あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

関東百駅巡礼歩行 JR内房線 佐貫町駅(千葉)

2011-10-31 21:27:52 | 関東百駅巡礼歩行
 2011年10月29日(土)

 7月に休んだため今月は2回目となった、関東百駅巡礼歩行の第78番に参加した。
集合はJR内房線の佐貫町(さぬきまち)駅。やまさんのほか、茅ヶ崎、小山、宇都宮
から参加の常連メンバーで記念撮影後、11時10分にスタートする。


 やまさんが用意した今回のエリアは、2万5千分の1地形図を4倍にコピーした狭い
エリア。この中を丹念に歩いたら、どんな出会いや発見があるのだろうか…。

 駅前にある不動産会社は、いまは珍しい手荷物一時預かりもしていて、食堂も併設し
ている。



 駅前を延びる国道465号を少し進むと、郵便局ではなかったかと思われる洋館が残
っている。その先の「駅前スーパー」には、地元産の新鮮そうな野菜が廉価でたくさん
並んでいた。

 スーパーの南側に出ると、刈り入れ後のひこばえの伸びた田んぼや、屋敷林のある穏
やかな集落の家並みなどが望まれる。


 県道256号に出て、駅南側の踏切を渡ったところに、「新舞子海水浴場」の看板が
立ち、刈り入れ後の田園が広がる。北側の緩やかな山並みの上に、白亜の東京湾観音の
上部が少しだけ見えてきた。


 田んぼに囲まれた大坪集落の一部、離れ小島のような常緑広葉樹の茂る岡に、小さい
神社が祭られていて、前の田んぼで伐採した神社の広葉樹を燃やしていた。


 そのあたりまで進むと、東京湾観音がさらに中ほどまで姿を見せる。


 昭和54年(1979)建立の圃場(ほじよう)整備竣工記念碑のある三差路の次の
交差点を左折して、県道が染川を渡る橋のところに出た。


 橋の手前の広場に石造の新しい馬頭尊と不動尊が並び、前に卒塔婆が揃えて積み上げ
られている。近いうち、護摩を炊(た)く行事が行われるようだ。


 すぐ先の三差路で折り返し、下流側の古い橋を渡って集落に入る。川向橋のたもとに
小さい稲荷神社があり、そばのお堂に赤ずきんを着けたお地蔵さんが祭られていた。

 橋の先に、右手に入る地図にない道があった。木々に覆われた台地と八幡集落の家並
みの間の細道を進むと、上総天羽(かずさあもう)郡総社という鶴峰八幡神社の大鳥居
の前に出た。


 石段を上がった台地上の広い境内には玉砂利が敷かれ、朱塗り鮮やかな八幡神社本殿
のほか、これも朱塗りの御神輿蔵(みこしぐら)や、別の社が祭られている。


 鶴峰八幡宮は、養老2年(718)(一説では定観2年(860))の創建とのこと。
その後、源頼朝が北上の際に武運長久を祈願して短刀を奉納したと伝えられ、室町時代
には武田氏が、江戸時代には佐貫城主の内藤氏や阿部氏などの寄進があったという。

 創建の由緒から、地元漁師の守り神のようで、境内の一角に大きないかりが2個奉納
されていた。



 瀟洒(しようしや)な造りの八幡簡易郵便局↑の横を下って、前方に東京湾の広がる
砂浜に出た。

 北の台地上に、標高124・3mのピークに立つ東京湾観音が望まれる。


 付近の砂浜は、夏には新舞子海水浴場として賑わうのだろうか…。いまは無数の貝殻
があちこちに打ち寄せられ、閑散としている。


 海に突き出たコンクリートの突堤に腰を下ろし、東京湾を眺めながら昼食にしたが、
逆光でもありやや霞んでいて、対岸の三浦半島の様子は判然としない。


 食事を終え、砂浜を北へ500m近く、コンクリートの細い護岸になっている染川の
河口まで行く。


 川を離れて八幡集落に戻り、染川最下流の橋、山王橋を渡る。集落を北に抜けて、北
側の山腹をS字状に曲がりくねっている山道から、東京湾観音に上がろうとした。


 集落北端の、土蔵の壊れた家の横から竹の混成した山林に入ったが、道らしいのは残
っていない。


 下草の少ない常緑広葉樹の間を探りながら小さいピークに出たが、やはり道は見つか
らない。茂みの少ないところを右の方に回り込んで行くと民家が見えてきたので、そち
らに下って行く。


 民家の横を抜けると、小さい池があり、全面を覆ったホテイアオイが見頃である。


 東京湾観音に上がるのはあきらめ、近くの浄光寺に入って休憩した。


 14時を過ぎたので次の電車で帰途につくことにして、駅に向かうことにする。


 3頭のホルスタイン牛が飼育されている牛舎の前を通過し、大坪の三差路際の、岩をく
り抜いた中に祭られた石仏群の前を過ぎる。


 圃場整理竣工記念碑のある三差路に戻り、往路の県道256号を進んで、14時40分
に佐貫町駅に着いた。

(参加 5人、天気 快晴後晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 富津(ふっつ)、
 歩行地 富津市、歩数 9,200)



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銚子・地球の見える丘、屏風ヶ浦からヒゲタ醤油へ(千葉)

2011-10-26 22:15:16 | カントリーウオーク
 第2日 2011年10月23日(日)
 
 再び降り出した昨夜の雨は、朝にはほぼ上がった。朝食前、漁船の並ぶ宿の前の外川
(とかわ)漁港の周辺を散歩する。


 朝食後、ゆっくり時間をとり、民宿文治の前で記念撮影をして9時ちょうどに出発した。

 外川の町並みを北に抜けて、外川台町まで上がるとキャベツ畑となり、その向こうに
アラカシだろうか、常緑広葉樹の森が広がる。


 車道を横断した北側に、「銚子市立高神小学校旧校地跡」の石碑があり、その場所は
「地球の見える丘ふれあい広場」に変わり、芝生地に国木田独歩や小川芋銭(うせん)、
竹久夢二など4人の歌碑や、日時計のモニュメントなどがある。


 休憩室やトイレのある無人の建物で休憩し、希望者は上にある展望館に行く時間をと
るというので、「地球の見える丘展望館」に向かう。

 展望館の下に「日比友愛の碑」がある。日比両国の太平洋戦争の犠牲者の慰霊と将来
の両国の親善を図るため、昭和33年(1958)に建設されたもの。碑は、フィリピ
ンのマヨン山に向かって立てられているという。


