あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

中欧5か国の街並み① ウィーンとチェコのチェスキークルムロフ

2016-08-29 21:46:42 | 中欧5か国旅行
 2016年8月29日(月)

 台風7号の大雨から1週間、その間投稿を休みましたが、今度は迷走していた台風10
号が明日午前中に関東に接近しそうで、また大雨と強風に注意が必要です。

 この台風は東北地方に上陸が予想され、統計を取り始めた昭和26年(1951)以来、
太平洋から直接東北地方に上陸した記録はないとか。東北地方太平洋側での被害の少ない
ことをお祈りします。

========================================

 今日からは、5月28日(土)~6月4日(土)の中欧5か国を訪れた時に見た街並み
を紹介することにします。

 すでに行程順のレポートで紹介したところは省き、いわばフラッと巡って見た街並みの
スナップ写真と行った感じで、場所や建物の名など分からないものかなりあります。

 最初は5月29日(日)のオーストリアの首都ウィーン、まずは宿泊したホテルアメデ
ィア周辺の建物など。





 
 上の2つの写真、信号機は柱に取り付けられて無くて、ワイヤーで張られた道路上です。
    

 この通りは街路樹が豊富、住宅街などには多いようです。右側のボダイジュには花が。


 ホテルからベルベデーレ宮殿に向かうバス車中からの楽友協会ホール。ウィーンフィル
の本拠地です。


 オペラ座の近く


 市民庭園に向かう途中で見た建物。


 市民庭園から北西に望む市庁舎。


 旧市街の中心辺りのグラーベンと呼ぶ通り。正面に三位一体像が見えます。

                    三位一体像

 グラーベンの東側、シュテファン広場で憩う市民など。


 旅の最後、6月3日(金)に帰国のため、ハンガリーの首都ブダペストから再びウィー
ンに戻りました。市内に入ってバス車中から見た教会のような建物。
     

 メトロ4号線に平行する通りで。


 オペラ座の近くか。


 ウィーン国際空港に向かう前、フリータイムで巡ったオペラ座付近。




 5月30日(月)はウィーンからチェコの首都プラハに向かう途中、チェコ南部に14
~16世紀の町並みがそのまま残るチェスキークルムロフを訪ねました。

 チェスキークルムロフ城から見下ろすチェスキークルムロフの旧市街。




 旧市街は、S字状に大きく蛇行するヴルダヴァ川に囲まれています。




 ここまでがチェスキークルムロフ城の高みからの展望。
 

 城を出て、細い通りを旧市街に向かいます。


      

 中ほどでヴルダヴァ川の橋を渡りました。


 川沿いの家、左端の家には日の丸らしい旗が。


 チェスキークロムロフ旧市街の中心にあるスヴォルノスティ広場。


 観光客で大賑わいしていました。


 広場の東側にある展望スポットに上がって眺める家並みや城など。






 スヴォルノスティ広場にあるレストランで昼食後、フリータイムに巡った周辺の通り。
     





      このように、前面を飾った建物がたくさん目に付きました・。
     

 チェスキークルムロフの観光を終えて、首都プラハに向かいます。(②に続く)




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調整池の容量以上か 台風9号の記録的短時間大雨(埼玉・所沢)

2016-08-22 23:13:35 | 所沢だより
 2016年8月22日(月)

 リオデジャネイロオリンピックの閉会式の実況をテレビで見ている頃から、台風9号が
関東に接近し、所沢市内でもかなりの雨が正午過ぎまで続きました。

 午前8時40分頃のわが家周辺の雨。


 開会式を終わった後の10時55分頃は、さらに雨脚が強まりました。




 開会式の中継終了後は1時間余りはテレビを消していたのですが、遅い昼食のときに見
ながらと思い再びつけたら、NHK総合TVでは以後ずっと台風情報が続き、所沢周辺の
情報が幾つも報道されました。

 所沢付近に記録的短時間大雨情報が出たのは、初めてのように思います。


 そのうちに、市内中心部を西から東に流れる東川(あずまがわ)が氾濫して、床上浸水
の被害が出たことも。


 わが家は、東川流域から100mほどにありますが、川の上部より5m以上高台なので、
浸水の心配はありません。

 日本気象協会のサイトから、所沢市の昨夜からの気温と雨量のグラフを見ると、11時
~13時に1時間に50ミリ以上の降雨があったことが分かり、1日の降水量も200㎜
を超えました。


 東川には、12年前に完成した大きな調整池があるので、雨がほとんど上がった17時
過ぎに行ってみました。まだ濁流ですが、調整池下流の東川の流れはかなり少なくなって
います。
     
 普段の東川は底部だけ流れている程度なので、これでもかなりの水量です。
        

 東川の洪水防止の切り札として期待していた、上新井調整池に着いたらビックリ!!

 深さは15m以上あり、普段はほとんど水の見えない調整池は満杯でした。調整池は上
流(西)側と下流側(東)の2つに分かれていて、こちらは大きい方の下流側の池の下流
部から見たもの。堰堤(えんてい)側におびただしいゴミがたまっています。

 下の池の北側部
 

 下の調整池の上流側堰堤から見たもの。池の長さは約110m、幅25mくらいありま
す。東川はこの左手(北)を流れています。


 こちらは上の調整池の下流側から、やはり満杯でおびただしいゴミが。上の池は長さ約
75m、幅25mくらいです。




 たっぷりの水に2羽のカモ訪れていました。普段はこのような姿は見られません。


 北側の東川の流れ。この上流部左手に上の調整池への取り入れ部があります。


 取り入れ部は左手、右側が本流で、上の写真のすぐ上流です。




 取り入れ部付近から見た上の調整池。


 折り返して東川と調整池の間を下の調整池まで戻ります。下の池の東川側の中間部は堤
防が低くなっていて、そこからあふれた水が東川に流れた痕跡がありました。


 下の池の下流部に戻ってもう一度眺める調整池。


 雨が上がりかけていて、上流側の遙か向こうに、奥多摩の大岳山周辺の山並みが見えて
きました。


 下流側調整池の北東端にある、この調整池の説明パネル。

 調節容量は64,600㎥となっていますが、今日の降雨量はそれ以上になったようで、
この調整池が出来てから東川の洪水は防止できるものと思っていましたが、甘かったよう
です。これからも集中豪雨や台風時のいっそうの備えが必要になりそうです。




