
早咲きの桜のつぼみの
堅く折りたたまれている花びらのほんの一部が
ちょっとはみ出しそうになっている昨日の朝の景色ですが
この直後から降り出した雨が今日一日も続くようで
まだまだ雪に変わる可能性さえあるのです。
いつもの散歩コースのひとつ
運動公園から西に200mも行くと神社があるのですが
かつて農家だったと思われる、庭の広い比較的大きな家が
神社へ通じる脇道沿いに並んでいて
昨朝もその道をぺぺは元気に歩いていました。

あっちでクンクン、こっちでクンクンしながら
とある一軒の前で立ち止まっていると、どこかから
「そこでさせるな
」となにやら怒った声が聞こえました。
誰の声?俺にか?
見回すと庭の草木越しに、20mは離れているそのお宅の縁側から
こちらを睨み付けているオッサンに気が付きましたので
「おたくの声ですか?」と尋ねるとそうだ、と言います。
「そこでさせるな、とはウンコやオシッコのことでしょうが
こいつは障害犬なので、トイレ付き車椅子に乗せているから
何も問題ないでしょうが
」
気の短い私はついつい怒鳴り返してしまったのです…。
「申し訳ありません、目が悪くて見えなかったものだから…」
以前にも散歩中に、通りすがりのお爺さんから
「そこら辺で糞をさせないでください
」と唐突に
それも強い口調で言われて、その言い方に腹が立ったから
「トイレ付きだから、地面に落ちませんよ
」と
同じく強い口調で言い返しました。
そしてこの方も「見えなかったものですみません…」

皆さんのおっしゃる内容はまったくその通りで
むしろそこらじゅうに落ちているウンコを見るたびに
愛犬家の風上にも置けない連中がたくさんいる現実を
私も嘆かわしく思っている1人ですが
注意
するにも「言い方」があると思うのです。
だって怒られたり叱られることは何もしていないんですから。
一方ではこうして注意なさる方の存在は
そのほとんどが爺さんなのですが、今の世の中では数少なく
貴重な存在であることは充分承知しているのですが
“売り言葉に買い言葉”の如く、短気が災いして言われた瞬間
そんな気持ちなど、どこかに吹っ飛んでいるのです。
まさか車椅子にトイレが付いていようとは
誰一人として予想するはずがないことは分かっているのですが…。
