あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など⑦

2009-12-31 18:26:23 | ドイツのウオーキング
 とうとう今年の最後となりました。この1年ご覧下さいましてありがとう
ございます。 皆様にとって2010年がよい年となりますよう、お祈り
申し上げます。

=============================

 さて、ドイツ・アルテナ周辺の歩き旅における道路状況などについて、
最終日の8月23日(日)のコースです。

 この日は、ハーゲンユースホステルを出発してアルテナに戻る22㎞
の道のりです。
 
 まず、ユースホステル前を走る車道B7号を東に向かいます。一帯は
緑の豊富な住宅地です。


 高速道路の下を抜けて、東側に並行するX9ルートに入りました。太い
街路樹に打ち付けられていたX9のルート標識。コース名や主要通過地
が記されています。


 これも、近くの木にあったコース標識。幾つものコースが、この道を通過
しているのが分かります。


 林間を上がり下りして、Holthausen集落に入り、高台からの眺め。下を
流れるLenne川は、ゴールのアルテナの町も通過しています。


 そばのナナカマドの実は、すでに色づいていました。


 近くにあったSchloss Hohenlimburg の城に寄った後、X1ルートに入ります。
城のそばにあったコース地図。このような地図は、ほかではめったに見かける
ことはありませんでした。 

 X1だけでなく、A1~A4のコースもここを通過していて、ウオーキングの
人気コースであることがうかがえます。

 近くの駐停車禁止標識にも、コース標識が貼ってありました。


 X1ルートは、太い広葉樹の多い幅広な道が続いています。


 林道を出るところのゲート、何度か紹介しましたが、これがあるので車の
心配なく歩けるのです。


 高台の牧草地を抜ける気持ちよい道。車道ですが、車には会わなかった
ように思います。


 コースのところどころには、このようなベンチも設けられていました。


 広々とした丘陵上の集落にあった車道の標識。ゴールのアルテナまでは
13㎞となりました。


 大展望の広がる牧草地から下って、アルテナの町並みに入るあたり。
下り坂に並ぶ住宅です。


 8日間のヴァンデルン(歩き旅)のゴール、アルテナ駅(手前)とアルテナ
城です。


 駅の横を通過してアルテナ城に上がり、この日催されていたユースホス
テル100年祭の祭典で賑わう城内を観覧してから、駅に戻りました。

 ドイツ・アルテナの歩き旅関連の報告はこれで終わりとし、新年からは、
ドイツの別の表情をお届けします。
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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など⑥

2009-12-30 22:46:51 | ドイツのウオーキング
 今年も残り少なくなりました。8月のドイツ・アルテナ周辺歩き旅の7日目、
8月22日(土)の道筋の状況です。

 前日来た道を少し戻り、車道K10号に出る手前のあたり、道ばたに野
イチゴがたくさん実っていたので、摘んで食べました。  


 車道の先の集落に入ると、ほかでは見かけなかったトウモロコシ畑があり、
コースはその間を進みます。


 Breckerfeldの町並みに入り、北に向かいます。車道は片側1車線で、
その両側に歩道が設けられていました。


 町を抜けて次の集落、Langsheidへ向かうのはA8、A14,A16のルート
ですが、ここもスペインへの巡礼の道になっていて、貝のマークも記されて
います。その下の、黒い□の中に白色のマークも、コースのひとつです。


 すぐ先から牧草地となり、ルートは右下から真ん中の建物に向かい、その
先の丘陵に上がります。


 稜線を越え、林間の谷間に下ってSchemmという小集落に出ます。この建物
はレストランですが、閉まっていました。


 近くの木に記された黒い四角の中の白色マークは、3つ前の写真から続く
コースであることが分かります。


 林間を上がって牧草地に出たあたりに、監視塔のような建物がありました。
このようなものは、牧草地や森の中のあちこちで見かけました。


 高原上にある牧場。こういうところなら、馬ものびのびと育つことでしょう。


 昼食をしたGriesenbeckeの牧草地近くに立つX6の標識。コース名も表示
されています。


 集落名を示す標識。このようなものがあると、どこまで来たか確認が容易
です。 


 この日のゴールに近い、高台の墓地からのハーゲン(Hagen)郊外の住宅
地の家並み。

 右手の方に少し下り、この日の宿、ハーゲンユースホステルに入りました。

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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など⑤

