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保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

民事的争いの解決法②…訴訟体験記(前編)

2010年03月14日 | クルマ販売と板金修理の実録

相変わらず多くのアクセス、ありがとうございます!!

長野市の裁判所は県庁のすぐ北、合同庁舎の1棟で
地方、簡易、家庭の各裁判所が納まっていて
「調停」の申立てもここで受け付けています。

私人間の争いは「話し合い」によって解決するのが基本ですから
身近な例では、例えば『保証なしの現状販売で購入した車が
1週間で壊れて納得できない』なども販売店との「話し合い」です。

メーター改ざんの詐欺罪のように明確な刑事事件は別として
お客様が言いがちな「出るところに出る」は
まずは“話し合いの場”になります。

例えメーター改ざんの詐欺罪であっても
その罪を問うのは刑事的な告発で警察でよいのですが
蒙った被害に対する損害賠償、つまり返品や返金の要求は
民事上の扱いのため警察は介入しませんので
もう一方で全く別の対処をしなければなりません。

ヤフオクで過去に当店がこの被害に合った時は
法律違反の刑事告発を臭わせながら
700㌔も離れた相手(業者かもしれません)と
電話によるやりとりで相当の金額を返金してもらいましたので
実際には警察沙汰にはしませんでした。

理由は金銭的損害がなければ
あとの面倒(時間と労力と心の負担)は避けたかったからです。

ちなみに発見したのは
漠然とした疑問⇒点検ステッカー発行工場へTEL⇒記録簿控えFAX
そして販売はメーター改ざんで業者オークションへ出品して
なんとか損はせずに済みました。

ところで、上の例など「いくらなんでもヒドイんじゃない」は
いわば道義的(道徳的)責任の範囲であって
多分、契約上の問題には当りませんから
「そこを何とかして欲しい」と、時には泣き落としでも何でも
販売店の譲歩を引き出して修理代の一部なりを
負担してもらう方が得策かと思います。

あまり喧嘩腰になりますと相手もそうした対応になり
契約内容を盾に拒否し易くなるなど、一口に話し合いと言っても
金銭的にも増して、かなりの精神的負担は避けられないものです。

こうした観点からも
車を見ると同時に“売る人も視る”ことが必要です。

ご参考までに「調停」にしろ「訴訟」にしろ
申し出る先は“相手の住所地を管轄する裁判所”であって
ご自分の近くの裁判所ではありませんのでご注意ください。

もう数年前のことになりますが、15万円の整備代を
3年間に渡って“ナノのツブテ”でお支払いいただけないお客様に
さすがにしびれを切らして簡易裁判所に相談したら
簡単に手続きできる「支払い督促」
または「少額訴訟」なる制度があることを教えていただき
申し出ることにしました。
(どちらだったが忘れました)

もちろんその前には電話、訪問、郵送を何度も繰り返していますが
連絡が取れず、ついには「内容証明書」も送付して
普通はこの時点でなんらかの反応があるのですが
それでも回答がないことを確認してからです。

裁判所からの郵便による出廷要請はやはり効果的で
何年か振りにお顔を見たからご挨拶しましたが無視されました。

指定された法廷に行くと、なぜか人が廊下まで溢れていて
ほとんど同じ時間帯に同様の事件を複数こなされることが
入り口に張られているビラで判りましたが
名前を告げると職員さんが「こちらでしばらくお待ちください」と
順番待ちの待合室替わりに出入り自由な傍聴席に誘導するので
これが大混雑の理由だと判りました。

つまり、こうした約20人が野次馬の如く
コトの成り行きを見守る中で開かれるのですから
これじゃまるで“さらし者”です。

代金不払いの当事者とは言え元はお客様ですから
いくらなんでも気の毒に感じましたが、すでに時は遅し
多分ご本人もエライ所に呼び出された、と思われたのでしょう
ちょっと困惑した表情をなさっていました。

しばらく待って呼び出された2人が案内されたのは
その法廷と廊下を挟んだちょっと奥にある「調停室」で
「訴訟」を申し立てたのに、その前に話し合いによる決着を
試みる機会があるとは思ってもいませんでした。

