7月半ばの超暑い日に、Tちゃんと京の夏の旅で旧邸御室へ行ってきた。
京福電鉄の御室仁和寺の駅から歩いて数分・・
旧邸御室は昭和12年に建てられた500坪の敷地に建つ数寄屋造りの邸宅。
22畳の大広間からは日本庭園が望め、座敷の花梨のテーブルに映り込んだ庭の緑が美しい。
座敷には床、琵琶床、付書院、違い棚が備わり、
付書院の欄間には桐の透かし彫り
次の間との境には富士山と三保の松原を表した欄間がある。
面白いデザインだなあ。
素材は桐だそうで富士山も美しく描かれていた。
次の間の襖には日本画家、武藤彰による松林が描かれている。
洋間の格天井の天井画も武藤彰によるものだそう。
牡丹や菊、梅の花などが、色鮮やかに描かれている。
洋間には蔵が隣接していて、洋間から中を覗くことができた。
洋間から広間へ行く間にあった手洗い。
手洗い場はシンプルな白のタイルが貼られてた。
洋間の外に見える枯山水の庭園。
そして座敷に面した庭園へ下りて庭園を散策。
沓脱石や飛び石として使われているのは鞍馬石だそう。
庭には赤松やウバメガシ、緑がきれいな紅葉などバランスよく配置されている。
斜面に造られた庭は高低差があって、双ヶ岡の借景と合わさり、美しい庭園風景が広がる。
庭の天辺にある茶室双庵
さまざまな木材が使用された茶室の天井。
茶室のそばに建つ御待合所がとてもいい感じだった。
高台にある茶室の辺りから見下ろした主屋。
再び中へ入って、最後にお風呂をチェック。
風呂の扉のガラスに描かれた絵が凝っていて素敵だった。
保津川を下る筏が描かれていた。
この後は、この近辺で見つけたちょっと面白そうだったカフェへ向かった・・