あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

第44回 所沢市民フェスティバルへ(埼玉・所沢)

2023-10-30 20:59:30 | 所沢だより
 2023年10月28日(土)

 例年同様に10月最後の土・日曜日は、所沢航空記念公園で「第44回 所沢市民フェス
ティバル」が開催されるので、初日の今日観覧に行くことにした。
          

 自宅から歩いて西武新宿線の航空公園駅方面に向かい、西口から跨道橋を越えて東口へ。
駅前広場から航空公園への歩道橋へ向かう沿道のケヤキは、色づき始めている。
     

 フェスティバルへの観客の続く歩道橋を渡り、11近くに航空記念公園に入る。


 会場の配置図


 会場はこの先、公園中央部西側の園路から放送塔へ延びる園路の両側が中心。

 
 こちらは、沈床茶園と呼ぶ芝生地を挟んで南側に平行する園路沿い。



 まずは、中央部の園路沿いに並ぶテントを眺めながら進む。



 珍しい「置きタタミ」と呼ぶ小さな畳がたくさん。


 沈床茶園の西側、まだ市民の姿はそう多くはない。


 沈床茶園の反対側、東側中央部に放送塔のあるロータリー方面の人出。



 テントの多くでは飲食物を販売している。





 西武鉄道のテント





 
 放送塔を囲むロータリー際からふり返るテントと沈床茶園東端付近





 沈床茶園の東端では、市の無形民俗文化財の「重松流(じゅうまりゅう)祭囃子」を保
存会のメンバーが演奏中。


 沈床茶園の南東端に回ると、南側のハナミズキが色づいていた。


 その辺りからの所沢航空発祥記念館やC-46輸送機周辺。


 さらに左手、今回ってきたテント群の背後は所沢市役所。



 沈床茶園の南側園路沿いを折り返すことに。


 
 市のゴミ収集用電気自動車。廃棄物発電の電力をバッテリーに充電して走るよう。


 その先は市関連のブース。


 トヨタのマスコット「とよたま」君


 トヨタで近く発売するらしい移動用小型車「C+walk T」、歩道の走行が可能という。


 西端まで戻り、最初のテントの北側に平行して並ぶテント群へ。


 
 この辺りはかなりの人出で、地方からの出店も。




 東京・大田区からも




 


 北西端にある本部前のJ:COMステージでは、11時からのオープンセレモニーに続く
 所沢高校服飾部によるミニファッションショーが終わったところ。


     


 航空発祥記念館前辺りの芝生広場は、かなりの賑わい。


 所沢航空発祥記念館は、日本の航空発祥の地”と呼ばれる当地にて平成5(1993)年
4月3日に開館し、今年4月に開館30周年を迎えた。



 その付近のテントは、市内の店舗が多い。


 C-46輸送機近く↑から放送塔下のロータリー周辺↓への園路沿い


 放送塔の北側園路から、樹林を鋏んで東側の会場に向かう。



 樹林下の芝生地で憩う市民など。


 その先の芝生広場は福祉コーナーで、市内の福祉関係団体のブースが並ぶ。








 放送塔のさらに東側、時計塔のあるロータリーから北側にイチョウ並木の伸びる園路へ。

 イチョウの色づきはまだわずか

     
 その先の芝生地は、市民フェスティバルと同時開催される「所沢市農業祭」の会場。




 最初のエリアは鉢花や植木がたくさん並ぶ。


 
 長野県上田市のテントではリンゴを。

 
 東北端に並ぶ農業用トラクター


 ここから折り返して戻ることに。


 イチョウ並木沿いのテント

 
 消防・防災ひろばには消防車が。


 航空発祥記念館前まで戻った。



 J:COMステージでは、3番目のプログラム「カウラナ川島フラスタジオ」の皆さんに
よる「アロハ・フェスタ」の熱演中。


 会場の西端、桜並木周辺



 12時30分頃、航空公園駅東側を南北に走る市道をまたぐ陸橋を渡って航空公園駅方
面に向かい、帰路につく。

 



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秋の彩り増えた航空記念公園へ(埼玉・所沢)

2023-10-27 11:56:59 | 所沢だより
 2023年10月26日(木)

 今日は爽やかな快晴となり、一日中気持ち良い青空が広がりました。好天に誘われ、今
日の市内ウオーキングは久しぶりの航空記念公園へ向かいました。

 西武新宿線の航空公園駅の西口から、跨線橋を越えて東口に回ると広場の一隅に、終末
に開催される「所沢市民フェスティバル」のパネルが。


        市民フェスティバルのリーフレットの一部
        


 市役所庁舎に入り、1階の市民ホールを西側から東側に抜けました。東側の駐車場の
イチョウは少しだけ色づいています。


     
 その横を南進して航空記念公園に入り、市立図書館に向かう園路際のケヤキやカエデは
紅葉の彩りがかなり進んできました。
          






 市立図書館の南側、緩やかな円丘周辺のソメイヨシノにも紅葉が見られるように。







 南東側の園路沿いには、終末の10月28日(土)と29日(日)に開催の「第44回
所沢市民フェスティバル」用のテントがもう用意されていました。


 いつものように西側の正門から日本庭園へ。門前のエノキもわずかに色づきが。



 茶処「彩翔邸(さいしゅてい)」際の木はクロガネモチでしょうか、実が赤くなってい
ました。


     
          南側の、ケヤキなどの樹林はまだ緑が豊富。
          

 モミジの紅葉ももう少し先になりそう。


 でも、このモミジは色づき始めています。


     中央部の盛り上がりの周りを一巡して東屋の横に下ります。 
        

     
          彩翔邸前の池周辺のススキ
          



     池のハスの葉は枯れ始め
     
 
 彩翔邸前のナンテンの葉の一部


 日本庭園の北東側から、航空発祥記念館やC-46輸送機方面を。


 ロウバイ園の東側辺り、紅葉進むハナミズキ





 放送塔下のロータリー際、バラ園の秋バラはわずかしか咲いていません。
     







     