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今年のわが家のゴーヤーのできばえ

2016-08-21 18:32:25 | 所沢だより
 2016年8月21日(日)

 夏の全国高校野球大会は栃木県の作新学園が優勝し、リオデジャネイロオリンピックも
現地時間で今夜、閉会式を迎えます。スポーツの夏の話題で賑わったこの2週間余り、明
日からは平常な日々となるのでしょうか…

 夏のわが家では毎年、南側の日よけにゴーヤーを植えているのですが、同じところに連
作するためか、5年目となった今年はなかなか育ちませんでした。

 植えたのは5月18日(木)、ほんとうは5月初めに植えたかったのですが、安い苗を
探し求めているうちに中旬を過ぎてようやく入手し、広い方には9本の苗を植えました。


 こちらのエアコンの室外機前には3本を。


 その後なかなか育たず、2か月余りを過ぎた7月22日(金)でもこの程度。例年なら
梅雨明けの時期ですが、今年は梅雨明けが遅れたので幾分か救われました。
      

         

 この頃、連れ合いがフウセンカズラを発芽させて2つの間に鉢植えをしました。
       

 そして今日、8月21日(日)でも部屋が隠れるほどにならず、上に延びるだけであま
り日よけの役目は果たしてくれそうにありません。
          

       

            

 一方、フウセンカズラは実がたくさん付いてきました。
   

     

        

 ゴーヤーの実の付き方もいまひとつで、これまでに1本ずつ2回くらいしか収穫できな
かったのが、この数日で急に育ったのが目に付いてきたので収穫することに。
        

 今日は11本の収穫、右から4番目の1番大きいので26㎝ほどですが、市販のゴーヤ
ーに比べる太さもいまいち。
    
 でも、今夜は新鮮なゴーヤーチャンプルーが味わえそう。今年はこの後、これだけの収
穫は望めそうにありません。幾分かでも緑のカーテンが増えることを期待するのみです。





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中欧5か国の旅で味わった食事(後半)

2016-08-16 16:02:02 | 中欧5か国旅行
 前半のあと別の話題が入って間が空きましたが、2016年5月28日(土)~6月4
日(土)に出かけた中欧5か国の旅で味わった食事の後半です。

========================================

 5日目の6月1日(水)、連泊したチェコの首都プラハのホテル デュオプラハのレス
トランで、6時30分から前日同様にバイキング朝食をしたのですが、カメラは持たずに
行き、撮ってないので省略します。

 午前中はバスで約337㎞というこの旅で最長の距離を移動して、スロバキアの首都ブ
ラスチラバに入ります。
 
 ブラスチラバの観光を前に、旧市街のレストランで昼食を。レストラン入口。


 レストラン内部、私たちは別の席でした。


 前菜のスープ


     主菜は白身の魚料理。注文のビール(小)は2€(ユーロ)でした。
    

         デザートのケーキ
        

 昼食後、ユニークな像や看板などストリートアートの多いブラスチラバ旧市街やブラス
チラバ城などの観光をして、ブラスチラバ中央駅から優等列車ユーロシティで、チェコの
首都ブダペストに向かいましたが、列車は大幅に遅れて約1時間30分の延着でした。

 ブダペスト東駅に20時過ぎに到着し、バスで15分余り乗り、遅れた夕食はブダペス
ト市内のレストランで。レストラン入口。






 この日は、ハンガリアン グヤーシュと呼ぶハンガリー料理の代表的なものとか。最初に
出たメニュー。左上はライス、ほかは何だったかな?


     パン
    

         このスープがメインのよう。パプリカ味の牛肉スープとのこと。
         

 ここでは、ティンバロムというハンガリーの打楽器と、ヴァイオリンほかによる生演奏
があり、ハンガリー舞曲などを演奏してくれました。
        

     デザートのケーキ
    

 すっかり暗くなった食事後に灯るレストランの看板、21時20分頃。


 この日と次の日は、ブダペストのホテル アクインカム ブダペストに連泊。


 6日目、6月2日(木)朝、ホテルのレストランで、7時20分頃からバイキング定食。


 私のメニュー


 午前はブダ側の観光後ドナウ川を渡ってペスト側に回り、地下鉄1号線の始点駅に近い
カフェ兼レストラン ジェルボーに12時15分頃入って昼食に。
     

 ジェルボーは200年の伝統を誇る菓子の老舗とのこと。ハンガリー貴族たちに愛され
た店のようで、エリザベート王妃もごひいきの店だったとか。


 前菜はサラダ


     ビールが来たので食べかけながらもう一度、ビール(300cc)は3€。
    

         次はこれが
        

     こちらがメインのよう
    

         デザートのチョコレートケーキは、ハンガリー貴族も召し上がった
        のだろうか…
        

 昼食を終えて、振り返り見るジェルボー


 午後は、バスでドナウベントと呼ぶブダペスト郊外のドナウ川沿いにある2つの町、エ
ステルゴムとセンテンドレの観光をして、夕方ブダペスト市内まで5㎞ほどのところまで
戻り、この旅で最後の夕食をするレストランに18時10分過ぎに入ります。




 入口横に掲げられたメニュー、値段の数字はハンガリー通貨のフォリント(1,000
フォリントが約400円)のよう。
       

 まず出たのはこれ、テーブルの4人で取り分けます。


              注文した赤ワインは4€でした。
    

 