 このあたりは、愛宕山と呼ばれるピーク。展望館のそばに、昭和25年(1950)
設置の標高73.62mの一等三角点「高神村」が大切に保存されていた。


 三角点の上部右上に、「u-code」と記された円形の小さいものが埋め込まれていた。これ
は、この場所を識別するために割り振られた固有の識別子で、「ユビキタスIDセンター」
と呼ぶ組織により管理されているらしい。


 3階建ての「地球の見える丘展望館」に入り、展望台に上がると360度の大展望である。


 東から南、さらに西方にかけては太平洋が、北方の銚子市街中心部の向こうには、利根
川の河口付近が望まれる。


 昨日からのあいにくの天気でやや霞んでいて、富士山も見えるという遠望は利かないが、
その名の通り地球が丸く見える感じのする、素晴らしい展望だった。


 公園付近で1時間ほど過ごし、もと銚子有料道路だった県道286号を横断して、高神
西町(たかがみにしまち)と高神東町の間の旧道を北に進む。

 庭に船の置かれた家がある。まさか標高70m付近のここまで津波で押し流されたもの
では無さそうで、庭に飾るために運んできたらしい。


 近くにあった賢徳寺に、朱塗りの山門をくぐって入ってみた。天平14年(742)開
基という古寺で、平成14年(2002)に落慶した新本堂は、堂々としたコンクリート
造り。


 境内は広くて東側斜面には樹木も多く、日清日露戦争における戦没者の慰霊碑が並んで
いる。本堂左手に置かれた幾つもの水盤の中に、スイレンの花が一つだけ咲き残っていた。

 道路の右手、高神東町には、やはり朱塗りの山門の高福寺があった。山門には、漁師の
ものだろうか、たくさんのスリッパが奉納されている。


 神殿造りのような本堂の右手に、すっかり葉の落ちたイチョウの古木が立っていた。


 古くからの家並みを北に抜けて、地図上は水田マークのところに出て西に向かう。ここ
も昨日通過したところと同様、水田はキャベツ畑に転作されていた。


 一面に広がるキャベツ畑の間を進み、高架になっている県道286号の下を南に抜けて、
名洗町(なあらいまち)に入った。

 家並みの南側に出ると、堤防に沿って地層のはっきり分かる屏風ヶ浦の断崖が続き、そ
の下を遊歩道が西に延びている。


 11時半に近いので、少し先の護岸の積み石に腰を下ろして昼食とし、今日も波立つ海
を眺めながら、宿で作ってもらったおむすびをいただいた。


 食後、屏風ヶ浦を眺める遊歩道を進んでみたが、500m足らずで東日本大震災の津波
による被災で通行禁止になっていた。



 通行止めの近くには、津波で座礁したヨットらしい船が、浜辺に打ち上げられたまま残
っている。同じ地震によるものらしい、崩落した屏風ヶ浦の土層が積みかさなったところ
もあった。

 いつの地震によるものだろうか、はっきり断層と分かるところもある。


 12時9分に出発して、名洗町を国道の北まで戻る。家並みの西側斜面上にある「貝大
師」とも不動尊とも呼ばれる正明院の本堂には、独特の獅子の木彫が飾られ、狭い境内に
貝大師の御詠歌を刻んだ石彫があった。


 再び、水田を転作したキャベツ畑が広がる農道に入り、北西に1㎞近く進む。やや車の
多い車道を緩やかに上がって清掃センターの横を抜け、まだ運転していない新しい風車の
近くで折り返して、小休止する。


 広い敷地の銚子商高↑の西側を回り、北総教育研究所から児童相談所の横を通過して、
急斜面の段を春日町に向かって下る。

 家並みの増えた国道126号を横断して裁判所の横を通過、広い敷地のヒゲタ醤油の工
場に、東側正門から入った。

 14時半からの見学を予約していたが14時前に着いたので、早めの見学をお願いした
ら、快く受け入れてもらえた。

 10分間の映画で、ヒゲタ醤油の歴史や製造行程などの説明があり、その後、隣の小さ
い展示場の見学は自由にということになる。


 隣接して製品の直売場があり、皆さん醤油やめんつゆなどを土産に買い求めた。記念撮
影では「ヒゲター」のかけ声を唱え、係の方にシャッターを押してもらう。


 JR総武線の線路を越えて北側に回り、銚子駅には14時47分に着いた。次の上り電
車までは1時間ほどある。駅前通りに3軒並ぶ土産物店に行き、宿でもらった千円の買い
物券を使って土産物などを求める。


 一番左の店の奥さんが、私たちのことを詠んでくれた。

  なごやかに 顔をそろえて 秋のたび         又きて下さい 

 発車時刻が近づいてきたので駅に戻り、15時49分発千葉行き総武線上り電車に乗る。

(参加 19人、天気 曇一時雨、距離 10㎞、地図(1/2.5万) 銚子、歩行地
 銚子市、歩数 18,500)



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銚子駅から犬吠埼を経て外川まで歩く(千葉)

2011-10-25 17:48:53 | カントリーウオーク
 埼玉県内を中心に歩いているカントリーウオークの仲間の、恒例の1泊ウオーク、この
秋は本州の最東端、犬吠埼(いぬぼうさき)のある、銚子市を訪ねることにした。

========================================

 第1日 2011年10月22日(土)

 埼玉や千葉県内から、各方面の路線を乗り継いで集まったメンバーは、JR千葉駅8時
39分発の総武線普通列車に乗る。ところが、途中の社内放送で、早朝銚子周辺に警報が
発令された大雨の影響で、列車は旭駅行きに変更になり、旭駅~銚子駅間は代行バスで運
行するという。

 旭駅に着く頃には天候は回復して、青空も見え隠れしてきたが、まだ不通は続いている
ようだ。

 10時10に発車した代行バスは満員、補助席に座れぬ人も出たが、二つ目の駅くらい
で全員座れた。銚子駅には列車より45分近く遅れて、11時ちょうどに着く。


 駅前で今日の行程の説明があり、11時15分に駅を出た。東側の跨線橋で線路を越え
て南側に回り、線路に沿って進んだ突き当たりにある、ヤマサ醤油の工場に入った。


 見学の時間はとれないが、名物のしょうゆソフトクリーム(250円)が美味しいとい
うので食べる。なるほど醤油味のソフトは、ほかでは味わえない独特の味わいだった。


 大きな醤油樽の前で記念撮影をしようとしたら、受付の女性がシャッターを押してくれ
るという。彼女の「ヤマサー」のかけ声に、全員唱和して撮ってもらった。


 南側の住宅地に進んだら雨模様になり、傘を差したりポンチョを被ったりする。昼食が
出来ないかと、南小川町の川福寺に入ったが、法事をしていたので遠慮して先に向かう。


 銚子高の前を過ぎると、家並みが途絶えて畑が広がる。雨は上がり、青空も見えてきた
が蒸し暑い。銚子市立病院の近くで、南東に下る斜面林沿いの間道に入り、濡れている簡
易舗装の道の木陰にシートを敷いて昼食にする。

