今年も今日で、3/4を過ぎてしまいました。早いですね。
9月20日のブログで投稿したように、今日で国産旅客機
YS-11の国内での運行が終わりました。夜のTVでは、徳島
空港からの最後のYS-1が飛び立つ映像が放映されました。
四国遍路に来た人、結願された人で、徳島空港発着のYS-
11を利用された方も、おられるのではないでしょうか。
第18日 2004年3月8日(月) 晴
=土佐くろしお鉄道に沿って=
5時50分起床、宿坊では恒例の朝のお勤めはなく、6時30分に
朝食、日本一周氏はもう出発していた。
朝食のみそ汁はお代わり自由。お接待の巾着袋とあめが食卓に
置いてあった。希望者はどうぞといわれ、地階でコーヒーも頂いた。
7時20分出発、今朝は高知市内でも気温が零下になったとのこと。
空気は冷たいが風はなく、絶好の天気である。足摺岬にある次の
札所、金剛福寺は、およそ90km先である。
宿坊を出て山すそを東に進む。国道56号との合流点にある水車
亭という菓子店の大きな水車は、氷を一杯つけて回っていた。
国道を南に向かい、ゆるやかな上りとなる。ネコヤナギの花が咲き
出す。峰の上で左へのへんろ道に入る。そばの吉岡家では、モミジ
の古木が見事な枝ぶりりを見せている。
佐賀町環境美化センターの先から山道になった。山越えをしての
下りはジグザグ道。4、5日前なら痛くて下れそうになかった傾斜だが、
今日は杖を使いほとんど痛みも気にならずに下れて嬉しい。
棚田を見ながら国道に向かって下る。国道を横切り挙ノ川の対岸、
南側の旧道を進む。車が来ないので、棚田の間から山すそへと、
北側の集落や田んぼ、山並みなどを眺めながら安心して歩ける。
国道56号に出てすぐ、国道が伊与木川の反対に移るところで西側
の旧道へ。シジュウカラやウグイスの鳴き声と、川のせせらぎが気持
ちよい。「四国のみち」の立て札が何か所かに立っていた。
国道は上り下りがあるが、こちらは川沿いで平坦。多少回り道だが
歩きやすい。気温が上がってきたので、挙ノ川天満宮で厚手のシャツ
を脱ぐ。久しぶりのことだ。
荷稲(かいな)の八坂神社先も旧道を進もうとしたら、崩壊で通行止
めの表示があり、国道に戻る。小黒のスクールバス待合所で休憩する。
カーブを上り下りして不破原を経て伊予喜集落へ。近くの山頂が
伊与喜城跡だとの表示があった。
伊予喜駅の先で国道に分かれて東に入る。昭和14年(1939)まで
県道だったようで、レンガ積みの藤井トンネルは明治38年(1905)
完成の標識があった。
トンネルの先は谷側に土砂崩壊があり車は通れない。それにしても、
1車線やっとの狭い道が県道だったとは。昔は車が少なかったのだろう。
土佐くろしお鉄道の踏切を越えて国道に出る。コンビニ・スリーエフ
で弁当や飲み物を仕入れ、近くの伊予木川の左岸堤防に回り、流れを
眺めながら昼食にした。
川の右岸を進んで、土佐佐賀駅付近で国道バイパスに戻る。開通間
もない横浜トンネルは歩道が広くて歩きやすい。皆このくらい歩道幅が
あるとよいのだが…。
鹿島が浦沿いに岬を回ると、土佐西南大規模公園(佐賀地区)が岬
に沿って続いている。
芝生や樹木、フィールドアスレチック、駐車場などがあり、幡多10景
の鹿島ケ浦と呼ばれる景勝地である。
目の前の鹿島や、青い海と180度以上に広がる水平線の展望が
すばらしい。
岬から白浜まで下る道、逆光に波頭がきらきら光る。土佐白浜駅前
を通過、海岸沿いに南に進み、大方町に入る。渕地区に「鯨の見える
町」の表示があった。
国道が南から西へ90度向きを変える。井の岬トンネル、伊田トン
ネルを抜けて有井川駅前に出た。はるか南方に見えるのが足摺岬
だろうか。まだこの先、西側からぐるっと回るのでかなりの距離だ。
浮津海水浴場のある玉無浜の上、小さな岬にある民宿日の出に
15時39分に着いた。
部屋からは海の見晴らしがよい。早速洗濯をして入浴。宿泊客は
私1人。夕食は海の幸が一杯で美味であった。
部屋の暖房は有料だが、やたらにつけっ放しにしないので省エネに
なる。どこも清潔で気に入った。おかみさんの字で、あちこちに「節水」、
「節電」などの張り紙があり、ほほえましい。
〈コースタイム〉37番岩本寺7:20ー環境美化センター8:30ー橘川(国道
へ)9:30ー小黒バス待合所10:40~46ー伊与喜駅11:30ー伊予木川右岸
(昼食)12:12~42ー土佐白浜駅13:45ー大方町14:06ー有井川駅15:01ー
民宿日の出15:39
(距離 31km、歩行地 窪川町、佐賀町、大方町、歩数 51,900)
