m's diary

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名古屋日帰り旅2017【中村遊廓跡を歩くその二】

2017-09-01 | 名古屋日帰り旅2017

 

春福を見せて頂いた後、更に歩いていくと、ピアゴという大きなスーパーの前に両サイドに丸窓が

入ったカフェ―建築が。

 

 

テカッとした光沢のあるタイル貼りに、丸窓はシンプルなデザインだった。

 

 

そしてこちらも旧遊郭建築が現在、蕎麦屋さんになった建物。

 

 

こちらのビューティーサロンドラゴンもまた華麗!

 

 

柱の装飾といい、連続アーチ窓といい、ヨーロピアンな香り漂う。

 

 

そしてこちらも見たかった魚屋さんの魚安。

ファサードが全面モザイクタイル貼り!

 

 

このモザイクタイルの模様が・・可愛すぎる~

グリーンのタイルのグラデーションで模様が描かれてて素敵だなあ。

 

 

ああ、いい眺め・・ 

 

 

いい感じに風化した中華料理屋さん

 

 

入口周りはタイル尽くし

 

 

 大門横丁そばの建物。

 

 

玄関周りに貼られたタイルがカラフル~

 

  

大門横丁記念館ひかり

 

 

中は飲み屋さんの建物をそのまま残して、当時からの物や店主さんのコレクションが並べられている。

 

 

すごく狭いスペースなのだけど、狭いながらも快適に使える工夫が随所に見られて面白い。

店主さんが向かいのお店から出て来られたのでお話を伺いながら見学させていただいた。

 

 

なんとこちらの店主さんは仏具撥屋として日本で唯一の撥職人、五代目なのだそう。

撥(バチ)というのは木魚を叩くためのもの。

奈良の東大寺など有名どころのお寺の撥は全て製作されているとかで

その代々伝わる伝統工芸を守ると共に、自ら新しいアートの世界も切り開いておられるアーティストでもあるという。

 

 

アーティストとしての作品はこの何十年もかけて造られたという漆絵が施された特大の撥。

長さ約180cmほどもあるという。

柄の部分にはびっしりと日本の古典画をモチーフにした世界が漆絵で描かれている。

 

 

実物は倉庫に仕舞ってあるとかで、ネットの写真を見せて頂いたが、驚くほど緻密で細やかなものだった。

何本かの撥を同時進行で、何十年もかけ造られたという。

 

 

そこで撥の話も気になるけど、建物も気になりいろいろ見せて頂いた。

狭い店内だけど、ほんの小さなスペースに畳敷きの小上がりもある。

取り壊された近隣の遊郭建築などから引き取られた小物もいろいろあって、こちらのテーブルや

 

 

この招き猫も。

体中に模様が描かれててなんだかちょっと気持ち悪いけど

 

 

仕切りにはこんな装飾の入った丸窓も

 

 

面白かったのは、この流し。

階段下の三角の小さなスペースを利用して流しが造られてるのだ。

ちゃんと造り付けの?棚などもあって、機能性も考えられているみたい。

 

 

こちらは冷蔵庫。

 

 

狭い階段を上がって、2階へ。

2階は住居スペースとなっていて、こちらも狭いながらちゃんと床の間もついている。

 

 

床の間の横の造り付けの棚などは、扉を開けてみると細かい仕切りがついていて、

こちらもなかなか使い勝手がよさそう。

 

 

こちらの部屋は現在、店主さんの趣味のお部屋となっている。

 

 

芸大を目指していたと言われる店主さんが造られたという様々なアート作品が飾られている。

 

 

レトロなテレビもこの部屋にしっくりと。

 

 

 

そしてなんとこちらの店主さんはものづくりだけでなく、アートパフォーマンスもされているとのこと。

それは、地球を木魚に見立て、一日一回、撥で地球を叩くというもの。

それを何十年も動画に収め続けておられるとか。

昨日も東京からお客さんが来られたそうで、そのお客さんの前で、パフォーマンスをされたそう。

そして、私も見せて頂けることに。

 

 

スマホの録画を設定したら、お店前の道をまず清める。

 

 

大きな撥を振り上げ、

地球を木魚に見立てて

 

 

「ポクッ」

叩いた後の余韻もじっくりと味わっておられる様子。

貴重なものを見せて頂いた。

後でMさんに報告すると、めったに会えない人に会えてラッキーだったね、と。

もっといろいろお話を伺いたかったが、時間も押し迫っていたのでおいとますることに。

私はタイルが好きで、、と言ったら、そばのBarベンさんのところの流しが凄いらしいのだけど、

日中はこちらにはおられないとかで、

窓からカメラを差し込んで撮って見せてくださろうとしたけど、無理だったのであきらめた;

 

 

バーの向かいのこちらの扉の装飾も鶴と松の透かし彫りが入っていて素敵だった。

この後は、名古屋駅へ向かう前にMさんに教えてもらったレアタイル物件、千代田荘へ向かったのだった。

 


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