 しかしここは蚊の天国で、次々にやってきては刺すので煩わしい。

 谷間まで下って、地図上は水田マークの間を貫く農道を南に進む。


 水田は畑に転作されていて、一面のキャベツ畑に変わり、両側は広葉樹の暖帯林が続い
ている。


 キャベツ畑を1㎞前後進んで、「西遊記念碑」と記された明治30年(1897)の伊
勢参りの記念碑の立つ十字路から、小畑町の家並みに入った。

 小畑町の南端付近まで進んで東進し、銚子電鉄の君ヶ浜駅前で小休止する。駅舎は無く、
ホームに上がる階段に四つのゲートのようなものが立つ、変わった造りだ。



 キャベツ畑やアラカシの純林の横を東に500mほどで、君ヶ浜海岸に出ると、銚子電
鉄で先行していたSさんが待っていた。

 昨夜からの風雨で海は濁って波立ち、ごうごうと海鳴りを響かせている。波しぶきのた
め霞んでいて遠望も利かないが、南には、これから行く犬吠埼の白亜の灯台がどっしりと
立つ。


 防波堤に腰を下ろして、しばし海や灯台を眺めた。



 防波堤沿いに灯台の近くまで進むと、大きなサボテンが幾つも自生していた。その近く
から灯台のある高台に向かって石段を上がり、灯台を囲む遊歩道を一周する。


 ここでしばらく時間をとり、希望者は灯台に上がることにした。

 犬吠埼灯台は、イギリスの技師リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計・監督のもとで、
明治7年(1874)に完成、現用されているが国の登録有形文化財になっている。

 灯台の高さは約31.3m、水面から灯火まで約52.3m、光の強さは110万カン
デラ、光の届く距離は約36㎞だという。

 99段の階段と10数段のはしご段を上って展望台に出ると、眼下に泡立つ岸壁や、大
きな弧を描く弓ヶ浜海岸、逆光に輝く西明浦から長崎鼻への海岸線、それに広大な太平洋
などが一望できる。


 ちなみに灯台の参観には、参観寄付金200円を納めて入館する。

 灯台のそばには、船舶の安全のため半径約200㎞まで届く位置情報の電波を出す、
「ディファレンシャルGPS」と呼ぶ、高さ50.2mのアンテナが立っている。



 参観を終え、そばの土産物店の前を進み、犬吠園地と呼ぶ草地で灯台をバックに記念撮
影をする。

 通りがかりの男性がシャッターを押してくれたので、「ヤマサー」のかけ声を出したら、
不思議に思ってNさんに問いかけたとのこと。Nさんが、ヤマサ醤油でのことを話したら、
なんとその方はヤマサ醤油のOBだという。思いがけずの出会いであった。


 遊歩道から少しだけ車道に出て、大きなイルカの飾り物のある犬吠埼マリンパーク前を
過ぎる。近くには、犬吠を詠んだ高浜虚子の句碑が立っていた。


 再び湾岸の遊歩道に下り、グランドホテル磯屋の前を過ぎる。


 西明浦を見下ろす犬吠観光ホテルの手前で再度車道に出て、国民宿舎の表示のあるとこ
ろで車道を離れて右手の台地に上がる。国民宿舎は廃止されたようで、建物のあった場所
は空き地になっていた。

 外川(とかわ)町一丁目の家並みに入り、後のグループは銚子電鉄の終点、外川駅に寄る。

 木造の駅舎は開設当時のままのようで、出改札口など、懐かしい昔の駅の雰囲気があふ
れている。


 ホームの向こうには、昨年9月末で引退した赤い電車2両のうちの一つ、デハ801が
保存され、ホーム横には、NHK朝のドラマ「澪(みお)つくし」のロケ風景が紹介され
ていた。

 郵便局前の通りを南下し、銚子市漁協外川魚市場のそばにある、今宵の宿、民宿文治
(ぶんじ)には16時ちょうどに着いた。


 (参加 18人、天気 曇後晴一時雨、距離 9㎞、地図 銚子、歩行地 銚子市、
  歩数 17,100)



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「ふるさと情報プラザ」と「写真の早慶戦」へ(東京)

2011-10-20 22:47:46 | Weblog
 2011年10月20日(木)

 今日は久しぶりに都心に出かけて、あちこちを巡りました。

 最初は、JR品川駅東口に近い品川東口歯科へ。ここは、在職中の10数年前に品川駅
東口に近い職場に勤務していた頃、治療してもらったところです。

 その後も、6か月ごとに「検診のお知らせ」という葉書が送られてくるのでその都度出
かけ、検診や歯石除去、クリーニング、フッ素塗布などをしていただます。

 わが家からは1時間半近くかかりますが、丁寧で気持ちよい対応が気に入り、ずっと継
続しているのです。今日も特に治療を要する虫歯はなく、いつもの処置だけで済みました。

 次の目的地に向かい、JR京浜東北線で東京駅まで行き、八重洲口を出て左手最初の信
号を渡り、日本橋さくら通に入りました。この通りは、高島屋デパートへの最短の道です。


 通りの中ほどに信号のある交差点があり、その先の日本橋プラザビルに入ります。




 このビルの1階にある「ふるさと情報コーナー」が次の目的地です。


 ここには、全国47都道府県と、主な市町村の観光パンフレットなどが置いてあるので、
この先、年末までに歩きに出かける予定の地域の、パンフレットを収集に行ったのです。