     放送塔は、前回来たとき同様にまだ修理中のよう。
     


 南西側の花の丘に回ると、東側半分を占めるコスモス畑のコスモスが、たくさんの花を
競っていました。












     






























 
 南側のイチョウの大木の黄葉ももう少し先のよう。


 その横からふり返るコスモス畑



 正午近く、放送塔から延びる広い中央園路を緩やかに下って航空記念公園を後にして、
西新井町交差点から所沢駅方面に向かいました。
 



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10月も終わりに近く 秋の彩り増える(埼玉・所沢)

2023-10-24 17:42:52 | 所沢だより
 2023年10月23日(月)

 10月も終わりが近づき、真夏の猛暑が嘘のように爽やかな日和が続くようになった。

 でも、遠出もせずに市内を少しだけ歩く日々が続いており、今日は、この2日間の市内
で見つけた秋の彩りの幾つかを。

 昨日、西武池袋線小手指(こてさし)駅前から上り方向に歩いて行くと、線路沿いには
何か所かススキが群生している。






     

 東京メトロ有楽町線へ直通の、上り電車が出発した。


 線路沿いの民家に咲くのはヤマブキのよう。狂い咲きなのだろうか。


     秋バラの季節でもある。
     

     
     柿の実も色づく。



     線路沿いにはセイタカアワダチソウも。
     


 下り特急ラビュー号が通過する。




 東京メトロ有楽町線や副都心線直通用の西武6000系車輌。


  
     線路際の民家に咲くコキア
     


 ミカンもかなり色づく



 今日も青空が広がり、昨日は見えなかった南西から西方の山並みがよく見える。こちら
は神奈川県の大山、東海道線や小田急線から見るのとは反対、北側はるかからの眺め。
 

 その右手には丹沢山地の山並みも。


 さらに右手、西方に目を向けると、奥多摩の目印の大岳山や御嶽山奥ノ院のピークなど。

 
 高圧線と鉄塔などが邪魔だが、上部が冠雪の富士山。南西に約81㎞になる。


     
          小学校の畑の隅に実ったのはヘチマのよう。
          

 昨日(22日)が投票日だった所沢市長選のポスター掲示板はまだ残っている。

 当選したのは左上、初めての挑戦で射止めた小野塚勝俊(まさとし)さん。その右の現
市長・藤本正人さんの4選を阻んだ。

 得票数は以下の通り(敬称略)
  小野塚勝俊 57,272
  藤本 正人 41,477
  杉田まどか 12,041      有権者数28万7991票
                    投票率 38.80% 
                   (4年間の前回より6.81ポイント上回る)

 最近民家の何軒かで見られるようになったこの花は、トネリコだろうか。花期がかなり
長い感じ。



 トネリコというと、昭和の半ばの頃、野球のバットの材料になると聞いた記憶がある。

 シュウメイギクもあちこちで見られる。


 住宅地の間の畑の隅で咲いていたサフランは、もう花の終末期に。


 
 猛暑で咲き出すのが遅れたキンモクセイは、まだあちこちに咲き残る。


 実の大きな柑橘、なんというのだろうか?


 住宅の道路際に実った小さなザクロ



 休耕地の畑に咲く3色のコスモスの群落








     


     近くの民家にも色鮮やかなキンモクセイが
     


     古くからの農家の前、畑の隅にはヒマワリが咲き残っていた。
     

 「どこか遠くへ出かけてみたい」陽気になった。 




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東京都美術館の「第30回 新作家展」へ(東京・台東区)

2023-10-20 09:56:07 | 美術館・博物館・展覧会等の観覧
 2023年10月17日(火)

 千葉県のカントリーウオークグループ「とねるず」のメンバー、平松さんが出展されて
いる「第30回 新作家展」に、とねるずのメンバーが観覧に行くというので、私も同行
させてもらうことにした。
  
 集合はJR上野駅の公園口に11時。平松さんなど8人の皆さんが集まり、観覧の前に
昼食を済ませることにして、東京文化会館前から南(御徒町方向)へ向かう。

     
    改修工事中の日本藝術院の建物の先にムクノキの古木があり、幹に大きな空洞が。
          

     
      近くの木々は、まだ緑がいっぱい。


 上野駅の南側、上野公園の台地下にある「上野の森さくらテラス」という建物へエレベ
ーターで下り、1階の食堂街でそれぞれお好みの店で食事を済ませ、13時10分頃に上
で待ち合わせることに。


 私は、3人の方々と「喜乃字屋」という蕎麦店に入り、冷やしとろろ(630円)を。


     
 食事を終えて再び上野公園にエレベーターで上がり、「彰義隊の墓」のそばでほかの皆
さんを待つ。
     

 墓の横には、色づいたサンゴジュの実がいっぱい。


   すぐ南側にある上野公園のシンボルともいえる西郷隆盛像も、久しぶりに見上げる。
     
 高村光雲作で明治31(1898)年の落成、台上3.6m、地上からは7.2mある
よう。
     そばのイチョウの葉は、わずかに色づいている。
     

 彰義隊の墓のそばにあったアオギリの木が、今朝根腐れで倒れたようで、切って整理し
ていた。


 全員揃ったので会場に向かう。上野公園の東端近くから折り返して、ソメイヨシノの並
木の続くさくら通りの手前に平行する園路を東北東方向へ。


 清水観音堂↑の背後辺りで、ジュウガツザクラが咲いていた。


 その先に、「博士王仁碑」というのが2基並んでいる。


     碑の右にある博士像↓の下の説明は以下の通り。
     
 『王仁(わに)博士は、4世紀末 大韓民国全羅南道霊岩で誕生されたと伝えられ、「古
事記」「日本書紀」などによると、応神天皇の招聘により論語と千字文を携え渡来、皇太
子の 師匠となられ忠信孝悌を教えられたという。博士は孔子と比肩され、日本の飛鳥文
化を花咲かせた学者として崇められている』

