あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

2020年 年の瀬の所沢航空記念公園(埼玉)

2020-12-29 18:00:31 | 所沢だより
 2020年12月26日(土)

 新型コロナウィルスに明け暮れた今年、残り1週間を切った今日は市内ウオーキングで
所沢航空記念公園に回りました。

 日本庭園と茶室「彩翔邸(さいしょうてい)」の入口である西側の門には、もう門松が。


 門を入ると、例年同様クリスマスに飾った木製のトナカイ君が迎えてくれました。


 彩翔邸の入口横にも。
 

      日本庭園南西側の立木は、すっかり葉を落としています。
     

      わずかに彩りを残すのは彩翔邸前のナンテン
     


 彩翔邸前には白梅(手前)と紅梅の木があり、わずかに花を開いています。

 

    

 東屋(あずまや)周辺のケヤキなどの広葉樹は、やはり葉が落ちてしまいました。
     

 日本庭園を東北側に抜けて東側の蝋梅園(ろうばいえん)に回ると、開花した木も何本
か見つかりました。


    

     

    

 こちらの木はかなりの花が。


    

 でも多くの木は、まだつぼみのまま。


     
 中央部の放送塔下から南東の子ども広場に向かって下ると、大きなケヤキやイチョウ↓
もすっかり葉を落としています。
          

 南に延びる園路沿いのアセビは、もう少しで咲き出しそう。





 園路の南端から、いつものように西新井町交差点を経て市街地の方に向かいました。



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狭山湖とトトロの森 お散歩コースへ(埼玉・所沢)

2020-12-23 18:04:16 | ウオーキング
 2020年12月21日(月)

 今朝は零下2.5℃まで冷え込んだようだが、日中は昨日のような風も治まり穏やかな
日和になりそうなので、久しぶりに狭山湖とトトロの森周辺へのウオーキングに出かけた。
 
 参考にしたコースは、最近所沢市内で配布を始めた小冊子『所沢市おさんぽナビ』に紹
介されている「狭山湖とトトロの森 おさんぽコース」である。

 西武狭山線の終点、西武球場前駅に10時39分に着き、10時45分にスタートする。


 そばの県道55号・所沢武蔵村山立川線を横断して、西側斜面にある狭山不動尊へ。

 この寺は、西武鉄道など西武グループの創業者で第44代衆議院議長も務めた堤康次郎
氏が、東京・芝のプリンスホテル開発に際して買収した用地の遺構や、各地の文化財を移
築して天台宗別格本山として1975(昭和50)年に開山したとのこと。


 境内には、10を越える門やお堂が並んでいる。まずは入口にあたる勅額門を入る。

 もとは東京・芝の徳川家台徳院(2代将軍秀忠の廟)にあったものとか。寛永9(1632)
年に3代将軍家光が建立したもので、国指定重要文化財という。

 門の右手には御神木であるイチョウの大木が立っている。もとは江戸城を築いた太田道
灌が城塞を築いていた城山城址にあったもので、関東大震災の際には大勢の人々がこの木
の下に寄って難を免れたと言われているよう。
     

 少し上がると朱塗りの御成門。やはり東京・芝の台徳院に勅額門と同じ寛永9(1632)
年に建立され、同様に国指定重要文化財になっているとのこと。


 その上にある総門は、もと長州藩(山口県)主毛利家の江戸屋敷の門で、すべてケヤキ
造りのようで、直線が巧みに組み合わされた武家屋敷らしい構えだ。

 門を入った正面に、本堂にあたる不動寺の建物がある。


 東側に立つのは埼玉県指定有形文化財の第一多宝塔。大阪府高槻市の畠山神社に美濃国
林丹波守が建立したと伝えられ、慶長12(1607)年の建立のよう。
     

 西側高みには弁天堂がある。滋賀県彦根市の清涼寺に井伊直孝の息女が建立したもので、
万治2(1659)年から元禄6(1693)年の間の建立と考えられているという。


 近くに並ぶお地蔵さん。


 境内南西側に立つのは第二多宝塔。室町中期の永享7(1435)年に兵庫県加東市の
椅鹿寺に播磨国守護の赤松満男教康が建立したものとか。室町時代中期の様式をよく伝え
ている秀作という。
      

 ほかにもいくつかの建造物があり、一巡してから北西側に上がって東京・芝の増上寺か
ら移設された石灯ろうの間を進み桜井門から狭山不動尊を後にした。

 なお、桜井門は奈良県十津川村の桜井寺の山門として建立されたもの。

 桜井寺は幕末に尊王攘夷派の一派である天誅組(てんてゅうぐみ)の本陣として利用さ
れたことで知られている。

 北に進んで間もなく、東京都の水瓶の一つ、狭山湖の堰堤(えんてい)南端に出た。

 休憩舎の周辺には、世界初の既設アーチダムに耐震強化工事を行ったことに対する業績
を称えた土木学会の表彰パネルや、同じく堤体の耐震強化工事完成を記念して平成14
(2002)年に設置した当時の石原都知事揮毫(きごう)の石碑がある。


     


 静かな湖面に設けられた取水塔の向こうには、奥多摩のシンボル大岳山など奥多摩から
奥武蔵の山並みが連なり、湖面を囲む広葉樹林は初冬の彩りを見せる。


 堤体上を北端に向かう。東北側眼下には地元山口集落の家並みが、その向こうには所沢
中心市街地の高層マンションなどが望まれ、東側遙かには、都心の超高層ビル群らしいの
も眺められた。



