元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

神戸の夜 2012、春

2012-04-03 | 仕事について

子供の頃抱いたおもしろいと思う気持ち、欲しいという気持ちを持ったまま、お二人は大人になったように見えます。

お二人の興味の話は、時計からカメラ、カメラから自転車、万年筆、服、靴果てはアウトドア用品まで、いくらでも広がっていきます。

時計ライターのNさんが神戸の来られたので、ル・ボナーの松本さんと集まって近くのお好み焼屋さんでゆっくりしたのでした。

Nさんとは店を始めたばかりの頃、松本さんとバゲラのご主人高田さんと鳥鍋をつついたのが最初でした。

様々なものを網羅し、世界中を股にかけるNさんの好奇心と行動力に圧倒されましたし、その服装もあって、こんなに華やかな雰囲気を持った人たちがいるのだと思いました。

昨夜も、松本さんは真っ赤なベストにトープ色のボーラーハット。古着のツイードのジャケットを着て、ライムグリーンのパパスショルダーバック。やはりイタリア人のよう。これが似合う日本人は少ないと思う。

Nさんはオレンジのベストにグリーンのパンツ。足元はイエローのジョンロブ。やはり華やかで日本人離れしている。

それぞれ趣味と実益を兼ねたご自分の仕事を楽しみながら生きておられる。

4年半前、このお二人は自分の目標だと思いました。

まだまだ届かないけれど。

深夜の三宮センター街をモノ談義をしながらブラブラ歩く。お二人はやはり子供のまま大人になったのだと思う。


WRITING LAB.オリジナルインク「Quadrifoglio」

2012-04-02 | 仕事について

以前、独立して自分の会社をするような人は万能な神のような、特別な人がそうするのだと思っていました。

能力も人格も普通の人とは違う、超人的な人しか事業を起こし得ないのだと。

もしかしたらそういう人もいるのかもしれませんが、でも実際皆普通の人で、私自身も何も変わっていない。残念ながら。

WRITING LAB.(http://writinglab.jp/)を一緒に立ち上げた駒村氏は勤めていた海運会社を辞めて30歳くらいの時に自分の事業を起こして、今年40歳になります。

バカな話もよくするやはり普通の人だと思います。

 

WRITING LAB.のイメージを色にすると緑色だと思っています。

まだあまり使っていないけれど、活版印刷を駆使したWRITING LAB.の名刺があって、それはロゴのみ緑色にしています。

暗すぎず、明るすぎない緑色。

この辺りの緑加減はセンスが表れるところだと思います。

そのWRITING LAB.の緑色をインクにして発売しました。(https://www.p-n-m.net/contents/products/WL0006.html)

名前は「Quadrifoglio」(四葉のクローバー)。色も色名も人と分かち合う楽しみを追求したいと思っているWRITING LAB.のイメージに合っていると思っています。