの店には、ロンドンオリンピ
ックの飾り付けが…。




 次の目的地は、その先、銀座7丁目のノエビアビル1階で開催中の『今森光彦の世界Ⅱ 
切り紙展「蝶」』です。会期は7月27日(金)まで。


 これは展覧会の案内状


 里山など自然を対象の写真家として知られる今森さんですが、切り紙は写真より以前か
ら取り組んでおられたとか。国内外の美しい蝶の切り紙が、大判の紙で作られていました。



 会場内は写真撮影禁止。これは外のウインドウ越しに撮ったものです。


 近くにあった公衆電話ボックス。最近はめっきり少なくなった電話ボックスですが、さ
すが銀座、これは大理石づくりです。


 並木通りと交差する交詢社通に入ります。通りの名のもとになる交詢社ビルのクラシ
ックな入口。




 銀座通りに出て、松坂屋デパート前を通過しました。


 デパートの前に、商法講習所の碑が。明治8年(1875)ここに開設され、現在の一
橋大学の前身とのこと。


 銀座4丁目交差点に近い鳩居堂の看板。


 晴海通りを進んで昭和通を横断しました。


 改築中の歌舞伎座、通りに面したところはこのように鉄骨が向きだしですが、背後の高
層棟はかなり完成していました。


 歌舞伎座に相対する、せんべいやさんの夏らしい飾り付けのウィンドウ。




 その先には、岩手県のアンテナショップがありました。


 首都高速道路都心環状線が下を走る万年橋の両側、築地川銀座公園は花盛り。


 築地4丁目交差点を右折して、食事どころの並ぶ築地場外市場の横を通過します。


 3つめの会場は朝日新聞社ビル。中央卸売市場の方から入ったら、車いすが通れる斜面
に沿って緑陰が続いていました。



 朝日新聞社2階ギャラリーでは、『第29回-いつまでも守り続けたい-「日本の自然」
写真コンテスト』の入賞、入選作品97点が展示されています。





 朝日新聞に掲載された上位入賞作品以外の、入選作品、都道府県1位作品なども観覧す
ることが出来ました。

 ただ、会場が新聞社への出入りの人が多い場所なので、例年のように独立の写真ギャラ
リーで静かに観覧できなかったのが残念なところです。

 この作品展は、当初予定より2日短縮して、7月17日(火)まで開催されます。



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