 狭山湖の堤体上を進んで北端の休憩舎際へ。


 ここまで進むと、西南西に富士山が見えてきた。12月になっても関東平野は雨が少な
いが、富士山の降雪も少な目に見える。



 北側の広葉樹林の中には、葉が落ちて枯枝になったのも望まれる。そばの芝生地や、周
辺に立つケヤキらしい大きな木も枯れ枝になっていた。まだ葉の残るのはクヌギのよう。






 北側の芝生地には、春の花見時には賑わうソメイヨシノがあるが、やはり枯れ枝となっ
ていた。


 北側湖岸を囲む金網越しにもう一度富士山を眺め、狭山湖畔を離れた。



 車道を横断して東へ、二つ並ぶ所沢市西部浄水場のタンクと狭山丘陵の雑木林の間を進
む。雑木林の一角に「トトロの森 39号地」の説明板が立っていた。
     
 2016年8月に公益財団法人「トトロのふるさと基金」が取得したもの。面積は
1,435㎡という。なお、今月初めまでに取得したトトロの森は55号地まである。

 ちなみに、トトロのふるさと基金は1990年にナショナル・トラストとして発足し、
1998年に財団法人化したもので、会員の年会費と寄付のみで運営する公益法人。

 狭山丘陵とその周辺の良好な自然環境、里山や文化財の保全・活用することにより公共
の福祉に寄与することを目的としており、私も会員になっている。

 浄水場の東南端の一角には、小さな稲荷神社のほこらが2つ並んでいた。


 その先突き当たりが、「とことこソーラー北野」と呼ぶメガソーラー所沢の施設。

 もとは所沢市北野一般廃棄物最終処分場だったが、埋め立て処分終了後その上に土を覆
ってたくさんのソーラーパネルを設置したもの。



 見学用デッキには、施設概要や現在の発電能力などのパネルがある。


     
 メガソーラー前から、クヌギなどの紅葉の残る雑木林の北側沿いを東進する。400m
余り進んで南に向きを変えて少しずつ下る。東側一帯は埼玉県の「緑のトラスト保全第2
号地」の「狭山丘陵・雑魚入(ざこいり)樹林地」である。
          

 下り坂の右手(西側)中ほどに、堀口天満天神社が祭られている。10年以上前には周
辺への用事で年4回は参拝していたが、以後はほとんど来たことがなく久しぶりになる。

 堀口天満天神社は地頭の久松氏が天正年間(1573~93)に耕地を寄附して堀口村
の鎮守とし、慶安2(1649)年には江戸幕府から社領5石の朱印状を拝領したという。

 明治元(1868)年には、近くの清照寺境内にあった八坂神社と稲荷神社を合祀し、
昭和初期に狭山湖の造成に伴い当地へ遷座したようだ。

 今日は、新型コロナウィルスの感染防止と早期沈静化などを祈願して参拝した。境内に
は、合祀した八坂神社と稲荷神社の社殿もある。



 雑魚入り樹林地沿いに南から東へと林道を回り込むと、「トトロの森45号地」がある。

 2017年5月に取得したもので面積は289m余りと少な目だが、今年初めにコナラ
やアカマツ、ヤマツツジを植林したことが記されていた。


 少し戻り林道の三差路から雑魚入り樹林内に入り、東南側の東屋(あずまや)際に下る。

 
 南側斜面一帯は、1991年8月にトトロ財団が最初に所得した「トトロの森 1号地」
である。


 それらの間を東に緩やかに下ってT字路際に出た。突き当たりの樹林に何本かのモミジ
があり、まだ葉を残していた。
     

          

 林間を少し南進した茶畑の東側斜面は「トトロの森3号地」。1990年の取得で面積
は1,250㎡ほどのよう。この辺り一帯は、「上山口堀口天満天神社周辺 里山保全地域」
と「狭山丘陵いきものふれあいの里 虫たちの森」であることを記したパネルもある。


 3号地の南側にももう一つのパネルが立っていた。こちらは「トトロの森15号地」で、
2011年10月に「チカタの景観を考える会」から引き継いだという。


 南進して車道と柳瀬川の八生橋を横断する。その先の新興住宅地の間に所沢市内では数
少ない水田が数枚残っている。


     
      その間を西進して、小さな林間にわずかに流れる柳瀬川の源流部を確認した。
          

 周辺の農家の屋敷林だろうか、ケヤキなどの高木や竹林などが望まれる。


 狭山湖の南側に向かう車道を横断して南側の集落に入ると、三差路際に赤い帽子とマフ
ラーをまとった3体のお地蔵さんと古い石仏が集められていた。

 何れもかなりの年月を経過しているようで、文字などは全く認識できない。

 県道55号線と西武球場前駅に近い西武狭山線の高架下をくぐって南側の新興住宅地の
西端の急坂を上がる。

     
 住宅地の南側に、「狭山湖畔霊園」の標石と菩提樹池への道標が立っていた。霊園の南
側沿いにつけられた遊歩道を上がって行くと、墓地の向こうに山口地区の家並みや所沢市
街地中心街のマンション群などがよく見える。


 マンション群の左手遙かには、筑波山らしい双耳峰も望まれた。


 稜線上に出ると奇妙な形の建物がある。霊園の休憩所のようだが道路側からは入れない
ようになっていた。
     

 その南側からさらに東へ。樹木の間から狭山湖の堰堤や背後の樹林、その背後には比企
丘陵の堂平山や笠山などのスカイラインも望まれる。


 北側には山口地区の住宅街や椿峰(つばきみね)団地などが一望である。


     
 霊園の建物の少し先には観音像が霊園の方を向いて北向に立ち、南側には菩提樹池里山
保全地域になっている広葉樹林が広がる。



 少しずつ高度を下げて進むと、霊園の南側に樹林に囲まれた菩提樹池があった。周回で
きる道がついたので一周する。

 池はこの寒さで薄めながら氷に覆われ、その上に落ち葉がたくさん落ちていた。

 池の東南側から、菩提樹池からの流れに沿った湿地帯沿いに東進する。



 林を出たところに3枚の谷地田(やちだ)があり、傍らに作業用の小屋も設けられ、菩
提樹池里山保全地域の説明パネルも立っていた。


 その先は住宅地を南東に進んだが、おさんぽコース地図上の見晴らしの良い丘に向かう
道が見つからない。


 ひとつの目印になる狭山湖からの水道管の埋め込まれた↑アルペンロード(水道路)は
分かったので、その道路を上がって南側に進んでものの西武園ゴルフ場に入りそうなので
折り返す。

