転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



以下は、ツイッターで紹介されていた2ちゃんのコピペなのだが、
女なら誰でも、ここに登場する女性の気持ちがわかるものなのだろうか。


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2009/03/02(月) 03:26:45.38 ID:ca+F+7HwO

女『車のエンジンがかからないの…』
男『あらら?バッテリーかな?ライトは点く?』
女『昨日まではちゃんと動いてたのに。なんでいきなり動かなくなっちゃうんだろう。』
男『トラブルって怖いよね。で、バッテリーかどうか知りたいんだけどライトは点く?』
女『今日は○○まで行かなきゃならないから車使えないと困るのに』
男『それは困ったね。どう?ライトは点く?』
女『前に乗ってた車はこんな事無かったのに。こんなのに買い替えなきゃよかった。』
男『…ライトは点く?点かない?』
女『○時に約束だからまだ時間あるけどこのままじゃ困る。』
男『そうだね。で、ライトはどうかな?点くかな?』
女『え?ごめんよく聞こえなかった』
男『あ、えーと、、ライトは点くかな?』
女『何で?』
男『あ、えーと、エンジン掛からないんだよね?バッテリーがあがってるかも知れないから』
女『何の?』
男『え?』
女『ん?』
男『車のバッテリーがあがってるかどうか知りたいから、ライト点けてみてくれないかな?』
女『別にいいけど。でもバッテリーあがってたらライト点かないよね?』
男『いや、だから。それを知りたいからライト点けてみて欲しいんだけど。』
女『もしかしてちょっと怒ってる?』
男『いや別に怒ってはないけど?』
女『怒ってるじゃん。何で怒ってるの?』
男『だから怒ってないです』
女『何か悪いこと言いました?言ってくれれば謝りますけど?』
男『大丈夫だから。怒ってないから。大丈夫、大丈夫だから』
女『何が大丈夫なの?』
男『バッテリーの話だったよね?』
女『車でしょ?』
男『ああそう車の話だった』

*************

設定は、どうも電話越しの会話ということらしくて、
自分の車のエンジンがかからなくなったと、女性側が訴えてきて、
男性側は車の様子を想像しつつ、原因はバッテリーあがりでは?と
と言ってみるのだが、いっこうに話がかみ合わない、という内容だ。

この会話だけを読んだときは、私は直感的に、
女性側が話を全然聞かないから、こんな厄介なコトになるのだ、
……と、わりと一方的にこの女性を不愉快に思っていた。
男の側が具体的な提案をしているのに、その通りにしてみることもせず、
ただ自分の話をするばかりで、困った女の人だなと私は感じたのだ。

ところが、この会話はなかなか奥が深かった(らしい)。
リンクした掲示板の書き込みをずっと読んでいくと、
いろいろな考え方が書き込まれていて、
まず、女性側が「エンジンがかからない」と言ってきたのは、
それを修理・解決するような方法を知りたかったからではなくて、むしろ、
「私こんなに困っているのよ、早く来て、きょうは私を貴男の車で連れて行って」
という投げかけであるらしいのだ。
そしてこの男性は、そういう女性心理に全く気づかず、
ただ車のトラブルを解決することにしか頭がまわっていない、と。

また、女性はそもそも、「エンジンがかからない」と言ってきただけであって、
「どうやったらエンジンがかかる?教えて?」などと頼んだわけではない。
女ひとりでいるところで、車の修理や点検の提案をして貰っても、
現実問題として、それがさほど役に立つとも思われない
(もしかしたら「エンジンがかからない」というのだって、単なる口実で、
実際にはどうでも良いことかもしれない。完全な嘘ですらあるかも?)。
それより、彼女が求めていたのは、
「話を聞いてほしい、私が貴男を求めていることを知って、助けに来て欲しい」、
ということであって、そこのところを思いやることができずに、
終始一貫してバッテリーに固執している男のほうがおかしい、
……という考え方もできるようだ。

掲示板の書き込みを見ていくと、つまるところ、この会話は、
『男が読むと、車の故障についての話だと思うが
女が読むと、さっさと車で迎えに来いよってことだよ言わせんな恥ずかしいって分かる』
『男が読むと女にいらいらし、女が読むと男にいらいらするという秀逸なコピペ』
『「さっさと気を回せよ!」って女と、
原因究明と解決しか頭にない男のギャップがこのネタの核心』
というところに、面白味があるのだ、という意見で落ち着いている。

……そうだったのか。
私がこの彼女だったら、こういう謎かけみたいな話の仕方は思いも寄らないだろう。
「車が変になって、どーなったのか、わからんよぅ。
すっごい悪いんやけど、迎えに来てくれん?」
と、私なら単刀直入に用件を(爆)言うと思う。
それを口に出すことそのものが、女として恥ずかしい、という感覚は、私にはない。
ただ、男友達なり恋人なりに、そう頼んで断られたら、
「やっぱ、私のために動けとは、さすがにあつかましかったかー」
と恥じ入るだろう、とは思うが。

私は、女としてはダメダメだったか(爆)。

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