魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

無為無策

2024年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム

語弊を承知で言えば、ぶっちゃけ、多少の政治モラルなどどうでも良い、国民を元気にする政治に命を賭けて欲しい。
与党も野党も愚にも付かない不毛なカラ騒ぎを繰り返すだけで、国民を考えているとは到底、思えない。彼らにビジョンや情熱は無く、政治を飯の種にしている。政治は私財も命をも投げうつ戦いだ。きれい事の伝説だけが残る戦国武将や維新の志士の日常は、品や美しさとはほど遠い、極論すれば盗賊集団やヤクザのような凄まじい熱気で動いていた。当然、金や色や言動はデタラメだ。

災害、エネルギー、外圧、農業、過疎、人材・・・解決しなければならない問題の山の前で、手違いレベルの不正で大騒ぎし、政争を戦いだと思い込んでいる。野党がだらしないから自民党政権が続くと言われるが、無能与党の野党なら、それ以上に無能なわけで、ミスを荒立てて騒ぐほかにすることもなく、しかも、それがまかり通る泰平の日本なのだから、どこにも希望がない。
政治を政争儀式と考える平安朝の王権が、選挙の得票率になっただけの「政(まつりごと)」を目的化した連中が、お祭り騒ぎをしているだけの茶番に、国民は慣らされ、怒り、喜び、失望し、それでも納税している。
ドラマや舞台を観ているだけが政治だと思わされているから、選挙という拍手やブーイングで参加している気になっている。面白くなければ棄権して出て行くが、会場から出ても、自分たちでもっと面白い見世物を始めようとも思わない。

結局、アメリカの冊封国に埋没し、役者も観客も、独立国とは何かを忘れてしまっているから、誰も芝居小屋をたたき壊さない。いや、たたき壊す必要はない。芝居小屋の前で、新しい芝居を始めて客を集め、最終的に芝居小屋を乗っ取れば良いのだ。

新しいビジョン、新しい政策、新しい公約を掲げ、ネット上で選挙をし、サイバーシャドー政権を起て、常に代替案を打ち出す。
未だに「ネット投票」もせずに、国民の税金を湯水のように使いながら、政治には金が掛かるなどと本気で妄言を繰り返し、どちらが正しく使っているかを論う政治寄生虫に対し、若い世代が中心になって、金とは一切関係ないサイバー政治を提示して、政治家の無能を白日の下にさらせば良い。これはおもしろ半分でも充分意味がある。

批判し甲斐のない今の政治には、もううんざりだ。ネットの世界に生きている若者が中心になって、サイバーから始め、リアル民主独立国を建国する日は来ないものだろうか。


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