 今日入手したパンフレット類。


 このような設備は、JR有楽町駅西口の電気ビル南館1階にあったのですが、この春で
閉鎖され、ここに移ってきたので、初めて訪ねました。

 このビルの1階には、「おいでませ山口館」と「富士の国やまなし館」と呼ぶ、山口県
と山梨県のアンテナショップがあり、県の特産品などを販売しています。




 富士の国やまなし館の一角。


 ビル前の広場には新潟県五泉市のテントが張られ、市の物産販売などをしていましたので、
同じような催しがときどき行われているようです。


 東京駅八重洲口の地下街に下って昼食後、丸の内口地下に回り、JR東日本のみどりの窓
口で、週末にカントリーウオークの仲間と出かける、JR銚子駅までのジパング割引の切符
を購入し、東京メトロ丸ノ内線に乗りました。

 3番目の目的地は、新宿御苑駅で降りて2番出口を上がって反対側すぐの、アイデムビル
です。


 ここで、今日から開催中の「第10回 写真の早慶戦」の観覧のためです。


 この案内は、慶應義塾大学OBで、もと朝日新聞社のカメラマン、金井三樹雄さんからい
ただきました。

 金井さんは、1998年から2年間かけて全国を歩いて回った「伊能ウオーク」の撮影を
一人で続けられ、伊能ウオークの関係者で始めた中山道ウオークに私も参加させてもらった
ご縁で、関係の催しなどに何回もご一緒させていただきました。

 今回の写真展は、早稲田大学写真部と慶應義塾大学カメラクラブのOB・OGに現役の人
も加わって、約120点の作品が展示されており、プロカメラマンとしてご活躍の方もかな
りおられるようで、いずれも力作でした。

 会場に居られた金井さんに、ご自身の作品のことを伺ったところ、東日本大震災の被害を
受けた釜石市で撮られたとのこと。会場を出て、改めて1階入口にある案内板を見直したら、
なんとその写真でした。

 ちょっと写真が小さくて分かりにくいかもしてませんが、新聞でも報道された、津波によ
り陸に打ち上げられた大型船舶を撮られたものです。

 確かに120点の作品中には、東日本大震災の災害地を撮った写真はほかに1点くらいし
かなかったように思われ、今回の写真展の顔として1番ふさわしい写真だったなと、再認識
しました。

 このあと、新宿駅南口際に回り、高島屋ビルへ。


 ビルの一角にある東急ハンズで、ウオーキングシューズ用の防水クリームを入手しました。


 最後は隣の紀伊國屋ビルに入り、年末までに行く予定のウオーキングに必要な地形図のう
ち、手持ちの無いもの数点を入手しました。


 JR新宿駅東口を経て、西武新宿駅から16時発の電車で、帰途につきました。


【追記】 今朝(10月21日(金))になって昨日の夕刊を見たら、金井さんの作品の対象
となった、釜石漁港に乗り上げられていた大型貨物船が20日、7か月ぶりに海に戻されたこ
とが、朝日新聞東京本社版夕刊に掲載されていました。





コメント (2)
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カタツムリ歩行 JR武蔵野線 東所沢駅(埼玉・東京)

2011-10-18 21:57:34 | カタツムリ歩行
 2011年10月16日(日)

 JR武蔵野線と、その周辺の駅からの歩き続けている、カタツムリ歩行の第208回例会
に参加した。

 今回の集合は、JR武蔵野線の東所沢駅、10時10分にスタートして南に向かう。車道
が右折したところで農道に上がって東へ。この辺り一帯は、ニンジンやサトイモなどの畑が
多い。


 広々とした展望の広がる農道を200m余り進み、本郷集落背後の斜面林からその南面の
農家の屋敷林を下る。


 集落内の車道に出たあたりに、大谷石(おおやいし)造りの蔵が建っていた。大谷石の産
地、栃木県内ではよく見かけるが、このあたりでは珍しい。


 近くにいた2人の奥さんの話では、西側に評判のパン屋さんがあるというので、そちらに
回って行くと、三差路近くからそのパン屋さんが見えてきた。


 道路側の壁面には大きなパンの木が描かれていて、思わず寄ってみたくなる。隅に「2010」
と書かれていたので、昨年オープンしたようだ。


 店の看板は「BOULANGEIE EMU.SI」、BOULANGEIEはフランス語でパン屋さんのこと
らしい。店内には、美味しそうなパンがたくさん並んでいた。


 外のテントの下にはテーブルが幾つもあり、コーヒーも飲めるようなので、買ったパンを
食べながらゆっくりすることも出来、若い人向けの店作りなっている。

 近くに、以前の店だったらしい建物があり、その前の駐車場には、パンを形どった配達用
の車が7台もあったので、かなり販路も広そうで、人気の店だということがうかがえる。


 すぐ東側の農家の畑に無人スタンドがあり、採りたての野菜が全品100円均一で並んで
いて、同行した女性の皆さんが、いろいろな品を買い求めた。

 このスタンドは、葉物が野菜が中心だったが、すぐ先の別の無人スタンドには、大根やニ
ンジン、サツマイモなど、根菜が揃っていた。

 本郷集落の中心付近まで進むと、高台に立つ大きな観音像が近づいてきた。


 東福寺の観音像で、この本堂背後の墓地の左手に、近年造られたもののようだ。


 境内にあった2体の大きな石灯籠が倒れていた。もとは東京芝の増上寺にあったもの。3
月11日の東日本大震災で倒れたものと思われたが、この後斜面林から下って庭を通過させ
てもらった農家の親父さんの話では、震災でずれて危ないので、わざと倒したのだという。


 白亜の観音像のところまで上がると、眼下の本堂や本郷集落の向こうに、東京・埼玉の都
県境を流れる柳瀬川を挟んだ、東京・清瀬市の住宅地や緑陰の展望が広がる。



 墓地の横から再び斜面林を抜けて、斜面林と畑との間の農道に出ると、畑の南隅に標高
57.4mの1等三角点があった。

 1等三角点は45㎞間隔で設けられ、全国でも約970点しかない貴重なポイント。

 200m近く進んだところに、斜面林を下る道があったので下っていったら、農家の裏手
に出た。家の方が居られたので断って庭を通らせてもらう。そのとき納屋にいたご主人の話
の中で、先ほどの東光寺の灯籠のことを知ったのだった。

