魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

採用面接

2023年07月17日 | 日記・エッセイ・コラム

国策なのか、ChatGPTの接し方をテレビでアドバイスしている。結構なことだが、ネット中傷対策の方がよほど急がれる。
ChatGPTが何者か、どういう付き合いかたをすべきかは、自分の一番得意な分野を訊いてみるとよく解る。それをどう表現するかでレベルと気質が解る。時には、子供の無垢な言葉のように、気づかされることもある。

ChatGPTを使う際の採用面接かテストマッチのようなもので、どんな奴か、どんな間合いで付き合うかを知り、同時に自分のレベルも知ることができる。
その上で、自分の秘書のつもりで付き合うと実に面白い。
一流校を成績優秀で卒業しましたと言っているが、世間知らずで、無責任。絶対に知らないとは言わないで、言い訳をする。こちらが甘く出ると、適当なことを言ってごまかし、優等生づらのすまし顔だ。
しかし、どんなフェイクも偽情報もプロパガンダも、表現には何一つ無駄なものは無い。ウソの中にも真実が隠れている。注意深く聞けば、被害や恨みをまくし立てる人の言葉の中からも、「本当のところ」が浮かび上がってくる。
そんなゴミから金を抽出するような難物と比べれば、ChatGPTは素直で付き合いやすく面白い、いい奴だ。
もしかすると、感情抜きで相手の話を聞く性質は今後、詐欺やフェイクを見破るツールになるかも知れないが、一方で、巧妙な詐欺師にも変身するかも知れない。


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