こうして期せずして初めての「調停」を経験することになったのです。

(続く)


 

 


 

 

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民事的争いの解決法①…調停と訴訟

2010年03月11日 | クルマ販売と板金修理の実録

昨今、司法試験の合格率を高くして
弁護士、検察官、裁判官の数不足を解消しようとしているようですが
それにしても弁護士への相談は有料で
最初の話を聞いてもらうだけで30分5000円(税別)かかる代金の
価格競争が始まった話は聞いていません。

市や県では無料の法律相談を消費生活センターで実施していますが
予約制、3ヶ月間は再相談不可の上、15分という時間制限付ですから
複雑な争いごとはその経緯の説明だけで時間切れになってしまいます。

そして、有料にしろ無料にしろ、「よく話し合え」とか
ここでご紹介する「調停または訴訟を申し立てろ」とかで
終わってしまうもので、大まかな法律的見地での有利、不利を
聞き出せれば良しとする程度と思ってください。

百万単位以上の大きなお金が絡む争い以外のトラブルの解決は
自分で動くしかないと思わなければいけないのは
弁護士費用を訊けばお判りになります。

数日前の堅い話題の「異議申立て、却下の意味するもの」に
なんと過去最高のアクセス数があったのですが
これは事前に全く予想しませんでした。

トラブルを抱えている方が世の中に多いことの表れなのかもしれませんが
クルマ屋のブログでクルマの話題でないことがなんとも皮肉な話です。

そこで今回は
言葉は知っているがその実際を知らないのでは、と思われる
民事上の調停と訴訟(和解、裁判)について
私の知っている範囲でご紹介します。

ちなみに刑事上とはいわゆる“警察沙汰”のことで
たとえば自動車事故でクルマの破損だけなら物損事故で民事責任のみ
相手にムチウチ症等のケガをさせると人身事故で
刑事責任が加わることになります。

さて、世の中は基本的に「話し合い」で成り立っていますが
その結果(約束)を忠実に実行している限り
争い(トラブル)は起こり得ないのですが
どちらかがその約束を守らなかったり、はたまた
その約束自体が存在しないと言い出したりすると争いになります。

書面にしてあっても解釈をめぐって争いは起こるのですから
現実にはほとんどこれで済ませている“口約束”はなおさらです。

その時、当事者間では冷静な判断が難しいと思ったら
または現実にそうである場合には
中立の立場の仲介人を間に立てた方が話し合いがスムーズに進みます。

こうした公的な仲介人(調停委員)を立てて話し合うのが「調停」で
民事調停は、裁判所の調停室でこの人を挟んで行い
原告と被告という対立構造ではなく、申立人と相手方というように
あくまでも話し合いにベースに置くものです。

この調停委員は地元の有力者、有識者、民生委員などと聞いたことがあり
世間に明るく常識的な考えを持っている人、とされていますが
この点は正直、よく知りません。

弁護士を頼むほどでもないが、相手が言うことを聞かない
個人間では約束を反故にされてしまいそうだ
きちんとした話し合いでないと安心できない、といったときに最適ですが 
あくまで裁判所において当事者同士が話し合いをする手続であり
裁判のように、必ずしも法律的な白黒をはっきりさせるものではありませんが
話し合いの結果は「判決」同様の効力がありまし
もちろん書面で残って双方にも控えが渡ります。

もっとも、強制力はありませんので最初から相手が出て来なかったり
話し合いがつかない場合は“調停不成立(不調)”となり
次は「訴訟」を起こさないと事態は進展しないことになります。

つまり「調停」とは、裁判所の調停室で
公的な第三者を仲介に当事者同士が話し合って
そのアドバイスに従って常識的な“落とし所”を探る解決方法なのです。

個人的には面倒な話の解決にお奨めする理由は
申立ても簡単で料金も格安(確か印紙と切手で2~3千円)だからですが
争いごとは全て、利益を受ける側から
申立てをしなければならないよう記憶しています。