 ここでは、フォークロアディナーショーと呼ぶ情熱的なハンガリー伝統の音楽と舞踊を
楽しみながら頂きます。


 ノンフラッシュで撮ったため、舞踊はみなピンぼけでした。

 メインディッシュ


 今日は2人になったドライバーさん(左)と添乗員のKさんが同じテーブルで。


 ディナーショーの後半には、ツアーメンバーも呼び出されて一緒に踊ったり歌ったりし
て、最後の夜を楽しみました。

 デザート


 夕食後ブダペストの中心部に戻ってドナウ川のナイトクルーズも楽しみ、翌6月3日
(金)はもう帰国の日となりました。

 朝食は連泊のホテル アクインカム ブダペストですが、やはりカメラなしでレストラン
に行ったので、記録はありません。

 朝食後、バスでブダペストからオーストリアに戻って首都ウィーン市街に入り、12時
24分に昼食をするレストランへ。
     



 前菜


     注文のホワイトワインは4€
    

         主菜
        

     デザートのケーキ
    

 13時過ぎにレストランを出て、バスでオペラ座前まで行き、フリータイムで近くを巡
り、最後のウィーン観光を楽しみました。

 15時にオペラ座前を出発して15時40分にウィーン国際空港へ。しばらく待ってウ
ィーン国際空港発成田行きオーストリア航空便は18時20分に離陸しました。

     夕食となる機内食は、1時間半ほど飛んだ19時50分頃。
    

         食後のコーヒー
         

 長い長いシベリア大陸北部上空を西から東に飛んで、北海道西方の日本海に出た日本時
間の6月4日(土)、10時25分頃に朝食が。
      

 成田国際空港には11時55分に到着して、無事8日間の旅を終えました。





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71年目の終戦の日、所沢市役所で平和祈念資料展(埼玉)

2016-08-15 17:19:03 | 所沢だより
 2016年8月15日(月)

 終戦から71年を迎えた今日、市内ウオーキングで所沢市役所を訪れたら、例年同様に
1階ホールで「所沢市 平和祈念 資料展」を開催していました。




 この平和祈念資料展は、毎年この時期に開催されていて、71年前の終戦の日の直前に
広島と長崎に投下された原子爆弾による惨状を伝える写真展です。


    

         





 今年は、開催中のリオデジャネイロオリンピックの話題に隠されがちですが、私たち日
本人にとって忘れてはならないのが、原爆投下がもたらす惨状をはじめとする戦争の浅ま
しさです。
     



     




 71年続く平和の有り難さをかみしめるとともに、このような惨状を2度と繰り返すこ
とのないように祈り、いまもあちこちの国で続く絶えることのない衝突が治まり、世界中
が平和の世の中となり、競うのはオリンピックのようなスポーツや、芸術、文化、科学な
どに限られることを願いたいものです。

 ちなみに所沢市役所の庭には、原爆投下の被害に遭った広島市役所の敷石が設置されて
いて、終戦の日の今日は花束が手向けられていました。






 傍らに手水を入れたバケツも用意されていたので、私も敷石に水をかけて原爆犠牲者の
霊の冥福と、平和な世の中が長く続くことを祈りました。


 この後、南側の所沢航空記念公園に回ったら、白百合が咲き出していたので、手向けの
花の代わりとしたいと思います。
 
    



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上越国境 三国峠から谷川岳への縦走(群馬・新潟)[44年前](後半)

2016-08-13 14:42:32 | ハイキング
 昭和47年(1967)8月12日(土) 快晴後晴一時曇

 宿泊した平標山の家では、3時半頃から群馬パーティは起きて外でラジウスで朝支度に。
次いで新潟パーティなども起きだし、寝不足ながら私も4時半頃には起きる。すっかり晴
れ上がり、昨日は見えなかったはるか彼方まで見通しが良い。御来迎前の朝焼けをカメラ
に写す。
      

 5時半には朝食が出来上がり食べる。早立ちは茂原のHさん、4時半には宿を出て平標
山(たいらっぴょうやま)に上がる。次いで群馬、所沢の人、新潟と続き、トイレに行っ
ている間に皆出発してしまい、ラストで5時23分に出発した。

 男性組は皆、平標山頂に上がらずトラバースして仙ノ倉山へ向かったが、私はせっかく
なので山頂へ。オオシラビソの林と湿った草原、南方はるかに浅間山がはっきり。草原と
クマザサをひと上りで1,983.7mの平標山頂に着く。


 北に土樽、松手山への下り道、草原に池塘(ちとう)が3つ4つ、そして東から北の越
後側はびっしりと雲海が目の下に。1,500mくらいから上は良く晴れていて、巻機山や
八海山などもはっきり望める。




          平標山頂から西方、苗場山↓の展望

 宿を出るときは寒かったので、長ズボンと長袖シャツだったが、暑くなったので山頂で
半袖シャツと半ズボン、それにパンツも代える。先発隊はひとつ向こうの仙ノ倉山辺りに
もう着いているが、展望が素晴らしいので写真に時間をとられ後れをとる。


 仙ノ倉への道はのびやかな草原で、まだつぼみのリンドウなど高山植物が多い。


 平標山~仙ノ倉山間に咲くヒメコゴメグサ


           仙ノ倉山中腹からエビス大黒の頭
          

 緩やかな上りの仙ノ倉山(2,026.2m)は谷川連峰の最高峰。


 ここからエビス大黒にかけて今日の展望が最高で、南に笠雲の富士山から秩父連峰、八
ヶ岳、浅間から続く湯ノ丸方面、南アルプス、近くは白砂、沙武流など上信越国境、苗場
山へと続き、さらに北に向かって雲海の上に越後大源太山、巻機山、八海山、朝日、白毛
門方面、そして東に尾瀬、日光方面から広い裾野の赤城、近くは大峰山、南に榛名、妙義、
荒船と中部山地の山々が全望できる素晴らしい展望である。

