魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

雲よ風よ

2011年12月26日 | 占いばなし

今日は12月26日。毛沢東の誕生日だ。
山羊座。自動車人間ではハンドル。山羊座もハンドルも逆境に強いが、安定するとバカをすることが多い。

毛沢東も苦労のすえ、1949年、中華人民共和国が成立したものの、その後、何一つロクなことをしなかった。
1952年から現実を無視した過激な共産化を始め、ついに、
1958-60年の大躍進政策で大失敗をする。

こうした動きを、毛沢東個人の占いで説明することも出来るが、歴史は個人が動かすものではなく、歴史が個人を翻弄するものであると考えている。

毛沢東と同年月日に生まれた人は大勢いるのであり、毛沢東はたまたま、そこに居合わせた人に過ぎない。そして、そのような人を選んで、そこに招いたのは歴史である。

もし、毛沢東がそこにいなければ、ほぼ似たような人物が、やはり同じようなことをしていたであろうし、毛沢東はどこかの校長か社長で女と事業に失敗していたかも知れない。
歴史は毛沢東のことなど気にしない。歴史自身に従って動いている。

歴史は繰り返すと言うが、運命的に考えれば、全く同じ時であっても、「違う毛沢東の違う共産中国」が生まれていたかも知れないわけで、同時的な複相も、周期的な複相も存在する。歴史は繰り返すのではなく、歴史は着せ替え人形だ。

極まれば転ずる
時がめぐれば、同じような現象が服を着替えて現れる。
「ゆく河の流れは絶えずして しかももとの水にあらず」
運命は河の姿であり、着せ替えの服が流れる水の、人や世相だ。

干支60年の周期は、2012年は60年前、1952年の「壬辰」。
中国が過激な共産化に向かった年だが、どこに向かうかではなく、
「大きく方針転換する」年と考えるべきだろう。
ただし、ピンポイントで年度を比較するより、「だいたいそれぐらい」の年と考える方が、歴史の今を理解しやすい。

60年前頃。中国は建国をピークとして周辺国への圧力を高め、様々なトラブルと失政で、長期沈むことになった。
60年後の北京オリンピックと万博を、建国のピークと考えれば、周辺国とのトラブルで、自滅していく過程と比することができる。

一党独裁で、一気に上り詰めた国は、党の判断ミスで、一気に逆走することも考えられる。
今、中国は、軍の暴走、地方の暴走に加え、厳しい世界情勢の中で極めて難しい経済的な舵取りを迫られている。

一方で、冥王星180゜でアメリカが暴走衰退したように、現在、冥王星は、カニ座中国と180゜の山羊座にいる。
すべてが、一つの方向を示している。
占いが、当たったとか外れたとか、そんなことはどうでも良いことだ。
雲の流れを観て、どう考えるかだ。

ビジョン(2)」(尖閣事件はこの後で起こった)


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