かもめアパートを後にし、同じくMさんにプロットしてもらった地図を持って八幡園へ向かった。
金山駅を降りて、歩くこと十数分、最初のチェックポイントの江畑たばこ店へ。
競艇?競輪?の新聞の台がちょっと邪魔でうまく撮れなかったのだけど、たばこのショーケースと
周りのタイルがかわいいたばこ屋さん。
近づいておばちゃんに断わりを入れて撮らせてもらった。
ショーケースはグラスをデザインしたものだとか。
両サイドの型板ガラスもレトロ。
周りの茶色のタイルも渋くていいなあと話してたら、元々左官屋もしているので
お手の物だと言われてた。
ショーケースの足元には何やら色ガラスの瓶のようなものが並べて埋め込まれてる。
一輪差しを逆さにして並べたんだそう。
角のは大きな角柱の花瓶。
プロットして頂いてた元遊廓らしき物件をチェックして歩いた。
規模が大きく、立派な建物が多い。
べんがら色の艶やかな建物も。
2階には丸窓も見える。
板塀に入れられた透かし彫り
扉上の自然木を生かした欄間も力強くうねってる。
金鈴商店との看板の建物。お店自体はもうやってないみたいだけど、
角部分には自動販売機を挟んで二つのたばこのショーケースが並ぶ。
この円柱形のショーケースが下がモザイクタイル貼りになってるのだ。
タイルは赤と緑のツートンに分かれてた。
当時はさぞハイカラなたばこ店だったんだろうなあ。
真ん中部分はどうなってるのだろう?思わず自動販売機をどかしてみたい衝動に駆られた;
金鈴商店そばには公園があって、その周りにも旧遊廓建築が並ぶ。
もう住まわれていないような建物も。
繊細な細工の欄間
公園を囲む通りに面して洋風のカフェー建築もあった。
大きな縦長の上げ下げ窓が並ぶ2階
入口は緩やかにアールが描かれている。
こちらの建物はデイサービス(だったか?)の事務所として活用されてた。
道路を挟んで向かいにも豪華な建築
こちらの建物も三階部分には尖塔アーチ窓が二つ並んでいて、ハーフティンバー風の装飾が施され、
和洋折衷な不思議な雰囲気の建物。
1階の軒瓦の上にはモルタルで作られたこんな巾着袋?が乗っかってて面白かった。
福を呼ぶお守り的なものなのかなあ?!
奥行きも相当あって、玄関があり、渡り廊下らしきものも
遊んでた猫ちゃんたちちが2匹、立ち止まってくれた。
現役の銭湯の八幡温泉。
まだ開店前で、ちょうど温泉の方がおられたので古いタイルなんかはありますか?と伺ってみたけど
そういうのはないね~との返答。
亀甲模様の透かし彫りが連なったブロック塀
彫り物が可愛かった郵便受け
マンションの面格子
八幡園、十分満喫して大須へ向かった。