転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



4月は感心なことにここまで皆勤賞だ。
両講座とも、一日たりとも逃していない。
フランス語の中級編も、ちゃんと聴いている。
ちゃんとついて行けているかどうかには全く関係がないが(汗)。

今年度のスペイン語は、「スタート随時!「生きた会話」塾」、
と謳っている通り、毎日新しい会話表現をひとつ取り上げ、
その日だけで完結する内容になっている。
特定の文法事項を一週間かけて習うというものではないので、
どの日からでも、初心者も中級者以上も楽しめる構成になっている。

しかも、先生方の雰囲気が、毎回とても愉快で、
スペイン語圏の明るさみたいなものが、よく感じられる。
福嶌教隆先生と、パートナーのベゴニアさん・アルベルトさんは、
笑いの絶えないスペイン語トークを展開して下さって、
全然話せない私のような者でも、そのテンポが楽しめるし、
テキストだけでなくトークの内容も解説して貰えるので、
スペイン語ではそのような表現があるのかと勉強にもなっている。
福嶌先生のプロフィールを見ると、特技はイラスト、となっていて、
毎月のテキストの挿絵もすべて福嶌先生御自身が描かれている。
語学教授法だけでなく絵までプロの腕前なのだ(汗)。

反面、このような一回完結方式の会話講座だと、
いわゆる、アルファベット、人称代名詞、動詞の規則変化、
不規則変化各種、直説法から接続法へ、等々と、
文法項目に添って積み上げていく達成感は、得られない。
未だにスペイン語が全くわかっていない私にとっては、
シンドくないかわりに右から左に抜けていくところもあって、
これって、良いような、悪いような。


一方、フランス語のほうは、初級編は確かにABCから始まったが、
進み方がとても早くて、経験者のための既習事項の整理、
という感じではないかと思う。
この講座だけで全く一からフランス語を覚えようと思ったら、
かなりの時間、予習復習をして、自分で勉強しないといけないだろう。
私のような、「経験は長いが永遠の初級者」には、
まことに都合の良い始まり方ではあったのだけれど。

一見真面目な大学教授の小野潮先生が、
番組の最後などに真面目な声音のままで面白いことを仰るので、
なんだか独特のムードがある講座だと思う。
パートナーのミカエルさんの声もなかなか素敵だ。

スペイン語は月曜から金曜まで同じ構成だが、
フランス語のほうは、月~水が初級編、木金が中級編となっていて、
後半二日の中級編は、今の私にはもう、目一杯のシンドさだ。
知っていることを総動員しても、なかなか、
模範回答のようなフランス語を自分で作文することは難しい。
中級編は自分に負荷をかける意味で、頑張りたいと思っている。

なお、昨年前期の『まいにちフランス語』で
かなり笑わせて下さった、清岡智比古先生とレナ・ジュンタさんの
ハートにビビッとフランス語―ラジオまいにちフランス語
清岡&レナ式初級講座
』 (NHK CDブック)
が出たことを、今月の「まいにちフランス語」の広告で知り、
さきほど、早速amazonに注文した。
放送局も世代も超越したような大胆なネタ、
清岡先生による、腹のよじれるサムいギャグ、
レナ・ジュンタさんのお茶目でテンポの良い切り返し、
・・・あの講座が戻ってきてくれたなんて、本当に嬉しいことだ。

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午後、約一年ぶりに馴染みの眼鏡屋さんに行った。
私は以前から、眼鏡をふたつ持っていて、
そのうちのひとつは外出用で、昨年、遠近両用レンズにして貰った
「遠」部分はきっちり視力が出るところまで強めに矯正し、
「近」部分は老眼の度数に合わせてあり、便利になった。
もうひとつは、長年使用してきた近視乱視用だけのレンズで、
上記の外出用よりも緩い矯正になっているので目が疲れず、
これはこれで気に入っており、自宅で長らく重宝してきた。

が、昨年後半あたりから、私は徐々に不便を自覚するようになった。
自宅使用の、近視乱視のみのレンズでは、
読書や書き物が、異常に姿勢を良くしないと出来なくなり(!)
パソコンも、日によっては見づらい、と感じるようになった。
つまり、老眼が進んだのだ

私は日頃から、アンチ・エイジングとは対極にある人間だ。
自分の老いには全く抵抗する気がない。
若返りに腐心するより、今の状態を否定せずに受け入れ、
気分良く気持ちよく過ごすために手間暇をかけたい。
ということで「私はまだそんなにひどい老眼じゃない!」
などと頑張らず、さっさと自宅用遠近両用眼鏡を買おう、と考えた。

老眼になったとき、それまでが近視だけだったのであれば、
眼鏡を外して近くを見ることで問題解決できる場合があるが、
私は、人並み以上に強い乱視が混ざっているので、
手元が見えづらいと眼鏡を外しても、裸眼は裸眼で、
やはり視界が二重三重にボケてしまい、完全にはラクにならない。
やはり老眼用に合わせた矯正視力を得る必要があるのだ。
「難しいですね~~」
と技師の方にも苦笑されてしまった。

そこで提案されたのが、「遠近」ならぬ「中近」眼鏡だった。
これは、室内専用という発想の眼鏡で、
3~4m先から手元までを見ることに主眼を置いたレンズだそうだ。
私のように、家にいて掃除や料理をしたり、読書をしたり、
という生活には、最も適した矯正視力になるとのことだった。
具体的には、レンズの一番上の狭い部分にだけ、
遠くを見るための強めの矯正が入るが、
レンズ中心の、最も広い部分は中距離用の、緩い矯正になり、
レンズの下三分の一くらいが、老眼用の度数になるそうだ。

真ん中で普通に遠くを見ると、今かけている眼鏡よりぼやけてしまうが、
さして広くない家庭内のことなら、問題は無さそうだし、
老眼に関しては、格段にラクになるとのことだった。
ということで、検眼をして貰い、「中近」の度数を決めた。
この種のレンズは取り寄せになり、できあがりは一週間先、と言われた。


昔、友人が、知っている人の話として、
「近いところ用、遠く用、もっと遠く用、
の三種類の眼鏡を使い分けているヒトがいる」
と言っていたことがあり、
私はそれを聞いて大仰に驚いたものだったが、
なんのことはない、ついに私がその境地に到達しつつあるのだった。
「遠近両用」は既に外出用眼鏡で実現しており、
今回決めたのが、「中近」の自宅用だ。
きっとそのうち、読書専用の「近近」眼鏡が必要になるに違いない。

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