 さらに少し進むと、junjunnさんの帽子にカマキリが。

 
 近くのソメイヨシノには、狂い咲きの花も見られた。


     清水観音堂の先には、「時忘れじの塔」がある。
     
 裏面には、「大正12(1923)年の関東大震災と昭和20(1945)年の東京大
空襲という、現在からは想像も出来ない悲しい歴史があるが、今、美しい上野の山を行き
交う人々に、そのような出来事を思い起こしてもらうとともに、平和な時代へと時をつな
げる心の目印として、この時計台を寄贈しました。」と刻まれ、

 建立寄贈者として「初代林家三平妻 海老名香葉子」と有志の方々の名が記されていた。


 その先からさくら通りに出て、さらに先へ。食事処 韻松亭前から上野大仏の斜面下に
進むとセンニンソウ↑が咲き、近くの分岐点にトーテムポールが立つ。
     
 高さ7m、翼の長さ4m、制作は日本芸術院会員の三坂 耿一郎(こういちろう)氏に
よる1964年3月の制作で、東京上野ライオンズクラブが寄贈したものという。

     そばの木はカクレミノだろうか、実が大きくなっている。
     

 上野駅から真っ直ぐに延びた通りと交差して、その通りへ左折する。その角には馬上姿
の小松宮像が。
     


 上野動物園の表門前を過ぎると、今日の目的の会場・東京都美術館である。
     




 敷地の入口付近に「イスノキ」というマンサク科の常緑高木があり、その名のように太
い枝張りに腰掛けられそう。
     

 入口に向かう広場に全面鏡面で球形の作品があり、太陽光を受けてまぶしい光を放つ。

 「my sky hole 85-2 光と影」  1985年 井上武吉作という。

     
 入口のロビー階に下りてから1階第3展示室に上がり「第30回 新作家展」の会場へ。
     


 第3展示室は4室に分かれていたので、反時計方向に順次一巡して観賞する。






     







 もらった出品目録によれば、この催しを主催する新作家美術協会の会員・平松さんなど
23点の作品のほか、委員21点、準会員14点、一般の方5点が出展されていた。




     



     





     



 作品の多くは100号前後からそれを越えるような大きなもので、 抽象画のような作品
も多いが、彩りがきれいで見栄えのする作品がたくさんあった。



     





     





     

          



     平松さんの作品は、最後の第4室の中央部に飾られていた。
     

 出展作品「滝」を囲み、平松さんを中心に今日参加のとねるずの皆さん。 



 さらにほかの作品も。


     








 ゆっくりと45分ほど作品を鑑賞し、13時30分頃に会場を後にした。

 なお、主催の新作家美術協会のサイトはこちらを

 この後皆さんは、ロビー階でミーティングをするようなので、失礼して館前の広場に上
がる。

 芝生広場のあちこちに展示されていた作品。まずは「三つの立方体 A」

 1980年 堀内正和 作

 「三本の直方体 B」 1978年 堀内正和作


 「メビウスの立方体」 1978年 五十嵐晴夫作

 第6回現代彫刻展 東京都美術館賞

 「P3824 M君までの距離」 1977年 鈴木久夫作

 第32回 行動美術展 

 入館前にも見た「my sky hole 85-2 光と影」の横を通過し、東京都美術館を後にした。




 上野駅に向かう途中、大噴水の前の広場にはたくさんのテントが並んでいた。入口にい
た警備の人に聞いたら、週末の10月21日(土)と22日(日)に開催される「東京都
都市公園制度制定150周年・上野恩賜公園開園150周年記念式典」の会場になるという。
                                 (写真は撮り忘れ)
 
 その情報はこちらのサイトに


 今日も上野公園内はかなりの人出で賑わっていたが、この催しで週末はさらに来園者が
増えそう。

       
  ユニークな動物園前交番の前を通過して、 JR上野駅には13時50分頃着いた。


 少し遅れたらしい13時51(53)分発、山手線内回り電車で池袋方面に向かう。




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清瀬・金山調整池北側のコスモス畑から清瀬駅へ(埼玉・所沢/東京・清瀬)〈後半〉

2023-10-16 20:36:53 | ウオーキング
 2023年10月12日(木) 〈後半 金山緑地公園からケヤキロードを清瀬駅へ〉
        
 花いっぱいのコスモス畑から金山調整池を抜ける、市道を挟んだ南西側一帯は金山緑地
公園である。




   