 何年か前のカタツムリ歩行のゴールだった、氷川神社前を過ぎて、車道から右折して南に
入り、畑や民家などを眺めながら西に向かう。


 舗装道路が無くなったところにコスモス畑があり、たくさんのコスモスが見頃。


 畑の西にこのような説明板があり、東日本大震災の復興を祈って咲かせたものらしい。




 その先は、昔の柳瀬川の左岸堤防だったと思われる金山緑地公園の遊歩道で、埼玉県所沢
市と東京都清瀬市の都県境になっている。

 遊歩道は大きく右に迂回して、中の島のある池を見下ろすところに出た。中の島に咲くピ
ラカンサを狙って、ここはカワセミがよく姿を見せるところ。


 カワセミを撮ろうと、何人かのカメラマンが望遠レンズを構えていた。


 池と次の池を結ぶ木道などを見下ろし、池の南を流れる柳瀬にかかる橋を通過する車道を
横断した先の、一番大きな池のそばの、金山緑地公園の中心にある広場が今日のゴール。
12時ちょうどに着いた。


 昼食後、記念撮影とミーティングをして解散となる。


 私は、同じ西武池袋線で帰る練馬区のKさんと、Kさん宅を訪ねるという妹さんと一緒に
清瀬駅に向かう。駅に近い通りは清瀬市民まつりで賑わっていた。


 (天気 晴、地図(1/2.5万) 志木、歩行地 所沢市、清瀬市、距離 3㎞(清瀬
  駅までは5㎞))
 


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関東百駅巡礼歩行 JR水戸線 東結城駅(茨城)

2011-10-17 22:21:07 | 関東百駅巡礼歩行
 2011年10月15日(土)

 7月初めから9月下旬まで、3か月に及ぶスコットランドの自転車旅から帰ったやまさん
企画の、関東百駅巡礼歩行 第77番が開催されたので、参加した。

 集合は、JR水戸線の東結城(ひがしゆうき)駅。小雨模様なので雨具を付けた常連メン
バーは、無人で駅舎もないのでホームで記念撮影をして、11時ちょうどに駅を出る。


 国道50号交差点から東に少し進むと鶏小屋があり、シャモやウコッケイなど飼育されて
いる。小屋には「文部省指定天然記念物日本鶏」の木札がかかっていた。


 ちょうど、背後の家から飼い主のSさんが配合飼料を持って来て、扉を開けて首の長い日
本鶏(にほんけい)を見せてくれた。まだ子どもで小さいが、成長すると7㎏くらいになる
らしい。毎月開催される日本鶏の交換会には、茨城、群馬、埼玉など近県から集まるという。

 すぐ先、国道の南側に「とんかつレストラン ベル」の駅名標をかたどった看板が立ち、
隣駅のところには茨城弁にて勧誘の言葉が表示されていた。


 次の角を左折して北に入る。そばのK家は、便所らしい構造物が道路際に突き出た珍しい
造り。今日参加の小山市のKさんが以前から知っていて、案内してくれたもの。

 古い日本家屋でも、こういう便所を見るのは初めてだ。

 線路際の大輪寺は、無住で本堂も小ぶり。境内に木もなく寂れた感じだが、本堂横にあっ
た青銅の灯ろうのようなものが目についた。



 東結城駅東側の踏切を越えて、上小塙集落から宮ノ下集落へ。ケヤキの大木などの屋敷林
が並び、日本瓦のりっぱな家屋が多い。


 集落の中ほどにある貴布禰(きふね)神社に入った。覆屋に保護された本殿は見事な木彫
を巡らし、境内の中ほどに江戸時代の石灯籠(とうろう)が立つ。いずれも市の指定文化財。
拝殿のひさしを借りて昼食にした。


 田川の右岸に出ると、昨日からの雨で水量が多く、数十羽のカモが上流に向かって飛び立
った。


 刈り入れ前の黄金田に沿って西に進む。信号のある交差点際に、結城市伝統工芸コミュニ
ティセンターがあったので入館した。

 館内では、昨年11月16日にユネスコ無形文化遺産に登録された「結城紬(つむぎ)」
の、糸つむぎや絣(かすり)くくり、地機(じばた)織りなどの工程が体験できるようにな
っていて、土・日曜担当という方に、ひととおり説明と実演をしていただいた。


 ちなみに結城紬の歴史は古く、奈良時代から朝廷に献上されているが、いまも古代の技法
が受け継がれ、20を超えるすべての工程が手作業で行われているとのこと。それが、国重
要無形文化財やユネスコ文化遺産に登録されたゆえんであるという。


 説明いただいた各工程とも、細かな手作業の積み重ねであり、気の遠くなるような時間を
かけても、わずかな製品しか出来ないこと、各々の工程で極めて高度な技術が必要なことが
よく分かった。 下は精巧な結城紬の柄。



 交差点を渡って西北の大谷瀬集落に入り、色づいた柿の木の目につく集落の、北端に近い
松月院へ。


 18代にわたりこの地を治めた結城家と密接な関係にある禅寺で、道路を隔てた西側台地
には、結城家累代の墓石の並ぶ御廟(ごびよう)がある。


 御廟周辺には、黄色い花が咲き残った背の高い草本が密生した畑がある。見たことのない
花だが、結城紬の染料に使うのだろうか…。


 本町の住宅地を北に抜けて、結城城の城跡公園に入る。

 結城城は、治承年間(1177~80)に結城朝光が築いたとされるが確証が無く、結城
氏が慶長6年(1601)に越前福井へ国替え後廃城となり、その後、元禄13年(1700)
水野勝長により再興され、明治に至るまで水野家の居城になったという。



 三日月橋から入った正面には桜並木が続く。園内の耕地整理記念碑曽そばにあった東屋で
しばらく休憩し、やまさんのスコットランドでの出会い話などを伺う。雨はほぼ上がったの
で、雨具をザックにしまった。

 公園の西側にある珍しい名の聡敏神社前を進むと、結城城の内堀だったという窪みが残っ
ていた。

 西に少しで、「(株)紬の里」の建物があったので入る。2棟の平屋があり、奥の染織工房
では、結城紬の藍(あい)染めや、コースター、マフラーづくりなどの体験が出来、近隣の
小学校などからの体験実習も多いという。


 結城紬の反物、帯地(おびじ)、作務衣(さむえ)、小物などの販売もしていて、居られ
た担当の方から、藍染めの工程などの説明を伺った。


 学校とは思えぬ、城壁のようなりっぱな石垣に囲まれた結城小の南側の、石を配したせせ
らぎの流れる歩道に沿って進む。


 校門を入った左側には、昭和41年(1966)の卒業生の記念制作らしい、動物の彫刻
を並べたレンガ塀があった。


 西側の交差点際の小公園には、「明治天皇結城大本営記念碑」と、砲身のような鋳鉄製の
碑が並んでいる。

 市街地に入ったすぐ先に、「あくとの里」の看板の出た、どっしりとした見世蔵(みせぐ
ら)の建物が見える。有機農産物直売所で、地元の野菜や漬物、うどんやせんべいなどの農
産物加工品が販売されていた。


