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長野の旅2011【伊那市創造館】

2011-07-27 | 長野の旅2011


かんてんぱぱ見学の後はお昼ご飯の前に、伊那の代表的な近代建築、伊那市創造館へちょこっと寄ってもらった。
伊那市創造館は昭和5年に図書館として建てられたもの。
平成22年に修復保存されて資料の展示や収蔵、市民の生涯学習の場などとして生まれ変わったのだそう。
基本設計は森山松之助、実施設計は黒田好造。
この後に行く諏訪の片倉館という洋風建築の温泉施設も森山松之助の設計とのことで
長野の旅で参考にさせていただいたブログ、カフェー花園で初めて名前を知ったのだけど、
日本統治時代の台湾で多くの官庁建築を手掛け、活躍した建築家なのだそう。





地元、高遠焼のテラコッタタイルが張り巡らされた外観。









玄関ホールには建築当初はなかったエレベーターが設置され、階段柱のオリジナルの大理石に合わせてエレベーター周りの
大理石は修復時に新たに取り付けられたもの。
微妙に色が違う。






一部残されていたオリジナルの大理石の階段手摺。





受付で建物の見学を申し出ると館内に建築当初から残っているという講堂と書庫を案内していただけることに。
こちらは3階の講堂。





耐震を兼ねたアーチ状の梁が縦横に張り巡らされていて重厚感を醸している。
アーチのおかげか音の響きも好評のホールだそう。





シャンデリアの漆喰装飾が残されていた。





2階3階の階段ホールには、美しく張り出したボウウィンドウが。
当初はこのスペースは部屋の一部になっていたそう。





そして資料館の奥にある書庫へ案内していただいた。





天井は低めだけれど書庫は2階建てになっていて、ずらりと並んだ書架には貴重な本が並ぶ。





書架と書架の間には全てこんな小窓がついて、外からの光を取り込んでいて、
暗いイメージの書庫とは又違った雰囲気。





窓辺に置かれてたこの椅子、なんだか味わいがあってとってもかわいかった。





昔の教科書が並ぶ。





書庫の中の階段。





展示室にあった古い足踏み式のオルガンで遊ぶ娘とSちゃん。

この後は伊那でお待ちかねのランチタイムへ・・






コメント
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