あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ニホンサクラソウが見ごろに

2010-04-30 22:06:46 | 所沢だより
 この春も、わが家の庭のニホンサクラソウが、見ごろになってきました。


 


 昨年に続いて今年も、早春に植え替えをすることができず、3年前からの鉢の
ままだったので、全部の鉢が揃って咲くことが出来ず、いまのところ33鉢ほど
が咲いています。


 それでも、揃って咲き競う鉢も、幾つか見られます。




 でも、この鉢には、スミレが混じっています。


 どこからか飛んできた種が、このようにサクラソウよりたくさん咲いている鉢
もあるのです。




 そばのサンショウにも、実が付き始めています。


 ポストのそばのモミジは、秋のような彩りです。

 
 ほかに、柿の葉もやわらかな彩りを見せ、梅の実も少しずつ大きくなり、よう
やく温かくなった春の日差しを、いっぱいに吸収しようとしているようです。
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ならまち周辺を巡る(奈良市)

2010-04-29 22:31:51 | 奈良を歩く
 2010年4月17日(土)

 山梨県富士河口湖町から静岡県御殿場市への国際ウオーキングトレイル実踏
から帰った翌日、休む間もなく、東海道新幹線で京都経由、奈良へ出かけました。

 JR奈良駅の線路は高架となり、駅構内も改造がかなり進んでいます。

 従来の奈良駅は北側に移転して、構内には観光案内所が設けられています。 


 奈良駅に着いたのは15時半近く、夕暮れまで時間もあまりないので、駅から
比較的近い「ならまち」と呼ばれるあたりを巡ることにしました。

 興福寺や春日神社に向かう観光客の多い三条通より、500mほど南の通りを
東に1㎞ほど進み、まずは旧大乗院(だいじょういん)庭園の拝観です。

 庭園に入るには、ここ大乗院庭園文化館に入ります。建物内には、大乗院の歴
史や所領、末寺、美術などのパネルなどが展示されていて、無料で見られます。 


 庭園は、平城遷都1300年祭に合わせて、4月から公開を開始しました。
庭園へは、館内で100円の入苑料を払って入園します。

 園内に堂塔はなく、池を中心にした庭園だけが、中世庭園の遺構として公開さ
れていますが、往時は奈良随一の名園といわれ、将軍足利義政が見物したほか、
公家たちがしばしば拝観を申し出ているとのことです。

 旧大乗院庭園は、国の名勝に指定され、(財)日本ナショナルトラストの保護
対象の一つになっています。




 大乗院庭園を出て少し駅の方に戻り、「ならまち」と呼ばれるあたりに入りま
した。

 「ならまち」は、江戸時代末期から明治時代にかけての町屋の面影を今に伝
えるところで、懐かしさを感じられるものが、あちこちで見られます。


 いまは珍しい、蚊帳(かや)を売る店も残っていました。



 奈良町物語館の中に入ってみました。


 ここでは、さまざまな漢方薬を入手することが出来ます。


 奈良町資料館には、「身代わり猿」と呼ばれる、布製の赤い玉が、たくさん下
がっていました。

 江戸時代盛んだった庚申信仰の名残で、背中に願い事を書いて吊せば、かなう
ということになっているようです。周辺の民家でもたくさん見られました。  



 ならまちには、このような木格子の落ち着いたたたずまいの家が、ほかにも
たくさん残っていました。


 上ッ道と呼ばれる細い通りを北に抜けると、猿沢池の南に出ます。

 池のほとりで興福寺の五重塔を眺め、今宵の宿のある新大宮に向かいました。
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国際ウオーキングトレイル実踏(河口湖駅~御殿場駅)④

2010-04-28 15:12:34 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 2010年4月16日(金)
 ==山中湖平野から御殿場駅へ==
 