 南側の三差路を西に入ったところには、「つむぎの館」の案内板があり、芝生の庭を囲ん
で何棟かの建物が並んでいる。


 左手の建物は「結の見世(ゆいのみせ)」と呼ぶが陳列館で、つむぎ製品のアクセサリー
や小物、衣類、マフラーなどを展示販売していた。


 ほかに、古民家の陳列館、染色工房織場館(おりばかん)、手緒里(ており)と呼ぶ資料
館、土蔵などがあったが、各々の入館は省略した。

 この通りをさらに進むと、古い木造の洋館や、国登録文化財の鈴木紡績↓の見世蔵などが
残っている。


 色鮮やかな朱の鳥居の立つ住吉高倚神社前を通過し、県道35号との交差点に出た。

 北西側に、大きな看板の渡辺菓子店が目に付き、南西側には、見世蔵を活用した甘味茶蔵
真盛堂↓がある。


 交差点を左折して県道を駅に向かうと、国登録文化財の秋葉糀味噌醸造見世蔵、結城の蔵・
簗島邸居宅、旅館石崎など、古い建物が幾つか点在していた。


 旅館石崎の反対側、銀屋と呼ぶ建物は、シルバー人材センターの人が交代で詰めていて、
観光客にお茶の接待をする休憩所になっている。我々も立ち寄りお茶をいただき、元気なシ
ルバー年代の女性などと話を交わした。

 駅に近づくと通りは最近拡幅されたようで、広い歩道もあり安心して歩ける。16時10分
に、2階に南北連絡通路のあるJR結城駅に着いた。

 自家用車で来ていたKさんに車に南口から便乗し、小山駅まで送ってもらい、17時近くの
宇都宮線上り電車に乗る。

(参加 4人、天気 雨後曇、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 下館、歩行地 結城市、
 歩数 11,800)



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やまさん、スコットランド3か月の自転車旅から帰る

2011-10-16 18:29:05 | Weblog
 「やまさん」こと、カントリーウオーカーの山浦正昭さんは、7月5日(火)の当ブ
ログにて報告の通り、7月2日(土)に出発して3か月間のスコットランド本島と周辺
の島々を巡る自転車の旅に出かけましたが、予定通り巡り終えて9月29日(木)に戻
ってきました。

 昨日、10月15日(土)は「関東百駅巡礼歩行」の第88回に、今日10月16日
(日)は、JR武蔵野線沿線と歩く「カタツムリ歩行」に参加され、変わらぬ元気な姿
を見せてくれました(このレポートは明日以降に…)。

 3か月の旅で自転車で走った距離が2,300㎞、それに歩いた距離300㎞を加える
と2,600㎞に及んだようです。


 今回も、いつもの歩き旅同様、現地で毎日、日々走ったり歩いたりしたルートの地図
づくりを行っていたとのことで、早くも3か月の旅の情報をまとめたB5判80頁の冊
子ができあがり、希望者には分けてもらえることになっています(1,000円)。


 10月22日(土)19時からは、内輪の人たちでフラッと(やまさん宅)にて旅の
報告会が開かれ、さらに11月17日(木)には、15時からと19時からのそれぞれ
約2時間、東京・飯田橋駅前にあるセントラルプラザビルの18階にある、東京セント
ラルユースホステルの研究室での報告会が開催されることになっています。

 なお、セントラルプラザビルは、JR中央線飯田橋駅の新宿寄り出口を出て右手です。
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四国遍路での昼食地と昼食②

2011-10-14 17:25:00 | 四国遍路あれこれ
 今回は昼食地のほかに、途中立ち寄って食べたり、お茶などをごちそうになったとこ
ろ2か所も紹介します。

=======================================

 2010年3月4日(木)、南国市の29番国分寺を経て高知市に入りました。30番
善楽寺に参拝し、JR土讃線の土佐一宮(とさいっく)駅で昼食の予定でしたが、駅舎は
小さくて椅子もなかったので、踏切を越えて南側にあった、無人の作業小屋のひさしを借
りて昼食地としました。

 この小屋の右側、ひさしの下で。

 弁当は、善楽寺南側のスーパーマルナカで買ったもの。鯖寿司弁当と牛乳で663円。


 3月5日(金)午前は、32番禅師峰寺(ぜんじぶじ)にお参りして、桂浜公園の遊歩
道に入り、この東屋(あずまや)の下で昼食に。


 桂浜に近い三里の町並みにあったスーパー、サンシャイン三里で求めた鯖弁当とヨーグ
ルトは501円、草餅が70円でした。


 3月6日(土)は、土佐市の35番清滝寺にお参りして、土佐市街に戻る手前の高知自
動車道をくぐって南側にあった、セルフうどん店にての昼食。

 うどん、おむすび、コロッケで500円です。

 3月7日(日)、ほぼ1日雨中の遍路道を進みました。昼食は、浦ノ内湾北岸を通過し
て県道23号にあるヘンロ小屋17号須崎にて。


 浦ノ内湾のを過ぎて間もなくの、仏坂分岐のところにあったYショップで買った、姿寿
司とジュースは558円でした。


 3月8日(月)、37番岩本寺を目指して進みます。昼食は、初めてのそえみみず遍路
道を越えて、標高228m七子峠にある「ななこ茶屋」で。


 なべやきうどんは650円です。 


 3月9日(火)も午前中は雨、雨の上がった13時過ぎ、海を見下ろす景勝地鹿島が浦
の国道56号沿いのにあった、うどん店庄寿庵に入りました。


 うどんのついたたたき丼が730円。


 3月10日(水)午前、四万十川の最下流の橋、四万十大橋を渡って右岸沿いを離れて
間もなくの10時過ぎ、一緒になった千葉のお二人と、うどん屋田子作に入りました。


 四万十川でこの春採れ始めたという、「青さのり」の入ったうどんが700円です。

 出来たてのうどんの湯気で、ちょっと曇ってしまいました。

 この日の昼食地は、全長1620mの新伊豆田トンネルを抜けて土佐清水市に入ってす
ぐの、このドライブイン水車の横の店で。

 食べたのは、四万十大橋の東側のコンビニ、スリーエフで買った弁当と牛乳で500円。

 3月11日(木)、足摺岬の38番金剛福寺を目指して進みました。途中、窪津のカツ
オ工場に寄ったりして昼までに金剛福寺に着かず、手前の大谷にあったこの青空市場を借
りて昼食をしました。


