今回、イケフェスで楽しみにしていた建築の一つ、原田産業株式会社へやってきた。
普段立ち入れない現役のオフィス建築ということでめったにない見学の機会。
先着順の見学なので約1時間前にやってきたが、すでに列ができてた;(写真は後で撮ったもの)
前から数えて10人くらい目だったのでこれは一番最初のツアーに入れるかな?とがんばって並ぶことに。
原田産業株式会社大阪本社ビルは昭和3年に小笠原祥光の設計により建築された。
建築当初から原田産業の本社として使い続けられてきたもので、
初めてこの建物を見た時はこの大きな縦長の窓など印象的なファサードで、この窓に面して美しくカーブを描く階段が
外からちらりと見ることができて、素敵な内部空間だな~とうっとりしてた。
それが今日は目の前で見ることができるとは!
玄関ホールの飾り格子
見学まで1時間・・スマホの充電もなくなってきて、キツいなあと思ってたら、
20分ほど早く見せて頂けることになった!よかった~
この吹き抜けの階段ホールの空間!それほど大きくはなくこじんまりしているのだけど
縦長の大きな窓から明るい光が降り注いでいて
手すりの美しい曲線、アイアンの軽やかな装飾がとても優雅な雰囲気。
階段部分を詳細に・・
一階の階段下の床の縁取りにはさまざまな色合いの大理石がモザイク状に入れられている。
一階応接室の窓
二階の廊下の床にも色とりどりの大理石のモザイクタイルが両端に帯状に入れられていた。
こちらは仏間といわれる部屋。
暖炉の上には仏像が置かれていて、
照明器具共ちょっとオリエンタルな雰囲気。
応接室
照明の細かい模様が天井に映り込んできれい
こじんまりとした建築だけれど、外観、内部共美しくまとめられていて、見ごたえのある建築で
当初から現在まで建て替えられることなく本社オフィスとして使い続けられてるのは素晴らしいことだなあと
今回見る機会が得れてよかった~