2009-12-28 17:49:40 | ドイツのウオーキング
 夏のドイツ・アルテナ周辺歩き旅の道路の様子や道標などの紹介、その
6日目、8月21日(金)のコースです。

 スタートは、グレーアゼー(Glörsee)のユースホステル、前日の最後に通
った、太い広葉樹の並木の間を少しだけ進みます。  


 林間や牧場を通過し、鉄道と2つの車道を横断してWupper川の流れに沿
って進みました。左側がWupper川です。 


 川を渡って、対岸のA2,A3,A6コースなどになっているルートに入ります。


 Wupper川の支流に回り、予定のコースを外れて雑草地に上がりました。
でもこのあたりは、南方の展望が開けた気持ちよい高原地帯でした。


 その先の小集落で昼食後、A1ルートに入ったのですが、短い下り道が
途中で荒れて途切れてしまい、このような枯れ枝の積もった針葉樹林を
下に見える道まで下ることになりました。


 川沿いの林間の道、木に記された「X」の字は、X28ルートの標識です。


 少し先には、このような古い石橋が残っています。


 ダム湖の北面を回って牧草地に上がり、X20ルートを進むと貝殻のマーク
がありました。スペインに続く巡礼の道であることを示しています。


 車道L699号を横断した先は、広々とした牧草地。歩いてきた道を背に、
記念撮影を。


 Schlagbaum集落の三差路、高台の気持ちよい牧草地なので、右手の木の下
で休憩しました。


 その先も、高原状の小集落などを通過します。


 ゴールまで20分ほどのところも、遠くまで見晴らせる好展望地です。


 上の場所の左側に続く展望。


 この日は、8日間の歩き旅の中で最長の29㎞を歩き、歩き旅初日と
同じGlörseeユースホステルがゴールでした。
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『ドイツ アルテナウオーク  ドイツ歩く旅ガイド』刊行される

2009-12-25 22:29:11 | ドイツのウオーキング
 当ブログではここ数日、8月12日から25日までドイツ中西部のアルテナ
周辺を歩いたときの道路の状況などを紹介中ですが、この時のウオークの
情報や、ドイツの歩き旅に必要な情報を盛りこんだ冊子が、企画した「やま
さん」こと、山浦正昭さんにより、このほど完成しました。。



 この歩き旅は、今年がユースホステル運動が始まって100年になった
のを機に、ユースホステル第1号となったドイツ中西部のアルテナ城や、
ユースホステル運動を考えついたリヒャルト・シルマンの墓を訪ね、シル
マンが子どもたちを連れて歩き旅をしたあたりを巡ったものです。

 この冊子の前半は、この歩き旅についてをまとめたもの。歩き旅の計画
から実施までのいきさつ、実施したエリアの地図や歩行記、参加した9人
の感想、歩き旅のコース事情や交通事情、地図の入手や現地の案内所・
書店などの情報事情、宿泊したユースホステルのレポートなど、足で回っ
て集めた貴重な情報が盛りこまれています。

 後半には、やまさんが25歳の時から歩いたドイツでの、40年に及ぶ足
どりや、10年がかりでヨーロッパ縦断したやまさん夫婦のドイツ縦断の足
どり、ドイツの歩き旅をしたい人に必要なルートや地図、宿のこと、ガイド
ブック、さらに、ドイツ歩き旅の人気コース・黒い森についてなどの詳しい
情報がたくさん盛りこまれています。



 お仕着せのツアーでは味わえない、オリジナルなドイツの歩き旅をして
みたいという人にとって、市販の旅行雑誌やガイドブックでは得られない
新鮮でナマの情報がいっぱいです。

 『ドイツアルテナウオーク ドイツ歩く旅ガイド』
 編集・発行人 オンフットワーク 山浦正昭
 B5版 160頁 カラー写真とやまさんのドイツスケッチ画の頁あり、
 地図、モノクロ写真多数挿入

 本書は、少部数の自主刊行物ですが、ご希望の方には在庫がある限り
1部2,000円で分けてもらえるということです。

 ご希望の方は、以下のところにはがきかファックスで申し込んで下さい。
郵便振替による後払いにより入手できます。

 〒125-0051
 葛飾区新宿3-24-16 オンフットワーク 山浦正昭さんあて
 ファックス 03-3627-4116

 なお、『「あるきメデス」で見た』ということも記して下さい。

 ちなみに、私の原稿、「ドイツ・アルテナ・シルマンウオーク」と題した
22頁の歩行記や、「フランクフルトやアルテナ周辺の情報事情」(12頁)
なども掲載されています。
  
