ランシモ

ランニングからツチノコカメラや時事まで興味あるすべて

塔ノ岳(小雨)*丹沢

2021-09-09 17:28:04 | トレイル・ランニング

平日に休みが取れたのでぶらっと丹沢へ。

その代わり土日出勤です。

それが決まったのも、その日の朝だったので初動が遅くなった。

10時ごろの小田急線に乗ったら渋沢駅に12時前に到着。

そこから大倉行きのバスを待つこと20分。

ジャーン

渋沢駅の大倉行きのバス停の前に「登山者カード」箱が設置。

手際の良いこと。

丹沢のような町に近い山でも遭難はありますから、、、。

待ち時間に書いて投函。

「単独登山は危険です!」いわく「高齢者登山は体力の衰えを自覚しろ」などと色々注意書きがあった。

確かに昔の現役バリバリの頃に比べたら、、、1/2ぐらいのパワーかもしれない。

単独登山は、、、大昔の学生時代からズーーートなのでどうしようもない。

計画的に休みが取れる仕事じゃないので、行き当たりばったりの休暇の取り方ですから。

その日に思いついて、午後から行動が普通です。

天候はいいわけがないがよく知った丹沢なので足慣らしにいきました。

もう一度地図を見てコースタイムを弾き出して、昼から登り出したら16時目安で降りてこれるだろう。

現役バリバリの頃はもっと早いけど、今はそれで精一杯かな。

大倉登山口からしばらく行くとよく整備された階段が出てくる。

丹沢の一番登られている山域なので整備は十分です。

階段が多いのがこのコースの特徴。

50年前は階段などなかった。

学生の頃、冬1月に丹沢に入ったときに背負子を下ろしてライケルの登山靴を揃えていたら、「あんたみたいな登山者が来る時期になったんだね、この山小屋の番人を2日できないか」と頼まれたことがあった。

学生の分際だったので暇とはいえ、軽く山小屋の番人を受けたら、だれかが戻ってくるまで番人をしていなきゃならない。

私に頼んだ方が、、、約束通り戻ってくるとは限らない。

すると、、、山小屋の番人生活が1日が2日になり1週間が2週間になり、1ヶ月に2ヶ月になったらどーするの?

結局、山小屋の人にるかもしれない。

それで番人のことはお断りしました。

そうそう、ちょうど卒業制作の頃で仕上げにかかっていましたから。

大学卒業は確定していたが専門学校の方は真っ盛りだったのだ。

丹沢の標識はしっかりしています。

そりゃ首都圏の代表的な山だもの。

高尾山・陣馬山より本格的だから万が一何かのトラブルになって救助を呼ぶときに、左の黄色い標識に書いてある「大倉尾根No18」と携帯電話でいえば場所が特定できます。

よくできたシステムですね。

大倉尾根の大倉バス停から塔ノ岳までは7kmでコースタイムで4時間弱ぐらい。

たぶん、ゆうっくり歩いて登っても、それくらいで頂上に到達できますということ。

コースタイムの水増し具合は山域で違うなー。

わりかし下の方で遠望できた相模湾。

相模湾だとするとあの街が小田原で、右が伊豆半島でちょこっと出ているのが真鶴半島かな。

登っていったら雨足が強くなり視界がなくなった。

可愛らしい花が咲いていた。

大きなミツバチが3匹も頭を突っ込んで蜜を吸っていた。

人のことなど我関せずってぐらいだ。

ミツバチとカメラは5cmぐらいまで寄っていたが。

大倉尾根コースは左右がすっぱり落ちているので、尾根とはっきりわかる。

最後の小屋の花立小屋を過ぎると、左右が崩れかかったナイフブリッジみたいなところを通過します。

鉄柵があるので安全ですが積雪時には滑りやすいので要注意でしょう。

日本の山は木道・階段で整備されている。

だけど濡れたり凍ったりしたら、これがまた滑るんですよー。

日本は裕福なんだねーーー。

こんなお地蔵様があちこちに作られている。

私が丹沢に入り浸っていた頃には影も形もなかった。

高尾山だって石の置物やらお地蔵さんが10倍以上増えた、、、この30年でね。

トレイルランニングを始めたのがちょうど30年ほど前。

ランナーの皆さんは夏場は平地で走るのが嫌になるので、山を走るようになった。

そのころはトレイルランニングなんて言葉自体がなかった。

ただ、山を走りに行かない?なんて誘いあっていた。

高尾山・陣馬山も今ほど登山者やハイカーがいなかった。

急激に増えたのはミッシュランで紹介された以降ですね。

登山道はそれから目まぐるしく整備されていった。

唯一高尾山の登山道に街灯がないのが山の山たる由縁ですね。

ミッシュランに紹介されてから、ライトも持たずに登り出し、真っ暗(文字通り足元も見えないくらい真っ暗)の中をスマホとPCのタブレットの灯りで下山する者まで現れた。

私がナイト・トレイルランニングで陣馬山から降りてきて、前方の暗闇に人の気配を感じたら、、、そんな外人さんたちだった。

高尾山のコースは日比谷公園でも散歩するのと同じだと思っていたようだ。

山道なんだから日がくれたら真っ暗になりますよ。

私は持っていたハンドライトを貸してやった。

先頭の人に1つライトを持たし、私のヘッドライトで後ろから全体を照らしてあげた。

たぶん、そんなことがいっぱいあるんだろう。

富士山だって6月にジーパンで何も持たずに8合目あたりで日が暮れて、むろん周りはガチガチの雪で身動きが取れなくなった白人がいました。

富士山は、老人でも女子供でも誰でも登れますよーと聞いて「俺だったら冬でも登れる」だろうと思ったんだろう。

ところが、冬の富士山は日本一危険な山になるというのが、、、素人にはわかりません。

夏山の時には簡単に登れる富士山は、冬はジェットストリームと言えるような風が吹きまくります。

人など簡単に吹き飛ばされて、どこに飛んで行ったかわからないような行方不明になります。

どれくらい飛ばされるかわからないけど、5kmも吹き飛ばされたら富士の樹林帯に入って、、、どうにもこうにも捜索不可能。

人知を超えるような気象があると心しておかなきゃ!

大倉バス停→塔ノ岳頂上 2時間45分

塔ノ岳頂上→大倉バス停 1時間45分

だった。

コメント
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