 14時30分近くなったが今日は昼食を用意してこなかったので、この先はコース確認
を諦めてゴールの下山口駅に向かうことにした。


 東北東へと住宅地や畑の間などを進み、山口城址前交差点から北進して西武狭山線の北
側の県道55号線に出て、山口城址に近い中華系のバーミヤンで遅い昼食を済ます。
    
     注文した「海鮮3種あんかけおこげ」

 県道を東進して、ゴールの西武狭山線下山口駅には15時32分に着いた。


(天気 快晴、距離 9㎞、地図 『所沢市おさんぽナビ』中の「06 狭山湖とトトロの
森 お散歩コース」、1/2.5万所沢、歩数 18,100) 


 ちなみに、「トトロのふるさと基金」についてはこちらのサイトをご覧下さい。



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関越道で積み荷のせんべいを配布した岩塚製菓のせんべい

2020-12-18 20:44:04 | Weblog
 2020年12月18日(金)

 今回の日本海側の大雪でにより関越自動車道では1200台を超える車が立ち往生し、
車内で2日間以上も過ごしたことなどが報じられましたが、明るい話題として感謝や賞賛
の声がツイッターにたくさん寄せられたことも報じられました。

 それは、立ち往生したトラックのドライバーが、東京へ出荷する途中だった積み荷のせ
んべいを周囲の車の人たちに配ったことでした。

 今日19時からのNHK総合テレビの画像から。


















 食べ物が不足して困っているドライバーにせんべいを配ったのは、新潟県の岩塚製菓の
ドライバーでした。

 岩塚製菓というと、わが家でもよく買っている黒豆せんべいのメーカーではなかったか
なと気づき、いつも夕方になると食べているおやつを入れた箱を探してみたら、やはりあ
りました。
     

          

 せんべい好きの私は、安価で美味しいので時々このせんべいを買って食べていたのです
が、このような暖かい心づかいをしてくれた会社と社員の方々に感心し、これからも愛用
しようと思いを新たにしたところです。

 ちなみに、せんべいを配布したところは塩沢石打ICと六日町ICの間とのこと。この
辺りはもう半世紀以上前、冬はスキーに、夏は越後三山の八海山や越後駒ヶ岳へ、さらに
巻機山には何度も登山しており、青春の思い出多い大変懐かしい場所でもあります。

 もちろん当時は関越自動車道も上越新幹線も開通前で、利用した交通機関はもっぱら国
鉄上越線、それも普通列車が多くて急行列車に乗ったのは数少なかったように思います。

 



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上弦近くの月と木星、土星が接近して見えた

2020-12-17 21:18:08 | Weblog
 2020年12月17日(木)

 けさのNHK総合テレビの天気予報のコーナーで、今日夕方17時30分頃、南西の空
で月と木星と土星が接近した様子が見られるとの話がありました。

 日本海側は大雪で、関越自走車道の大渋滞や各地での除雪の際の人身事故、集落の交通
途絶などが報じられましたが、首都圏は今日一日中快晴となりました。

 日も暮れた17時30分頃、私も西南の空を見たら、確かに月と木星と土星の接近が確
認できたので、デジカメで撮ってみました。

 三脚を使わずに窓枠にカメラを固定して撮ったので、多少甘さはありますが紹介します。



 右側、下が木星で上が土星です。

 明後日の19日(土)には2つの惑星の上に、上弦まであと3日のさらに細くなった月
が見えるとのこと。月が細いほど惑星の明るさが際立つようなので、当日が好天なら見逃
せないことになりそうです。

 ちなみに、最接近する12月21日(月)前後には、月の見かけ上の直径よりも近づく
「超大接近」になり、これほどの接近は約400年ぶりで次回は約60年後という、極め
て珍しい現象とのこと。寒さこらえて冬の夜空を見上げたいですね。




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秋の上州、四万温泉へ1泊2日の旅〈群馬・中之条〉〈2日目〉

2020-12-17 11:50:05 | 国内旅行
 2020年11月6日(金)

 宿泊した四万温泉の宿、「四万たむら」で6時30分に起床した。窓から外を見ると、
東南側の谷間から温泉の湯気らしいのが上がっている。
     
 でも、この湯気は間もなく見えなくなったので間欠泉なのかもしれない。

 眼下の庭のモミジも良い彩りである。


 7時30分から、四万たむらでは4つある建物の中ほどの小さめの建物、木涌館の2階
にある『湯ートピアホール「四季」』と呼ぶ朝食会場に行く。

 昼間は会議室などにも利用されているという大広間である。

 光輝?高齢者向きの野菜中心のヘルシーな和食料理で、夕食同様に美味しくいただいた。



 木涌館からも、眼下の庭先のドウダンツツジやモミジなどの鮮やかな彩りが眺められる。








 かやぶき屋根の裏手には、びっしりと緑のこけがついていた。


     
 食事を終えて背後の廊下を通ると北側眼下に神社が見下ろせ、周辺のモミジもよい彩り
になっていたので、後で回ってみることにする。
          

      途中の廊下からは、周辺の斜面の彩りも眺められた。
     

    
 廊下には、この宿の古い建物の様子を描いた木版画や、群馬県内の全市町村の名所や人
物などを詠んだ「上毛かるた」、千代紙で描いたきれいな絵などが並んでいる。












   