 公園の中央部に池があり、池に沿ってげ反時計回りに回る。


     遊歩道沿いにある石の彫刻。
     
 
 休憩舎のそばのモミジはまだ緑色。


 そばの流れでは、ホタルを飼育しているようだ。



 池の先の樹林を横切り、南側の柳瀬川左岸沿いを折り返すことに。



 石のベンチの辺りで13時になったので、ベンチに座り前方の景色を眺めながら新秋津
と東所沢駅前で買ってきた弁当などで昼食とする。


 極めてシンプルなおにぎり弁当と草餅、そして牛乳、あわせて615円だった。


     色づき始めた近くのソメイヨシノの葉
     


 昼食を終えて池の南側に回ると、清瀬市政30周年記念に植樹した三春桜があった。
     

 公園入口の南側には、石の造形物が。



 13時33分に公園を出て、柳瀬川の橋を渡る。見下ろす上流側↑と下流↓の流れ。
     

 帰路は、南下して西武池袋線の清瀬駅に向かうことにした。橋の南側のT字路を右折し
て緩やかに坂を上がる。

 突き当たりの金山公園入口交差点を右折してすぐ先の間道を南へ、中里三丁目の住宅地
を進み、清瀬駅前から延びる「けやき通り」に出た。

 沿道には、「キヨセケヤキロード ギャラリー」と呼ぶ24基の彫刻が約1㎞にわたり、
両側の歩道に続いている。それらを見ながら駅方向へ。

     「ベンチに座る少女」 リン・チャドウウィック作
     

          「追想 町をゆきて」 イタリアのマリオ・チュロリ作
          

     「TENKO Ⅲ」 フィンランドのライネ・ワトゥリアイネン作 
     
 
 郷土博物館東交差点の先から、歩道のケヤキ並木は密になる。


 「道標・鳩」 柳原喜達作


     「幼いキリン・硬い土」 淀井敏夫作
     

          「笛吹き少年」 舟越保武作
          

 何度か入館している、清瀬市郷土博物館近くに来たので立ち寄ってみた。 



 展示室や展示ホールは改修工事中で観覧できないが、入口ロビーに各地の博物館や美術
館のリーフレットが沢山あったので、興味深いものをかなりの枚数入手する。


 
 その奥のロビーの一角には、博物館のデータベース実物が何点か展示してあった。

 

 入口近く、鉢植えのコスモスも花盛り。







 
 けやき通りに戻ってさらに駅方向へ。「王妃」 細川宗英作
     

「風の標識No31」


 志木街道を斜めに横断する。

     「my sky hole 91-8」 井上武吉作 
     
 
 反対側の歩道の向こう、畑の一隅に今年も大きなパンパスグラスが。


 向こう側は「惑星」 小田 襄作 

           手前は「黒い石をつつむ幕舎」 保田春彦作 

 清瀬駅北口に着き、駅前のスーパー・↓西友清瀬店に入り食品を何点か求める。


 
 西友入口を入ったところの生花店の、ハロウウウィンなどの飾りもの。


 清瀬駅北口に14時55分に着いた。



 15時04分発、西武池袋線下り小手指行き普通電車に乗る。


 (天気 快晴後晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 志木、歩行地 所沢市、清瀬市)



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清瀬・金山調整池北側のコスモス畑から清瀬駅へ(埼玉・所沢/東京・清瀬)〈前半〉

2023-10-15 12:41:14 | ウオーキング
 2023年10月12日(木) 〈前半 東所沢からコスモス畑へ〉

 今日は爽やかな秋空となる予報なので、所沢市との都県境、柳瀬川左岸の清瀬市の金山
調整池北側にあるコスモス畑を訪ねることにした。

 新秋津駅からJR武蔵野線下り電車に乗り、次の東所沢駅で10時56分に下車した。


 11時05分に駅前をスタートして左手の南に向かう。駅前にある所沢市の広告用デザ
インマンホール、暗くなるとLEDで自発光するもの。


 県道179号・所沢青梅線の駅入口交差点を渡り、左折してすぐ先のT字路を南へ、前
方には休耕地の多い畑の向こうに平地林が広がる。



 中層の集合住宅の前で右折してさらに南へ、畑の中ほどでもう一度左折して、県道から
の市道に下る。

     すぐ南側に立つ大きな観音像の背後から東福寺境内へ。
     


  観音像周辺からは、南側に柳瀬川の右岸近くに並ぶ中里団地、柳瀬川沿岸の住宅や緑地
などが望まれる。


 さらに右手、西南西方向には所沢駅周辺のビル群が。


     前面から、あらためて白亜の守護観音に拝礼する。
     
 平成14(2002)年に建てられたようで、高さは16mあるとのこと。南側は柳瀬
川沿いの低地なので、より高く望まれる。

 
     下り終えて本堂に参拝。本堂の左手前に立つ厄除大師像
     


 本堂前の大きな石灯籠横に、まだ緑だが大きな柑橘がたくさん実っていた。


 本堂右手には庫裡があり、その前にサルスベリが咲き残る。


 境内南側の道路沿い、鐘楼の西側には大小幾つかの地蔵尊が並ぶ。



 東福寺前の市道を東にすぐ、T字路を南への車道へ。すぐ先にヒマワリが咲き残り、ザ
クロの実が熟していた。


 その先の畑の隅にはマツバギクが。


 さらに少しで、柳瀬川の左岸沿いにある清瀬市の金山緑地公園入口へ。公園は右手、西
側だが後で回ることにして、左手の柳瀬川の洪水を防ぐための金山調整池の北側をまわる
遊歩道へ。
     
     池の南側には、カワセミを狙っているらしい数人のカメラマンが。
     


  
 遊歩道沿いのソメイヨシノは、もう葉が落ちていた。


 その先では、キンモクセイが咲きす。


 
 調整池を見下ろせるところに出た。中の島の大きなピラカンサが色づき始めている。






 さらに池の北側を少し進むと、コスモス畑の南西端に出た。


 入口の柵際に、なぜか春先に優勝したWBCのパネルが。



 コスモスはほぼ見ごろになっていたので、畑の中の遊歩道を一巡してみる。












     








 快晴の青空に映える



     







 南側にはよく育ったサトイモの畑が。


 
 入口付近に戻り、もう一度コスモス畑を眺めてから畑を出た。



 

