転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
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HN「転勤族の妻よしこ」、筆名「山田亜葵」。家族は、転夫まーくん(またの名を「ツアコンころもん」)、転娘みーちゃん(1995年生まれ。首都圏在住。会社員)。
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2011年11月23日 15時02分38秒
既女に聞いた「キラキラネーム」をつけたがる心理
(独女通信)
『「何気なく、姪の小学校の連絡網を見て驚きました。ほとんどの子の名前が難しくて読めない。なかには、アニメのキャラクターを彷彿せる名前の子もいて、時代は変わったと思いましたね」とは、真樹さん(37歳)。「瑠思(るうしい)」、「知心流(ちろる)」、双子で「嬉々(きき)」と「楽々(らら)」など、著しく個性的な名前は「キラキラネーム」と呼ばれ、近ごろ話題になっている。』
昨今、ウケる名前が多いよな、とは私も感じていた。
欧米風の名前に漢字で当て字した、というような生やさしいものではなくて、
訓読み・音読みの範囲では解読不可能な名前を、ときどき見かけるのだ。
もし私が教員で、記事中に例として出てくる「輝宙(ぴかちゅう)」なんてのを、
名列表で見たら、しばらく笑いが止まらず授業にならないのではあるまいか。
私の個人的な好みで言えば、キラキラネームを特に良いとは思っていないが、
我が子にどういう名前を与えるかは親の特権だとも思うし、
それぞれ人生観があるだろうから、他人に「やめなさい」とまで言う気はない。
娘が将来もし親になって、自分の子にDQNネームをつけると言ったら、
私はその点については、決して幸福な気持ちにはならないと思うが、
娘の夫なる男性と、先方のご両親とが、完全に大賛成しておいでなのなら、
私は多くを語らず、きっと作り笑顔で受け入れるだろう(^^ゞ。
主人がどう言うかは、また別の問題だが……。
それにしても、記事本文で紹介されていた親御さんの、
『名前が個性的だから、変わっている子だというイメージを持たれやすい』
という言葉には、私はなにがしかの違和感を覚えてしまった。
『変わっている子』だというイメージを持たれると、困るのか?
変わった子だと思われたいからこそ、個性的な名前を与えたのではないのか?
普通の子だと思われたいなら、ごく普通の名前をつければいいことだ。
よく「名前負け」という言い方をするが、
この世にふたつとないくらいの、超個性的な名前をつけた以上、
名前に負けない強烈な子になることこそ、似合っていると私は思うのだが。
『今どき、『○○子』は見ないですね。子を付けるなら、『りこ』『にこ』など二音の名になるでしょう。“子”も“心”“瑚”を使うなど一工夫すると思います。』
とも、この記事には書いてあって、こういう傾向は確かに娘が生まれた頃からあった。
子のつく名前は女の子ならではだし、クラシックで良いのではないか、
という感覚が、17年前の私にはあったのだが、それを言ったら、
なんと、当時元気だった舅姑が「今どき『子』は古すぎるじゃろ」と反対したのだ。
そういうものかと、私はあまりこだわりは無かったので名付け辞典を読み直し、
なら、『湖』を当て字して「こ」と読ませればいいかも、と思いついた。
ちょうど松江に住んでいて、宍道湖が綺麗だったし、記念になるかとも思ったのだ。
しかし今度は、主人がこれに反対した。
「『湖』なんて、わしイヤよ。『北の湖』みたいで」
結果的に、娘は離乳してすぐから、身長体重とも平均以上になったので、
「しこ名」をつけなかったことは、正解であったかもしれない(逃)。
前も書いた記憶があるが、私は男の子なら「ヒロト」とつけたいと思っていた。
理由は単純で、甲本ヒロトのファンだったからだ。
さすがに「清志郎」とつけるのは、恐れ多くてできないという感覚は、あった。
ヒロトならエエんかい、というのは微妙なところだが、まあヒロトと私は同い年だし。
カタカナがアレだということなら、勿論ヒロトの本名の「浩人」のほうで。
……等々、つまるところ私もミーハーでDQNだったわけで、
今更、キラキラネームを笑う資格はない。
結局、幸か不幸か、生まれたのは娘だったので、「ヒロト」案は自然消滅した。
かわりに主人が『エースをねらえ!』のヒロインにちなんだ名前をつけた(殴)。
なんのことはない、主人も私も同類だった。
ただ、今時のキラキラネームと違うところがあったとすれば、
それは、読み間違えられる可能性が皆無、ということと、
ペットやオモチャの名前とは一線を画している、という点だったかもしれない。
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