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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など④

2009-12-23 16:46:52 | ドイツのウオーキング
 夏のドイツ・アルテナ周辺の歩き旅5日目、8月20日(木)のコースの様子
です。

 5日目は、Grafrathからヴッパッタール(Wuppertal)への21㎞の道のりで
した。

 Grafrathのユースホステルを出発して、まずは、近くにあるという国立刃物
博物館に向かいます。

 途中で見かけたこのマークは、ウオーカーのための駐車場が左の方にある
という標識です。車で来て、短距離のヴァンデルン(ウオーキング)を楽しめる
コースが近くにあるというわけです。 


 歩行者専用道の標識、柱に「A1」コースの表示もついています。


 刃物博物館近くの交差点。ちょっと分かりにくいですが、生垣の下のレンガ
(標柱の右手)に、「←X」マークが付いています。

 このあたりはX7ルートでした。


 博物館の観覧を終え、X7ルートを東に向かいます。


 右折点に記されたマーク。


 町外れまでは、林間の幅広い舗装路。車の通行はありません。


 やがて、広葉樹林下の気持ちよい土の道となります。


 林を抜けて流量の多い川を渡り、2つの車道を歩道橋で越えました。
その先、短区間ですが、カエデに似た太い街路樹の間を進みます。


 ヴッパッタールの動物園に入園して、広い園内を回り、いろいろな動物を
間近に眺めました。

 動物園を出て、東側の住宅地から再び林間へ。林道の入口にあった車止め。
広い林間の道も、車は入らないので安心して歩けます。


 林間を高台に上がり、レンガ造りの古い塔のところを通過し、ヴッパッタール
の町並みに下りました。


 中心街に入って、この先の教会のある広場付近でしばらく休憩、近くの書店
などをのぞきました。

 
 市街地をさらに東に進みます。この日は30度を超す暑さで、汗が目に入り、
8日間の歩きのうちで1番へばりました。


 5日目の宿は、ヴッパッタール東郊の高台にある、ユースホステルでした。
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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など③

2009-12-22 18:34:07 | ドイツのウオーキング
 今年夏のドイツ・アルテナ周辺歩き旅で通過した、道路の様子や道標
などについて、今日は、3日目と4日目,8月18日(火)と19日(水)の
ルートです。

 8月18日は、ラデフォルンヴァルド(Radevormwald)のユースホステルが
スタートでした。町の中心部を通過して国道B229号を横断、住宅地を抜
けて「◇8」ルートに入ります。

 針葉樹林へ入るあたりの木には、Ra,◇、A3の3つのルートの標識が
書かれていました。


 林の中の広い道、周囲の木はスギやヒノキに似た針葉樹でした。


 この辺りは、X7など4つのルートになっているのです。


 高台の牧草地や、大きな人造湖、Wupper talsperreの真ん中を抜け、牧場
の高みで昼食後、国道B57号の先で、廃線になった鉄道の下を貫くトンネル
を抜けました。

 天井までの高さを示す標識は、日本のものと同じです。

 A2ルートの標識とともに、乗馬ルートでもあることを示す標識も設けられて
います。


 2つめの湖、Eschbach talsperrye湖の石積みのダム堰堤(えんてい)下を
通過しました。


 その先で、X19ルートに入りました。階段を上がるところに記されたXルー
トの表示。


 これはカーブ点に設けられた標識です。


 3日目、8月18日のゴールは、Solingen Burgのユースホステルでした。

 4日目、8月19日朝、まず、近くにある「Schloss Burg」と呼ぶ古城に向か
います。なお、「Burg(ブルク)」というのは城のことです。

 正面の建物が、Schloss Burgです。


 城の観覧を済ませ、民家の横の細い道を下って、Wupper川沿いの道路に
向かいました。


 Wupper川沿いから2つの橋を渡り、X29ルートになっている林間を上がり
ます。


 途中には、珍しく小さい流れを渡るところがありました。


 林を抜けて上がった車道は、トロリーバスの走る通りでした。左の建物の
そばにあるHを○で囲んだマークは、バス停の場所です。

 トロリーバスの走るのは、刃物で知られたSOLINGEN(ゾーリンゲン)の町、
しかし、町の中に刃物の店は見つかりませんでした。

 町の中心部を抜けて、廃線になった鉄道線路のガードをくぐります。

 町中の車道にはみな、歩道が設けられていました。

 こちらもトロリーバスの走る車道、L427号線です。


 この少し先、大きな工場跡の敷地の先を左折して高台に上がり、4日目の
ゴールは、やはり林間にあるGrafrathユースホステルです。
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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など②