 民宿久百々(くもも)でお接待いただいたもの。おむすびやバナナ、乳酸飲料など、も
りだくさんです。

 
 3月12日(金)は大月遍路道に向かい、昼食は土佐清水市の市街地を抜けた海の駅あ
しずりで。地元土佐清水出身の「ジョン万次郎展」を開催中でした。


 お昼は、民宿青岬からお接待でいただいたおむすび。


 3月13日(土)、番外霊場月山神社を経て赤泊集落に入り、2度目の遍路の時に立ち
寄り、江戸時代の納札を見せていただいたNさんのお宅にもう1度立ちよって、そのとき
のお礼を申し上げたところ、奥様手作りの文旦の皮の砂糖漬けなどをいただきました。


 この日の昼食は、さらに1時間近く歩いた、国道321号の軽食シャンチーという店の
近くにあった石を腰掛け代わりにして食べました。国道と行っても、交通量はわずかです。


 おにぎり弁当は、民宿とさやで作ってもらったもの。300円でした。


 (続く)     



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軽井沢の信濃路自然歩道を歩く(長野)

2011-10-11 21:54:38 | ハイキング
 2011年10月9日(日)

 軽いハイキングを楽しむグループの第44回例会で、軽井沢の北辺の峰の茶屋から小瀬
(こせ)温泉まで、信濃路自然歩道を歩いた。

 2台の車に分乗して8前に青梅市内を出発、青梅ICから圏央道に入る。予想された渋
滞はほとんどなく、関越道から上信越道へと順調に進み、甘楽(かんら)PAで休憩をする。

 碓氷(うすい)軽井沢ICで上信越道を出て、軽井沢駅前から観光客の多い旧軽井沢の
町並みを抜ける。小瀬(こせ)温泉のそば、軽井沢レクの森入口のわずかなスペースに車
を止めた。

 すぐ先が、「白糸ハイウェイ」と呼ぶ有料道路の入口。料金徴収の係員がいるが、手前
に止めたので無料で済む。気温は15度を示す。同じ場所に小瀬温泉バス停があり、タイ
ミングよく間もなく来たバスで、峰の茶屋まで行く。


 西側に緩やかな山容の浅間山が望まれ、交差点際のモミジがよい彩りを見せる。



 今日のリーダー、N会長の挨拶があり、10時55分に信濃路自然歩道の標識のところ
から広葉樹林の自然歩道に入った。


 峰の茶屋の標高は1,405m、信濃路自然歩道は、ほぼ湯川に沿った下り道である。爽
やかな秋晴れで、木漏れ日の続く広葉樹林は傾斜も緩やかで気持ちよい。


 頭上には、黄色く色づき始めた葉も見える。背の高いシラカバもあちこちにあり、やが
て下草には大きな葉を広げたシダが目につく。


 道幅が広がっていた平坦地で、最初の休憩をした。


 その先にはカラマツが増えてきたが、まだ葉の色づきは少なく、緑が濃い。1,353m
地点付近から、やや急な木の階段を下る。


 ところどころに色鮮やかになった葉も見られる。


 赤いグロテスクな実を付けて立っているのは、マムシグサだろうか…。


 朝早かったのでお腹が空いてきた。白糸の滝周辺は混雑が予想されるので、1時間近く
歩いた、白糸の滝に近い1,330m地点の先あたりで昼食とする。


 間もなく、左手眼下に白糸の滝が見下ろせる。急な木の段を下ってヘヤピン状に折り返し、
白糸の滝のそばに出た。


 車やバスで来た100人近い観光客が、半円形に落下する滝を眺め、カメラを向けている。
われわれも、ここで記念撮影をした。


 白糸の滝は浅間山に降った雨が地下浸透し、湧出するまで6年程かかり、水温は11.8
度と高めだが、これは火山活動に伴う地熱の影響と考えられているという。


 滝の高さは3m、幅70mの岩肌から数百条の地下水が落下し、冬も枯れることなく湧き
出し、千曲川に流れて信州を潤している。

 流れのすぐ下に、3本に分かれた背の高い木が立っている。バスの案内にあった大木だろ
うか…。その奥にももう1本、2つに分かれた太い木が見えた。


 流れに沿って擬木の柵の設けられた遊歩道を少し下ると、バスで通過した有料道路に出る。
草軽交通の売店やトイレなどがあり、こちらも観光客で賑わう。


 滝からの流れをまたぐ橋の上流際にある標識に従い、右岸の高見に向かって木の段の信濃
路自然歩道を上がって行く。

 自然歩道の樹間から左下に、流れに沿った有料道路を見下ろしながら進む。このあたりの
紅葉はまだこれからで、一面緑の葉に覆われている。


 緩やかな下りと上りが続いたあと流れ際に下り、流れと有料道路を横切り左岸に回った。



 しばらくは渓流沿いの道。せせらぎの瀬音をを聞きながら進む。こぶの付いた太い木が立
っているが、何の木かは分からない。


 左からの支流を3本ほど木の橋で越し、その間には木道の設けられたところもあった。こ
のあたりは流れが近く傾斜も少なく、気持ちよい清流を見下ろしながらの快適な木漏れ日の
道である。


 湯川本流の木橋を渡って左岸から右岸へ、有料道路も横断した先の自然歩道は、車の通れ
そうな平坦で幅広い道になっていた。

 右手に、幾つものこぶが付いたハルニレの大木が立つ。この木を、北海道ではエルムと呼
ぶと、そばの説明板に記されていた。

 急坂を下って、しばらく離れていた本流際の、橋のところに出た。標識に従い流れに沿っ
て左に進むと、高さは15m前後かと思われるが、豊富な流れを見せる竜返しの滝が落下し
ている。




 白く泡立てて広がる流れに沿って橋まで戻り、左岸に渡って左に回り込む。



 大きなこぶの付いた枯れ木の横を進み、ほどなく今日のゴールである、小瀬温泉バス停の
ところに着いた。

 10分足らずで、再び2台の車に分譲してて帰路につく。カラマツ林の間を下り、旧三笠
ホテル横を通過し、旧軽井沢周辺まで進むと、まだ観光客が多く、道路は帰りの車で大渋滞。
左手に迂回してみたが駅前通に戻ったら渋滞は続く。