当然ですね、言い分が通って不利益を蒙ることを
自ら進んで申立てるはずがありませんから。

一方、次の段階の「訴訟」は国家権力が強制力を発揮して
多分、この段階から原告と被告という言葉が登場するはずですが
訴えられた被告人は裁判所からの呼び出しに応じないと
原則として原告人の主張を全て認めることになるなど
否が応でも当事者同士が顔をつき合わせて
裁判官が法律に則って白黒つける解決法です。

過去に修理代未払いのお客様に申し立てた「少額訴訟」
(「支払督促」だったかも)は、債権取立てを簡単にできるようにした訴訟で
その体験記は次回ご紹介しますが、調停、和解、裁判の3つを
たった1日で、それも2時間ほどで全て経験できるとは
考えてもいませんでした。

 



 


 

 


 

 

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“勿体ない”RF4ステップワゴンを出品しました。

2010年03月09日 | クルマ販売と板金修理の実録

部品取りとして仕入れたH15年ステップワゴンですが
あまりに勿体ないので、そうする前に1度だけ出品してみました

ワンオーナーの前ユーザーは記録上、年間4~5万㌔をお乗りだったようで
31万㌔走行のクルマに実際に乗ってみたのは初めてですが
昨今の国産はたいしたものだ、と改めて感心しました。

細かな要修理個所は、ほぼ消耗品の範囲内ですのでしょうがないとしても
エンジン、ミッション、エアコンなどの重要部分は
エンジン音が少し大きく感じることと足回りのヘタリ感以外
これという不具合も20㌔程度の試乗では特に気付きませんでした。

ほとんどが海外に輸出されている多走行車も
現地で現役で活躍しているのもうなずける話です。

例え部品取りになってしまうにしても
ヤフオクのパーツ、部品取りカテゴリーに出品されているRF3、4など
すでに最初の出品から数ヶ月経っているのに
いまだに1週間で40件を超える質問が入っていますので
多くの引き合いがあることをリサイクル業者様はやはりご存知で
参考に訊いた買取価格は粘った末ではありますが
他の解体車よりははるかに高い 9万でした。
(開始価格はこの金額としました)

5倍の敷地で商売していた頃のクセで、ついつい部品取り
(当店では正確に言うと部品交換)として仕入れてしまってから
置いておく場所がないことに気付いて
それ以上に年寄りの心情とすると内心「無理かな?」とは思いつつも
現役でご利用していただける方にご購入していただければ、と願って
“丸ごと”の出品と相成りましたのでどうぞよろしくお願いいたします。





 

 





 


 

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一時的満車状態

2010年03月07日 | クルマ販売と板金修理の実録

僅か83坪しかない当店敷地は
時として一時的にこうして満車状態になってしまいます。

今回は車検、板金、一般修理そして販売車の納車待ちが重なって
ご来店のお客様のにも事欠く始末で
こんな時は、未だに次の借り手の付かない
昔お借りしていたウラの敷地の“無断使用”で
その場をしのぐことになります。

以前に1度、不動産屋を通じて苦情を受けたことがあるので
大っぴらにはできませんが、その地主のI様が現在
血管系の病気で入院中であることを知っていますので
“確信犯的行為”に及んでいます。

返却の際、次の借り手が決まるまでの間
有料で貸してくれるよう依頼をしたのですが
それを断られて以来、1年以上に渡る常習犯なのです。

ただ、この程度は許してくれてもいいのでは、と勝手に思う理由もあって
それは不動産屋が設置した「貸倉庫、工場」の看板を見て
当店の所有物と勘違いして尋ねて来る方の対応を
私が嫌がおうにも何人かこなしているからです。

昔の当店看板はそのままですし
敷地の境目も一見、不明瞭なのでそれも無理からぬ話で
この点を地主様に暗にほのめかしておきましたので
最近ではちょっと“強気な犯行”を繰り返していますが
心の中では本当に申し訳なく、かつ有難く思っていることを
最後に一言申し添えさせていただきます。

 


 





 

 

 

 

 

 



 

 

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異議申し立て、「却下」の意味するもの

2010年03月06日 | クルマ販売と板金修理の実録

「○○の件」と言う表現は日常よく使われますが
裁判所では「○○事件」と、民事であっても刑事と同じく
全て“事件”として扱われるようで、文章の見出しからして物々しいです。

