さすがFISの大会に出場する選手のレベルは高いなぁと思っていたら
それもそのはず、順位結果表を見ると
ほとんどが大学在学中&ごく一部が高校生。
大会運営に必要な様々な作業、例えばポール立てや防御ネット張りでさえ
結構難儀するカリカリに固められた急斜面を、道理で
ものの見事に滑り下りるわけだ!
開催された2日間ともに"曇り後晴れ"という絶好の試合日和でしたが
出場選手が男女合わせて約270人という大人数のため
旗門員としての勤務時間は約7時間に及び正直疲れました
さすがFISの大会に出場する選手のレベルは高いなぁと思っていたら
それもそのはず、順位結果表を見ると
ほとんどが大学在学中&ごく一部が高校生。
大会運営に必要な様々な作業、例えばポール立てや防御ネット張りでさえ
結構難儀するカリカリに固められた急斜面を、道理で
ものの見事に滑り下りるわけだ!
開催された2日間ともに"曇り後晴れ"という絶好の試合日和でしたが
出場選手が男女合わせて約270人という大人数のため
旗門員としての勤務時間は約7時間に及び正直疲れました
栃木の学校が続き
今回はAN中1年生スキー学習110人の皆さんでした。
担当したのはもちろん初心者男子班9名。
1日目午後:晴れ
2日目:雨後曇り
3日目:晴れ
耳に障害を持つ生徒さんが一人含まれていて
1日目の2時間のレッスンは受けられたのですが、朝から雨の2日目は
ゲレンデに立つことすら出来ず、付き添いの教師に
ホテルに連れ戻されて行きました。
他の生徒達はその対応が済む約1時間はただ待つのみ・・・。
ここまでしてスキーをやらせる意味があるのか、そもそも
周りの生徒さんの善意(厚意?)を期待して
普通の学校に入れる親御さんの気持ちに、心情的に
分からなくはなくても、疑問を感じるのは私だけなのでしょうか。
今回も栃木、M中1年生30人のスキー学習でした。
担当したのは、またまた"初級"と称する男子班6名
ただこの学校のクラス分けでは初級=初心者でした。
1日目午後:曇り時々晴れ
2日目:曇り時々晴れ
3日目午前:(本格的)雪
ホテルのあるサンバレーには、この初心者向けに適した斜面は
2年ほど前に第3リフトが撤去されてからなくなってしまい
結構苦労する羽目になります。
中に一人、運動部に属している割になぜかテールが少ししか
開けないため正三角形が作れず暴走する生徒さんがいて
2日目午後の終了間際までずっと前からの補助が必要でしたし
3日目は風速13mの風を伴う雪降りでしたので
プルークから先へは進めませんでした。
この彼のようなタイプは初めてで、良い経験になりました。
栃木・A二中2年生80人のこの行事名は「スキー宿泊学習」です。
栃木県は小学校からスキーを積極的に学習の一部に
取り入れているらしく、ほぼ強制的に参加させられるようです。
このため初心者以外の経験班が半分以上あり
担当したのは「初級」男女混合班9名(男子5、女子4)
1日目:曇り
2日目:晴れ
3日目:晴れ
この学校で班分けに使う初心者・初級・中級・上級のうち
中級もそうではあるのですが、「初級」がとても曖昧で
聞くと「これまでスキーに行ったことがある」で
「滑ったことがある」ではないとのこと。
ということで、スキー場に家族で行ったものの
スキーはしなかった男子が1名混じっていて当然プルークどころか
階段登行など出来るはずもなし・・・。
ただ他の子たちも小学校の時に多くて3日程度
滑ったことがあるくらいですのでほとんど大差なしとして
下の班に本来は移動を申し出ることは止め
ほとんど初心者としてのレッスンを開始したのでした。
天候に恵まれたこともあり
一方でパラレルが出来かけているような生徒は特にいなかったので
全員がボーゲンが出来る本当の意味での初級で横並びとなり
林間天狗コースを中心に、ファミリー~タンネの森~ダイヤモンド
さらに寺子屋まで足を延ばして長い距離を滑らせてあげました。
栃木・AK中2年のスキー学習の生徒さんが今年もお越しになりました。
2泊3日の二日目の午前中のみ、2人を除いて
内足のエッジがまだ切り替えられないレベルの女子中級班6名の
"代役"としてのレッスンでした。
イントラと言えども社会人ですので
どうしても抜けられない行事、出来事も時には入り
そんな時は一部またはその後の全てを代わることになります。
生徒さん達には申し訳ないのですが
事情を鑑み、お許しいただくしかありません
正月4日から、7日一日だけのお休みを挟んで
スキーのお仕事が連続10日になりました。
今回の生徒さんは大分・Y高2年の修学旅行生120人のうち
担当したのは女子初心者班9名。
1日目:晴れ後曇り
2日目:曇り後雪
志賀高原の→
→
(雪)の全ての天気を
