午前中は某所に地区会役員で集まり、仕事をした。
5月末に行われる地区会総会を兼ねた食事会に先立ち、
案内文書と地区会名簿を印刷する作業だった。
それが終わって、帰り道に携帯を見たら、
なんだか、全然知らない番号の着信履歴があった。
簡易留守録まで入っていて、再生してみると――
『○○○○病院の○○と申します。
ご都合良いときに御相談したいことがありますので、
いつでも構いませんのでお電話下さい。よろしくお願いします』
最初、私は、自分が先日、腎盂尿管造影検査を受けた病院から
何か話があって電話が入っていたのかと早合点しかけた。
結果説明も済んだし、支払もしたのに、この上、何があるというのか?
が、落ち着いて病院名を聞き直してみたら、
それは全然行ったこともない、他県の病院だった。
「他県」であることは、病院名からも市外局番からも確実だった。
この時点で私は、これが間違い電話であろうということは
ほぼ確信したのだが、それでも、今時なので、用心した。
もしや、新手のサギではあるまいか。
病院を装って私に電話をかけなおさせ、私に名乗らせ、
あわよくばこちらの個人情報を手に入れよう、とかなんとか・・・。
で、ネットで、○○○○病院が実在するか、検索してみた。
あった。なぁんだ。電話番号も勿論合っていた。
しかも、○○と名乗った担当者の名前と顔写真まで載っていた。
全然怪しくなかった。
不用心なのは、先方のほうだったくらいだ。
私はおもむろに携帯電話を手に取り、
「電話番号をお間違えになってます~」
と教えて差し上げるためだけに、○○○○病院に、電話をした。
*************
全く、病院からの電話というのは、不穏な感じがして困る。
・・・と考えながら、この件のせいで、ふと思い出したのだが、
以前、主人が某病院で脳ドックを受けたとき、
検査が終わって説明を聞いた主人本人から、
「なんもなかった」
と報告電話がかかってきた、・・・と思ったら、その直後、
同じ病院から、今度は、
「奥様でしょうか」
と連絡が入ったことが、あったのだ。
「○○病院脳外科の、○○と申しますが」
こーゆー場合、少なくともテレビドラマでは展開が決まっている!
本人に即座に告げることがためらわれる事情があったために、
主治医が、家族との面会を求めている、のだ。
ヒョエーとなって「わわわわわわたくしですが」と私はドモった。
病「まことに、申し上げにくいことなのですが」
私「は、は、はいっっっ」
病「ご主人様には、本日の脳ドックの内容について、
Aコース○千円とご説明申し上げまして、
さきほど、お支払い頂きましたのですが、
実は、当方の手違いがございまして、
本当は、お受け頂きましたのはBコースのほうでございましたので、
つきましては、お支払いのほうが、○万円となりますので、後日・・・」
それは確かに言いにくいわな。
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