 目が覚めてカーテンを開け、外を見ると真っ白で、まだ降っている。屋根下に並
ぶ太いまきにも、数センチの雪が積もっていた。

 朝食は、ペンション手作りのパンをいただく。外の巣箱には、何種類かの小鳥が
次々にやってきて、えさをついばんでいる。


 ストーブで干した雨具を再び着用し、ペンションのご夫妻とワンちゃんに見送られ、
真冬の景色に向かって8時5分に出発した。


 山中湖畔まで下り、湖畔の道路を東に向かい、赤芝集落で湖畔の自転車道に
下った。山中湖の北東端を、寒々とした風景を眺めながら半円形に右に回り込む。


 平野の中心地に入り、郵便局のそばのコンビニで、昼食を仕入れる。周辺には、
テニスコートなど運動施設のある民宿が多く、かやぶき屋根の民家も何棟か残っ
ていた。


 再び湖畔に出て南へ少し進むと、「山中湖交流プラザきらら」がある。富士山と
山中湖の自然にふれる交流拠点として、山中湖村で運営する施設である。

 演奏会などに使われる大きなシアター棟、湿性花苑、テニスコート、原っぱなど
がある。管理棟に入り、観光パンフレットをもらう。係の人も、4月半ばにこのよう
な雪は、記憶がないという。湖畔に咲く桜も、寒さに震えていた。

 南側の交差点際で国道413号を離れ、三国峠に向かう。細い車道を少しで右折
すると、広葉樹林下の山道となる。

 積雪は10㎝に近いが、道ははっきりしている。林間を標高差60mくらい上がり、
車道に出た。二つ目のヘヤピンカーブ点が、「パノラマ台」と呼ぶ、富士山と山中湖
の展望台である。

 山中湖の向こうに、富士山や南アルプスが広がる富士山の代表的なビューポイン
トのようだが、今日は冬の装いの湖畔しか見えない。

 車の少ない車道を、等高線に近いルートで緩やかに上がり、標高1170mほどの
三国峠に着いた。山梨県と神奈川県の県境である。

 予定では山道を南へ、静岡県との3県の境の三国山に上がることにしていたが、
積雪も多いので、今日は車道を下ることにする。

 雪はしんしんと降り続き、あたりは一面、冬景色が広がる。三国山の北東側斜面
を下って、標高900mの明神峠へ。国際ウオーキングトレイルでは最後の県となる、
静岡県に入った。

 車道はここから90度近く右へカーブして、南に向かっての急降下となる。花咲く
桜にも冷たい雪が積もっていた。


 車道としてはかなりの急傾斜が続き、先頭のピッチも早まる。斜度の最高は下り
18%を示す。下るにつれてガスが濃く、一時は視界50m以下となる。

 さらに下ると雪が減り、最初の集落、中日向に入る前で雪は消えた。集落では、
シダレザクラやナノハナ、ハナモモなどが花盛り。


 明神峠入口バス停の三差路まで下り、近くの上野神明社の屋根下で昼食とする。
今日も気温は5℃以下か、休んでいると寒い。


 境内には、ツクバネガシの大木がどっしりと枝を広げて立つ。食事を終えた頃に
は雨も上がった。

 須川バス停の三差路で、県道394号へ。坂を上がって、富士小山工業団地を
抜ける。スマートな校舎の北郷中前を過ぎ、ソメイヨシノ咲く流れを横切り、国道
246号を地下道で通過した。


 古沢東交差点で県道150号を横断、躑躅(つつじ)川の先を東に回って、青竜
寺に入る。無住のようだが大きな本堂で、鐘楼になっている中門と山門との間は、
一面こけに覆われていた。


 再び雨模様となり、ポンチョを着ける。田園地帯を進んで御殿場集落の東を抜け、
北原の宝持院へ。

 ここも大きな本堂で、鐘楼横のシダレザクラが見ごろった。

 寺の背後に抜け、狭いのに車の交通量の多い車道を南に進み、14時50分に
JR御殿場線の御殿場駅にゴールした。

 2日間雨と雪のため、一部ルートを変更したが、予定どおり歩き終えることが出
来た。

 15時8分発国府津(こうづ)行き上り電車に乗り、松田で小田急線に乗り換え
て、帰途についた。

【コースタイム】コテージペンションまりも8・05ー平野・セブンイレブン8・55~
 9・05ー山中湖プラザ9・25~30ーパノラマ台10・00~05ー三国峠10・20~25
 ー明神峠11・00~05ー上野神明社(昼食)11・55~12・10ー須川バス停12・34ー
 北郡中前12・58ー青竜寺13・32~45ー等持院14・20~25ーJR御殿場駅14・50