経験してもらえた2日間でした。
2つの運動部に所属しスポーツが得意と思われる1人の
あまりに強い脚の突っ張りと不思議な体の動きの修正、言うなれば
余分な力を脱力させるのにほぼ1日半掛かりましたが、無事成功。
最終的には「楽しいィィィ~!」の言葉残してお帰りになりました
商売に影響が出始めている会社等には
緊急融資が受けられる施策が発令されるほどの雪の少なさです。
菅平はもともと決して豪雪地帯ではなく、少ない雪を
気温の低さと人工降雪機でもたせている(と思う)スキー場なので
日当たりの良い部分を除いて滑走可ではありますが
元旦に来た時と同じガリガリ状態に変わりはありません。
もっとも大会を開催する場合は、溶けた雪を硬くする硬化剤として
硫安を蒔くのですからむしろこの方が良いのかも知れません。
今回の大会は東京市民によるGS(大回転)でした。
落とし込みのS字ターンにある3旗門の旗門員を担当
今季初なので調子が出ないまま2日間を無事に終え
まずはやれやれ、でした。
今回も毎年お越しいただく栃木・S中2年生200人のスキー教室でした。
担当したのは男女混合初級班9名(男4名、女5名)。
1日目:曇り
2日目午前:曇り
たまたま含まれていた極めて手の掛かる女子3名が
付き添いの女性教師の進言で作られた特別班に1日目午後から
班移動になり本当に助かりました
修学旅行の場合はほとんど班の移動はないのですが
技術の向上を目的とするスキー教室の場合は
こうしてレベルを揃えたレッスンが行われることが多く
事実、そうした方が良いことは確かです。
今週のレッスンは3つとも、基本的に長い距離を滑らせることで
上手くなるレベルの生徒さん達でしたので、結構楽しい1週間でした
栃木・T中学校&高校の皆さんのスキー教室は
毎年複数のホテルに分宿なさる学校を挙げてのイベントです。
担当したのは中1女子中級班8名(後7名)。
1日目:雨(夜
)
2日目:晴れ
この時期としては極めて珍しいなんと丸一日
それも豪雨とまではいかなくても結構しっかりとした雨降りでした。
そんな中、ボーゲンがほぼ出来るレベルの7名に
プルークさえままならない1名が含まれていて、その娘に掛かりっきりに
なってしまうので、2日目は初級班への班移動を要望しました。
前線通過後の冬型で夜には雨が雪に変わり
翌朝までに新雪が20㎝積った上、素晴らしい快晴になったのですから
本当にラッキーと言わざるを得ず、班移動が認められレベルが揃った2日目は
中級バーンを中心に目一杯、滑り込むことが出来ました
暮れの前回もそうでしたが、晴れた日の午前の早い時間に
レッスンが終わると、そのまま帰るのが勿体なくて
ついプライベートの滑りを楽しんでしまいます。
この2回とも、前日に積もった新雪が
ゲレンデをベストにしてくれたのですから、なおさらです。
ここ熊の湯でも積雪自体が決して多くはなく
未圧雪の上級バーンである第3リフト下の急斜面も
未だコブが大きく育っていないので、やや物足りない感じがします。
とは言え、空いていることもあり、その下部からは大回り高速ターンを
ガリガリでない雪質の中で思い切り楽しむことが出来るのですから
やはり熊の湯というものでしょう。
いやぁ、気持ち良かったなぁ
山頂の景色はようやく冬らしくなりました。
やっと動いた第1リフト降り場から
第3リフト乗場のある建屋を見た眺めです。
東京の体験型ツアー会社の募集に申し込まれた子供達が
年末に続いて大挙してお越しになりその数はおおよそ200人。
基本的にスキー&スノボのSAJ検定を受験し
技術アップを目指す企画です。
担当したのはJr4級所持、Jr3級を目指す小2~小4の男女7名。
1日目:曇り
2日目:吹雪
3日目:曇り
一番肝心な2日目が朝から強風を伴う雪模様となり
キビシイ条件下ではありましたが、小4男児1名と母親がスキー選手だったり
父親が教える立場にいる(と本人達が言っていた)小2女児2名が
合格と相成りました。
(志賀高原で最初に目にするサンバレーの景色)
ほぼ一昼夜降り続いたこともあり、ゆうに40㎝は超える積雪になり
ようやく全山のエリアがオープンしたと思いますが
確実に2週間以上は"恵みの雪"が遅れたことになります。
20近くあるゲレンデのうち、15エリアが「一部滑走可」とは言え
降雪機+僅かな天然雪による15~30㎝の積雪が固められ
名うての最低気温で維持されているバーンは、どこも"ガリガリ"。
とても例年1月のコンディションとは思えず
2月下旬から3月頃の感じです。
茨城に住む中1の孫R君は、学校行事として2月に福島で
スキー教室があるため、母である長女の帰省に合わせて
特訓を兼ねて連れて行く約束をしていたものです。
