もし好きでやりたいことがあるならそれを仕事にした方がいいよと息子には言っています。
好きなことを仕事にしてしまった私を見てどう思っているのか分からないけれど、若い息子にはまだ理解されず、安定した仕事に就きたいと思っているらしいですが。
好きなことと言うとただの道楽に聞こえて心外なので、言い換えると他に流されずに自分がやろうと思った仕事ということになるかもしれません。
仕事にする動機として、皆がしている流行だからとか、儲かりそうだからというのはきっと上手くいかなかったり、長く続けることが難しくなるのではないかと私には思えます。
売れそうだからという理由(もちろん算盤は必要だけど)より前に、その事業をする意義というか、自らに課す使命や内的な動機のようなものがあった方がいいのではないかと考えています。
それは本当に青二才が言っているきれいごとに聞こえるかもしれないけれど、私たちの規模においては間違いではないと思っています。
毎週楽しんで、共感を持って観ているドラマ「プライスレス」は夢物語だと言う人もいるかもしれませんが、私にはとてもリアルな起業ストーリーに思える。
効率や目先の採算を追求するよりも、ロマンや人との繋がりを大切に仕事をする主人公のやり方は、理想主義で、無謀で、甘い考えなどではなく、忘れてはいけない心構えみたいなもののような気がします。
試行錯誤が短かったり、一日二日の成功で投資家が現れたり、上手くいき過ぎだと思えるところはありますが、時間が限られているので仕方ない。
でも観ていて元気が出る、仕事がより楽しくなるドラマだと思っています。