      

         

 食後しばらくはゆっくりと部屋で過ごし、11時のチェックアウト限間近に四万たむら
の玄関を出た。
      
 裏手に向かい、土蔵の横やほかの建物の間を通過しならがら周辺のモミジなどを眺める。





 水涌館と木涌館を結ぶ渡り廊下の下を抜けて、朝食後に廊下から見下ろした温泉薬師神
社に行き、新型コロナウィルスに感染しないよう祈願して参拝する。

 温泉薬師神社の創建は、江戸中期の宝暦年間(1751~1763)に江戸屋幸助によ
って開かれたと言われているという。


 拝殿の正面中央には、扁額とともに見事な龍の彫刻が掲げられていた。


 神社の周辺にはちょうど見頃なモミジが何本もあり、陽光に鮮やかな彩りを見せる。




     



          

     



     


    
 神社の先まで行くと、四万たむらの建物や南側の旅館なども眺められた。


 11時30分近くに四万たむらの構内に戻って南側の急坂を下り、グランドホテルとの
間の細道を東側に回ると、小さな土産店や食堂などが続いている。


 バスの乗車時間も迫っているので早めに昼食を済ませることにして、その中の一つ、手
打蕎麦処 小松屋に入ろうとしたら既に満席でバスに間に合いそうにない。


 隣にあった同業の中島屋に入り、おすすめの深山(みやま)そばを注文して昼食とした
(1040円)。



 店内には、訪れた著名人のサインがたくさん張り出されていた。


 食事を終えて近くのバス乗り場に向かう。昨日訪ねた県重要文化財の積善館際に立つイ
チョウもよい彩りに。
     

 四万グランドホテル前のバス乗り場に12時17分過ぎに着いたら、乗車する川越、東
京駅方面行きのバスは既に到着していた。


 間もなく乗車でき、予定通り12時30分に高速バスは四万温泉終点を発車する。近く
の道路際の温度計は13℃を示していた。


 帰路も順調に走行し、途中の伊香保温泉街も渋滞無く抜ける。今日の伊香保温泉の階段
周辺は、かなりの人出が望まれた。



 14時に渋川伊香保ICから関越自動車道に入り、往路同様に上里SAで14時20分
から35分までトイレ休憩をする。


 乗車した高速バス

 関越道も順調に進み、川越駅西口バス停には予定の15時45分より20分余り早い
15時23分に着く。


 自宅近くまで戻った16時45分前後、西の空はあかね色に輝いていた。




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秋の上州、四万温泉へ1泊2日の旅〈群馬・中之条〉〈初日〉

2020-12-16 18:29:14 | 国内旅行
 出かけてから1か月以上経過してしまいましたが、新型コロナウィルスの感染拡大で1
月下旬に出かけた後は途絶えていた今年2度目の宿伯旅行です。

========================================

 2020年11月5日(木)

 東武東上線・JR川越線の川越駅西口から、11時00分発の四万(しま)温泉行き関
越交通の高速バスに乗る。

 市街地を南西に少し、川越ICから関越自動車道の下り線に入って北に向かう。少し走
ると西北に外秩父の盟主、笠山や堂平山などが望まれる。


 さらに進んだ埼玉県北部からは、正面に上毛三山のひとつ、赤城山が近づいてきた。



 上里SAに11時48分に入り、12時10分までトイレ休憩となる。快晴の好天とあ
り、駐車場は週末のようにほぼいっぱいの車が並んでいた。





 群馬県内に入り、高崎出口近くからは上毛三山の榛名山塊が正面に迫り、関越道の始点
・練馬ICから92㎞地点辺りでは冠雪した上越国境の谷川岳方面かと思われる山並みが
望まれる。


 12時39分に渋川伊香保ICで関越自動車道を出た。国道17号線を少しで最初の降
車地、渋川駅前で停車した。


 国道353号線・長野街道を西北へ、県道に迂回して伊香保温泉の温泉街では4か所の
降車専用停留所があるが、中心街付近で道路工事か所があり、少し渋滞した。


 温泉街の後半で高みに上がると、北に冠雪した谷川連峰が望まれ、温泉街のモミジはよ
い彩りを見せている。


 別の県道から再び国道353号に入って中之条町の中心部を西に抜ける。四万川沿いの
山間を次第に高度を上げ、少し下って四万温泉街に入った。
     

 四万温泉には4つの停留所があり、予定の14時より5分遅れて終点の四万グランドホ
テル前に着いた。


 グランドホテルの北側、急斜面を少し上がったところが今日の宿「四万たむら」である。
 
 入口の建物はかなり古いようで、かやぶき屋根だった。


 チェックインは15時からなので建物前のモミジなどを眺めたりしていたら早めに入れ
ることになり、館内の受付でチェックインを済ませる。



 ロビーには趣ある照明が下がり、その先の天井はがっちりした木組みの吹き抜けになっ
ている。



 その奥には竹組みの飾りや、たくさんのつるし雛〈びな〉が目につく。



 部屋からは眼下にモミジや夏用のプールなど、その先には四万川を挟む谷間が望まれた。


 バスに乗って3時間ほどで着いたのだが何となく疲労感があり、しばらく部屋で休憩後、
辺りは日陰となった16時過ぎに宿の周辺を少し回ってみることにした。


 建物の前の大きなドウダンツツジがよい彩り。少し下った斜面に面した古い建物に絡み
ついたツタも鮮やかに紅葉している。

 
    


