m's diary

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イケフェス2015【リーチバー】

2015-11-01 | イケフェス2015

昨日、今日と大阪市内で行われた「生きた建築ミュージアムフェスティバル」に参加して
久々ガッツリと建築三昧な二日間!至福のひとときを過ごしてきた。
市内の近代建築は今までに一部の建物内部や外観はひととおり見ていたのだけど、
普段は非公開になっている内部や現代建築など、初めてお目にかかるようなものも多数見ることができて、
感動と興奮の二日間だった。
そのリポートを少しずつブログで紹介できたら、と。

まずは今日の締めくくりに訪れたリーガロイヤルホテルのリーチバーから。




今日はぷにょさんと一緒に回ったのだけど、最後のリーチバーではひろ009さん夫妻も合流し、
最後の締めくくりにふさわしいリーチバーの素晴らしい雰囲気を楽しむことができた。





リーチバーは陶芸家バーナード・リーチが構想、吉田五十八設計により作られたコテージ風のバー。
ウィンザー風の椅子や民藝作家の作品がさりげなく置かれ、重厚感たっぷりな民藝空間。
前々から憧れだったけど、ホテルのバーなんて普段はなかなか敷居が高く、二の足踏んでたが
今回のイケフェスの建築セレクションに選定されていたので、昼間のうちに行ってみようかということになったのだった。
(ツアーは抽選に見事ハズレた)





バーに一歩足を踏み入れると、もうそこは別世界。
ヘリンボーンに組まれた煉瓦の壁と同じく斜めに組まれた竹状の壁面、ウィンザー風の椅子、ペルシャ絨毯と
圧倒されるような重厚感いっぱいの雰囲気ある空間にノックアウト。
写真がブレブレでその雰囲気が撮りきれてなくて悔しい~~





和風な竹を組んだ壁面は、洋の雰囲気にしっくりなじんでいて
全体の重々しさを少し和らげているよう。
棟方志功の版画がかかる。





何気におかれた壺と大皿は河井寛次郎?!





瓶の底のような渦巻の丸ガラスが繋がったステンドグラスも魅力的。





色合い、デザイン共にこのバーの雰囲気に合って渋い!

















メニュー表の表紙は壁面の煉瓦と同じ写真を使ったもので、花のようなマークは入り口のフェンスのデザインを模したものだ。
焼きもののどっしりした灰皿は中のガラス状の釉溜まりが美しい。





私はアップルタイザーを注文。
皆でゆっくりと雰囲気を味わいながら、この二日間のイケフェスを振り返りつつ楽しく過ごした。





そしてこのホテルにはリーチバーの設計者と同じく吉田五十八設計によるレストランの個室もある。
忘年会などで使うこともあるかも?という名目で見せて頂くことができた。
オールディダイニングリモネ内にある「ラ・ロンド」





中央の円柱からラッパ状に広がるモザイクタイルが貼り巡らされた天井は幻想的。
ホテル開業当時はデザートなどが頂けるパーラーとして使われていたのだそう。
現在は50名からの貸切ルームや宿泊客の朝食会場として利用されているとか。
50名集めるのはさすがちょっと無理かなぁ。





紫の濃淡が美しいモザイクタイル。





静岡の金網職人の手によるという金網の照明もシルエットと共に美しく、この幻想空間にぴったりマッチ。





今日も一日お腹いっぱい目の保養ができ、エネルギー満タン充電できた!!

コメント (2)
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