 仙ノ倉山頂から赤城山方面


 仙ノ倉山頂から万太郎山、谷川岳方面



 すぐ東の三角のピラミダルなエビス大黒ノ頭↑へは、かなり急に感じられたが、行って
みるとそれほどでもない。

 エビス大黒の頭付近に咲く花


 エビス大黒の頭から巻機山方面


 エビス大黒の頭の下りから見る万太郎山


 途中にカマボコ型の避難小屋があり、草原にはクマザサが茂り、ハクサンフウロや白い
花などの咲くお花畑があり、コバイケイソウはもう枯れかかっている。

 避難小屋からふり返るエビス大黒の頭と仙ノ倉山


 群馬側に岩頭を見て、トリカブトなどの咲く草原を行く。もう万太郎山から仙ノ倉山へ
の緩やかな稜線も見えてきた。越後側の雲海もだんだん千切れて、はるか下には上越線の
土樽か中里方面の線路なども望まれる。

 毛渡乗越から万太郎山へは、緩やかだが長い上り道。途中で新潟のパーティを抜き、写
真もだいぶ撮ったので、一気に万太郎山へと上がり、先着の所沢氏と群馬パーティに追い
つく。群馬パーティにはかなり疲れた人もいるようで、ここで両者を抜いて一気に下る。

 万太郎山頂から一ノ倉と茂倉岳


 万太郎山下りから大障子方面


 予定では左への吾策新道を下る予定だったが、時間が早く天気も大丈夫そうなので谷川
岳まで行くことにする。1時間先発のH女史は依然見えず、皆もその早さに感心していた。

     お花畑に咲く花
    
    シモツケソウ(少しボケ)      ハクサンフウロ

 大障子への下り道、右手にあったカマボコ型の避難小屋には、落ち葉が敷いてあった。
小障子の小ピークは知らぬ間に過ぎ、休まずグングンと次のオジカ沢ノ頭まで雄大で長い
上りのクマザサなどの草原を行くと、はるか先にH女史の姿が見えたが、ガスに消える。

 そろそろ一面に曇って時折ガスが撫でる。汗もあまりかかず途中で水を1杯半飲んだだ
けで、長い上りを一気に上がり着くと手を振る姿が見え、11時23分にオジカ沢ノ頭へ。
ここにも肩にりっぱな避難小屋があった。

 Hさんは30分ほど前に着いて昼食もとり、ガスの晴れるのを待って振り返る縦走路を
カメラに納めようと待っているとのこと。私もここで、宿で作ってもらった弁当を食べる。
2つの握り飯は手にくっついてベタつく。

 そのうちに後続のIさんも上がって来て単独行3人が合流し、レモン、あめ、チョコレ
ートなどを交換しあってゆっくり休憩した。ガスの晴れ間に、たどってきた縦走路は時折
見える程度で、谷川岳方面はガスで見えない。左手の万太郎谷には、りっぱな滝が見える。
長く休んでいると風が冷たく感じられる。

 1時間の大休憩をして、3人揃って谷川岳へ向かう。ガスで展望はあまり利かなくなる。
岩の間にハクサンフウロやトリカブト、シモツケソウなどが花開き、疲れを癒やしてくれ
る。

 ひと上りで最後の肩の小屋からトマの耳へ上がると、天神平方面からの軽装の人達が
20人くらい来た。しかし平標からここまでのコースでは、単独の男女各1人しか会わず、
まったく静かだった。途中はウグイスが賑やか。

 谷川岳でも展望はほとんど利かず、20分ほどで下りにかかる。茂原のHさんの勧める
厳剛新道を下ることにして、合同3人パーティで岩の多い道を急降下し、ざんげ岩から西
黒尾根と厳剛新道の分かれ道まで一気に下ってひと休みする。ここまでの急降下で急に汗
をかいた。

 厳剛新道の下りも、石のゴツゴツした急下降、Iさんは遅れ気味なるも、Hさんはとう
とう下まで一緒についてきた。しかしラストは足が上がらず、気力で右から左へと足を運
んでいるようなもの。

 マチガ沢の支流に出てきれいな流れで汗をぬぐい、顔を洗ってひと休みしていたら小雨
がパラパラしてきたので、I氏を待たずに2人で下る。雨もほんの少しで上がり、マチガ
沢に入る舗装路に出てホッとする。初めての単独行に備えて、縄跳びで鍛えたというHさ
んは強い。

 ロープウェイ駅までの舗装路は、お互いに行ってきた山の話などしながら下り、さらに
土合までは追いついたIさんを加え、バスにも乗らずにひと下りして、16時40分に土
合駅に着く。

 延々11時間の長かった行程、下りで足がすっかり疲れた。しかし天候に恵まれ、素晴
らしい展望と種類と量はさほどでも無いがかなりあちこちにあったお花畑、緩やかな草原
のコースは道も良く、よいコースだった。

 ゆっくり帰るというHさん、越後へ下るというIさんと別れ、17時02分発高崎行き
に乗る。新潟鉄道管理局のこの列車は、旧2等車のゆったりした車両で、上越への山行で
おなじみのもの。その車両に空席を見つけ、駅で買った缶ビールを一気に飲み干すと、新
前橋駅近くまで眠り込む。谷川ロープウェイで下りたという群馬組4人も駆け込み乗車し
た。

 高崎で下りたら足がすっかり参り、階段の上り下りが辛い。高崎駅前の朝鮮料理屋で夕
食をして、駅から家に電話して19時16分発の八高線に乗る。寄居からは靴も脱いで足
を伸ばし、東飯能駅に21時18分に着く。