(天気 雪後曇一時雨、距離 23㎞、累積標高差 約1,400m、地図(1/2.5万)
 御正体山、駿河小山、御殿場、歩行地 山中湖村、神奈川県山北町、静岡県
 小山町、御殿場市、歩数 37,800)
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国際ウオーキングトレイル実踏(河口湖駅~御殿場駅)③

2010-04-27 18:04:45 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 2010年4月15日(木)
 ==忍野から山中湖平野へ==
 
 夜半からかなりの雨音を感じていたが、起きたらやはり雨。でも、雨音と思っ
たのは、宿の池に落ちる小さい滝の音だった。

 今日は、鳥居地峠から稜線を高座山、杓子山、鹿留山、立の塚峠、二十曲峠、
石割山を経て、山中湖畔に下る予定だった。

 でも、一日中雨の予報で気温も10度以下、稜線では積雪も予想されるので、
午前中は山ろくの忍野村の集落などを回り、二十曲峠以降を予定どおり進むこ
とにする。

 雨の完全装備をして、7時50分に鱒の家を出る。そばの駐車場のトイレは、
かやぶき屋根の建物だった。


 近くのコンビニで、昼食などを仕入れる。

 まずは、朝食前に、やまさんが雨の中回って見つけたというお勧めの道、桂川
沿いを昨日来た下流の方に戻ることにした。

 忍野八海のすぐ西には、流れに沿ってスイセンが咲く。


 右岸を進むと、釣りをしている人がいる。東京・八王子からよく通っているという
方で、このあたりはルアーフィッシングという擬餌針(ぎじばり)による釣りのメッ
カともいうべき釣り場らしい。その先でも何人かの釣り人が、糸を流していた。


 流量豊富で、きれいな流れの両岸は、芽吹き始めた広葉樹林が多く、緩やか
なカーブを描く自然堤防のままの、昔ながらの穏やかな流れが続いている。


 昨日休憩したさかな公園の先まで1㎞前後進み、橋のところで北側の車道に
上がる。広い自然公園のようなところに入ると、大きな建物があった。

 岡田紅葉写真美術館と小池邦夫絵手紙美術館の看板があり、開館は10時と
なっている。時刻は9時5分頃なので入館できないと思っていたら、玄関を空け
て、「入館できます」と声をかけてくれた。

 定刻より1時間近くも前に、開館してくれたことに感謝して入館し、岡田紅葉の
富士山のモノクローム時代からの写真と、絵手紙の第一人者、小池邦夫の絵手
紙の数々を観覧した。

 桂川沿いをコンビニのそばまで戻り、さらに忍草集落を東に、流れに沿って進
む。小さい花びらの桜があちこちにあり、冷たい雨に下を向いて咲いている。




 川沿いを離れて山すそに回り、ソメイヨシノが見ごろの東園寺へ。

 山門の2階が鐘楼になっていて、本堂の前も、ソメイヨシノに彩られていた。


 山すその道を東に進むと、蛇頭疫神社の由来が示されていたが、神社には寄ら
ずに通過する。

 忍草集落を東に抜け、畑作地帯を通過して忍野中の横から南に回り、忍野村役
場を訪ねる。窓口での対応はとおり一ぺんで、とりたてて新しい情報は得られな
かった。

 内野集落の三差路の角にあった、承天寺の本堂の屋根下を借りて昼食をする。
気温は5℃前後か、歩いているとさほど感じないが、食事中は手がかじかんで
寒い。


 役場前の通りの一本北の旧道を東に進む。「純手打渡辺うどん」の看板の前に、
車が何台も止まっていて、味が評判の店らしいことが知れる。

 何軒かの家の軒先に、見たことのない布製の飾り物が下がっていた。何のため
のものだろうか。


 集落を抜けて、田園地帯を東北に進み、カーブの続く車道を緩やかに上がり、二
十曲(にじゆうまがり)峠に着いた。標高は1150mほどあり、雨は雪に変わった。

 峠には水神様や山の神が祭られ、しっかりした休憩舎やトイレなどがあり、富士
山や忍野高原、アルプスなどの展望のよいところのようだが、今日はガスに煙り、
全く展望は得られない。