2009-12-19 21:39:25 | ドイツのウオーキング
 ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標などについて、2日目の8月
17日(月)の様子です。

 この日は、湖畔のグレーアゼー(Glösee)ユースホステルから、ラデフォ
ルンヴァルド(Radevormwald)までの22㎞を歩きました。

 スタートして間もなく、稜線を走る車道L528号を通過します。ここはル
ートになっていないので歩道が無く、対向する車が高速で通過するので、
注意しながら通過しました。ちなみに、ドイツでは自動車は右側通行です。 

 ここは、歩く予定ではなかったのですが、出発直後に、入るべき林間の
谷間への道を見逃したため、この道路に出たのでした。このような車の危
険を感じながら歩いた道は、ここだけでした。

 この車道は1㎞あまり歩いて、牧草地の間を抜ける道に入りました。左
下に少し見える細道ですが、向こうに見える乳母車に赤ちゃんを乗せた、
お母さんとおばあちゃんに出会い、ご挨拶を交わしました。


 小さい集落を抜けて、森の中に入ります。林間の道は、車も通れそうな
幅広い道が多いのですが、このように入口にはゲートがあって、車は入れ
ないようになっているので、安心して歩けるのです。


 森を抜けて、見晴らしのよいところに出たので休憩しました。車は来ない
ので、道の真ん中に座り込んでも大丈夫でした。


 Halverという町並みに入り、国道B229号に沿った自転車と人だけの
側道を進みます。


 Halverの町の中も通過しますが、このように歩道がついているのと、
自動車の交通量はそう多くないので、車を気にせずに歩けます。


 Halverの市街地や住宅地を抜け、幅広い林間のX7ルートへ。


 このあたりは、広い牧草地を抜ける気持ちよいトレイルです。


 刈り取り後の畑を整理しているコンバインの横を通って、牧草地の中を
高台に上がります。この先でふり返ると、広々とした展望が楽しめました。


 この日のゴールである、Radevormwaldの市街地に入ってきました。
この辺りはX28ルートになっているところです。


 町の中心街、教会が3つあり商店街が並び、商店の前にはイスとテーブル
が並び、飲んだり食べたりして休む人たちが、あちこちに見られました。


 Radevormwald市街を北に抜け、宿泊するユースホステルに向かい
ます。交差点には、ユースホステルの表示が出ていました。

 上から2番目の「Jugendherberge」がユースホステルです。

 ユースホステルは、陸上競技場のそばの豊富な林間にありました。
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ドイツ・アルテナ歩き旅の道路状況と道標など①

2009-12-18 16:42:32 | ドイツのウオーキング
 12月16日(水)夜、日本ユースホステル協会会議室で行われた「青少
年国際野外旅行研究会(略称ワンデル)」の今年最後の集まりに出かけ
ました。

 この日は、日本ウオーキング協会会長・村山友宏さんの、「日本トレイル
システム」構想の話が中心でした。

 日本本土の中央部を横断する、歩く旅の道を7つ作ろうという構想で、そ
の1番目は、やまさんが春秋に実踏中で、私も途中から参加している「国
際ウオーキングトレイル」です。

 国内の歩く道の多くは、自動車優先の道路を危険を感じながら歩かなく
てはなりませんが、車を気にすることなく安心して歩けて、適度に休憩でき
る施設や宿などがあって、外国人の方にもお勧めできるトレイルが出来る
のはいつのことでしょうか…。
  
 それはそれとして、トレイルといえば、8月に出かけたドイツ・アルテナ周
辺の歩き旅について、「ドイツのウオーキング」というカテゴリーでアップしま
したが、ドイツの歩く道の状況はどんなものなのか、気になった方もおられ
るのではないでしょうか。