 飯能駅まで歩いたが、下はさすがに暑い。武蔵藤沢駅に下車して22時10分、重い足
を引きずりつつわが家へ入る。

 [コースタイム]
 平標小屋5:23-平標山頂6:05~28-仙ノ倉山7:10~30-エビス大黒の
 頭8:05~20-毛渡乗越8:53-避難小屋9:12~15-万太郎山9:48~
 10:05-大障子の頭10:40-避難小屋11:00~05-オジカ沢の頭(昼食)
 11:23~12:25-肩の小屋13:15-トマの耳13:20~42-小屋跡
 (西黒分岐)14:30~47-沢へ15:35-ロープウェイ駅16:15~20-
 土合駅16:40

 [費用]池袋~後閑 630円、急行券 200円、後閑~三国山頂バス 220円、
 土合~東飯能 630円、飯能~武蔵藤沢 50円、平標山の家1泊2食弁当
 1,550円、ビール、ジュース、高崎夕食 320円 合計 3,550円

 [距離 19㎞、標高差 -987m、累積標高差 +1,598m、-2,583m] 




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上越国境 三国峠から谷川岳への縦走(群馬・新潟)[44年前](前半)

2016-08-12 18:06:06 | ハイキング
 2016年8月11日(木)

 今日は、今年から制定された新しい休日「山の日」なので、山にちなんだ話題を考えた
のですが、最近は平地のウオーキングばかりで山行の機会がありません。

 そこで古い資料と写真を探したところ、ちょうど44年前の8月11日に出かけた山行
記録とセピア色に変わってしまった写真があったので、写真はリカバリーソフトで色の再
現を試みました。

 もとの色になったとは思われませんがかなり色がついたので、アップすることにしまし
た。山行記録がかなり細かいのに比べて写真はわずかなので、いつものブログとは違いま
すが、興味のある方はご覧下さい。

========================================

 昭和47年(1972)8月11日(金) 曇一時雨、晴

 5時起床、白馬三山以来1年ぶりの山行と、連日の仕事疲れや長女の育児の相手などで
睡眠不足気味のところで準備十分とは言いがたいが、やっと3日の休みをとったので出か
ける。

 八高線で行こうか上野へ出ようかと迷ったが、高崎、後閑での乗り継ぎ時間の安全を見
て池袋へ出ることにして、西武池袋線 狭山ヶ丘駅発5時44分で行く。池袋駅6時34分
着だが、上野6時58分発には少し危ないので赤羽駅で待つ。

 赤羽駅7時05分発は旧盆が近いのでかなり一杯の乗客。前から2両目入口そばの網棚
に空き見つけてザックを上げ、昨夜作ってもらった握り飯を立ち食い。すぐ反対側に座っ
ている娘さんが酔ってゲブしていたので食べていても気持ちよくない。水も無いのでのど
の通りも悪し。

 今回は8ミリカメラは持たず、ペンタックスのみなので荷は軽い。新前橋で長野原方面
行きは切り離しとなり、後の水上行きに移る。こちらは空いていて座れた。空はほとんど
見えず、雨に会わねばと気兼ねする天候である。

 9時04分後閑(ごかん)駅着、9時25分発三国峠行き東武バスは、次の9時23分
着普通列車が7分遅れで待ち、9時35分に発車した。湯宿、猿ヶ京で降りる人がいて、
三国峠で降りた登山者はほかに一人。この人は、宿も一緒の所沢のIさん。

 三国大橋と三国トンネルの間の道を右へ、樹林帯の上りとなる。賑やかな小鳥の合唱を
聞きながら緩い山道をたどる。高度が上がるにつれ、今バスで上がってきた国道17号が
見え隠れする。


 右から旧三国街道を合すると数分で三国峠。ここには赤い鳥居の三国権現がある。猿ヶ
京温泉の客であろうか、数人の家族連れが居た。

 三国権現の横から急な上り道となり、草原状の見晴らしの良いところを上がると、群馬
側国道の見通しがだんだん良くなる。雲行きが怪しくなり、降り出してきたのでボンチョ
を被る。20分ほどの小雨で止んだが、三国山頂への道に入ったら道が見えぬササヤブ。
キャラバンシューズが濡れて水が入り込み、靴の中で踊ってくる。

 三国山を下り大源太への鞍部で昼食をとり、雨に濡れた靴下を絞り水を出す。まだ天気
は危ないので、ゆっくり休む間もなく出発し、先に行った例の男性を抜く。聞くと、やは
り平標(たいらっぴょう)山の家泊まりという。

 大源太山を過ぎた頃からまた雨になり、ガスの間に山の家が見えたので再びポンチョを
被り、小屋へ急ぐ。やがて雨も止み、14時に小屋へ入ったときには上がってしまった。


 平標山の家の小屋は、平標山の下、笹穴沢の源頭に近く、オオシラビソの林と草原状の
のどかな位置。西に、谷を隔てて苗場スキー場となる筍山、その北に横に長い苗場山、東
は明日たどる仙ノ倉やエビス大黒の頭などが望まれる。


 ガッシリした小屋には、下の法師温泉の山口さんと本多さんの2人が居り、4月から
11月初めまで登山者の世話をしてくれる。2人とも気さくなおじさんで、冗談を言って
は笑わせてくれる。

 1番バスで昼頃には小屋に着いたという、茂原から来た単独行の女性Hさんが、おじさ
んに頼まれて布団やズボンの修理をするという気さくな小屋。すぐあとに、例の単独行の
所沢のIさんも着く。

 お茶を2杯飲んでのどを潤す。コース中に水場は無く、汗はあまりかかなかったとはい
え水筒に水を入れずに来て、途中でジュースを飲んだだけだったのでうまかった。半袖に
半ズボンで上がってきたが、休んでいるとうす寒い。本多さんは、9月の陽気だと行って
いたが、そうかもしれない。雨も上がり時間もあり、カメラを下げて近くをブラつく。


      エビス大黒の頭                  東俣の頭


                 笹穴沢源流


 次のバスで、群馬県の男性4人のパーティ、その後、上から来た新潟・白根市の男性3
人パーティも来て合計10人になる。千葉・茂原の女性、私ともう一人の所沢市の単独行
男性2名が食事付きで、後着の2パーティは自炊である。