 稜線を南東へ、石割山に向かう道には雪が積もり始めて白くなり、枯れ枝には
樹氷がついている。

 送電線に沿ってゆっくりと上がり、4つ目の塔のところを右折すると、すぐ上が山
梨百名山の一つ、石割山頂。山頂はもっと上かと思っていたのが、拍子抜けの感
じだった。

 標高1412.5mの三等三角点があり、富士山の展望台のはずだが、雪で展望
は閉ざされていた。


 ここからは方角を南西に変えて稜線を下って行く。滑らぬよう注意して進むと、次
のピーク平尾山(1318m)は近い。草原の山頂は広く、ベンチが二つあった。

 下りは丸太の階段が続き、うっとうしい。さらに稜線を下り、芙蓉台別荘地の上部
に出た。別荘地に沿って鉄条網が張られているが、手前の東側を少し下がる切れ
目があって別荘地に入れた。

 等高線に沿ってくねくねと続く、別荘地内の道路を少しずつ下り、山中湖畔に近
い不動坂集落にある、コテージペンションまりもに、15時40分に着いた。

 食堂の温かいストーブの回りに濡れた雨具や靴などを干して乾かし、冷えた体
を円筒形のひのき風呂に入って温める。

 【コースタイム】鱒の家7・50ー岡田紅葉写真美術館9・05~10・00ー忍草・東園
 寺10・30~内野・承天寺(昼食)11・35~12・00ー二十曲峠13・15~30ー石割山
 14・10~20ー平尾山14・45~50ー芙蓉台団地上(稜線)14・58ー不動坂・コテージ
 ペンションまりも15・40

 (天気 雨後雪、距離 18㎞、累積標高差 約1,130m、地図(1/2.5万) 
  富士吉田、御正体山、歩行地 忍野村、山中湖村、歩数 32,200)
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所沢市郊外の春色(埼玉)

2010-04-25 22:29:40 | 所沢だより
 今日は、埼玉県中部への用事で出かけ、国際ウオーキングトレイルのレポート
づくりが出来なかったので、昨日、もとの職場のOB会総会の会報案内の、ボラ
ンティアでの配布に出かけて見た、所沢市西南部郊外の春色の幾つかを紹介し
ます。

 山口の三井団地内に咲く、大きなアメリカハナミズキ。


 山口中学校付近の八重桜。


 その近くには、やや薄めの色の八重桜が。




 椿峰(つばきみね)緑道に開く、新緑の広葉樹。


 椿峰中央公園の新緑。


 山口城趾の南の流れに咲くナノハナ。


 これは何の花だったかな?


 狭山丘陵にあるトトロの森1号地付近の新緑。


 近くの天満天神宮の南側からの展望。お寺の屋根の背後は、狭山湖の堰堤(えん
てい)です。


 北側に進むと、ライラックが花開いていました。


 近くの民家の庭先にある、背の高い柿の木。


 さらに進むと、ミツバツツジが見ごろに。


 いまはどこを歩いても、豊富な春の彩りが楽しめます。

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国際ウオーキングトレイル実踏(河口湖駅~御殿場駅)②

2010-04-24 18:40:53 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 ==忍野八海を巡る== 

 4月14日(水)、第1日目を歩き終えて、宿泊する鱒の家に荷物を置いたあと、
近くの忍野八海(おしのはっかい)を巡ることにした。

 その昔、忍野盆地には旧忍野湖があり、富士山の噴火期を経て、徐々に富士
裾野と御坂(みさか)山系との間が水蝕され、掘削排水により湖は涸れたが、富
士山の伏流水に水源を発する湧水池が幾つか残り、その代表的な湧水が忍野
八海だという。

 現在、この周辺には、下の地図のように7つの池があり、このほかに、集落の
出口にあって最も大きな出口池を入れて、忍野八海と呼んでいる。


 江戸時代、古跡霊場として富士道者はこの池で水垢離(みずごり)して、富士山
に登ったという。

 現在の忍野八海は、「形状、水質、水量、保全状況、景観、仏教思想(富士信仰)
など」の観点から、昭和9年(1934)に国の天然記念物に指定され、昭和60年
(1985)には、当時の環境庁により全国名水百選に選定されている。
 

