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京の夏の旅2018・長楽館・御成の間

2018-08-13 | 建築巡り・街歩き【京都】

建築仲間と、京の夏の旅特別公開中の長楽館の御成の間と邸宅レストランのあかがねリゾートへ見学を兼ねて行ってきた。

こちらの長楽館は「たばこ王」と称された明治時代の実業家、村井吉兵衛により明治42年に迎賓館として建てられた建物。

設計はアメリカ人技師J.M.ガーデナー

 

 

玄関はアーチの扉上部と両脇にステンドグラスが入り、天井に反射した照明の影が放射状に広がってキレイ。

 

 

1階の客間はロココ様式の華麗な装飾のある間。

現在はここでアフタヌーンティーができるようになってる。

 

 

元温室のサンルームはショップになっているようだった。

遥か昔、女子大生の頃、レディースホテル長楽館に宿泊した時、このサンルームが朝食会場になってて

このステンドグラスのある前で朝食をとったことがある。

 

 

重厚感あふれるバロック風の階段室。

 

 

2階は元喫煙スペースとして使用されていた部屋でオリエンタルな内装にステンドグラスや床にはタイル、

洋風と中華風が混じりあったようなお部屋。

 

 

ヨーロッパの風景を描いたようなステンドグラス。

開け放たれたこの部屋の扉にもステンドグラスが入れられてる。

 

 

 

そして床にはミントンらしき?タイル

 

 

縁取りも豪華絢爛。

以前に喫茶室へ来た時にゆっくり見たことはあったのだけど、

この日は喫茶室利用の客ではないので急き立てられるように、三階へ導かれてしまった;

 

 

そしてこの上が特別公開部分に。

 

 

2階までの階段はこってり重厚感のある洋風だったのに、

3階へ上がってくると、階段ホールには洋風の漆喰装飾もあれば、和風の欄干も巡らされ、

洋風と和風の境目で不思議な融合が見られる。

 

 

 

 

3階の階段ホールにつけられてた照明は純和風のものだったが、

 

 

茶室の入口上部につけられていたのはこんな洋風の風変わりな照明。

 

 

そして茶室、長楽庵へ。

長楽庵は表千家の茶室、残月亭を模したと伝えられる茶室だそう。

入口正面には半円アーチの窓があって、内側には障子の扉がついている。

 

 

書院造で作られたという12畳の茶室には2畳もある床の間があり、

 

 

部屋の両脇にはステンドグラスの入った丸窓があり、そのデザインは和柄。

水の流れと桜。

 

 

こちらは紅葉。

  

 

水屋の奥には階段が付けられていて、部屋の中からも3階へ行けるようになっている。

  

 

そしてこちらが御成の間。

金箔を用いた襖絵はきらびやかで、

 

 

豪華絢爛な折上格天井。

 

 

 

 

 

天井につく照明はバカラのシャンデリアだそうで

 

 

格天井をつなぐ金具は村井家の家紋、三つ柏があしらわれている。

 

 

書院造の和室は、床の間に

 

 

違い棚、付書院、そして華頭窓などが見られ、

窓からは円山公園が望めるロケーション。

1、2階の豪華な洋風の部屋に負けず劣らず、格式高くゴージャスな御成の間だった。

 

 

襖の引手の金具も三つ柏が描かれてた。

 

 

御成の間でないけれど、こんな横に長い楕円形の引手も初めて見たかも。

中の模様は菊の花?

この後はアカガネリゾートへ向かった。

 

 


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