魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

アマテラス(3)

2011年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

中国は、日本の「ウルトラ7」を、「プルトニューム製造に有利な旧型原発で行った核実験を隠蔽しているから、すぐに発表できなかったのではないか」と疑っている。
人間は、自分がすることを他人がすると考えるものだ。

また、教科書問題で、反発した香港誌が、二度も核にやられた日本は核恐怖症になっているから、「日本を核で脅してやれ」と書いた。
三重のバカだ。

一つには、香港的お笑い単細胞、国際感覚の欠如。
二つには、武力で威嚇という、中国の本音を漏らしたこと。
三つには、核に対する無知と、日本人の核認識を知らないこと。

アマテラス(2)で書いたように、日本人は世界で唯一、核を知っている。あるいは、麻痺している。
逆に、日本人には、世界の人が「核」と聞いただけでパニックになる感覚が分からない。(日本国内のそれとは比較にならない)

「核」を、程度問題と考える日本人にとっては、核兵器と核汚染は別問題だ。核汚染は程度と対策を考える対象になるが、核兵器は絶対容認できない。

もし、本気で日本に対する核使用をする国があるなら、日頃の日本らしくない国際外交に出るか、直ちに核武装して、もしかすると先制使用さえするかも知れない。

核兵器を持たない日本は、逆説的に、核兵器に対しては「YES、NO」だ。核兵器を抑止力としては考えられない。
「NO」でなければ、「いっそ」やけくそで「キレ」て使用する。

もし、香港誌のような日本に対する誤解や、甘い考えがあるなら、
この際、日本がキレて、核を持つようなことになれば冗談ではなくなるぞ、と、逆に本気で広報する(脅す)方がいい。

しかし、香港誌の認識は、笑えない。
核には無知でありながら、核兵器を通常兵器の延長で考えている。
これは、案外、世界の認識だろう。だからアメリカなども、限定核兵器と称して、何とか兵器として使おうとする。

とにかく、核に対して、誰も現実を見つめられない。

香港誌的発想を逆手にとって、日本が居直るなら、漁業問題や領土問題も解決するかも知れない。

核に無知な周辺国に対し、周囲を微弱核汚染にして、
「日本に近寄るな、魚も獲るな」と鎖国してしまえば

絶えて異国のなかりせば 四方の海はのどけからまし

と言うことになるかも知れない??? 

アマテラス(1) 、リメーク