 調整池の北東側には、アベリアやススキが咲く。
 

     
     調整池の東北端に下って遊歩道を南西へ、金山緑地公園の方に向かう。



 先ほど見たピラカンサの近くには、ムラサキシキブが色づいていた。



 
 遊歩道の綾瀬川寄りの湿地には、ミゾソバがたくさん咲く。


 金山調整池を出て、市道の南西側の金山緑地公園へ向かう。         〈続く〉




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鎌倉街道上道を歩く⑨ =相鉄ゆめが丘から鶴岡八幡宮へ=(神奈川)

2023-10-13 18:43:17 | 鎌倉街道上道を歩く
 第9回 2002年11月16日(土)
             〈相鉄ゆめが丘から鶴岡八幡宮へ 全コースを無事完歩!〉

 最終回ということで、初参加のSmさん、Naさんも加わり、過去最高の14人が相模鉄
道いずみ野線ゆめが丘駅に集まった。

 曇り空でちょっと寒いが、雨の心配はなさそう。少し遅れたMさんを待ち、9時50分
に出発した。

 == 境川左岸段丘を東俣野へ ==

 前回は暗くなって通過した佐馬神社(別名、下飯田神社)に寄る。鳥居のそばに古い石
碑が並んでいた。
      



 バス道路に出て、相鉄と横浜市営地下鉄のガード下を抜ける。ガードのすぐ先の富士塚
公園に「富士塚城趾」の石碑があった。飯田五郎家義の館跡だという。

 少し先で、鎌倉街道は西側にコの字状に回っている。この辺り、立派な防風林に囲まれ
た家が多い。

 もとのバス道に出て、少し戻ったところに東泉寺という大きな屋根の寺が見えたので入
ってみた。
      
 源頼朝の命の恩人、飯田五郎ゆかりの薬師堂があり、家康に仕え、小牧長久手(こまき
ながくて)の戦いや小田原城攻めに功績のあったという、筧助兵衛(かけひすけひようえ)
為春の墓もある。
         

 相模准四国八十八カ所59番霊場で、巨木山の山号どおり、太いイチョウも立っている。

 参拝後、ご住職の奥様に鎌倉街道を歩いていることを話したら、ご住職から、鎌倉街道
にまつわる話をして頂けるという。

 アカザの杖をついてご住職が本堂にお目見えになり、新田義貞の鎌倉攻めのこと、平家
の総大将、大庭(おおば)景親や、飯田五郎家義のことなど、この付近の歴史を詳しく話
して下さった。

 さらにご住職、関水宗孝氏が第二次大戦において、海で撃沈されたときのことを書かれ
た、貴重な海軍ドキュメント「夜光虫」という著書を5冊もいただいた。篤く御礼申し上
げて寺を去る。

 下飯田交差点の先、街道右手は広い用水池の工事中。和泉川の橋を渡り、東側の山すそ
に回ると、「ゲンジボタルの生息地」と記されたきれいな流れがあった。東斜面の木も、
よい色に色づいている。


 俣野町の小さい交差点に古い庚申塔が3基あり、その台になっているコンクリートの中
にも、埋め込まれた庚申塔が幾つかあった。


 黄色い小菊の咲く俣野町に入る。県道との交差点に、かやぶきにトタンをかぶせた観音
堂があり、「平宗盛軍の将だった俣野五郎景久ゆかりの観音堂」と記されていた。


 県道を少し東に進み、道祖神など5の並ぶT字路を南に入る。境川の方に少し回り道し
て、支流の宇田川を越えると東俣野町。

 左手に見えたのが龍長院。立派な本堂左の地蔵堂は、俣野景久の守護仏の石像があると
のこと。

 トイレを借り、境内を拝観。池に見事なニシキゴイが10数匹泳ぎ、横浜市の名木古木
のイチョウもある。北斜面からは滝も落ちていた。

 すぐ先、坂を上がった八坂神社の少し離れた鳥居の横には、「右かまくら道、左八王子
道」と記された古い庚申塔があった。


 500mほど先の十字路に、東俣野中央公園の標識が立っていた。左手の丘陵にある公
園で、芝生が広がりカエデの紅葉が見事。12時10分なので、ここで昼食とする。

 芝生に腰を下ろし、弁当を出そうとしてハッと気付く。途中で弁当を買うのを忘れてい
た。コンビニでも探そうとしたら、皆さんが分けてくれるという。食べきれないほどいろ
いろいただき、感謝してごちそうになった。




 == 藤沢市東端を抜け、いざ鎌倉! 夕暮れの鶴岡八幡宮へ ==

 座っていると寒い。早めに食事を終えて12時48分に出る。円形の建物、老人保健セ
ンター横を上がって交差点に出ると、小さい屋根の下に奉納された6基の庚申塔や道祖神
が並んでいた。


 掘割の国道1号線を歩道橋で渡り、影取町から唐沢へと入る。この辺りはもう藤沢市。
車道の東側斜面上にある唐沢神社は、社殿の彫刻が見事。鎌倉武士でこの地の領主、大久
保佐渡守の崇敬高い社だったという。

 唐沢交差点で県道302号に出て東に向かう。消防分署のある交差点の先、左手高台に
鎌倉札所第三十三番の慈眼寺という立派なお寺があったので参拝する。

 新しい大きな本堂。境内のツツジやモミジがよい彩り。

 モチノキ、タブノキ、シイノキの8株が根元でくっついたという樹齢300年以上の混
成樹の大木が珍しい。


     
 この地の旅館の隠居で、たくさんの和歌を詠んだという平 氏満の墓もある。


 渡内の新興住宅地を進み、村岡城跡の公園で休憩。高台にあり、南西方向、藤沢市街の
向こうに逆光に光る海が見えた。「村岡城址」碑↓
         

 坂を下って武田薬品工業の広大な敷地の西を回り、JR東海道本線を陸橋で越える。線
路沿いに戻って神戸製鋼の工場東に出て、柏尾川を渡った。いよいよ鎌倉市内である。 

 JR大船工場横から湘南モノレール下を通過、高台にある大慶寺や、四国霊場のお砂踏
み道場のある東光寺に寄る。深沢中でトイレを借り、梶原の住宅地を上がると、ハゼの紅
葉が色鮮やか。