 そこで、どんなところを歩いてきたのか、また、道標はどうなっているのか
といったことを、歩いたコースに従って順次紹介して参ります。

 まず、歩き旅の初日、8月16日(日)、ユースホステル発祥の地・アルテ
ナ(Altena)からグレーアゼー(Glörsee)まで(25㎞)の道筋についてです。

 スタートのアルテナ駅を出て、並行する国道の西の住宅地を上がるところ。

 このすぐ先左手から、ユースホステル第1号となったアルテナ城が望まれます。

 近くの道路右手の壁面には、コース標識がこんな具合に書かれています。

 これは、A2、X17、□(四角)、▲(三角)の4つのコースがここを通っている
ことを示しています。

 ちなみに、「X」のつくルートは比較的長距離のトレイルで、このX17は
「Harkortweg」と呼ばれ、全長は138キロです。

 トレイル名の最後の「weg」は、「道」のことで、Aとか□、▲のコースは、2~
10㎞前後の短いコースのようです。

 住宅地を過ぎて山道に入ります。右の柱にはこのような標識が。

 ▲、A2,Xが記されています。X17の17は省略されています。

 山道の途中で、地元の方10数人のグループに会いました。

 車の通れそうな道幅ですが、歩行者専用道なのでこの道には車は通りま
せん。

 丘陵の上に出て、牧草地や小さな集落を抜けます。車道でもありますが、
農作業の車以外は、ほとんど車に出会うことはありません。

 向こうに見える集落には、ビールやワインなどが飲める店があり、ドイツ人の
グループの皆さんは入りました。地図上には、ワインマークが記されています。

 針葉樹林の中の道。林の中も幅広い道になっています。


 林を抜けて、牧草地の間を進みます。両側に咲くのはツリフネソウ。


 牧草地のさくに沿って進みます。実はこれはコースではなく、この先で
林間に入って少し戻り、林の下を走る正規のルートに下ることになりました。


 牧草地から、次の林間に入ろうとするあたり。


 コースの後半、Rummenohlというところで鉄道と国道を横切り、X6
ルートに入りました。

 X6は「Robert-Kolb-Weg」と呼ぶ、全長190㎞のコースです。

 このように幾つかのトレイルを歩き継ぎながら、ゴールの宿に向かうコース
を設定します。これは、事前に地図を見て決めますが、複数のルートがある
ようなところでは、現地で、臨機応変に別ルートにすることも可能です。