 16時頃にはもう食事の支度を始め、17時には夕食となる。単独行3人が一つの台で、
ややフニャけたご飯と、小屋の前に栽培している大根の葉の味噌汁、おかずの中身は忘れ
た。

 1坪くらいのこの野菜畑には夜、兎が来るそうで、兎除けの風鈴(といっても実は1升
ビンの下を割ってぶら下げたもの)が風に涼しい音。小屋のそばには遭難予防に鳴らす鐘
もある。



 16時40分頃、長大な苗場山を背に美しい夕焼けとなる。ランプも無く、小屋の2人
は焼酎をチビチビしながら夕食。新潟組は19時頃には寝込んだので私も寝る。

 広い方の場所に9人が布団を敷くとほぼ一杯。ストーブの反対側は狭く女性用、そちら
の卓で小屋の2人が飲んでいたが、そのうちに地元群馬のパーティが酒を持ち込んで一緒
に雑談を始め、20時頃まで話し声が賑やか。

 毛布3枚を掛けて長ズボンで寝たせいかか、その後も寝付かれずウトウト。ロウソクの
灯で話していた人達も寝込む。ひと眠りして夜半、外へ小便に起きてみたら、久しぶりの
天の川が一杯の星を回りに見せて流れ、谷の向こうに苗場スキー場の明かりがポツンと点
っていた。

[コースタイム]
 三国大橋10:30-三国峠10:55~11:03-三国山頂11:45-三国山と
 大源太の鞍部(昼食)12:05~35-北の入沢道13:10~23-平標小屋
 14:00

[距離 6㎞、標高差 553m、累積標高 +833m、-282m]   (続く)




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さいたま市内での写真展と絵本原画展へ(埼玉)

2016-08-11 18:40:59 | ウオーキング
 2016年8月10日(水)

 カントリーウオークグループのメンバー、Nさんから写真展のお誘いを頂いたので、も
う一つ行きたいと思っていた絵画展の観覧を兼ねて出かけた。

 JR武蔵野線と埼京線との接続駅、武蔵浦和駅に下りて、10時25分に駅を出た。北
に延びる「花と緑の散歩道」と呼ぶサクラに覆われた遊歩道を進む。
     
 午前中から30℃を超える熱さで蒸し暑いが、緑陰が熱さを幾分か和らげてくれる。

 遊歩道は1.1㎞続き、終わったところから別所沼公園に入る。


 公園内の南西側にある小さい建物、ヒヤシンスハウスは閉まったままの日が多いが、今
日は風通しをするのか開けてあり、2人の人が見えた。


 ハウス前の花壇の花


 別所沼の噴水の景観も、暑さを和らげてくれる。


 沼辺では、対岸を含め釣りをする人が何人か見えた。


 西岸の弁天島入口にあった「浦和うなこちゃん」の石像は、昨年11月に行方不明にな
ったと報じられていたが、つい最近、土用の丑の日の7月30日(土)に再び設置された
との報道もあり、以前と同じところで再会できた。
       
 この像は、浦和のうなぎをPRするキャラクターとして、さいたま市内のウナギ料理店
が組織する「協同組合浦和のうなぎを育てる会」が、アンパンマンなどで知られる漫画家
のやなせたかしさんに依頼してデザインしてもらったもの。さいたま市の観光大使にも任
命されているという。何はともあれ、再設置されて良かった。

 久しぶりに弁天島にも入って弁財天堂にお参りした。


 弁天島の南岸に咲くカンナ


 別所沼の北側にも、もうひとつの噴水がある。


 別所沼公園を北東に抜けて東へ、埼玉県立文書館近くで国道17号に出て、北に向かう。
     

 少し先、埼玉県住宅供給公社のビルの1階は、アサガオのカーテンに覆われていた。


 でも花は少なく、数えるほどしか見えない。


 次のさいたま市役所前交差点の北西側が、写真展会場のあるさいたま市役所である。


 市役所構内、交差点に近いこの市民ホールが会場、入口は向こう側に。


 会場入口、ここでカントリーウオーク仲間のNさんが所属される「写真クラブうらら」
の第19回作品展を開催している(8月14日(日)まで)。


 写真クラブうららは、さいたま市内の三室(みむろ)公民館に籍を置いて活動していて、
20年目になるとのこと。


 Nさんなどメンバー7人の方が、20点の風景作品を出展していた。

 撮影地は、東北から関東、中部地方にかけてだったが、Nさんは1点、カナダ・ナイア
ガラの雄大な滝を撮られた作品もあり、皆さん素晴らしい作品ばかりだった。

 観覧後、さいたま市役所の庁舎にも入ってみた。



 1階東側入口際には、さいたま市浦和区を本拠とするサッカーJリーグ1部、浦和レッ
ドダイヤモンズ(略称・浦和レッズ)のパネルがあり、南側入口付近には、10月29日
(土)にさいたま新都心周辺で開催される自転車レース「2016ツールド・フランスさ
いたまクリテウム」の紹介コーナーが設けられていた。


 さいたま市役所東側入口から国道17号側は、ケヤキ並木になっている。



 その南側には幼児が遊べる流れがあり、階段状の流れにたくさんの親子が足を入れて涼
しんでいた。


    

 市役所通りを東に向かう。北側にある知事公館に太陽光発電用のパネルが並び、これだ
けで10㎾の発電量のようだ。




    歩道にあるマンホールは、さいたま市の花サクラソウのデザイン。
    

 次の中山道と交差する仲町交差点の南西側、このビル「浦和センチュリーシティ」3階
が次の目的地である。


 中山道側入口付近の看板。



 3階に上がり「うらわ美術館」の受付でチケットを買い、開催中の「BIB 50周年
ブラティスラヴァ世界絵本原画展 絵本の50年 これまでところから」という長い名の絵
画展を観賞する。   絵画展のポスター↓
          