競売の3点セットのうち、物件明細書と現況報告書の
記載内容に不満があったので異議申立をしたのですが
例えば「AはBと思わざるを得ない」がおかしいと思ったら
「AはCと思わざるを得ない」と、具体的にこう変更して欲しい、と
申し出なければなりません。

「再考してください」と漠然と言ってもダメです。

そしてそれに対する裁判所からの回答は
裁判官名で「主文」そして「理由」と
ニュースで見る刑事事件裁判の判決と
全く同じ文言が並ぶ書面で返ってきます。

今回の異議申立の結果は
「主文」で“本件申立てを却下する”

これはつまり、これをもって内容が否定されたわけではなく
「AをCと思わざるを得ない」への
“記載内容の変更は認めない”ということです。

それでもまだ納得できず
「AはDと思う」ならばどうかと思ったら、再度の申立てをして
その都度この「判決」を受けなければならないのですが
“それを証明するに足る証拠”を提出しての話のようです。

競売の参考資料の文言を訂正してもらうために
なぜ異議を申し立てたかと言うと
「なるべく買い手が付かないようにするため」なのですが
時間と労力がもったいないのでもうヤメにします。

ちなみに、内容についての判断は別途
訴訟(調停、和解、裁判)に訴えなければなりませんが
これについては後日触れることにします。

それにしても、少なくても裁判所においては“文章”至上主義ですので
争いになった場合は書面として残っているものが何よりも優先します。

これについては世間的には批判もあるようですが
現実は正にそのもので
車販売における注文書も、もちろんこの理由のためです。

 




 





 

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腐食穴に“発砲ウレタン”を注入しました。

2010年02月21日 | クルマ販売と板金修理の実録

サファリの左サイドシルの下側後方に
腐食による穴があります。

キッチリと直すには、ここは袋構造ですので
鉄板が活きている個所まで腐食部を切り取って
新たな鉄板を溶接しなければならないのですが
このために数万円かけて売値を高くするよりも
所詮、下から覗かないと見えない部分ですので
“簡易補修”として価格を抑えることにしました。

使うものはホームセンターで手に入る「発砲ウレタン」です。

これがなかなか優れものではあるのですが
不思議な、ややこしい物質で
袋構造の中に注入すると何倍にも膨張して
充満するとこうして余った分がはみ出てきます。

この方法は「直す」と言うよりもむしろ進行を抑えるためで
その効果がかなりあることは
マイカーのキャラバンバンで実証済みですが
はみ出た部分をカッターで切り取った上に
シール剤や板金パテで蓋をして、場合によっては筆塗りすると
見栄えも“それなり”に良くなります。

切り取ったものをしらばっくれてテーブルに置いておくと
口に入れてしまう方が必ずいるほど
見かけは「パン」そのものです。

同じような腐食個所が他にも3ヶ所ほどありますが
浮いている塗膜自体はまだシッカリとしていますし
袋構造はここだけですので
今回の注入はこの部分だけにしました。

ところで鉄が“錆びる”理由は
もともと自然界にある時が一番安定しているものを
人が利用しやすい、いわゆる鉄と言う不安定な状態にしてしまったから
元の安定した状態に戻ろうとする結果、と聞いています。

普段は厄介者の錆ですが、日本刀の刀鍛冶の方が
基本的には斧や鎌も同じ方法で作るらしいですが
刃と刀身の異質の鉄の結合に錆の粉をふりかけて刀を打っているのを見て
世の中で唯一、役に立っている錆を見た気がしたものです
 



 




 

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日野百草丸

2010年01月07日 | クルマ販売と板金修理の実録

売り上げに直結はしないのですが昨日は目の回る1日でした。

そんな中でお引取りにおいでになった
ステップワゴンのI様からいただいた漢方薬で
I様は代表者様と同じご苗字でしたので
お尋ねしたらやはりご子息様でした。

CMで知ってはいたのですが手に入れるのは初めてです。

毎年胃カメラで検査をした後で医者からは
「病気ではないけれど嫌な胃ですね」とヘンな説明を受けていますし
決して丈夫ではないことは母親からも言われていますので
無理をしない規則正しい生活を送るようにしていて
胃腸薬もここ数年は口にしたことはありませんが
昔から伝わっているこうした商品のパッケージは大好きですので
事務所の目に見える場所に飾っておこうと思います。