 斜面をトラバースするこのあたりは、細い山道です。

 山道といっても日本のような急なアップダウンはなく、緩やかな傾斜なので、
比較的楽に通過できます。

 住宅の横の、気持ちよい草道を下るX6ルート。


 この日のゴールは、森に囲まれた池のほとりのユースホステルでした。

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ドイツ・アルテナ周辺の歩き旅⑭

2009-10-01 21:22:55 | ドイツのウオーキング
 10月に入り、ようやく8月のドイツの歩き旅最終日のレポートです。

 歩き旅としての報告はこれで終わりますが、レポートでは紹介しきなか
った写真が、まだたくさん残っています。

 そこで、カテゴリーを「ドイツいろいろ」として、明日以降も種々の切り口
で順次紹介して行きたいと考えています。 引き続きご覧下さい。

==============================

 2009年8月25日(火) 曇り後晴

 =フランクフルトから帰国へ=

 5時50分起床、7時からの朝食を済ませ、午前の便にてロンドン経由で
帰る I I さんは先発、残り3人は8時にフランクフルトユースホステルを出た。

 宿の前のトチノキの葉は、枯れ始めていて秋の気配を感じる。8時20分
のバスに乗り、フランクフルト中央駅(Hbf)へ。

 荷物を駅構内のコインロッカーに預け、17時30分にフランクフルト中央駅
待合所集合まで自由時間となる。

 私はI T さんと、やまさんお勧めの郊外のウオーキングに行くことにした。

 中央駅地下ホームから9時発のS4路線の電車に乗り、9時25分に終点
のKronberg駅に着いた。フランクフルト中心部からは北西の郊外になる。


 駅付近の標高は257m、目的地は北西にある標高798mのAltkönigと
いうピーク。標高差は約540mある。

 駅のすぐ先で、ビクトリアパーク(Viktoriapark)と呼ぶ公園に入る。噴水の
出る池の横を進むと、向こうに城らしい建物が見えた。


 園内は緑が豊富で、かなりの老木が幾つも大きく枝を伸ばしている。

 
 われわれの目指す歩行路である四角のグリーン標識に従い北に抜け、
車道455号を横断する。

 ドイツに来て初めての、カーブミラーがあった。


 すぐ先のPothenhang集落で右折し、幅広い林道を緩やかに上がって行く。
サイクリング道路を横断して少しずつ高度を上げる。

 左にカーブすると等高線の間隔がやや詰まり、傾斜がきつくなった。しか
し、日本の山に上がるほどの急な斜度ではない。


 石を積み重ねて帯状に並ぶところを過ぎると間もなく、山頂の一角らしい
平坦地に出た。

 かなり木が茂っていたが、少し先に進むと開かれた場所があり、そこに標
高798mの三角点があった。Altkönig山頂である。


 木々に囲まれて展望は利かないが、西方のわずかなすき間から眼下の
森や家並みが見下ろせる。


 西側から右手の方に方に回って行くと、北西の標高825mのピークに立
つアンテナや展望塔のようなものが見えた。


 標識はあるのだが、どのルートかはっきりしないので、さらに右手に進み、
もとの道の方に回り込んで行く。やはり石がゴロゴロした一角があり、地図
上のピークのすぐ下を囲むギザギザマークが、この石を敷き詰めたものらし
いと分かる。

 城の名残かとも思われるが、何のためのものか記されたものは無い。


 もとの林道に出て、往路をサイクリング道路まで戻り、等高線沿いのサイ
クリング路を進んで車道の交差点を過ぎ、少し先から下り道に入る。

 ほぼ直線状に林間を下って、Pothenhangで往路と合流、車道455号を
横断して再びビクトリアパークへ。

 帰路は一番東側の園路を回り、FRIEDRICH Ⅲ世の銅像の前で休憩する。

 池のほとりを通過し、14時45分にKronberg駅に戻った↓。


 15時9分発の電車に乗る。中央駅を過ぎて15時36分にフランクフルト
中心部のハウプトヴァッヘ(Haupt-wache)駅で下車する。駅前の温度計
は26℃を示し、やや蒸し暑く感じる。

 駅の近くにあるという大型書店を探したらすぐ近くに見つかった。その
Hugendubel書店に入って3階に上がると、たくさんの地図や旅行ガイド本
が揃っている。

 間もなくやまさんも入ってきて合流、ひととおり見た後、2階の喫茶でひと
休みして書店を出た。

 初日に通ったレーマー(Römer)広場に入り、インフォメーションセンターに
寄る。

 マイン川右岸沿いのウインターマイン河岸(Untermainkai)通りに出て、ウイ
ンターマイン橋の先で右折、ユーロの公的発行銀行である欧州中央銀行前
(下の超高層ビル)を経てMünchener通りを進み、17時40分にフランクフル
ト中央駅に着いた。


 17時52分発の列車でフランクフルト空港駅に行く。

 ANAのNH210便にて20時45分にフランクフルト空港を離れ、シベリア
上空を経由して成田に向かう。

 機内泊して日本時間の翌26日15時に成田に着き、2週間ぶりに日本の
土を踏んだ。

 成田空港駅からの京成電車での帰路、ドイツでは見ることの出来なかった、
黄金色に色づく田んぼと、通過する町並みの乱雑な電柱と電線の交錯に、
日本に帰ってきたことを感じた。

【コースタイムタイム】Kronberg駅9:25ーPotehnhang集落外れ10:00~10ー
 サイクリング路交差点10:41ー標高500m地点10:54~11:05ーAltkönig山頂
 近くの森入口11:42~55ー山頂三角点(798m)12:05ー標高500m地点
 13:06ーサイクリング路から下り道へ13:40ー車道455号横断14:00ー
 ビクトリア公園・FRIEDRICH Ⅲ世銅像前14:15~30ーKronberg駅14:45