 チケット半券(観覧料大人610円)


 この絵画展は、創設50周年を迎えた世界最大規模の絵本原画展「ブラティスラヴァ世
界絵本原画展(通称BIB)」の歴史と功績を紹介する展覧会とのこと。

 スロヴァキアの首都ブラスティラヴァで開催されるBIBは、芸術性の高い作品や実験
的でユニークな作品が集まる国際コンペディションとして知られているという。

 ここでは、BIBの歴代参加作品の中から「戦後日本の絵本の歴史50年」を振り返り、
BIBがその発展に尽くした役割を検証するのが目的のよう。

 会場は、第1部で日本からの出品作品を中心に、戦後日本の絵本の歴史をふり返るとい
うテーマで、赤羽末吉「ホースの白い馬」、田島征三「ちからたろう」、丸木位里・丸木
俊「日本の伝説」、長新太「キャベツくん」、安野光雅「旅の絵本Ⅱ」、井上洋介「まが
れば まがりみち」、酒井駒子「金曜日の砂糖ちゃん」など絵本原画を約30タイトル、

 第2部でBIB2015年受賞作品と日本選抜作品で世界の絵本の最新動向に触れよう
という試みで、グランプリ作品「あなたがつくる世界」、金のリンゴ賞「かごの鳥」、日
本選抜作品松本大洋「かないくん」など絵本原画30タイトルが出品されていた。

 館内は撮影禁止なので、もらってきたリーフレットに掲載の作品6点を紹介する。




     





      

 会場には、これら原画だけではなく、それぞれの作品が冊子になった絵本そのものも展
示されていて、それらは実際に手にとって自由に呼んだり見たりすることが出来るように
なっていた。

 私がなぜこの絵画展に行く気になったかというと、最近当ブログで紹介したように中欧
5か国の旅に参加して6月1日(水)にブラスティラバに行ったことから。

 旅に行く前は、スロバキアの首都がブラスティラヴァという名の都市であることも知ら
なかったのに、現地を訪ねたあとにこの絵画展を知って興味をひかれたというのは、何と
も不思議なことである。

 でも観覧してみて、最近はあまり縁の無かった絵本というものにももう一度興味がわき、
暑い中出かけたのも良いことだった。 ほぼ1時間観覧して正午近くに会場を後にした。

 仲町交差点から南へ、国道463号をすぐの須原屋書店に立ち寄ったが、特に購入した
い図書や雑誌はなかった。
     

 すぐ先で右折して西進し、玉蔵院の山門を入る。


 境内にはニレケヤキの古木が枝を大きく伸ばしていたが、樹高や樹齢などの表示は無い。
     

         

 次の通りを横断して地蔵堂に行く。春先には花の見事なシダレザクラも、暑さに耐えて
いるように見える。


 シダレザクラ


 地蔵堂拝殿の天井には、天井画が描かれていた。そのひとつ。


 工事中で閉鎖している埼玉会館前から県庁通りを西へ、県庁東側入口から第一庁舎と第
二庁舎の間の通りを西進する。


 第一庁舎裏手の緑陰。


 往路の国道17号際にある、そば処・吉田屋に13時30分頃入り遅めの昼食に。


     注文したのは三味(さんみ)そば(730円)
    

 往路を戻って別所沼公園へ。公園の北西側入口近くの民家に咲くノウゼンカズラ。
    

     
 別所沼公園のメタセコイヤ並木の間を南下して公園の南に出て、花と緑の散歩道ももう
一度通過して、14時25分にJR武蔵浦和駅に戻り、武蔵野線上り電車で帰路につく。

 さいたま市の最高気温は33℃を超えていた。

 (天気 晴、距離 6.5㎞、地図無し(既知ルート)、歩行地 さいたま市南区、
  浦和区、歩数 12,500)  
 



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中欧5か国の旅で味わった食事(前半)

2016-08-09 23:03:40 | 中欧5か国旅行
 2016年8月9日(月)

 長崎原爆の日の今日は、わが所沢市もこの夏初の猛暑日になったようで、厳しい暑さが
続いています。でも、リオオリンピックでの男子体操団体競技や男子柔道での金メダルの
熱さは別物で、嬉しいですね。

 この暑さでは、電車に乗ってウオーキングに出かける気にもならず、もっぱら買い物を
兼ねての市内ウオーキングばかりで、暑くて写真を撮る気にもなりません。

 そこで今回も、5月下旬から6月上旬に出かけた中欧5か国の旅の中から、旅で味わっ
た食事を紹介することにします。

========================================

 出発したのは5月28日(土)、オーストリア航空のウィーン行き便は成田国際空港を
13時46分に離陸しました。

 最初の機内食は離陸後1時間半ほどの15時10分頃、和食と洋食が選べましたが、私
は和食にしたところ蕎麦が付いていました。
    

 2度目の機内食は、ウィーンに到着の1時間余り前、現地時刻16時47分頃でした。
    


 初日はオーストリアの首都ウィーン市内の、ホテルアメディア↑ に泊まり、2日目の
5月29日(日)朝は、ホテルのレストランでのバイキング朝食です。

 昨夜は到着が遅かったので、今日の出発はゆっくり。食事も8時頃にレストランへ。






 私が選んだもの、食べかけでお見苦しいですが…


 午前中はウィーン歴史地区の観光をして、賑やかなケルントナー通りに近いと思われる
レストランで昼食を。レストランの入口。
     

 前菜のスープ


     ビールを注文したので、もう一度スープと。
    
    このビール(300cc)は3€(ユーロ)、ほかにビール(500cc)は4€、
    ワインも4€でした。

        メインディッシュは、シュニッツェルという薄切りのカツレツ。
        

    デザートのアイスは少しピンぼけですが…。
    

 午後は同じウィーン市内のシェーンブルン宮殿を観光後フリータイムとなり、夕食は市
立公園内にあるコンサートホールのある建物↓の地階レストランで、19時から。


 レストラン


 前菜のスープ


    主菜は鶏肉の料理
    

        デザートは、甘いケーキとアイスクリーム?
        