ここ信州の「七味唐辛子」や「栗菓子」など
昔をそのまま維持すれば商売になる商品を
傍目では羨ましく思っていましたが
伝統にオンブしているだけでは生き残れないことを
改めてI様とのお話から感じ取らせていただき
お忙しい中で有意義なお話をありがとうございました



 






 

 

 

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あけましておめでとうございます。

2010年01月01日 | クルマ販売と板金修理の実録

みなさま、あけましておめでとうございます!




ぺぺは今年14歳になりますが
如何せん、鼻面が長過ぎて
説明なしではとてもには見えませんね。

今年も看板娘(婆?)として、ご来店になるお客様には
精一杯のお愛想を振りまきますので
(横たわったまま上目使いに一瞥するだけですが)
どうぞよろしくお願いします。

 



 

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年賀状が書けないワケ

2009年12月21日 | クルマ販売と板金修理の実録

いい歳をして、と言われそうですが
“筆不精”ではないのになぜか年賀状が書けません

これは昔からのことで、洋品屋を営んでいた両親が
年賀状を書いている姿は全く記憶になく、その影響か
自分で書いた覚えもないのです。

今では“アパレル”などという洒落た言い方をする業種ですが
12月の忙しさと言ったら半端じゃなく
11月下旬の「えびす講大売出し」の後すぐに「歳末大売出し」が始まって
さらに時代が変わって「X’masセール」が加わったから
26日にはそれをまた「歳末大売出し」に戻して大晦日を迎え
さらに正月休みの1、2日のうちに全てを「初売り」に
変えなければければならなかったのです。

もちろん他の商売も同じようなものでしたが…。

そんな年末年始の両親の個人的生活習慣から
年賀状は省略されてしまったのでしょうが
私にもその習慣は一切、身に付くことはありませんでした

それでも「プリントごっこ」が流行った頃に
娘2人と遊び半分で作って出したことは今でもはっきりと記憶していますが
年が明けてもいないうちに「あけましておめでとうございます」が
どうしても書けなくて、正月休みに頂いた方に
お返事を出すことが精一杯でした。

ところが娘も大きくなっって、一方では「プリントごっこ」のインクや
手に入りづらくなるにしたがってこれも億劫になり
逆に主流になってきたはまだ操作ができず
いつの間にかまた年賀状が生活の中から消え去ってしまいました。

もう18年も続けている商売ですが、毎年12月になると
今年こそは年に1度の年賀状くらいはお出ししたいと思うのですが
自分でも不思議なくらい実行に踏み切れず
そう思っているうちに今年も残すところ10日を切ってしまいました。



(当店から僅か300mには立派な支店もあります)

なんだかんだとイイワケしていますが
要は当店が今年も年賀状をお出しできないことを
本当に申し訳なくこの場を借りてお詫びしたいだけなのです…。

本当に本当に、すみません

 

 

 


 

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消費生活センター

2009年12月16日 | クルマ販売と板金修理の実録

県に「消費生活センター」があることは以前から知っていて
ちょっと前にここで取り上げた“詐欺のようなヤフオク出品車”を
購入してしまったK様にご紹介したことがあったのですが
今回は今後の参考のため競売について法律相談に行ってみました。

取引銀行から情報をいただいた市の運営する同名施設ですが
「架空請求」などはTELの相談に応じているようで
ちょうど待っている間にもその手の内容に答える
年配の男性の声が聞こえていましたが
当番弁護士による法律相談は予約制の1人15分で
たったこれだけの短時間では、取り仕切る係りのオバちゃんに
「時間ですよ」と消化不良のまま追い出されるハメになっただけでした。

貼られている「お願い」によると同じ内容の相談はこれ1回きりで
別件でも3ヶ月間は再相談できないようです。

学生時代の試験のようには“正解”が存在しないのが世の中で
様々な法律に触れさえしなければ
誰ぞが「あんたが正しい」と言ってくれることはなく
問題の解決の基本は当事者間の話し合いであることを
改めて確認したことだけが今回の成果で
所詮“無料”でははこれが限界なのでしょう。