9月20日のブログで投稿したように、今日で国産旅客機
YS-11の国内での運行が終わりました。夜のTVでは、徳島
空港からの最後のYS-1が飛び立つ映像が放映されました。
四国遍路に来た人、結願された人で、徳島空港発着のYS-
11を利用された方も、おられるのではないでしょうか。
第18日 2004年3月8日(月) 晴
=土佐くろしお鉄道に沿って=
5時50分起床、宿坊では恒例の朝のお勤めはなく、6時30分に
朝食、日本一周氏はもう出発していた。
朝食のみそ汁はお代わり自由。お接待の巾着袋とあめが食卓に
置いてあった。希望者はどうぞといわれ、地階でコーヒーも頂いた。
7時20分出発、今朝は高知市内でも気温が零下になったとのこと。
空気は冷たいが風はなく、絶好の天気である。足摺岬にある次の
札所、金剛福寺は、およそ90km先である。
宿坊を出て山すそを東に進む。国道56号との合流点にある水車
亭という菓子店の大きな水車は、氷を一杯つけて回っていた。
国道を南に向かい、ゆるやかな上りとなる。ネコヤナギの花が咲き
出す。峰の上で左へのへんろ道に入る。そばの吉岡家では、モミジ
の古木が見事な枝ぶりりを見せている。
佐賀町環境美化センターの先から山道になった。山越えをしての
下りはジグザグ道。4、5日前なら痛くて下れそうになかった傾斜だが、
今日は杖を使いほとんど痛みも気にならずに下れて嬉しい。
棚田を見ながら国道に向かって下る。国道を横切り挙ノ川の対岸、
南側の旧道を進む。車が来ないので、棚田の間から山すそへと、
北側の集落や田んぼ、山並みなどを眺めながら安心して歩ける。
国道56号に出てすぐ、国道が伊与木川の反対に移るところで西側
の旧道へ。シジュウカラやウグイスの鳴き声と、川のせせらぎが気持
ちよい。「四国のみち」の立て札が何か所かに立っていた。
国道は上り下りがあるが、こちらは川沿いで平坦。多少回り道だが
歩きやすい。気温が上がってきたので、挙ノ川天満宮で厚手のシャツ
を脱ぐ。久しぶりのことだ。
荷稲(かいな)の八坂神社先も旧道を進もうとしたら、崩壊で通行止
めの表示があり、国道に戻る。小黒のスクールバス待合所で休憩する。
カーブを上り下りして不破原を経て伊予喜集落へ。近くの山頂が
伊与喜城跡だとの表示があった。
伊予喜駅の先で国道に分かれて東に入る。昭和14年(1939)まで
県道だったようで、レンガ積みの藤井トンネルは明治38年(1905)
完成の標識があった。
トンネルの先は谷側に土砂崩壊があり車は通れない。それにしても、
1車線やっとの狭い道が県道だったとは。昔は車が少なかったのだろう。
土佐くろしお鉄道の踏切を越えて国道に出る。コンビニ・スリーエフ
で弁当や飲み物を仕入れ、近くの伊予木川の左岸堤防に回り、流れを
眺めながら昼食にした。
川の右岸を進んで、土佐佐賀駅付近で国道バイパスに戻る。開通間
もない横浜トンネルは歩道が広くて歩きやすい。皆このくらい歩道幅が
あるとよいのだが…。
鹿島が浦沿いに岬を回ると、土佐西南大規模公園(佐賀地区)が岬
に沿って続いている。
芝生や樹木、フィールドアスレチック、駐車場などがあり、幡多10景
の鹿島ケ浦と呼ばれる景勝地である。
目の前の鹿島や、青い海と180度以上に広がる水平線の展望が
すばらしい。
岬から白浜まで下る道、逆光に波頭がきらきら光る。土佐白浜駅前
を通過、海岸沿いに南に進み、大方町に入る。渕地区に「鯨の見える
町」の表示があった。
国道が南から西へ90度向きを変える。井の岬トンネル、伊田トン
ネルを抜けて有井川駅前に出た。はるか南方に見えるのが足摺岬
だろうか。まだこの先、西側からぐるっと回るのでかなりの距離だ。
浮津海水浴場のある玉無浜の上、小さな岬にある民宿日の出に
15時39分に着いた。
部屋からは海の見晴らしがよい。早速洗濯をして入浴。宿泊客は
私1人。夕食は海の幸が一杯で美味であった。
部屋の暖房は有料だが、やたらにつけっ放しにしないので省エネに
なる。どこも清潔で気に入った。おかみさんの字で、あちこちに「節水」、
「節電」などの張り紙があり、ほほえましい。
〈コースタイム〉37番岩本寺7:20ー環境美化センター8:30ー橘川(国道
へ)9:30ー小黒バス待合所10:40~46ー伊与喜駅11:30ー伊予木川右岸
(昼食)12:12~42ー土佐白浜駅13:45ー大方町14:06ー有井川駅15:01ー
民宿日の出15:39
(距離 31km、歩行地 窪川町、佐賀町、大方町、歩数 51,900)