 宿の敷地入口には、四万温泉の始まりについて記されていた。


 その下、西側の四万川沿いに群馬県重要文化財に指定されている積善館本館があるが、
現在は宿泊できないようだ。



 四万川の橋を渡った右岸には宿泊できる積善館の主要棟らしい、やはり趣ある木造3階
建ての建物があり、二つの建物を結ぶ屋根付きの橋が架かっていた。


     




 周辺のケヤキやモミジ、柿なども紅葉がかなり進んでいる。
    

          
 グランドホテルの前にある小さいバス待合室際には温泉まんじゅうの店があったが、今
日は休業日だった。
          

     
 陽が落ちて少し寒くなってきたが、バス待合所前の萩橋際から北に延びる支流の新湯川
を分けて、東にカーブした四万川左岸沿いに細い遊歩道があったので回ってみた。


     

          


 両側の斜面にモミジやケヤキ、ツタなどの紅葉、黄葉が見られる。


    

 次の橋からは、上流に砂防ダムからの流れが滝になって流れ落ちていた。


 かやぶき屋根に照明が点った17時近く、四万たむらに戻った。


     
 玄関を入ったところには古い置時計があり、この宿に宿泊した与謝野寛・晶子夫妻が詠
んだ歌の掲額が目に入る。
           

 18時30分からの夕食は、一番大きな建物である木湧館1階の料亭 山桜の個室で。

 盛りだくさんの和食メニューをみな美味しくいただいた。その一部を。




    




 館内には大浴場や露天風呂など7つの内湯があり、夕食後ゆっくり時間をとってから、
趣ある大浴場と露天風呂に浸かった。(続く)




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オープン間もない「ところざわサクラタウン」へ(埼玉・所沢)〈帰路〉

2020-12-11 22:36:13 | 所沢だより
 2020年12月7日(月) 〈続き・帰路〉

 ところざわサクラタウンからの帰路は、市内中心部を西から東に流れる東川(あずまが
わ)沿いを西進して戻ることにした。

 サクラタウン北側から、東川右岸沿いの車道を近くのサクラタウン(西)交差点まで進
んで左岸に回る。

 ここから上流2.5㎞前後に渡りソメイヨシノの並木が続いているが、すでに葉はほと
んど落ちていた。


 川の右岸沿いは歩道の無い車道で車の通行が気になるが、左岸沿いは未舗装の遊歩道な
ので安心して歩ける。

     
 橋の近くの畑には季節外れのナノハナが咲き、咲き残るコスモスも見られた。


         


 流れが右にカーブした先に、石段で流れ際まで下りられるところがあり、下から桜並木
も眺められる。
     

     
 北側に東中学校が近づき、そばの川端橋際の2本の大イチョウが色づく。
          

    
 近くのドウダンツツジやモミジもよい彩りに。



 次の曙橋際に大きなムクロジの木があり、枝いっぱいに実をつけている。


     
      流れを見下ろすと、つがいらしいシラサギが2羽ジッと立っていた。
                     

     
 ここで橋を渡って右岸の車道へ。岸辺のカエデが黄葉の彩りを見せる。
           


 すぐ先南側は長栄寺境内だが、来たことがないので立ち寄ることにして裏手の墓地から
入る。道路際のモミジがよい彩り。
     

    





           


 長栄寺は言宗豊山派の寺院で、法印快空が寛保元(1741)年に創建したとのこと。

 
 本堂右手の閻魔(えんま)堂には大きな閻魔様が祭られていた。関東一の木造大閻魔像
という。

 閻魔像の右手に安置されているのは阿弥陀三尊像のようで、ヒノキ材の寄せ木造りで江
戸時代初期の作と推定され、所沢市指定文化財になっている。


 南側の山門際のモミジもよい彩り。境内にはさらにイチョウの黄葉も見られ、そばのサ
ザンカがたくさんの花を見せる。


     

    


 近くのモミジやドウダンツツジの黄葉も残る。境内中央部に立つ高木はハクモクレンの
ようで、たくさんのつぼみがもうかなり膨らんでいた。





 東川沿いに戻って長栄橋を渡ってさらに左岸沿いに進む。路傍にエンジェルトランペッ
トが咲き残っていた。


     
 桜並木の続く左岸を進む。加美橋から先は車道となり、毎年ソメイヨシノが見ごろの頃
に花見に訪れているエリアである。
          

 陽が傾き少し涼しくなってきた。小さな商店の前に年賀はがきののぼりが立っていたが、
その向こうにはソフトアイスののぼりも。
     

 いつも市内ウオーキングで訪れている所沢航空記念公園の南側からは、公園東南側の池
沿いに並ぶメタセコイアの黄葉が望まれる。



 公園の南側の川沿いにある熊野神社も時々来ているが今日も立ち寄り、新型コロナウィ
ルスに感染しないよう祈願した。


         


 二の鳥居に巻き付いているワラ製の大蛇は1年近く経過してかなり形を崩している。間
もなくの正月早々にには、新しい大蛇が造られて取り付けることになるはずだ。

 境内のドウダンツツジも、よい彩りを残していた。


     
 神社の近くが桜並木の始点で、その上流で西武新宿線のガード下を抜ける。
          


 間もなく道路は流れと分かれて少し北側を進む。間もなく陽が陰りそうな有楽町の薬王
寺境内を西に抜けて、所沢の総鎮守、所沢神明社前へ。
     
 日没が近づいたのでここも参拝は省き、鳥居横に立つ御神木の大ケヤキを見上げながら
通過した。


 わが家近くまで来て、わずかになった残照を撮っていたら、そばの小公園の放送塔から
16時30分に流れる「夕焼け小焼け」のミュージックサイレンが鳴り響いた。

(天気 快晴、距離 8㎞、地図 『所沢おさんぽナビ No.4 東川さくら おさんぽコース』
〈所沢市商業観光課発行〉、歩数 17,000 ) 