かつて、裁判ザタになっても本裁判の前には
「調停」、「和解」と次々に話し合いでの解決を薦められることを
代金不払いのまま音沙汰のないお客様が腹に据えかねて
「少額訴訟」だったか「支払督促」だったかは忘れましたが
1度だけ申し立てた際に経験しています。

こうした場でモノを言うのは“署名、捺印の上で取り交わす書き物”で
口頭による約束などそれをどちらかが翻したらどうしようもありません。

自動車販売の上でこの部分が
最近目に見えて厳格になっているのは
割賦販売と任意保険の関係ですが
極めて日本的な“人と人の信頼関係”に基づく社会は
すでに過去のもので、“欧米並みの契約書”に基づく社会に
急速に、かつ確実に変化しているのでしょう。

こうした変化が良いことなのか悪いことなのか
私には判りませんが例えそうではあっても
お互いの信頼関係が根っこにあってこその商売だと思うのです…。






 









 

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すっかり色付いた街に初雪の便り

2009年11月04日 | クルマ販売と板金修理の実録

長野の市街地もこうしたカラフルな景色になっていますが
昨年より17日も早く初雪が降ったようです。

「ようです」と言うように実際には を見ていません。

「雪」の声を聞く頃になると毎年
私の世代は、いえ少なくても私個人は
なんとなく気持ちがザワザワして来るのは
暖房用の薪やタドン、野沢菜の漬込み、モモヒキの買い替えなどの
冬ゴモリの準備を急がなければ、という昔の生活習慣に基づく感覚が
この歳になっても残っているからなのでしょう。

11月3日の「文化の日」は
の確率が極めて高い特異日だったと記憶していますが
18年前のこの日、当店がオープンしましたので
「初霜」「初氷」と冷え込んだ今朝は
丸18年と2日目の朝になります。

午後からはまた秋の気候に戻るようで
年々寒さが身に沁みるようになって行く老体にはホント助かりますが
とにもかくにも、これからもお客様に喜んでいただける
出品を続けて参りますのでどうぞよろしくお願いします






 

 


 

 

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直接係わってしまった“リコール隠し”の記憶 ②

2009年10月20日 | クルマ販売と板金修理の実録

「社外秘」は2段階で、確か右の
斜線のある方が”極秘”だったと記憶しているのですが
もしかしたらのスタンプだったかもしれません。

さらにレターと呼ばれる「商品情報」もあって
これがどういった扱いだったかは覚えていません。

サービスフロントを急遽、引き受けて数ヶ月経った頃
冬ではないある日の午前中の早い時間だったと記憶していますが
陸運局の、それまで聞いたこともない部門から1本の電話がありました。

陸運局の2階建て建物の1階は「登録課」で、ここには当然
何度も訪れたことがあるのですが、それ以外の部門の看板は
気が付きませんでしたので多分、2階にあるのでしょうが
これほど頻繁かつ日常的に利用しているお役所は、 業界にとっては
協力して消費者サービスに当る“同じ穴の狢”
いや、身内くらいにしか思っていなかったことは事実です。

「ミラージュの燃料漏れに関して、お客様から苦情が来ています。
他にそんな情報はありませんか」

実はメーカーから“極秘”が右上にシッカリと記載されている書面を
受け取っていたことを思い出した私は、その質問の趣旨が判らないまま
「メーカーはすでにその件に対しては把握していて
対策を取るよう指示する書面が着ています」と答えたのでした。

その内容は次のようなものでした。

『NE系A15○Aの一部に燃料ポンプから
燃料漏れを引き起こすものがありますので
あらゆる入庫の機会を捉えて無償交換してください』

「NE」はミラージュのメーカー開発コードで
例えばFRのΣは「YD」、モデルチェンジ後のFFのΣは「YF]で
三菱関係者は全てこれで呼んでいましたので
部外者には聞いただけではどの車のことか判りません。

