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杉江製陶所タイル見本室の腰壁の施釉タイルを再現してみた

2022-06-24 | 陶芸&タイル作り


旧杉江製陶所のタイル見本室で見た、こちらの腰壁の施釉美術タイルの再現をしてみたい、とやってみた。
とても美しい模様で、一見複雑に見えるが、正方形の中に描かれた一つのパターンを回転させ、組み合わせて作られているようだ。

正方形の中は大、中、小の半円と四分の一円の組み合わせでできていて、コンパス使って下絵を描き、石膏に写し取って型を作った。


実物には、うっすらと地模様に布目が見えたので、


紙やすりの網目が程よさそうなので、たたらで作った生地の上からローラーで更に布目をつける。
しかし、石膏の型に押しつけた段階で、すでに布目が薄くなってしまった。


そしてひたすら大量生産。

素焼き前、周囲のバリを取り、腰壁のと同じデザインに並べてみた。


素焼き後は、釉薬掛け。
型のデザイン通り、塗り分けが必要なので、一枚一枚、スポイドと針を使って慎重に釉薬を落としていく。
今回は赤土で、使用した釉薬は、鉄赤、飴、織部、金茶結晶、白萩。


塗り分けた後は、更に白萩を上から細かく散らした。


そして、焼き上がり!
杉江製陶所のものとは、色合いは違うけど、好きな風合いに仕上がった。



組み替えると、こんなデザインも作れる。
又色違いの別バージョンや、デザインを変えて作ってみたい。


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