 稜線を進んで、源氏山公園にある葛原岡(くずはらおか)神社に参拝する。

 元弘2(1332)年、ここで最期を遂げた後醍醐天皇の忠臣、日野俊基を祭る古社。
陽が傾き冷えてきた。

 少し湿って滑りそうな化粧坂(けわいさか)を注意して下る。鎌倉を囲む七つの谷戸
(やと)の一つだ。JR横須賀線を3回越え、薄暗くなった16時40分、ついに鶴岡八
幡宮に到着した。

 拝殿に参拝して長い道のりを無事歩き終えたことに感謝し、それぞれ満足感を胸に神社
を去る。太鼓橋前での記念撮影



 Kkさんが予約しておいてくれた鎌倉駅近くの食事処「秋本」に入り、賑やかに打ち上げ
の宴を楽しんだ。








(参加 14人、天気 曇後晴、距離 16.5㎞、地図(1/2.5万) 藤沢、戸塚、
 鎌倉、歩行地 横浜市泉区、戸塚区、藤沢市、鎌倉市) 


 9回に分けて歩いた鎌倉街道上道、総歩行距離は170㎞、歩き継いだ群馬、埼玉、東
京、神奈川の市町は15市10町、使用した2万5千分の1地形図は17面、参加者総数
は90人、全行程の完歩者は4人だった。                  〈完〉



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2023年秋の「ところざわまつり」へ(埼玉・所沢)

2023-10-10 13:48:05 | 所沢だより
 2023年10月8日(日)

 毎年10月初めに開催の「ところざわまつり」、今年は5年ぶりに「曳(ひ)っかわせ」
もあるというが夕方からのようなので遠慮し、午前中の様子だけ見に行くことにした。
   

 まつりのために車両通行止となるエリア(朱線)、エリアの東端となる所沢駅西口を
11時頃スタートする。





   駅前広場は、「ガチ旨グランプリ2023」の会場。
   
   所沢市内有名店の美味しい食べ物が味わえるようだが、入るのは省く。


 すぐ先、所沢駅西口入口交差点周辺ではチャリテーバザールを開催中。


 交差点から北に延びる昭和通りから会場に入る。


 もと「イオン」があった「トコトコスクエア」周辺の露店など。








 トコトコスクエアB1のスーパー・オーケーで少しだけ食品の買物を。


 駅前から延びるもう1本の道、プロペ通りとの合流点では日吉町の山車(だし)が、お
はやしを演奏中。





 トコトコスクエア前にあった、小さなみこし2台


 最近改良工事を終えて広くなった、ファルマン交差点周辺



 その手前、グラシスタワー前では、新井町と荒幡囃子連が演奏を。


 ファルマン交差点を左折して緩やかに銀座通りに向かって下る。もう、かなりの人出。


 
 交差点際の坂稲荷神社↑に接するスーパー・マルエツの入るビル前では、御幸町の山車
がお囃子の演奏中。



 
 マルエツでも少し食品の買物をした。


 少し先、100円でダーツを楽しめるプレゼントチャレンジの催しには、長い行列が。



 反対側にある国登録有形文化財「秋田家住宅」は、今日は寿町の会所になっていた。
 
 

 さらにキッチンカーや露店などを眺めながら進む。




  

 まつりの本部がある寿町駐車場と通りを挟み、南に延びる通りには商工会議所青年部屋
台村のテントが並ぶ。



 銀座通りの西端、元町交差点が近づき、さらにたくさんの人出に。







     



 交差点の手前に、以前は見たことが無いような気がする「七祭会」という小さめの御輿。
     

      
     交差点際には、市の有形文化財になっている有楽町の御輿も。



 元町交差点際の元町コミュニティ広場にはたくさんのテントが並び、地元名物などを味
わおうとする市民で賑わう。






 市のイメージマスコット、「トコろん」のキャラクタ入りグッズのテント


 交差点には「櫻紅葉會」という、これも見慣れない御輿が。


 本町の山車が金山町側からやって来た。



     元町交差点から、さらにその先の金山町通りに向かって進む。
     


 こちらにもキッチンカーがたくさん並ぶ。





 交通規制している会場の西端、金山町交差点まで来た。名物の山車10台の引きまわし
は16時から20時に行われるようで、今年は見ることが出来なかったが、12時半を過
ぎたので会場を離れることにした。


 近くのスーパー・西友西所沢店を経由して自宅に向かう。



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旧芝離宮恩賜公園を巡る(東京・港区)

2023-10-08 21:03:23 | 江戸・東京を歩く
 2023年10月3日(火)

 4か月ごとの定期検診の案内が来たので、近くに職場があった頃からお世話になってい
るJR品川駅東口の歯科医院に検診に出かけた。

 受付の前に「祝開業30年」の花束が2つ並んでいたので、診療時に院長先生に「私は
開業間もなくからお世話になっているはずですが、何年になりますか?」と聞いたら、開
業の1993年の翌年、1994年からなので29年になるとのこと。

 私の診療券のID番号は730番台だが、現在は20,000番台になっているという。

 いつも丁寧なチェックと治療をしてもらっているので信頼して、30年近くなっても2
時間半余りかけて4か月ごとに通院している。

 さて、正午過ぎに検診を終えたが、今日は気温も30度までは上がらない予報なので、
久しぶりに寄り道して帰ることにして、JR浜松町駅で下車した。


 予定してきたのは、北口を出て右手(東側)に1分の、国指定史跡になっている「旧芝
離宮恩賜公園」である。12時30分頃着いた。


     