この書面と同時に、かなりの個数の新品燃料ポンプが
メーカーから部品課に送り付けられていました。

部品は無償提供ですが工賃は実施した台数分をメーカーに請求できて
この売上げも「クレーム売上げ」と称して各販売会社のサービス部門で
目標設定されるほどで結構な数字になるのです。

「あらゆる入庫の機会を捉えて」という表現は
こうした文章で日常的に使われていたこともあり
もちろん「極秘」ではありましたが
文面だけではその重要性を認識できていませんでしたので
「安心してください」と言うつもりのその回答が
その後メーカーを巻き込んだ“一悶着”を引き起こすことなど
その時点では微塵も予想していませんでした…。

(続く)



 

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直接係わってしまった“リコール隠し”の記憶 ①

2009年10月17日 | クルマ販売と板金修理の実録

 

DVDで「空飛ぶタイヤ」というWOWOWのTVドラマを観て
これは明らかに三菱自動車の“リコール隠し”のドラマ化で
何気なく借りた割りにこれがなかなか面白いのですが

新作で1枚ずつしか置いていないため
1、2巻はすぐに借りられたのですが最後の巻目が
もう3日も立ち寄っているのに
“2泊3日”の「貸出中」が連続していてまだ見ることができません。

2000年に発覚した三菱自動車の反社会的行為を今さら
ドウコウ言うつもりなど全くありませんが
1978年~1991年までの13年間
地元三菱系乗用車ディーラーに勤務していた頃に
まさに“その体質”がすで作られていたことを推測させる出来事に
直接拘わったことを思い出しました。
 多くの記憶は25年以上も昔のことで曖昧で、かつ
文章や書類のような類は一切手許にありませんから
『作り話』と言われればそれを否定することはできませんし
否定するつもりもありませんので悪しからずご了承ください。

S53年に初めて三菱カープラザ系チャンネルの自動車業界に飛び込んで
営業課長兼営業マン(これをプレーイングマネージャーと呼ぶ)を
5年ほど勤めた頃でしたが、当時『禁じ手』とされていた
既存のギャラン系チャンネルから営業のベテランを
販売部長としてヘッドハンティングすることになって
その際に私は「車を売りながら総務部長」という
訳の判らないポジションに配属されたのです。

傍目には左遷とも採れるのですが
“営業マンの管理”から開放されるだけでも万々歳
与えられる5台ほどの新車を片手間で売ればいいのですから
もちろん喜んでお受けしたのは言うまでもありません。

すでに主力のミラージュの新車効果も薄れ、新しい販売網のための
管理ユーザーのない弱点を露呈して販売台数がジリ貧の中にあって
販売責任者へのベテラン投入はやむを得なかったのです。

毎年の社員旅行が香港、マレーシア、グァム、ハワイ
浮かれたっていた雰囲気は一転
数ヵ月後、販売台数の回復を見ないまま
夏の賞与を支給しない、という突然の社長発言が発端になり
サービスフロント、部品、新車業務の重要ポジションの3人が
同時に辞表を提出する事態になりました。

総勢20人程度の1ディーラーの本社機能の総務としての実務は
2人の部下に任せれば私自身は特にあるわけではありませんから
不在になると即座に日常業務に支障をきたすサービスフロントと部品担当を
さらに“兼務”で引き受けざるを得ない状況でした。

この会社に入社するまでの5年間は実家のレディスアパレル小売業でしたし
車好きではありましたが、整備に携わったわけでもありませんし
新車の営業で詳しくなったことと言えば
販売しているごく限られた車種についての商品知識と
見て覚えたディーラー業務の大まかな概要だけでしたので
認証工場がどうの、整備記録簿がどうの
メーカーへのクレーム申請の仕方はどうの、
お客様への請求書の書き方はどうの、と初めて接する実務ばかりを
教わりながらコナスだけで精一杯なのは当たり前のことで
引継ぎの数日はあっという間に過ぎ去り
メーカーから“たまに”送られてくる「社外秘 」の文章の扱いなど
全く教えてもらう機会もないまま
フロントを含めた3人は去って行ってしまったのです…。

(続く)


 

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台風がスワ市付近を通過中?