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オープン間もない「ところざわサクラタウン」へ(埼玉・所沢)

2020-12-09 17:55:20 | 所沢だより
 2020年12月7日(月) 〈前半〉

 昨日に続き快晴で暖かくなりそうなので、1か月前の11月6日(金)にグランドオー
プンした「ところざわサクラタウン」を訪ねることにした。

 JR武蔵野線の東所沢駅に11時17分に着き、11時21分に駅を出た。

 久しぶりに来たのだが、駅舎のデザインは変わっていた。文化発信拠点サクラタウンへ
の玄関口となるので、木と文化の融合として「本」と「本棚」をイメージしたものに一新
したという。


 駅前通りを北へ向かうと、アニメのキャラクターをデザインしたマンホールが幾つも目
についた。
   

                            

 所沢市が、これから向かうさくらタウン同様にKADOKAWAとコラボして、アニメ
に登場するキャラクターをデザインしたもの。日本初になるLEDにより光るマンホールで、
全部で28種類あるという。デザインマンホールの位置は下の地図に示されている。



 600mほど進み、左に見えた東所沢公園に入る。公園には、ドウダンツツジやモミジ
の紅葉が残っていた。ナラやクヌギの樹林も色づいている。




     


 公園の北西側に「武蔵野樹林パーク」の新しい看板があり、背後の樹林にはカバーを掛
けた物体がたくさん並んでいた。

 夜になると幻想的な光のアート空間になるようで、光り輝きながら立ち並ぶ卵形体のも
のが時間帯や人々の存在により変化する表情が楽しめるという。


      夜のイメージは下のリーフレットで。
      

 その傍らには、狭山茶やその加工品、所沢地ビールなどを味わえる「武蔵野樹林カフェ」
も設けられていた。


 その先突き当たり一帯が、「ところざわさくらタウン」である。


 ここは、所沢市とKADOKAWAが共同で進める、みどり豊かな地から最先端の文化と産
業を生み出し、世界に向けて発信する「COOL JAPAN FOREST(クールジャパンフォレ
スト)構想」の拠点施設として建設されたところ。

 図書館・美術館・博物館の文化複合施設「角川武蔵野ミュージアム」をはじめ、アニメ
やゲームなどとコラボしたホテル、屋内外のイベントスペース、神社、ショップ&レスト
ランなどを兼ね備えた国内最大級のポップカルチャー発信拠点だという。



 階段を上がった右手が、タウンのランドマークともいえる「角川武蔵野ミュージアム」
の大きくてユニークな建物。

 花崗岩の板2万枚を外壁に使用してゴツゴツした独特の質感を生み出しており、デザイ
ンしたのは建築家の隈研吾氏。隈(くま)さんは国立競技場を設計した人でもあり、「大
地の成り立ちを表現し、マグマが隆起して固まったような形を目指した」とのこと。

 内部は博物館、美術館、図書館、アニメミュージアムを備えた文化の発信地になってい
て、図書館は、高さ8mの吹き抜けの周囲を本棚がせり上がるような特徴的な構造から、
「本棚劇場」と呼ばれているという。

 建物の東側は水盤と呼ばれ、晴れた日には建物を鏡のように映し出すようになっている。



 ミュージアムに入るのは後にして、まずは南東側に祭られた武蔵野坐令和神社(むさし
のにます うるわしき やまとのみやしろ)を参拝する。


 白旗と赤鳥居の間を進んで拝殿に参拝し、新型コロナウィルスに感染いないよう祈る。





 拝殿の右手壁面には、アニメ聖地一番札所として参拝に来たファンが願いを記して奉納
した絵馬がたくさん並んでいた。


 神社の西側の建物は「ジャパンパビリオン」と呼ぶイベントホール。コンサートやeス
ポーツ大会、2.5次元舞台公演、地域イベントなど多目的利用が可能なようで、A・B
2つのホールがあるという。


 イベントホールの西北側には3つに分かれた最大の建物があり、複雑な階段が周囲を囲
んでいる。


 ミュージアムに面した建物の1階にはショップやレストランがあり、1階には麦酒製造
所や手打ちうどん店、「LOVE埼玉パーク」と呼ぶ埼玉の魅力を発信するショップ・スタ
ジオの併設施設などがある。
       


 まずはLOVE埼玉パークに入ってみた。県内63市町村の観光パンフレットなどを並べ
たコーナーや土産品の販売エリアなどがあったので、いくつかのパンフレットをもらい、
県内の名物銘菓をひとつ購入した。


     


 北側に回って建物を囲む階段を上がってみた。4階まで上がると北側には住宅地や樹林
など、西北方には遠く奥武蔵の山並み、西に所沢市中心街の高層マンション群などが望ま
れる。





 3階に下りると東方の展望も得られ、新宿副都心の超高層ビル群や池袋周辺かと思わる
ビル群なども見られた。北東側近くの台地の広葉樹林は晩秋の彩りに。



 周辺の展望を終えて階段を下り、2階のグランドフロアから「角川武蔵野ミュージアム」
内に入る。


 館内の施設観覧は有料で、この階を除いて1階から5階までは施設ごとに料金が異なる
が、一番見どころと思われる4・5階の「本棚劇場」に入れるスタンダードチケットを入
手した(1400円)。