 小瀬温泉を出て、1時間20分余りでようやく碓氷軽井沢ICから上信越道に入る。休憩
した横川SAの先から渋滞がはじまり、関越道に入ってもあちこちで渋滞が続く。

 こちらはがら空きの圏央道に入り、狭山PAに19時過ぎに着いて解散となる。

【コースタイム】青梅市Kさん宅7・46=甘楽PA9・03~09=碓氷軽井沢IC9・40=
 小瀬温泉10・10~26=(バス)=峰の茶屋10・45~55ー休憩11・15~20ー白糸の滝手前
 (昼食)11・50~12・25ー白糸の滝12・35~45ー最初の橋(左岸へ)13・07ー休憩13・19
 ~24ー次の橋(右岸へ)13・48ー竜返の滝14・20~28ー小瀬温泉14・43~50=(軽井沢
 中心街渋滞)=碓氷軽井沢IC16・12ー横川SA16・23~48=(上信越道・関越道渋
 滞)狭山PA19・05~10    (注) =自動車 ー歩き

 (参加 10人、天気 晴、距離 7・3㎞、地図(2万5千分の1) 浅間山、山と
  高原地図 浅間山軽井沢、歩行地 軽井沢町、累積標高差 約560m、峰の茶屋
  →小瀬温泉下り標高差約300m)
  


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武蔵高萩から笠幡へカントリーウオーク(埼玉)

2011-10-10 21:22:51 | カントリーウオーク
 2011年10月8日(土)

 秋晴れに恵まれた1日、埼玉県内を中心に歩くカントリーウオークグループの第187回
例会に参加した。集合地はJR川越線の武蔵高萩駅。参加メンバー15人は4組に分かれて、
10時9分に駅を出る。

 ==黄金田の残る高萩の里道を行く==

 桜並木の駅前を南へ、県道15号を越えて谷津の住宅地や高萩小の横を抜けて、田園地帯
に下った。平成8年(1996)に近代的なほ場に改良したという土地改良記念碑が立つ、
第二小畦川左岸沿いの田んぼの間を、南に向かう。


 休耕田も多いが、収穫前の稲田が広がり、先月の台風15号の被害か、倒れた稲もかなり
ある。自家米用にするのか、はさ掛けした田んぼも残り、収穫後の田んぼも見られる。

 あぜ道には、コスモスなどが色鮮やかに咲く。


 1㎞余り進んだ十字路で左折して大谷沢集落に上がり、正法寺で小休止する。


 無住でソメイヨシノが数本あるが、ほかに植栽はなく、開放的な境内の西側に、古い七地
蔵が立っていた。


 周辺の民家にはキンモクセイが多く、歩くにつれあちこちで芳香が漂う。ある民家の庭に
は、ウメモドキがもう真っ赤に色づく。


 雑草地の一角に、枝を切られた古木が根こそぎ倒れていた。15号台風の強風にやられた
のだろうか…。


 ソバの花咲く畑もあり、近くの小さい納屋に、収穫したゴマが干してある。集落南端の十
字路際にあったキウイ畑には、りっぱな実がたわわに実っていた。


 そばの高根神社の境内は、ヒノキに囲まれていて涼しい。ここでも小休止する。


 東側、南小畦川沿いの低地にも田んぼが伸びていて、そばの田んぼに小学生が大勢集まり、
稲刈りをほぼ終了したところ。「JAいるま野アグリキッズスクール稲作体験圃場」で、春
先に子ども達が植えたのを収穫したという。


 その北側で圏央道と南小畦川の東に出て、田木集落へ。国道407号に挟まれた農家の隅
に、色づき始めたたくさんの柿が下がる。


 交通量の多い国道を横断し、構内にキンモクセイの並木が続くホンダの工場横に出る。高
富の畑に囲まれたところに、犬がたくさん飼育されていて、おりに近づくと、人なつこい犬
が2匹寄ってきた。


 2本先の農道を左折して、屋敷林を持つ農家の前を東へ向かう。

 ホルスタイン牛が10数頭飼育され、有機農業の畑の中を進み、智光山公園に正面入口か
ら入る。


 昼食地の狭山市立体育館前にある噴水広場に、12時20分に着いた。

 ==サイボクハムに寄り笠幡へ==
 
 13時15分に出発、体育館の横から子供動物園の西に進み、公園内の林間を流れるせせ
らぎ沿いの木道を北東に向かう。ホタル飼育施設を過ぎ、キャンプ場の先で流れを離れた。

 そばにバラ園があり、見頃は過ぎているが、まだ何種類かのバラが花を見せている。バラ
を囲む花壇の前で今日の記念撮影をした。



 緑の相談所の建物の横から公園を出て、上ノ原集落へ。


 花咲く広いウド畑などの横を進んで、サイボクハムの南側へ。下大谷沢交差点の角から、
埼玉種畜牧場・サイボクハムの構内に入る。


 この3連休は、サイボクハム秋の収穫祭「ありがトンまつり」を開催中で、車で来た買い
物客でごった返している。私たちも、ここで休憩と買い物を兼ねて、30分近くの自由時間
をとる。

 売店に入ると、サイボク直営牧場産の豚肉やハム、ソーセージを始め、食肉加工品や乳製
品パンやアルコール類などが並び、どこもたくさんの人だかり。


 別棟のカフェテリアに入ったり、キッチンと呼ぶ店などで、もつ煮やたい焼き、芋煮、ア
ルコールやドリンクを買って飲食をしたりする人も多い。缶ビールや牛乳などを求め、カン
トリーウオークとは一線を画したひとときを過ごした


 サイボクハムの南側から西に回り、南小畦川の細い橋を渡る。はさ掛けの並ぶ田んぼの横
を進んで、北側の下大谷沢集落に上がった。


 柿がたわわに実り、長屋門や蔵のあるりっぱな屋敷の多い静かな集落を北に進む。向こう
の林には、ダイサギやアオサギが羽を休めているのが見える。



 清掃センターの近くにあった、川越市福祉散策の森のところで最後の小休止をして、ゴー
ルのJR川越線の隣駅、笠幡駅に15時25分に着いた。

 (参加 15人、天気 晴、距離 11㎞、地図 川越南部、歩行地 日高市、狭山市、
  川越市、歩数 10,800)


 なお、サイボクハムの詳細については、サイボクハムのウェブサイトをご参照下さい。


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