首都圏の150人の生徒さんがいたとしたらそのスキーレベルは
自称、"抜群"と"結構"上手い上級の生徒さんが4~5名ずつ
中級と称する"数日滑ったことがある"が15名程度、そして残りは
"初めて"のスキーレベルであることが経験的に推測できます。
2年前の初めての2日間と合わせて、経験日数は合計3日となり
ボーゲンが出来るこの分類上の中級レベルには充分に達しているので
友人とお互いの上手さを探りながらの楽しい思い出が
たくさん作れることを願って止みません
つい4日前まではこの3つのスキー場が繋がっていなかったのは
焼額山~一ノ瀬ダイヤモンド間の「山の神」、一ノ瀬~高天原の間の
「タンネの森」のリフトが動いていなかったからです。
この志賀高原を代表する3つのスキー場の初級~中級メインバーンは
降雪機により12月初旬からすでに滑走可だったため、天然雪に頼りオープン出来ない
他のスキー場から回って来る多くのスキーヤーで混み合っていましたが
移動するには一度マイカーに戻るかシャトルバスに頼るしかなく
それ以上に、19スキー場で使える全山統一のリフト券を
購入しても全く意味がなかった状態だったのです。
それが一昼夜降り続いた50㎝程度の雪で
リフトの運行を開始したのが先週土曜日のことで
まさに稼ぎ時である年末年始ギリギリのタイミングでした。
(天然雪に頼るタンネの森)
これこそ、そこが飽きたら他へ滑って移動できるというメリットゆえに
リフト券が他よりも高い(と思う)志賀高原というものでしょう。
午前中でレッスンが終わり、そのまま帰るにはあまりに勿体ない快晴の日差しを
4時間券でも脚がパンパンになるまで思い切り楽しんで来ました。
降雪機がフル稼働し僅か5日前にメインエリアが滑走可能になった
丸池とサンバレーに、東京の上得意様の体験型ツアー企画会社が主催する
スキー教室に今年も多くの子供達がお越しになりました。
小学生が中心の総勢500人超が
募集コース別に3つのホテルに分かれて
基本的にはSAJ検定(いわゆるバッジテスト)受験を通じて
技術の向上を図ることをビジネス化したもので
年々参加者が増加しているのではないでしょうか。
担当したのはJr2級を目指す3級保持の小5女子6名。
1日目:曇り
2日目:雪
3日目:晴れ
4日目:晴れ
(朝は小雪、その後雪と風が強まった)
如何ともやり様がなかったとは言え
一番重要な2日目が丸1日、視界が遮られるほどの暴風雪状態で
まともなレッスンが出来なかったことが悔やまれてなりません。
「3級所持」と言いながらもボーゲンさえままならない一人の扱いに
腐心しつつ、制動から滑走要素の強いプルークへの技術向上を図るため
斜滑降+ボーゲンにより滑走スピードを速め、同時に内足の返しを
練習させるには、この1日がとても大切だったからです。
それでも夜間まで降り続いたお陰で40~50㎝の積雪になり
3日目からはこの2つが全エリアが滑走可になり
かつガリガリバーンが解消されたこともあり、何とか2名は
合格ラインすれすれまで辿り着いているかとも思えたのですが
結果的に今回は見送ってしまったことに内心
ちょっと厳しすぎたかなぁと今でも少々悔やんでいます。
次はきっと合格するはずですので
ぜひこれで懲りずに頑張って欲しいものと心より願っています
毎年の年中行事のスキー教室としてお越しになった
東京・O女子中120人が今回のお客様でした。
担当したのは、経験日数はすでに複数、ボーゲンが出来る初級班12名。
1日目午後:晴れ
2日目:曇り
(夜間、20㎝程度の積雪)
3日目:晴れ
4日目午前:曇り
このコンデション下、ガリガリのバーンで斜面を登るいわゆる「踏み上げ」
そしてプルーク姿勢でのブレーキ操作の習得を図る1日目を
省略できただけでも極めて大助かりというものです。
さらに希望者は受けられるSAJ検定を目指す生徒がいなかったため
12名という大人数ではあっても、技術の向上よりも
楽しく滑らせてあげることに主眼を置いた講習を心掛けられました。
また2日目夜~3日目朝にかけては、これまでの積雪不足を
それなりに補える降雪もあり、快晴の下でのフカフカ雪も
かなり楽しんでもらえたことでしょう。
ただクアッドで上がる山頂からの天狗林間コースは未だ閉鎖中のため
ペアリフト2本に団体の生徒さんだけでも400~500人は集中し
20~30分の待ち時間にはさすがに閉口してしまいました。
なおまだオープン出来ずにいた野沢温泉も2週間遅れでようやく
リフトが動き出し、志賀ではサンバレーも「一部滑走可」になり
何はともあれ、年末ぎりぎりにようやくシーズン突入の安堵感も・・・。
何と言っても雪国は、雪が降ってこそお金が回る経済構造に
社会そのものが作り上げられているのですから。