 エレベーターで5階に上がり、本棚劇場に入館する。チケットは、当日ならば一度退出
しても再入場は可能と受付で教えてくれた。


 入ってすぐのロビー的なところは「武蔵野回廊」と呼び、武蔵野ゆかりの雑木林や自然、
人物、旅などに関する図書が並び、休憩用の椅子では持参したペットボトルの飲料などは
飲んでもよいという。






 その先からは何段にもなる本棚が部屋中に配置されていて、ジャンル別に図書がビッシ
リと並び、自由に取り出して読むことも出来る。






     
 階段で4階に下りると、5階まで吹き抜けの高さ8mにわたる巨大な本棚に囲まれた回
廊のようになっていて、KADOKAWAの刊行物、角川源義文庫、山本健吉文庫など個
人蔵書約5万冊が目の届く範囲全面にわたり並んでいる。


     


 本棚のところどころにはディスプレイが配置されていて、少しずつ変化するマッピング
アートが流れていた。


 進んで行くと「サイエンスアートの部屋 生命の神殿」と呼ぶエリアがあり、海中の生
物のようなる物体が幾つもガラスケースの中に展示されていた。




     

 この作品の作者紹介があり、展示は「新世界透明標本」で、作者は隣の狭山市出身の冨
田伊織さんという方と分かった。
     

          
 その先は「荒俣ワンダー秘宝館」で、荒俣宏さんが収集した奇怪な物体など秘宝の数々
が眺められる。



 さらに本棚の間を抜けて一巡し終えたので、4階受付から13時ちょうどに退館した。

 なお、この建物、角川武蔵野ミュージアム内にはほかに、マンガ・ラノベ図書館や源義
庭園(1階)、EJアニメミュージアム(3階)、武蔵野ギャラリーや武蔵野回廊、サク
ラダイナー(5階)といった施設があるようだ。

     
 入館した2階に戻り、展示されていた「疫病退散アマビエ之図」や、5体並ぶ「ウルト
ラブッダ」、ミュージアムショップなどを見て回る。





 昼食をすることにして再び西側の建物に回り、1階にある武蔵野うどんの店「手打うど
ん さわいち」に入る。少し待たされたが、肉なず汁うどん(税込み913円)を注文し
て腰のあるやや太めのうどんを味わう。


 14時を過ぎたのでほかの施設は探るのは次の機会として、サクラタウンを去ることに
する。温かな日差しなので北側の階段を下って東川(あずまがわ)沿いの道路に出て、川
沿いを西進することにした。(続く)


 なお、ところざわサクラタウンの詳細についてはこちらのサイトを。




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「若冲 西陣美術織 動植綵絵展」と「市政70年のあゆみ」展(埼玉・所沢)

2020-12-05 18:02:11 | 所沢だより
 2020年11月28日(土)

 今日は、市内ウオーキングを兼ねて所沢航空記念公園の北側にある2つの会場で開催中
の展覧会の観覧に出かけました。

 西武新宿線の航空公園駅東口から東に延びる市道沿いのケヤキ並木は、かなり葉を落と
しています。
     

 次の交差点の南東側が最初の会場の所沢市民文化センター ミューズで、そのメインホ
ールであるアークホールの建物。


 会場はその東側、この管理棟5階にある第2展示室でした。


 この会場での展示は、『西陣美術織 伊東若冲 動植綵絵』展です(入場無料)。
         
 
 『動植綵絵』(どうしょく さいえ)は、近世日本の画家・伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)
の代表作の一つ。江戸時代中期の宝暦7(1757)年頃~明和3(1766)年頃にかけ
ての時期に制作された30幅からなる日本画で、動植物を描いた彩色画のこととか。

 現物は宮内庁の三の丸尚蔵館で所蔵されているようですが、その原画をもとに京都市にあ
る西陣美術工房の職人などが手がけた作品が会場に展示されていました。
     

         
 会場は撮影禁止だったので、事前に入手してあったリーフレット裏面↑からその作品の幾
つかを切り出してみました。
     

          

     

          

               

 若冲が描いた動植物画や釈迦三尊像を西陣美術織で再現した作品は、髪の毛の半分ほど
の絹糸を13から15色、縦糸2700本、横糸1万5千本を使って美しい色彩と極めて
細密な描写で作成されていて、織物でこのような作品を再現出来る技術に感嘆させられま
した。

 ほかに、僧侶で作家の瀬戸内寂聴さんが描いた絵画も数点展示されていましたが、いず
れもこれが織物とは感じられない作品ばかりで、西陣美術織の素晴らしい技術が理解でき
た展示でした。

 なお、この作品展は2年前の2018年から全国各地で巡回展示されているようです。

 展示室の窓からは周辺が眺められたので一巡してみました。北東はるかに筑波山が。 


 北西に望まれるのは、私が育った小川町からよく眺めた堂平山や笠山ほか外秩父の山並
みなど。


 南西方向には、雲がかかっていましたが富士山が。


 逆光の南側は、所沢市街地に続々と誕生した高層マンション群が目につきます。


      ミューズを出て、さらに東に向かいます。
     

           次の会場の手前に隣接した中央中校庭のイチョウ  
          

 南側には、首都圏を飛ぶ航空機の航路をコントロールしている運輸省管轄の東京航空交通
管制部のアンテナ塔が。
     

 2つめの会場は、その航空交通管制部の北側にある所沢市生涯学習推進センーター。


     3階の特別展示室で開催中の『市政70年のあゆみ』展です(無料)。
     

     入口で迎えてくれるのは、所沢のイメージマスコット「トコろん」。
     

 今年は所沢市が誕生してから70年になり、11月3日(祝・火)には最初の会場の市
民文化センターミュースのアークホールで記念式典があり、その模様は当日付ブログで紹
介した通りです。

