茶道を習い始めて3年8ヶ月。とうとうお茶会でお茶を点てることになりました。
今までつき3回のお稽古でお茶の心に触れることができていると思って、それだけで十分満足していましたので、お茶会に出たいなどと思ったことはなかった。
先生が表千家の顔役で、お茶会を年何度も開催されていることも知っていましたが、店の営業があるということで参加を免除していただいていて、不義理をしていることに後ろめたく思っていましたが、何となくお茶会は自分と関係ないよな、違う世界のことのように考えていたところもありました。
しかし、今年のお茶会は水曜日だということで、私も出るように1年前から言われていました。
言われた時はまだまだ先のことで、現実味薄く思っていましたが、1年は本当に早かった。
茶道とはお客様に美味しいお茶を飲んでもらうことが目的なので、それに集中して、多少のお手前の間違いなど問題にならないと先生は口ではおっしゃいますが、お茶会の日が近づくにつれ、指導は厳しくなり、要求が高くなっていく。
当店でワークショップをしてくださっている神谷先生も堀谷先生も普段の日は優しく楽しく描かせて(書かせて)下さっていますが、卒業制作が近くなると急にハードルを上げて駄目出しが出始めることを思い出させます。
やはり自分の教え子を人前に出す師匠の気持ちは教え子に恥をかかせたくないというところなのかもしれませんし、私たち生徒も師匠に恥をかかせないよう、急に稽古に必死になる。
お茶会の日まで1週間になってしまった。
その自分に利休さんが降りてくるのを祈る日々が続いています。