          
 
   入口近くに掲示されていたこの庭園の由来
   

 庭園案内図もある。



 門を入り右手のサービスセンターの受付で入園券を求める(65歳以上70円)。
       

 置いてある庭園のリーフレットをもらい、中心部に池の周囲を巡る遊歩道を西北(右下)
から西南(右上)、さらに東(左側)へと反時計回りで一周することにした。
   


 まずは、入口に近い庭園の北西側からの池周辺の眺め。

 池は「大泉水(だいせんすい)」と呼ばれ、庭園の要になっていて広さ約9,000㎡。
昔は海水を引き入れた潮入りの池だったが、現在は淡水の池になっているという。

 
 右手の遊歩道を少しずつ進む。池の周辺は松の植え込みが多い。


     芝生の一角に咲き残るヒガンバナ
      
 




 松と静かな池の佇まいを眺めながらされに進むと、雪見灯籠が。


     東側にそびえ立つ高層ビル
     

 南西側は緩やかな斜面になっている。



 池の中央部、中島に延びる「西湖の堤(せいこのつつみ)」と呼ぶ石堤と橋。

 中国、杭州(現在の浙江省)にある西湖の堤を模した石造りの堤のよう。

 池の南西側にまわると盛り上がった芝生地も。



 近くには「萩の小道」があり、やや盛りを過ぎてはいるがハギの花がたくさん咲く。




 その池寄りには梅林もある。


 池の南西側、梅林の先の「大山」。庭園内の最も高い築山である。


 頂上に上がって園内を一望する。こちらはいま歩いてきた園の西側


 北側に広がる池と背後のビル群

 
 こちらは東北側





 大山を下りてさらに南側へ回ると、ヒガンバナがかなり咲き残っていた。


 
 池の南側にはソメイヨシノが何本かあり、その一角に4本の石柱が。

 この石柱は、小田原北条家に仕えた戦国武将の宮邸から運ばれたようで、ここが小田原
藩の上屋敷(かみやしき)だった当初は、茶室に使われていたといわれているよう。


     太い常緑広葉樹の根元には、色鮮やかな若葉が。
     

 西湖の堤の南東側へ



     咲き残る紅白のサルスベリの花
     

 園の南東側を囲むカシなどの古木


     西側のビルの間に見える東京タワー
     

 東側をさらに進んで大島にかかる橋際へ。橋の向こうが大島。


 大島の北側辺りからの池の眺め


     大島の東側に立つ小さいサギ
     

 大島の東側にある唐津山。ここにもヒガンバナが。


 こちらの石橋は池の中央にある大島への橋


 大島の東側の盛り上がりは「九尺台(きゅうしゃくだい)」あるいは「九盈台(きゅう
えいだい)」と呼ぶところ。

 「九尺」は高さ、「盈」とは水や月が満ちるという意味、明治天皇が明治8(1875)
年にこの庭園に行啓された際、この台上から海で漁民たちが漁をする様子や、海の眺望を
楽しまれたところとか。

 現在は樹木が生い茂り、東側の海も埋め立てられてビル街となっている。

 九尺台と池の間にあるあずまや


 東側から中島への八つ橋 





 八つ橋の東側、芝生広場には何か所かガンバナが咲き残る。


 池の東側を東北端付近まで進む。



 池の畔にはススキ科の草やガマなどが。


 池の東北端近くからもう一度池を眺める。


 池の北東端に残る「海水取入口跡」

 この「潮入りの池」に海水を取り入れるために設けられた水路で、水路の石垣や鋼鉄
製の水門の遺構が見られるが、現在は海とのつながりを絶たれた淡水の池になっている
という。


 海水取入口跡近くから、最後に池を一望する。

 
 近くにはフジ棚があり、下のベンチの日差しを遮ってくれる。


 そばに、リンドウがわずかに咲き残っていた。


 1時間近くかけてゆっくりと園内を巡り、13時25分頃に旧芝離宮恩賜公園を出た。


 JR浜松町駅北口改札から駅に入り、山手線内回り電車にて東京駅で再度途中下車する。



 八重洲地下街にあるおなじみの店「おらが蕎麦」に入り、いつものように「旨辛牛肉そ
ば」で遅い昼食を済ませる。(1月26日は790円だったが今日は870円)


 さらに山手線内回り電車で池袋駅に戻り、15時発西武池袋線の飯能行き下り急行電車
に乗る。
  



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鎌倉街道上道を歩く⑧ ==町田から相鉄ゆめが丘まで==(東京・神奈川)

2023-10-05 09:15:20 | 鎌倉街道上道を歩く
 第8回 2002年10月20日(土) 〈町田から相鉄ゆめが丘まで〉

 前回同様雨の予報なので、覚悟をして小田急小田原線の町田駅に行く。参加者は前回と
同じメンバーの6人。曇っているが幸い雨は降っていない。すぐ雨具を出せるようにして、
9時45分に駅を出た。

 == 境川サイクリング路を経て横浜・瀬谷へ ==

 JR横浜線に沿って南東に進み、1㎞足らずで線路を越える。すぐ先に町田天満宮があ
った。本殿前に狛犬が三対と狛牛が一対並んでいる。七五三のお参りに来た家族連れが数
組見られた。

 行き違いがやったとの狭い車道だが、車が多いので注意して進む。天和3(1683)年、
旗本の下屋敷に建立したという金森杉山神社には、文化7(1810)年の地神塔など、
苔むした石塔が5基並んでいた。


 ちなみに、「地神塔(じじんとう)」というは埼玉県内では見たことがないが、大地の
神としての地神信仰に基づき地神講あるいは社日講により造立された石塔で、東日本では
神奈川県に、西日本では岡山県と香川県に多く分布しているという。