 (歩数 24,800)
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ドイツ・アルテナ周辺の歩き旅⑬

2009-09-30 23:10:23 | ドイツのウオーキング
 2009年8月24日(月) 快晴

 =ハーゲンからケルン経由フランクフルトへ=

 6時起床、7時半から朝食、8時にハーゲンユースホステルを出る。昨夜
宿泊したわれわれに近い年齢と思われるご夫妻が、サイクリングの旅に
出発するところ。

 荷物車を付けたご主人の自転車↑。

 構内にあるユースホステルの州協会を訪ねて挨拶をしたところ、記念にと
帽子とペーパーナイフ、それにワッペンを頂いた。


 ユースホステル近くのEmster Str.バス停から、8時23分発のバスでハー
ゲン中央駅(Hbf)まで行く。



 前にも入った駅構内の書店や、スーパーをのぞいたり↑した後、ハーゲン
中央駅9時39分発の列車に乗り、乗り換えのケルン中央駅に10時38分
に着いた。


 13時までフリータイムとなり、2人の I さんと市内見物に向かう。

 まず、駅前にある世界遺産のケルン大聖堂へ。高さ157mあるツインタワ
ーでドイツ最大のゴシック建築。↓あまりに高くてうまく撮れる場所がない。

 1248年に建築を開始したが16世紀に一時中断、約600年を費やして
19世紀に完成したという。


 内陣に入って中を一巡する。高い天井近くまで、幾つものステンドグラス
があり、鮮やかな彩りに目を奪われる。



 七つある祭壇には歴代の大司教が祭られている。日本人の観光客も見ら
れた。


 観光客など人通りの多い南に延びる繁華街、ホーエ(Hohe)通りに入り、
両側に並ぶ商店街を眺めながら進む。


 途中から右手(西)に連なる繁華街に回った。

 「Mayersche」という大きな書店があったので入り、地図売り場をのぞく。
2.5万や5万分の1地図がかなり揃っていた。


 正午を過ぎたので、昼食によい場所を探して広い通りを北の方に戻る。市
立オペラハウス↓の前の広場で、ユースホステルのランチパック(昼食弁当)
を食べる。


 駅に向かう道すじに、出来たてのパンをたくさん並べた店があり、買いに
来た客で賑わっていた。

 大聖堂のそばまで戻ったら、別行動のやまさんと出会う。やまさんから、
15分くらい先の繁華街にあったという大型書店の話を聞き、その店の名刺
ももらった。

 駅に戻る時刻なのに、その時フッとそのことを忘れ、書店を探しに向かう。
しかしこの日は地図もないまま歩いていたので、あちこち歩き回ったが分か
らずウロウロするうちに、ハット気がついた。

 集合時刻のメモを見たら13時、時計を見るともう13時半を過ぎていた。
シマッタと思ったが遅い 急いで中央駅に戻ったのが13時55分頃。

 大聖堂まで来て突然姿を消した私を、皆さんは心配して待っていたが、
14時前に来なければ次の列車に乗る予定だったとか。蒸し暑い駅構内で
待たせてしまい、大変な迷惑をかけたことにお詫びする

 ケルン中央駅を13時23分発の予定が、1時間遅い14時23分発でフラ
ンクフルトに向かうことになってしまった。

 列車は、来たときのライン川沿いではなく、中央部を南下するSiegen経由
の路線。こちらを経由したシニア4人の割引運賃で、かなり安く帰れるという。

 やまさんと交通担当の I さんのお陰で、今回の旅では、あちこちで割安
運賃で交通機関を利用することが出来た。

 フランクフルト中央駅には17時53分に着く。46系統のバスで宿の近くま
で行き、11日ぶりのフランクフルトユースホステルに18時15分頃に着いた。
初日と同じ243号に4人で入る。

 予定より1時間遅れたので、すでに夕食時間になっており、すぐに食堂に
行く。夕食の主食は、初めてのスパゲッティがだった。


 夕食後、町に出て、市電の通りなどを回り、Sバーンの駅、Lokalbahnhof駅
などを確認後、ユースホステルに近い飲食店が並ぶザクセンハウゼンの酒場
街に戻り、広場の一角にあるDAUTH-SCHNEIDERという店のテントの椅子に
腰を下ろす。

 日本人客も多いようで、日本語メニューも用意されていた。

 フランクフルト名物というアップルワイン(リンゴ酒)を飲み、キャベツを塩漬け
にして発酵させた、ザワークラウト(Sauerkraut)を取る。かなり酸っぱいので
2人の I さんは少ししか手を付けず、酸っぱいもの好きな私はたくさん頂いた。

 19時45分頃店を離れ、近くのスーパーで買い物をしてからユースホステル
に戻る。就床は21時15分だった。
コメント (2)
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