魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

脱俗の道

2023年03月12日 | 占いばなし

「胎児」の魚座が、「新生児」の牡羊座に変わる現象は、その真裏、180度の「学生」の乙女座が「裁判官」の天秤座に変わる現象に通ずる。
混沌の魚座の真逆は、分析学究の乙女座で、正義の牡羊座の真逆は、判決の天秤座だ。
こうした表裏現象は、一つの現象の裏に隠れているもう一つの側面でもある。

魚座時代の近年の混乱で叫ばれるのは、ファクトとエビデンスであり、これは真反対の乙女座の分析学究の世界だ。つまり、ある現象に対して真反対の基準で対応することが注目される。しかし、これが表裏現象であると知っていれば、もっと重要な着目点を探すことができるようになる。「混沌には分析」という次元だけが問題解決ではないということだ。
占いは森羅万象を俯瞰して考える。将棋盤上の勝敗だけが世界ではないことが大前提だから、時代の空気を醒めた目でとらえ、解決策や生き方を探る。
したがって、その視点と話法は、その時代の常識から乖離している。
滝に打たれて修行するのも、山に籠って霞を食べるのも方法だが、占いの観点を究めるのも脱俗の方法かもしれない。


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