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南禅寺大寧軒へ訪れた後やってきたのは並河靖之七宝記念館。
ここは前から行ってみたかったところ。
それは七宝焼を見たかったからで、お庭や建物もこんなにみどころがあったとは・・
ひろ009さんのブログで拝見してこれを機会に訪れることに。
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まずは七宝の作品展示を見た。
展示室は撮影禁止なのでチラシの写真・・
並河靖之の七宝は有線七宝といわれるもので主に銅でできた素地の上に金や銀の線を
貼ってその線と線の間に釉薬をおいて焼成、研磨を繰り返して完成させるものだそう。
その作品を見るととてつもなく細かい作業だったということがうかがえる。
優美で繊細なデザインに鮮やかな色彩、時には色合いの濃淡までもが表現された作品はため息の出る美しさだった~
これらの作業は何人かの職人さんによる分業で行われていたそうだが、
焼成の工程だけは必ず並河靖之自身がこだわりをもって行っていたそう。
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庭園は七代目小川冶兵衛の作庭で、七宝の研磨のために琵琶湖疏水を引き込んだ庭となっている。
(小川治兵衛が民家に琵琶湖疏水を用いた初めての例だそう)
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驚くのは主屋の縁側の下まで池が入り込んでいて池の上にお屋敷が浮かんだような構成になっている。
夏に見るお庭としてはとっても涼しげで風情があっていいなあ。
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縁側下まで水が来てるので家は湿気はしないのか?と尋ねてみると、こちらの池の水はずっと留まったままの水ではなく
疏水の流れで常に循環してるものなので、大丈夫だとのこと。
流れにのって淡水魚がやってきたりもするのだとか。
この日は大雨の後だったので池の水が濁ってしまっていたが、普段は底まで見渡せるくらいの透明感があるという。
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お庭の敷石などあちこちに全国各地の名石が用いられていてそれぞれに存在感がある。
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丸い大きな踏分石も。
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こちらは鞍馬石製の一文字手水鉢。
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建物は明治27年建築のもので、こちらは庭に面した主屋。
並河靖之の七宝作品は欧米では絶大な人気を博して、外国からの訪問客が多かった為、
当時としては高い敷居が設けられていて輸入品のガラス障子が用いられている。
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向かって左側のお部屋は畳敷き、右側は椅子式のお部屋だったことから
その目線に合わせてガラスの位置を変えるなど細やかな配慮も。
長い立派な沓脱石は膳所城で使われていたやぐら石だそう。
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畳敷きの応接室から眺めたお庭。
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旧工房の軒下に巡らされていた犬走りには古瓦などがアクセントに入れられている。
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最後に玄関から裏口まで続いている通り庭にある台所を拝見。
吹き抜けの高い天井にタイルが貼られた流し、収納力たっぷりな食器棚が並んでいた。
素敵な庭園と七宝作品をダブルで満喫することができてよかった。
絶対行く!!
またいいとこあったら載せてね。
ここは特別公開中でなくても開いてると思うので
ぜひ一度行って来て~
京都は際限なく行きたいところあるね。
又「京都を歩く会?」でもどこか行きましょう~