 忍野八海の中かでも、湧水量と景観が随一の湧池↑↓。  


 忍野八海のある忍草(しぼくさ)集落には、かやぶき屋根の民家が幾つも残り、
観光客向けの店になっているものも多く、日本の原風景ともいえるたたずまいを
見せている。



 湧水の豊かな流れを利用した水車もあり、現在も脱穀に利用されている。


 これは、水車小屋の内部。


 池のほとりの桜は、まだ咲きはじめ。次の週が見ごろだろうか。


 このあたりはトウモロコシの産地のようで、観光客向けの店の店頭にはどこも、
トウモロコシがたくさん下がっていた。


 かやぶきの家と池と富士山は、忍野の代表的な景観。だが夕方の富士は逆光で、
写真を撮るにはちょっと残念な眺めだった。



 17時近くなり観光客は少なかったが、その中で中国人らしい観光客の多いの
が目についた。


 こちらは、公開していない一般の民家。


 直径9メートル、小川に流出している銚子池。



 忍野八海から湧出した水は、村内の水田地帯への供給や、水力発電に利用され、
また、桂川最上流の水源地として、遠く相模湾へ通じ、京浜地方の給水源としても
重要な役割を果たしているという。
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国際ウオーキングトレイル実踏(河口湖駅~御殿場駅)①

2010-04-23 22:14:13 | 国際ウオーキングトレイル実踏
 毎年春と秋に実施している国際ウオーキングトレイル実踏、今回は3日間の行程
で、山梨県富士河口湖町の富士急行河口湖駅から、忍野(おしの)、石割山、山中
湖畔平野、三国峠などを経て、静岡県のJR御殿場線の御殿場駅までを歩いた。

 2010年4月14日(水)
 ==河口湖駅から忍野へ==
 
 富士急行河口湖駅に13時集合なので、新宿駅西口のバスターミナル10時40分
発の高速バスに乗る。中央自動車道経由で、12時25分に河口湖駅に着いた。

 今回の参加者は、やまさん、茅ヶ崎の I さん、横浜のDさんと私の4人、昨年秋と
同じメンバーである。

 予定どおり13時ちょうどに河口湖駅前をスタートした。この歩きでは、先頭を毎日
交代して努めるのだが、今日は私の担当である。

 駅前を西に少し進み、バス道路の手前に並行する住宅街の道を南東へ。富士河
口湖高の横でバス道路に出る。すぐ先の交差点で国道138号を越え、南側にある
山梨県立富士ビジターセンターに寄る。

 富士登山に必要な情報や富士五湖の生い立ち、自然環境などを紹介しており、
レストランや特産品販売コーナーなどもある。構内のソメイヨシノが満開だった。


 国道に沿った東海自然歩道を東に少しで、富士急ハイランドのそばを通過、大規
模なジェットコースターから歓声が上がる。


 その先からは歩道が無くなり、交通量の多い国道の側道を進む。両側には、富士
五湖などに来た観光客向けの飲食店や商店が多い。


 宮川の支流の橋の手前から右折して山神社↑の前を通過、うっそうとした杉木立
に囲まれた富士浅間(せんげん)神社に入った。

 正式には北口本宮富士浅間神社といい、富士信仰の中心として、日本武尊(やま
とたけるのみこと)東征の折りに祭ったのが初めとか。

 神社の右手背後から富士登山の吉田口が山頂に向かっており、私が半世紀以上
も前に、夜通しで初めて富士山に上った時の出発地も、ここからだった。

 朱塗りの大鳥居は、日本最大の木造鳥居、本社本殿は、元和元年(1615)の再
建で、国の重要文化財である。


 大きな拝殿前には、右に夫婦檜(めおとひのき)、左に太郎杉↑と呼ぶ巨樹が立
っていた。

 きれいな用水に沿って境内を東に抜け、駐車場のところに出た。北側の橋を渡っ
て東に伸びる用水沿いの東海自然歩道に入る。すぐ先に10数本のシダレザクラが
咲き始めていた。



 鳥居が幾つも並ぶ新屋山神社前を通過、国道139号を横断する手前に、かやぶき
屋根の建物があり、その下に使われなくなった水車が残っていた。


 責草集落の東端で桂川沿いの車道に出て、右折して上がると、林の中に富士吉
田市歴史民族博物館がある。このあたり、東海自然歩道がV字状にう回している
ようで、標識がわかりにくい。

 桂川の対岸に「鐘山の滝」と呼ぶ2条の滝が流れ落ちている。水源は山中湖で、
これから行く忍野八海(おしのはっかい)の湧水と合した流れらしい。



 国道の交差点そばにあるかやぶき屋根の店「ほうとう権兵衛」の北側、タンクの
横から赤松林の林間に入る。土の道は右に回り込み、忍野入口交差点のところで、
再び国道に合した。

