全裸で絶叫「慎吾~!!」草なぎ容疑者逮捕(SANSPO)
昨日の朝、出勤直前の主人がテレビをつけていて、
「ぐほっっ」とかなんとか、変な声を出したので、
何にむせたのかと(爆)彼の部屋に行ってみたら、コレだった。
酔っぱらって裸になって騒いだ・警察に抵抗して暴れた、
というのは、どう考えても褒められた話ではないが、
一般人なら、飲み過ぎに関する超恥ずかしかった逸話として、
友人知人の範囲で笑われて終わるのがせいぜいだったと思う。
私自身は全くアルコールが駄目な体質で、
記憶がなくなるまで飲酒すること自体が不可能なので、
酔った状態については想像するしかないのだが、
酒好きな人なら、大なり小なり、
彼の気持ちがわかるのではないだろうか。
日本にはもともと、酒飲みに対して寛大な雰囲気があると思う。
飲んだんだから仕方ない・酔ったらああいうものだ・困ったやっちゃ、
という了解は、日常生活においては、結構、皆の間にあると思う。
例の、G7のときに酩酊会見した中川財務省だって、
長年、随分と大目に見て貰っていた面があったと聞いている。
ただ草くんの場合は、「イメージ」というのが、
彼の持っている商売道具の中でも筆頭に来るほど大事で、
それを元手に稼いでいたプロフェッショナルだったものだから、
その部分に傷がついたというのが、ただの酔っぱらいとは意味が違った。
私は個人的には、「可哀想にな~。こんなこともあるよね~」
と一青年としての彼に同情を禁じ得ないのだが、
彼の「イメージ」に投資をしていたメーカーや団体にしてみれば、
結果的に、『酔っぱらって脱いで警察沙汰』に対して、
お金を払っていたことになるなんて大損害なわけだ。
予想だにしなかった、桁違いの契約違反みたいなものだろう。
その意味で、今、大事な地デジを彼に託していた総務省が、
大いに迷惑したというのは大変よくわかるし、
私たちの税金も、この事件のせいで何十億円か無駄になっただろう。
しかし、だからといって「最低の人間。絶対許さない」は不用意過ぎた。
私は昨日テレビであの鳩山発言を見たときから、
これは抗議殺到だろうなと思っていたが、案の定だった
(きょうになって総務相は発言を撤回したが
(鳩山総務相が「最低の人間」発言を撤回(産経新聞))。)
どうしてこう、政治家というのは、
居間や事務所で身内相手に暴言を吐くみたいな感覚そのままで、
なんの工夫も無い言葉を国民に向かって言ってしまうのだろうか。
あれでも多少は割り引いたつもりだったのかもしれないが、
その程度に、自分の発言が受け入れられる、
と安易に考えてしまうことが、そもそも勘違いなのだ。
この言葉遣いで喋ったら聞いた人の多くがどう反応するか、
口に出す前に、もうちょっと予想できるようにならないものか。
タレントの草くんと、彼を起用した総務相との関係を考えれば、
鳩山氏は勿論、苦情を言いたい立場であったわけだが、
自分に必ずしも同調しない人間や、恣意的な判断しかしない人間、
自分と同じ前提を共有していない人間、のことも視野に入れた発言が
場面に応じて出来てこその政治家ではないか、と私なら思う。
自分の考えを「喋る」ことでアピールし仕事をしているプロなのに、
これほど国民の視線を集めた事件の最中に、言葉選びを間違え、謝罪、
などというヘタさ加減はあまりに情けないと、観ていて思った。
それとも、私には全くわからないだけで、
言い過ぎて国民に叱られて謝罪、という過程には、
政治家としては何か積極的に狙うべきメリットでもあって、
わざとツッコミどころ満載な発言をするものなのか???
それくらい、あの一連の発言は、口から出た瞬間にもう、
私程度の者にだって、あとの騒ぎが想像できたぞ??
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