 境川の西に小さい三重塔を見ながら進み、西田の杉山神社に寄る。
     
 太い幹と枝を広げた大イチョウがある。「町田市名木百選」№1で幹は4人抱えもある。

 神社前から鎌倉街道は途切れるので、境川左岸沿いのサイクリング道路に出る。ツツジ
の植え込みがあり、川には大きなコイが泳いでいる。散歩していた人が、川原の桑の木に
カワセミがいると教えてくれた。きれいな色のカワセミは、しばらくジッとしていた。

 国道16号線と東急田園都市線の下を越え、緑がいっぱいの鶴間公園で休憩。サイクリ
ング道路は、1㎞ほど先の国道246号線のそばまで続いている。

 街道は、セコムの大きな建物の先東名高速をくぐり、上瀬谷町の農村地帯に入る。竹村
町の牢場坂南側の竹やぶの中に、小さいが古い五輪塔2基と板碑があった。




     

 近くの妙光寺は、弘安5(1282)年に日蓮上人が身延山から池上本門寺に向かう時
に泊まったという寺。


 本堂はコンクリート造りで新しいが、大きな日蓮上人像や瀬谷八福神の大黒天がある。
鐘は、鎌倉時代の正中2(1325)年の鋳造で、重要文化財である。

 すぐ先の三差路に、七つの地蔵さんがコの字形に並ぶ地蔵堂がある。
     
 
 三差路を右に入ると、養護学校の前に広い庭の旧家が目に入る。門の無い開放された庭
をのぞくと、節がねじれた珍しい竹や、大きなサルスベリなどが見える。
          

 近くには、「瀬谷銀行跡」の標識があり、広い庭に樹木がうっそうと茂っていた。


 この辺りは中屋敷という地名の通り、広い屋敷に名木古木に指定された太いケヤキや、
色づいた柿などのある、りっぱな屋敷林の家が並び、街道らしい雰囲気が色濃いところだ。

     
     中屋敷一丁目の地神塔↑、同じ町内の大きな柿の前で記念撮影




     近くには名木古木に選定されている大ケヤキも。
     

     
      大きなケヤキの立つ日枝神社で小休止。


 大門小の先で相模鉄道を越えると、三差路のど真ん中に地神塔がある。道路拡幅の際も、
移転せずに残しておいたようだ。


 13時34分、厚木街道の先にある西福寺に入る。うっそうとした境内、樹齢千年以上、
周囲5.6mという大きなシイノキが見事。
     

 昼食をするには少し暗いので、南側の左馬(さば)神社に行く。

 祭神は源頼朝と伝えられる古社。左馬神社というのは、全国でこの境川沿いに11社し
か無いという。


 == 新幹線を越えて相鉄ゆめが丘へ ==

 14時30分出発。ジュウガツザクラの咲く北新集落に入り、宗川寺に寄る。ここにも
ジュウガツザクラが咲いていた。
     

 シダレザクラや、市の名木である大きな夫婦イチョウもある。門前に「中原街道問屋場
跡」の標識が立っていた。

 その中原街道を越え、相沢川の手前で十字路を右折する。下瀬谷小や上和田中の横を通
過し、きれいな流れの相沢川の先から柳明神社へ。

 鎌倉二十四番札所で、古い六地蔵が並んでいる。神社の前には、文政5(1821)年
銘の道祖神がある。

 右側の田んぼは借り入れが終わり、はさ掛けが並ぶ。500mほど先の小さい十字路の
角に、「江戸柳明(やなみよう)古地図」が描かれていた。



 その上の建物が羽太(はぶと)資料館。向かいの家に声をかけたら、館長の羽太さんは
外出中だったが、奥さんが勘のカギを開けて下さった。

 鎌倉街道を個人で研究しているという羽太さんが集めた、古い農具や馬具、家具、衣服
などが館内所狭しと展示してある。

 2階には、境川沿いに並ぶ家並みを描いた絵地図があり、江戸時代この柳明集落には色
々な職業の人が住んでいたと分かる。奥さんの話では、現在は皆、農家とのこと。

 東海道新幹線のすぐ南側にある本興寺は、日蓮上人中興の寺。本堂の精巧な彫刻が素晴
らしい。堂内も同様である。
     
 広い境内は緑が多く、大イチョウやカシなどが目につく。今日行われた721回御会式
法要の真新しい柱が本堂前に立っていた。境内の砂が、きれいに掃き清められ気持ち良い。

 寺の先から、上飯田集落の台地下を流れる清流沿いに設けられた桜並木の「せせらぎ緑
道」を進む。


 右側はコンクリート建てのいちょう団地が続く。団地が終わり、屋敷林の多い集落の一
角に飯田神社があった。境内には庚申塔などの石仏がたくさん並んでいる。

 はさ掛けの並ぶ田んぼの間を進む頃から、霧雨が降ってきた。たいした降りでは無さそ
うだが、長後街道との交差点で傘を出す。

 車が多いので、街道に並行する東側の道に回る。こちらは畑と農家が混在する静かな道
で、昔の街道のような道筋である。

 500mほどで、車道の西側に通じる鎌倉街道に戻る。左側は柿の色づく農家、右側は
田んぼが広がり、昔ながらの街道らしい雰囲気が残っているところだ。

 下飯田の左波神社で、今回の歩きは区切りとする。畑の中を進んで、17時16分、高
架が新しい相模鉄道ゆめが丘駅に着いた。

(参加 6人、天気 曇、距離 18.5㎞、地図(1/2.5万) 原町田、座間、藤沢、
 歩行地 町田市、横浜市瀬谷区、泉区)




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