 「忍野高原忍野入口」の標識に従い、国道に分かれて左の車道へ。すぐ近くの
標高923m水準点のところで、流れを渡って車道の右手にある東海自然歩道に
入る。

 まだ芽吹き前の広葉樹林下の軟らかな土の道は、桂川左岸の高見を等高線に
沿って進む。標高948m水準点表示のある車道に出て北側に少し下り、「さかな
公園」と呼ぶ、林間の緑豊富な一角にある、山梨県立富士湧水の里水族館の構
内で小休止する。


 東海自然歩道に戻り、富士学園の先で次の車道に出て、北に下ると忍野八海の
ある忍草(しぼくさ)集落である。

 雲に隠れていた富士山の上部が、西日を浴びた姿を見せてくれた。


 忍野八海の観光客向け駐車場のそばにある、今日の宿、鱒の家(ますのいえ)に
16時18分に着いた。

 大きなかやぶき屋根の古い家で、広い敷地内にはマスの泳ぐ池や、テニスコート、
滝の流れる地泉式庭園などがあり、正面に富士山を望む景勝の宿である。

 荷物を置いてこのあと各々で、忍野八海を巡ることにした。忍野八海については、
項を改めて紹介する。

 【コースタイム】河口湖駅13:00ー富士ビジターセンター13:25~35ー富士浅間神社
 14:12~25ー富士見公園前交差点15:06ー忍野八海入口交差点15:17ー富士湧水
 の里水族館15:52~16:00ー鱒の家16:18

 (天気 晴、距離 11㎞、地図(1/2.5万) 富士吉田、歩行地 富士河口湖町、
 富士吉田市、忍野村)
 
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雨の仙洞御所(京都)

2010-04-22 22:04:52 | 京都を歩く
 昨日、4月21日夜、奈良・京都のウオーキングや社寺めぐりから帰宅しました。
先週歩いた国際ウオーキングトレイル実踏のレポートから投稿するつもりでしたが、
留守中に溜まった用事や資料整理などがあり、本日は時間がとれません。

 そこで、20日(火)午前に拝観した、京都・仙洞御所(せんとうごしょ)の写真を
数枚紹介することにします。



 仙洞御所は、京都市街の中心、京都御所の東南に接しています。 


 仙洞御所は、桂離宮や修学院離宮とともに17世紀に築かれた、宮廷庭園の姿を
いまにとどめる、スケールの大きな池泉回遊式庭園です。












 桜などの花はほとんど見られませんでしたが、冷たい雨に濡れて、新緑がみずみず
しい園内を1時間ほどかけて、ゆっくりと拝観しました。
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唐招提寺と平城宮跡へ

2010-04-21 17:59:33 | Weblog
京都から近鉄電車で西ノ京まで行く。

唐招提寺を拝観し、秋篠川沿いを北に進み、平城宮跡に入る。

平城京資料館に行ったが24日にならないと入れない。
広い芝生地の中を抜けて朱雀門に行き、遣唐使船の復原展示を見る。

再び平城宮跡の真ん中に戻り、完成したばかりの大極殿を、南門から見る。

東南にある東院庭園を回って、平城宮を後にした。

近くの法華寺に行き、金堂や国史跡の庭園を拝観する。

15時を過ぎたので、帰路に着くことにして、近鉄新大宮駅から京都に行き、
新幹線にて東京に向かう。

以上、新幹線車内からの投稿です。

写真は、東側からの、復原した大極殿。
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京都、仙洞御所などを回る

2010-04-20 19:58:57 | Weblog
雨となった京都の朝、五条烏丸のビジネスホテルを出て、バスで
京都御所近くまで行く。

北側の相国寺を散策して、11時から約1時間仙洞御所を拝観、みずみず
しい新緑の中を回った。

再びバスで移動して、御室の仁和寺へ。御室桜の一部が咲き残り、
新緑も気持ち良い。

衣笠山の南麓を東に向かい、等持院の庭園を拝観する。

更に東に進み、平野神社へ。珍しい桜が何種類か咲き競っていた。

17時を過ぎたので、バスで連泊のビジネスホテルに向かう。

写真は、仙洞御所の庭園。
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