2009年10月09日 | クルマ販売と板金修理の実録


「強い台風18号は、8日7時には飯田市の西南西約30kmにあって、
北北東へ毎時50kmで進んでいます。
8日8時の推定位置は、諏訪市の南西約40kmです」

この歳まで生きてきて
昼間の活動時間帯の台風情報に
長野県の地名が登場したことは私には覚えがありません。

「知多半島に上陸して現在は時速50キロで
スワ市付近を通過中です」とのラジオの情報に
「スワ市って他にもあるの?」と一瞬、耳を疑って
ヤフーの情報を確認したのが上の内容です。

それにしても諏訪市の南西には「伊那市」があるのに
あえて「諏訪市」と言うあたりは
諏訪湖があったりしてこちらの方が“全国区”だからでしょうが
どちらにしても間違いなく長野県のど真ん中を今現在、通過中で
不謹慎で申し訳ありませんが
何となくワクワク、ドキドキするのはなぜなのでしょうか。
(被害に会った方スミマセン)


かつて岐阜県から北アルプスにぶつかった台風が
それでなくても上陸後、ドンドン勢力が弱っていたから
2つの温帯性低気圧にモノの見事に“割れた”ことがあって
「たかが2000m級の山でそんなこともあるんだ」と
今でも鮮明に記憶しているのはもう何十年も前の出来事でした。

ラジオではその後もずっと注意を呼びかけていましたが
午前9時には雨足は強いのですが早朝6時頃の強風は止み
そのままどんどん回復基調になったのでした。

「現在は軽井沢方面に進んでいます」との
台風の進路とするとヘンに“違和感”を感じる情報を最後に聞いてお昼、
午後は雨が降ったり晴れたりのおかしな空模様でしたが
午後3時頃の北東の空には久しぶりに虹がかかっていました。

 

 

 
 

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“住民票はいい加減”と書いた矢先に…

2009年10月02日 | クルマ販売と板金修理の実録

A:住民票除票
B:住民票抄本

つい4日前に“住民票はいい加減”と書いた我が身に
こうも絶妙のタイミングで被害が及ぶとは思ってもいませんでした

入庫した車の『車検証の住所』と
『印鑑証明書の住所』が違っていて
この2つを繋げるために取っていただいたこの2票ですが
転入と転出の届出住所が違うのです。

なんとかなるかも、と
商品車登録のための名変に入れたのですが やはり

間違いの可能性は2つ、本人の記入ミスか役所の入力ミス
その上、M市から長野市への転入ですから
関係する役所は2ヶ所で、つまりつの可能性があるのですが
どこのお役所も間違いを認めることは決してありませんし
タライ回しにされることが常です。

案の定、M市は「長野市の住民票だからそちらに相談して下さい」
長野市は「M市の記録で正誤を確認して下さい」

ここで言うがままにすると
それでなくてもM市とは70㌔も離れているのですから
とんでもない時間と労力を費やすことになります。

ここは理屈屋の本領を発揮して両者の言い分を合体させて食い下がり
「長野市の住民票の訂正したものを書類として欲しいので
M市の担当はYさんですからTELで確認して訂正してください」

こうして無事に住民票は訂正されて
その日のうちに差し替えることができたのでした

それにしても長野市役所の
 応対の男性職員Nさんの当初の言い逃れがフルッテいました。

曰く、
「転居届けは引越し先に転入する前に出すものなので
当初の予定地と別の場所に入居したのかもしれません」

「220-34○」が正しく「20-34○」が間違っていたのですが
ただ単に「2」が1つ不足しているだけで後は全く一緒の“当初予定地”は
実は全然別の場所の可能性がある、とおっしゃる
まさに「推理小説の殺人事件的偶然の確率」を考えるより
本人の記入ミスか市役所職員の入力ミスを疑う方が
はるかに常識的だと思うのですが
役人の常識は世間とは別世界のもののようです

どこの役所、と言うつもりはありませんが
過去に聞いた役人の責任逃れの極めつけのせりふはこうです。

「受け取った書類をその場で間違いがないか確認しない方が悪い」


 

 


 

 




 

 

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