 3日目の5月30日(月)、朝食は連泊のウィーンのホテルアメディアのレストランで、
出発が早いので6時25分から。私が選んだのはこんなメニュー。


 午前中はバスで西北西に約204㎞のチェコの古都チェスキークルムロフまで行き、世
界遺産の歴史地区を観光後、歴史地区の広場に面したレストランで13時過ぎから昼食に。

 ホテルも兼営しているレストランは、大勢の観光客で賑わっていました。


 前菜のスープ。


     注文したビールを、少し飲んでからもう一度。
    

         メインディッシュはビーフ料理でした。
         

     デザートはアイスクリーム。
    

 レストラン前にあった看板。


 チェスキークルムロフの観光を終え、バスはチェコ国内を北西に約180㎞進んで、首
都のプラハに入り、プラハ城内を抜けて、近くにある夕食会場のレストランに入ります。


 入口に掲げられたメニューの一部


    前菜のサラダ
    

        注文のビールが来たのでをひと飲みしてもう一度、この小ビールは3€、
        ほかにワインは5€、ミネラルウオーター3€などでした。
        

 メインディッシュは魚料理、タラミンチです。
   

 デザートのアイスクリームはピンぼけだったので省略し、レストラン風景を。


 4日目、5月31日(火)の朝食はプラハのレストラン・デュオプラハ↓のレストラン
で6時30分から。

 


 私のセレクトしたメニュー、飲み物はミルクとジュース。


 午前中はプラハ歴史地区の観光をして、昼食会場には少し早めの11時10分頃このビ
ル1階の一番右手の入口から入ります。


     

 私たちの席は、この奥でした。


 前菜のスープと、注文したのはこの日もビールの小。75チェココルナ(400円足
らず)です。


     主菜はチキン料理。
     

         デザートは甘いケーキ
        

 12時05分にレストランを後にしました。


 午後は、プラハからバスで北北西のドイツのドレスデン観光に往復してプラハ市内に戻
り、夕食は旧市街近くのレストランに19時15分に入ります。
     

         

     メニューの一部
    

 前菜のサラダ


     主菜と生ビール、この300ceの生ビール69チェココルナ、ボトルビ
    ールとワインが79チェココルナなどでした。
    

         デザートのケーキ
        

 ほぼ食事を終えてくつろぐ皆さん。


 この日も、プラハのデュオプラハに連泊でした。(5日目に続く) 
 



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中欧5か国の旅で見た観光用の乗り物など

2016-08-03 12:45:34 | 中欧5か国旅行
 2016年5月29日(日)~6月3日(金)に回った中欧5か国の旅の中で、幾つか
の観光用乗り物やオールドカーなどを見かけたので、それらを紹介します。

 最初は、オーストリアの首都ウィーンの宿泊したホテル近くに並んでいた、貸し自転車
のポート。カラフルな彩りの自転車で、遠くからもよく分かりそう。


 これは自転車を貸りるための装置。使い方などは、ディスプレイ左側の国旗により4つ
の言語の中から選んで知ることが出来るようです。クレジットカードも、ディスプレイに
表示されている4種類が使えるのかと思われます。
     

 ヨーロッパでは観光用馬車があちこち見られますが、ウィーンでも何か所かで見ました。


 ウィーンの観光馬車はファイアカー(Fiaker)と呼ば、乗り場はシュテファン大聖堂前
の広場や、王宮のヘルデン広場、ミヒャエル広場、オペラハウス裏のアルベルティーナ広
場などにあるようです。下は王宮付近。


 料金は、1台20分で40ユーロ、40分で60ユーロ、1時間では95ユーロが目安
とか。御者は英語で案内してくれるようです。1台4人乗りですが5人乗せてくれること
もあるよう。


 こちらはチェコの首都プラハの観光馬車。料金は1台が20分ごとに800チェココル
ナ、料金は時間と距離により交渉次第で安くすることも出来るよう。やはり4~5人乗り。


 ドイツ中東部の古都ドレスデンにも、観光馬車がありました。


 チェコの首都プラハで目に付いたのが、この一人乗りの乗り物。セグウェイと呼び、ア
メリカで発明された電動立ち乗り二輪車です。
     
 日本では公道での走行は許可されていませんが、ヨーロッパではほかにロンドン、パリ、
ベルリン、ケルン、ローマ、ミラノ、ブダペストなどで利用されているようです。

 こちらもプラハの広場に集まっていたセグウェイですが、上と機種は違うよう。
      
 観光用ではなくて、地元若者のレジャーのひとつなのかもしれません。

 市街地で時々見かけたのがクラシックカー。同じくチェコの首都プラハで。


 こちらもプラハの広場で。観光用に乗せるのか、男性は客待ちしているよう。


 ドイツ、ドレスデンでのクラシックカー。


 ハンガリーの首都ブダペストに近い小さな町、センテンドレの衣料やカバンなどの店の
入口に停めてあったクラシックカー。


 スロバキアの首都ブラスチラバの旧市街、フラヴネー広場にあった、クラシックスタイ
ルの観光用自動車。






 ハンガリーの首都ブダペストの郊外、エステルゴム大聖堂の前には、SLスタイルの観
光用乗り物が。




 今度は変わった自転車。ドイツ、ドレスデンの広場に止まっていましたが、椅子の数を
見ると1台に7人も乗れそう。


 こちらはオーストリア、ウィーンのオペラハウス前で見た屋根付き三輪の乗り物。自動
車のようで、前に運転手、後ろに2人くらい乗れそう。
  

 日本ではあまり見かけない、これら変わった乗り物を発見するのも楽しみのひとつです。



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