転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



私は老眼以前に、そもそも昔から目が非常に悪く、
矯正しても、あまり良い視力は得られていないので、
よく見えないまま行動することには、若い頃から慣れてはいる。
大人になるにつれて、顕著にテレビが嫌いになって来たのも、
音やら内容やら理由は様々あるにしても、
やはり「ちゃんと見えない、見続けようとするとつらい」という、
目の問題は大きかっただろうと自分で思っている。

そういうわけで、パソコン画面を見るにも多少の苦労がある。
画面上をチラチラと動いてまわるものが出るサイトは、論外だが、
もっと根本的な問題として、文字の小さいサイトが私には駄目だ。
HTMLのfontタグでいうと「3」、
font-sizeプロパティだと「medium」くらいの大きさが、
私には苦痛なく、かつ誤読せずに読める自信のある最小サイズだ
ゆえに、自分のサイトも基本的にfont 3で作ったし
(もうfontタグの時代ではないので、サイト自体はそろそろ
リニューアルしないといけないなとは思っているのだが)、
この日記もカスタマイズして、本文の文字サイズは自分で設定した。
かつて「さるさる日記」を選んだのも、デフォで字が大きかったからだ。

しかし、今時のブログは初期設定の表示サイズが小さいものが多く、
私の視力では、読んで読めないことはないが、結構つらいときがある。
それで、よそ様のサイトに伺って、内容をきちんと吟味したいときには、
ブラウザのほうで表示を大きく設定し直して読むようにしている。
小さいままだと、無意識のうちにシンドさに負けて
終わりへ行くほど、適当な読み飛ばしで終わってしまうのだ。
拡大すると表示が崩れ、デザイン的な意義が損なわれるサイトもあるが、
内容を読みたいなら、私にとっては文字サイズのほうが重要だ。

しかし拡大しても解決できないことがある。
それは配色だ。
濃い背景に薄い色の文字で書かれているサイトは、
どんなに文字サイズを拡大しようとも、私の目にはかなりつらい。
特に、黒背景に白文字あるいは黄文字、というのが完全にアウトだ。
読もうとすると、30秒たたないうちに、目がちらちらしてきて、
頭位めまいの発作を思い出す気分になる。
こうなると、読むのを中断して、パソコン画面から目をそらしても、
視界に横ストライプのような残像が出続けて、しばらくシンドい。

先日、Twitterだったかfacebookだったかのリンクで飛んだら、
黒地に、小さい白文字でびっしり書かれているブログが出て、
紹介した人は「必読!」と書いていたが、
私には到底、読めたものではなかった。
仕方がないから、ソースを開いて、ついでに文字サイズを拡大して
頑張っておしまいまで読んだが、あまりにも手数がかかった。

小さい文字のほうがスタイリッシュだとは思うし、
濃い背景というのも、色合いによってはお洒落なものではある。
そういうサイトが世の中に多い、……というか私の印象では
大半のサイトが私の目には厳しいサイズ・デザインで出来ているので、
私の目は多分、よほど悪いのだろう(^_^;。
「よ、読まれへん!!つらすぎる!!」
と私が投げ出したくなる表示のサイトが、普通に維持されているのだから、
作っている人も、読みに来ている人も、全然なんともないということだ。
私には、読みたい本も楽譜もまだいろいろとあるので、視力の温存のためには、
やはりもっと、ネットをやる時間を大幅に減らさないといけないな、
と、しんど過ぎる「必読!」サイトを見て、思ったことであった(汗)。

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