 会場では、市制施行された昭和25(1950)年から順次、当時の写真や資料などを
展示していました。












 最新のコーナーでは今年のトピックスも。



      
     

 会場を出た廊下からは、西北西に秩父のシンボル武甲山から小持山、大持山へと延びる
外秩父の山並みが望まれました。 


 生涯学習推進センーターの門の近くには、いっぱい実をつけたナンテンが。  
     



 航空公園駅方向に向かって、ケヤキ並木の街路樹が続く市道を戻ります。
     

           所沢警察署の北側あたり           
          

 西武新宿線航空公園駅構内の自由通路を西に抜けて、自宅方向に向かいました。
 
 



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スケッチ会作品展を観て晩秋の大宮公園へ(埼玉・さいたま市)

2020-12-01 22:48:56 | ウオーキング
 2020年11月26日(木)

 前日に行く予定だったが曇天で寒そうなので1日延ばし、快晴の今日は2月15日(土)
以来9か月ぶりにさいたま市内に出かけた。

 県内最大のターミナル、JR大宮駅に11時前に着き、中央改札を出て目的の会場に向
かう。


 東北に伸びる一宮通りを進み、武蔵一宮・氷川神社参道の中ほど、二ノ鳥居から参道に
入る。
     

 沿道のモミジが、まだよい彩りを残していた。


 参道の東側に、今日の目的地であるスケッチ展会場の氷川の杜(もり)文化館がある。


         

 文化館の敷地にはりっぱなもうそう竹林があるが、門から中ほどまでは伐採されていた。
          

 このスケッチ展は、カントリーウオークグループのメンバーTさんから案内をいただい
ていたので観覧に訪れたもの。


 Tさんは居られなかったが会場を一巡して、Tさんなど会員16名の方が各3~2点、
あわせて45点の風景スケッチ作品を観賞した。






 作品のほとんどは、埼玉県内を描いたものである。







 この作品展には毎年訪れていて昨年と一昨年の会期は9月だったが、今年は新型コロナ
ウィルスの感染拡大で11月にずれたようだ。





 観覧を終えて正午近くに会場を出た。この後はいつものように氷川神社に参拝して大宮
公園を一巡する予定である。

        

      氷川神社参道に戻ってさらに進む。
     



 三の鳥居を入って氷川神社境内へ。


 神池に架かる朱塗りの橋を渡って楼門を入る。



 舞殿↑の横を回って背後の拝殿に参拝し、新型コロナウィルスに感染しないよう祈り、
あわせてコロナの早期沈静化などを祈願した。



 右手(東側)の神札授与所横には、終えたばかりの七五三参りに奉納した絵馬や、初め
て見た「ふくろ絵馬」が目に入る。 
     

 その横の門を抜けたところにもたくさんのふくろ絵馬が奉納されていた。


 神社境内を出て北側に広がる県立大宮公園へ。春の花見で賑わうソメイヨシノの木々は
葉を落として寒々としている。


 サクラやアカマツの林を抜けて北側の池の畔へ。


 池の南側の園路を西へと回る。北西側対岸の眺め。




 池の北西端近くまで進む。


 池の畔に咲くヤツデの花


 北西端を回って林間の斜面を少し上がり、ここもいつも訪れている県立歴史と民俗の博
物館に入館する(観覧料 一般300円)。


 博物館の入口周辺


    

 館内は、旧石器~弥生時代をから年代順に明治時代~現代までの9つの展示室と、美術
展示室、季節展示室、特別展示室、民俗展示室、板碑コーナーなどに分かれている。


 1階と地階に分かれているそれら展示室を一巡して観覧した。管内は、撮影禁止の資料
以外は撮影できるので、撮ったものを幾つか。


 行田市の埼玉稲荷山古墳から出土されて話題になった「金錯銘(きんさくめい)鉄剣」
(国宝)の複製品。         
     

 畠山重忠が奉納したと伝えられる大鎧(おおよろい・国宝)の模造品 
     

 江戸時代末期の川越城模型


 武蔵国一宮 氷川神社絵図


 板碑コーナー   

 右端は地上高5.37mある日本一の大きな板碑(複製・野上下郷石塔婆・長瀞町)、
その左下には高さ20㎝前後の小さな板碑2基がある。

 行田地方のかやぶき寄せ棟造りの民家模型


 川越地方の土蔵で覆った蔵造りの民家模型


 昭和初期だったかの民家の内部


 民俗展示室の一部


 13時過ぎに観覧を終え、2階の無料休憩コーナーに上がる。ここでも、いつものよう
にミュージアムショップ喫茶でビーフカレーを注文して昼食をした。

 いままではこの無料休憩コーナーから退館できたのだが、新型コロナウィルスの感染拡
大防止のために出口は閉鎖されていたので、入館した出入口から退館した。

 出入口付近から見た館外の様子。


 池の縁沿いの園路に下り、池に沿って東に向かう。
     

 池に映る不思議な木の陰


      紅葉しているのはナンキンハゼのよう  
     



 池の南東端まで戻ってふり返る池


 公園内を遊園地の横から南に進んで日本庭園の横まで来た。そばの2本の大イチョウが
よい彩り。
     

          
  


 日本庭園内には、2~3本のモミジの色づきが残っていた。




     

 日本庭園のそばの、池の南側に立つ2本はメタセコイヤだろうか・・


     池の畔からもう一度眺める2本の大イチョウ
     

 大宮公園から氷川神社境内に戻り、三の鳥居を出る。


     沿道のサザンカ
    

 逆光に色づくモミジ


    

     
 二の鳥居まで戻って参道を分かれて右へ、往路同様に一宮通りを進む。14時45分に
JR大宮駅に戻り、埼京線上り電車に乗る。

 



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